日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)雑感という名の逃げ道

ここ数日、もしかしてすっ飛ばして初夏か? と身構えるほどの日差しが続いていたかと思
えば、一転して昨日今日は灰色を塗り広げたような雨模様。
……振れ幅がきっついなあ。そりゃあ同僚も体調を崩したりするよ(´A`) 個人的にはカッカ
晴れているよりは、多少陰っている方が好きなんですけどね。暑いと集中がゴリゴリ削られ
るし、光が眩しいし……。

気付けば四月の執筆スケジュールも、長編系二本目が一段落。即ち今月も残すところ僅かに
なってしまったという証。
早っやいなあ。時の流れがとんと速い。もう身体の鈍重さとはどんどん反比例してゆくかの
ような気がしてならない……。

まぁいつものぼやきはこれぐらいにして。先日、サハラ~の三十三章をUPしました。17エピ
ソード目前編です。現行のシーズン3では三つ目のお話となりますね。
何というか、今更だけど段々と世界観がエグくなっていきているなあと自覚している今日こ
の頃。順風満帆な物語「だけ」では物足りない──そんな我は(人によっては、この方向性
自体が)ユーザーフレンドリーとは対極の側にあるというのに。

今回の分量は控え目。エピ前編且つその殆どがやり取り系シーンだったということもありま
すが、まぁこんなものでしょう。自身の衰えを正当化する材料に使いたくはありませんが、
多ければいいって訳じゃない(そうは言ってみる現状でも、相対的に自分の文章は硬いまま
なのでしょうし)

それにつけても、コレデイイノカは付きまとう。
観測していた人達が一人また一人と夢を叶え、或いは破れて筆を折り、消息が途絶えてゆく
のを見るにつれ、そもそも自分は間違ってきたのではないか? と考えてしまう。自分の描
きたい(描いてしまう)ものが、そもそもあさっての方向にばかり掘り進めているんじゃな
いか? と感じてしまう。自分の「好き」を貫くことが創作だと言われても、そりゃあ他人
に認められることに越した事はないし、何より変に悟った気になって「好き」に留まり続け
るままでは、少なくとも個人的には満足できそうにない。

……素直に変わればいいのに。相変わらず、面倒臭い性分をしているφ_(:3 」∠)_


ネタがない。前回の雑記から十日以上経って、更新頻度的にはそろそろなのだけど。
(長編系一本目が終わった後、盛大にガス欠しておりました。息抜きって大事と改めて)

というより、スマートじゃないんだよなあ。既に誰かが「騒ぎ」立てている世の事象に自分
が首を突っ込んだって。その道の専門家然り、自分より頭のいい(論理的な)御仁はごまん
といる。今さらそこへ馳せ参じても、半端な知力・知性を露呈するだけで、自らに改めて突
き付けられるだけで。

……思うに、あまり褒められた好意じゃないのですよね。(不)定期の文章の為に、世の中
の“問題”を持ち出して声を荒げるというのは。
本来言葉の力を信じ、考えを異にする相手と「議論」を尽くせば、擦り合わせた結果として
の次善策なり何なりも出ようものですが、哀しいかな今日の姿はそんな「本来」とは程遠い。
如何に相手を打ち負かし、こちらの言い分こそを道理とするか──イーブンではなく、ゼロ
サムに近い形にばかりに心を砕いているように思うのです。
(尤も、擦り合わせの過程でも、少しでも自陣にパイを……的な思惑・駆け引きは含まれて
いるのでしょうが)
そんな現実の中で、何より衆目に気付かれ噛み付かれるリスク──面倒を憂い、このような
ローカルの自ブログ(ホームグラウンド)に隠れながらも尚且つ「語り」続けようとするの
は卑怯じゃないかと。公的な場?に臨むだけが唯一の言論の資格ではないにしても、だから
努めて自分はいち物書きとして物語の中において語るんだとしても、やはりそこには姑息と
いうか、繕いながらも我欲だけはしっかりと根を張っているという頑なさというか。

