日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)とある物書の小休止

何だかぐっと寒くなってきましたね。嗚呼、外に出るのが尚の事億劫になる……。
皆さん如何お過ごしでしょうか? こんにちは、長月です。
先日、連載の十二章をUPしました。
そして本章を以って物語も大きな一区切り──第Ⅰ部完を迎えることができました。
どれだけの方が手に取ってくれたのでしょうか。或いはスルーしていったのでしょうか;
拙作ではありますが、少しでも愉しみや思索の糧となってくれればこれ幸いですm(_ _)m

そうなると、今後の執筆(創作)についてになりますが。
正直言ってしまうと、もう本章以降のプロットがありません。白紙状態です<(^o^)>
一応今後の展開についての構想は多少なりともあるにせよ、ここ数ヶ月はずっと執筆実務?
に注力してきた事もあり(プロット作り自体ブランクがあり)第Ⅰ部のそれのように、再び
ガッツリと続編のプロットを組むにしても、或いは併行して別な創作に手を出すにしても、
どのみち時間を割いてしまうことは多分に予想できてしまいます。
という訳ですので今後とも(期待せず)ごゆるりとお付き合い下さればと……m(_ _)m


とはいえ、こうして(なろうさんにて)連載を続けてみて僕なりの手応えは感じています。
これだけ長く一つの物語を書いたのも初めてのことですし、小説としての文章運びについて
も自分なりの「型」のようなものが掴めてきたんじゃないかと、そんな事を思っています。
これもコツコツ続けてみたお蔭なのでしょうね。継続は力なりとやらと云いますか。
元々が昔からのファンタジー世界な妄想をネタに書き起こしたものとはいえ、改めて思って
しまいますね。……やはり自分は、創作が好きなんだなぁと。
さして特筆する特技もなければ、趣味だってそれまでなかった凡夫がこうして一つのことを
長々と(もしかしたらしぶとく?)続けられている。それだけで地味に凄いかもしれない。
……まぁそもそも、創作よりも日常の生計の方にもっと力を注げよというツッコミは常に付
きまとうのですけれど;

ただ、一方でそんなリアリズムというか「日常に忙殺されるのは創作者にとって毒である」
というような言い回しはあながち間違っていないようにも、僕には思えますね。
少なくとも物語の世界を夢想し、思考して文章に起こす。その営みは日常という土台からは
距離を置いた(物理的にも精神的にも)状態でないと中々ままらない。……かといって、夢
と現──非現実と現実を分けて生きてしまうのも考え物でもあったりして。
僕自身、物語を描くことは人を描くことだと考えています。
だからこそ、その書き手が生身の人間を簡単に諦めてはならない、彼らから目を逸らすよう
なってはならないのでは?と思っています。
どんなに周りの人間が醜悪であっても。目を逸らさず逃げずに対峙することを課し。
どんなに友の皇位が心地良いものでも。そのぬるま湯に甘んじることを良しとせず。
そんな人間の清濁併せ持つ部分というか、白か黒かで言い表せない灰色な本質──であるか
らこそ限りなく「解答」として「固定」したいと欲し、一方でそれが不完全にならざるを得
ないが故に煩悶する──に何処まで言葉で以って迫れるか。
人とは如何あり、如何あるべきなのか。
セカイは如何であり、如何あるべきなのか。云々。そうした問いへの希求とそこから得た想
いを誰かに伝えたいという顕示欲(とでもいうべきもの)
その為にはやはり、人間というものとの距離感を取り損ねては成しえないと思うのです。

しかし一方で昨今は“娯楽特化”だの“ライト志向”だのがこういう「思索型」よりも幅を
利かせているのが現実でもあって……。
最近は、某有名アニメ監督が最近の創作作品は「コピーのコピー」「中身がないコンテンツ
ばかりでこのままでは滅ぶ」といったような発言をして物議を醸しています。
それでも多くのユーザー側は『作品に一々主義主張を混ぜるな。鬱陶しい』などという実に
現代らしいと言えば現代らしい──創作を“鑑賞”するのではなく“消費”するという意識
の現われだと思われる──反応も少なくありません。
まぁこの辺りは難しい問題なのでしょうね。
あまり安易な二分法はすべきではないのでしょうが、創作物も「思索の過程」として創り出
された“非商品的”なものもあれば、そうではなく「娯楽の欠片」として作り出され、今日
の多くである“商品的”なものもある。
そもそも志向が違う者達が入り混じっている訳で、そこを十把一絡にする事自体ナンセンス
であるように思うのですよねぇ……。
一応、思索バカの僕としては前者の側に属するのでしょうが、かといって某氏のように思索
しないからお前らは駄目なんだ!みたいな論調にまでは賛成できません。
そもそも人間の考えることなんて他人とは違うものなのですから、一々賛同しなければなら
ないという前提で放つのはおかしいのでは?と僕は思うのです。
(反発の声はそれが自分達の好む娯楽を否定されたからというのもあるのでしょうし)
のんびり過ぎるかもしれません。素人だからかもしれません。
でも「手に取って貰えただけ儲けもの」「買って貰えれば儲けもの」「評価されれば尚の事
儲けもの」くらいでいいのではないでしょうか。
先ずは自分が愉しめなくては。理解されないことがデフォルトであると、肝に銘じて。
(……ただまぁ、ひたすら創作物が商品として“消費”されるしか彼らが生きてゆけないの
というのは確かにもどかしいなぁとは思いますが)

より確かな答えを何度も何度もイメージして。常にそこへ更新を加えてつつ。
これからも「創らなければ」よりも「創りたい」を大切に育んでいきたく思います。
まだまだ試行錯誤の素人物書きが能書きなんてのも、おこがましいかもですしねφ(・_・;)

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  1. 2011/11/25(金) 18:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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