日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)新年・祈念・雑念

明けました。平成三十年、戌年です。

最初の内は「やったー、一週間も休みだー」と浮かれておりましたが、案の定日数の過ぎる
のが早いこと早いこと……。特に年か明けてからの後半はあっという間だった気がします。
尤もそれは十中八九、つい夜更かしし、つい惰眠を貪ってばかりいた所為なのですが……。
ぼちぼち自分も、冬休み明けのシフトが始まります(業種によっては、そもそも年末年始も
関係なく働いている方達もいるようです)まぁそれ自体は構わないのですが、如何せんこう
何日もゴロゴロした生活が身についてしまっていると、改めて先ずちゃんと起きられるのか
が心配ですね^^;

さて先日、ユー録の九十一章をUPしました。第Ⅶ部中編その2、全体の章数から数える限り
は今回でちょうど折り返しの計算となります。先月も更新はした筈なのですが、どうも久し
ぶりな感じがします。単純に年を跨いだことによるものか、或いはそも月1ペースが遅いと
いうだけなのか……。つい先月までもう一方(サハラ~)を休載していて、再開したばかり
でしたから、まだ平素以上にブランク感が強いままなのかもしれません。

……そんな感じで、年末年始はほぼ執筆漬けでした。或いはネタ練りやら何らの作業に時間
を割いていたり、寝ていたり。

世間的には三賀日でグータラ日和ですが、これだけ纏まった休みは貴重ですからね……これ
を逃す手はない。ただまぁ、かといって実際に思う存分書けたかと訊かれると否と言わなけ
ればいけないでしょう。如何せん、例の如く(毎回インターバルを挟んでからになるゆえ)
中々筆がノらず、苦戦していました。頭では書こう書き上げようと勇んでいるのに、身体が
ついてきてくれない。とはいえそれも、考えるより先ずは手を動かしている内に何とかなっ
てくるものだ──と信じて掘り進むしかないのですが。流石に正月くらいは素直に休んでい
た方が良かったのかなあ? 済んでから首を傾げてみても、時既に遅しですが。

……今に始まった事ではないにせよ、毎度一つ書くのに難儀ばかりしている気がする。労苦
ばかり背負い込んでいる気がする。

生みの苦しみと云えば簡単だけども、何とかならないものか。なまじもう何年も同じ物語を
書いているのだから、いい加減もっとサクッと慣れてくれてもいいんだけど……φ(=_=;)


一年の計は元旦にあり、とは云いますが、はてさて今年の自分はどうなるやら。どうやって
自身をレベルアップさせればいいものやら(元旦、過ぎてますけどね)

願わくば、今年こそ新しい企画を連載ペースに載せられればなあと。
冒頭にも書きましたが、如何せんずっと同じ作品を回していると、ちょいちょい不安や疑心
の類が頭をもたげてくるのですよ。自分はこの物語にこれだけ時間を掛けて、これだけ労力
を費やしているけれど、はたして面白いのかどうか? 手に取ってくれる人達に側に立って
物語を紡げているのだろうか……? 現状(というか、多分これからも)その自問には否と
返さざるを得ません。文章の硬さや世界観の重さ──の割に突けばボロが出るであろう点も
然り、ややもすれば物語という体を利用し、キャラクタ達を「駒」とし、自分の主義主張を
吐き出す装置に留まっているのではないか……? エンタメと純文学、そのどちらが劣って
いる優れているという訳ではなく、何より今やその厳密な定義など曖昧(強いて言えば発行
されているレーベルがラノベ系列か否か?)なものですが、だからと言ってそんな現状に、
いわゆる「高尚さ」に胡坐をかいていては物書きとしては磨けやしない。寧ろ長く居座れば
居座るほどに錆び付きさえする──自分に鞭打ちたがるのは最早癖というか、病気の延長線
上なのでしょうが、少なくとも“このまま”で良いとは思わない。……まぁあれですよね。
ぶっちゃけてしまえばこれまで背負い込んできた労苦の分、はっきりとした承認が欲しいと
いう身も蓋もない理由なんだと思います。糞だな。