だから宜しくない──みっともないと思うのです。裏を返せば知性(論理的思考)に溢れる
人々へのコンプレックスなのでしょうが。ただ「更新を繋ぐ為」だけに、そんな大いなる営
みに雑音を混ぜるべきではないのではないかと。
語るのならせめて、彼らぐらいに知性を論理的思考を磨かねば。磨くよう努力という行動を
取ってゆかねば(そういった“実働”を色々言い訳して疎かにしているから、お前はこんな
体たらくになるんだぞ?)一番楽なのは語らないこと──義憤(いか)らず世事を見ず、植
物のような心でもって過ごすことなのだけど、如何せんそこまで“無辜の民”にはなれそう
にないのが、己の度し難い所。

……こんな話し方をすると、やれ他人任せの責任放棄とか、言葉を武器にする物書きの癖に
とか思われるんでしょうねえ。或いは画面の向こうで吐き捨てられているのか。

確かに「言葉の力」ってのものは、綺麗なものです。僕も叶うなら自身の書いた文章で物語
で、誰かの心を揺さ振れたらなあと思うことはあります。いわゆる物書き冥利というか。
ただ……他の畑でも言えることだけど、それって結局は「こちら側」の論理なんですよね。
少なくとも読者の側が、必ずしもそうした概念を共有──期待しているとは限らない。場合
によっては押し付けがましいと捉えられてしまいかねない。今日びはきっとそんな世の中。
どれだけこちらが色んな、熱い思いを以って文章なり絵なりを創り上げたって、受け手の中
にはあくまでいち「娯楽」としか見ない人達だって多い。知的営みか一時の暇潰しか、どち
らが良い悪い・優れているか劣っているかという話じゃない。現実として、そういう熱量の
齟齬がある、という事実の話をしている。

なのにこっちが言葉の力だ! 表現や思想の自由だ! と大上段に構えて物語を言葉を放っ
ても、往々にして詮無いんじゃないか? と物書く傍らで僕は思うのです。まぁそれらを踏
まえた上で、手に取ってくれる人達だけを念頭に置いていればいいというのも一つの考え方
ではあるのでしょうが……。そこへばかり「閉じて」割り切り過ぎても、自分の見識をじわ
じわ狭めていくような未来になるような気もします。時にはそうした熱量を冷まして、自分
本位ではなく他人の為の──もっと戦略的に娯楽商品としての物語(パッケージ)を作ると
いった発想・姿勢も、今日の情勢では求められるのかもしれません。
(事実、こちらが作者の持っている思想信条≒原風景を読み取り、イメージしてレスポンス
を送っても、何処か肩透かしを食らうように「別に?」とか「貴方の解釈に任せます」とい
った反応の作家さんも増えてきていまして……。ある意味ドライというか、僕には中々でき
ない割り切り方・仕事にする上での最適化思考というものがすぽっと嵌っている方を見てい
ると、妙にやる方ない気分になりますし、同時に凄いなあと感嘆もします。……まぁ僕自身
が如何せん旧いタイプの人間になりつつある、というだけの話なのかもしれませんが)
『そんな話、誰も幸せにならない』──以前の雑記では少々反感を以って話のタネにしてい
た記憶がありますが、そうした“大きな物語”を背負わないという選択肢も、今の世の中に
おいては確実に増えてきているのだろうと思います。何よりも、そういったものに義務感や
使命感を持って関わっていこうとすると、どうしても行き着く先は『闘争』になってしまう
ので。その点から考えても、僕の目指す所とは違うかなあ? と……。

言葉が鈍器になり過ぎるなら、もっと柔軟に退いたって良い筈だ。
それを「正しい」論理で説き伏せたって……大抵の相手はヘソを曲げる。他人の心は変えら
れない。変えさせようとしちゃいけない。人ってのは、そこまで賢い訳じゃない。だからと
言って等しく愚かかと問えば、そうでもなくて。

四月も、残すところ僅かになってきました。
せめて振れ幅の大きさは、体力的な部分だけに留めておきたいものです。


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  1. 2018/04/25(水) 00:30:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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