ともかく、もっと試行錯誤の回数(機会)を増やさなければと思うのです。章数こそ重ねど
も、それは必ずしも「手練れ」とは限らず、しばしばクオリティ云々よりも○○の内に書き
上げて更新するというノルマばかりを優先しがちです(少なくとも、僕の場合は)そういう
のは……違う。僕が求めているのはそんな小手先な慣れではなくって、もっと何を描きたい
のか? その為にはどう表現すれば伝わるのか? そういった根本な部分から出発して解法
へと自らを導ける執筆(創作)のメソッド。こと自分の場合、前者ですよねえ……。物語を
書かねば創らねばという“切迫感”はあるけれど、じゃあ何を取り上げるのか? 何故それ
を選んだのか? それを如何考えて、如何結末へと導く──畳むのか?(※ここ重要)どう
も自分は、その辺りを中途半端に置いておいたまま書きがちな気がします。加えて露悪的や
醜悪を敢えて前面に出すこと「通」であるように捉えがちで……。知識量もそうですが、捻
りもなく露骨なのは却って興醒めしますからねえ。所詮三流というか。登場させるにしても
悪目立ちさせず、ここが物語であると思わせない──理想が高過ぎるっちゃあ高過ぎるのか
もしれませんが、やはり安易なバッドエンドの多用は、結局表現を突き詰めるという目的に
対しての“逃げ”であるかのように省みてしまう事が多々あります。自分の味だと胸を張る
にはまだまだ年季も何も足りな過ぎる。

……明るくて幸福な物語を、なんですよねえ。付け加えるならば更に、気軽に書けること。

拙作・拙文らを手に取ってくださっている皆さんなら既に鬱陶しいほど知っておられるかと
存じますが、僕の書く文章はとにかく堅苦しいです。物語も、のめり込めばのめり込むほど
暗く重い世界観ばかりになってしまい、語られる内容も大仰──大きな主語・イデオロギー
色を得てして濃くしてしまう。それは……まぁ一つの方向性ではあるとは思うのだけど、少
なくとも広くは受けない。本編の長さも相まって、ついて来てくれる人は、自分で言うのも
何ですけれど、結構物好きなんじゃないかと思っています。本当に有難うございます。

賛否両論はありますが、昨今小説はその多くがライト化していると思います。こと自分の拠
って立っているネット小説界隈は、旧来の「小説」からはかなり砕けた文章なり設定なりで
書き進められ、多少いちクラスタとしての偏りこそあれ盛況です。
……そういった物語達、物語の書き方が大手を振っているのを見ていると、正直思うのです
よね。『まるで僕が馬鹿みたいだ』勿論、一見砕けに砕けた文体で書かれていても、そこに
は相応の分析と対策、技術が込められている筈です。そこを未だ見抜けず吸収できない自分
の保身と愚かさが全てですし、何より現実にそういった小説が売れているという事実に勝る
ものはない。尤も、じゃあ自分も真似をすれば売れるといった保証はありませんが──少な
くとも先達の作家さん達はそれらを怠らなかった。多少巡り合わせもあったろうけど、結局
僕はうだうだ言っておきながら頑なに「自分」を変えてこなかったんだなあと……。

閑話休題。

隣の芝は青いと言ってしまえばそれまでなのでしょうが、自らが天才などではあり得ない以
上、もっと数を捌くしかない。試行回数を増やすしかない訳です。
加えて、何より大事なのは──その度にしっかり「質」を吟味すること。
何故書いたのか? 如何描いたのか? 如何描きたかったのか? 客観的に見て面白いのか
どうか……。長らく基本同じ物語(企画)ばかりで回してきた感性を、今一度ボコ殴りにし
て、鍛え直さなければならない。漫然と書いていちゃあ、いつまで経っても満たされない。
いい加減新しい『弾』が欲しい所。……やっぱり“このまま”趣味として笑い続けるなんて
できないよ。クソッタレな自尊心が、ディフェーンスしながらも欲しがってくる。将来設計
なり自活の為にと繕うけれど、やっぱり認められたいんだ。『書いてていいよ』の大看板が
欲しいんだ……。

先の年の瀬に、可処分時間(リソース)を見直しました。そのお陰で去年よりは多少執筆に
も企画練りにも、或いはtktk他の作業にも力を割き易くなったんではないかなあと思い
ます。こと先月サハラ~の再開にこぎ付けるまでの数ヶ月、ブランクというか怠けてしまっ
たような気がしますし……。こうして年も替わったことですし、改めて執筆というものに対
して全力で取り組んでいかねば。成果と呼べるものを出してゆかねば……。結局こう口だけ
かもしれず、保証なんてありませんが、自身にとって“変化”のある年にしたいですね。

気長に生温かくを越えて、より濃くコンスタントに。

宜しければどうか本年も、不肖いち物書きにお付き合いくださいませ。

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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