日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)人間らしく、の難しさ

……何でこう、昨今のお天道様ってのは穏やかな状態で落ち着いてくれないのかなあ。

ぼやっとしていたら今月も終わりが見えてきました。あと更新が空き始めているので、意識
的に書き物をするようにしないと月別履歴がスカッスカになってしまうのと(それでも週末
には三題があるので、辛うじて繋ぎ止められはするんだろうけれど)
本当、油断していたら一週間なんてあっという間に過ぎちゃいますね。それが一ヶ月になり
一年になり、瞬く間に季節は巡る……。どうやら(暦的にも)本年の『創作の秋』は終了の
ようです。忙しないなあ。まぁそれだけ没入した日々というのは、ある意味無難というベク
トルでもって幸せだと言えなくもないんですけども……φ(=_=;)

前回から一週間経ちましたが、相変わらずお仕事で如何にリソースを温存しつつ帰宅──夕
から夜時間に創作作業に回せるか、という試行錯誤(たたかい)の日々であります。ライフ
ワークというか、没頭できる趣味がなければもっと自分の人生は無味乾燥したものになって
いたんだろうなあと時折、作業の隙間に思ったりもしますが、このように何かしらの形とな
ってUPできるまでいかないと中々どうしてもどかしいものです。愉しいけれど、苦しくもある。

サハラ~のプロット作成は三十八章まで終了。19エピソード目後編まで済みました。
大体、最速でも四・五日くらい掛かってますね。まぁあまり一章に時間を掛け過ぎてもダレ
てしまうし、更新再開が延びる──この負荷率の高い状態が続く訳なのでなるたけ巻いてい
るというのもあるのですが。それにしたってねえ……。なろうさんの方でも、いよいよ更新
を中断して二ヶ月経過の表示が出てしまいました。せめて三ヶ月目の内に終わらせたいなあ。
(同サイトの仕様では二ヶ月と三ヶ月、半年後、そして一年スパンでそれぞれ作品ページの
上部に出るアラート?文言が変わってゆき、最終的には『今後、次話投稿されない可能性が
極めて高いです』になる。そりゃあユーザーに注意喚起する必要はあるんだろうけど、これ
って作者本人のハートもざっくり抉るんじゃないだろうか? まぁその時点でもう書く意欲
が失せてそうだけども……)
理由は──明らかなんですけどね。去年からやり始めたゲームの「二巡目」に先日から手を
つけているので\(^q^)/一巡目でのノウハウがあるので、今回からはもっとサクサク消化
できるとは思うんですが。どのみちリソース(時間)を割いている事には変わらない。

……どうも、仮にもお仕事が出来るようになってから貪るように「娯楽」に手を出している
ような気がする。ずーっと禁欲的で、臥せっていた間だけでも十年近く(心置きなく)遊ぶ
ということができなかったこれまでの人生の反動、なのだろうか?

一口にお仕事と言っても、一人前の資力ではないので今の所弁えてはいるが、いつかポンと
大枚を叩きそうで怖いなあ。凝り性の延長線上なのか、一度嵌ると結構ガッツリと──何日
も齧り付いて時間を過ごしてしまうようなきらいがあるし……。
(自覚しているなら大丈夫、とも言い切れないですからね。ライフワークと化した創作趣味
も然り、分かっているけど止められないというのは立派な“中毒”ですので)


がらりと話題は変わって、先日衆院選がありましたね。

台風が間近に迫っていた影響もあり、僕の地元でも期日前投票には長い列が出来ていました。
ひょっとしなくても生まれて初めての経験なんじゃないかな? 投票する為にあんなにも待
ったなんて。
ともあれ、結果はご存知の通り(希望や立憲など新党の登場もあり数自体は減ったけれど)
自民および与党の過半数獲得・維持。当初は小池氏が台風の目になると言われましたが、蓋
を開けてみれば立憲にも後れを取るという肩透かしっぷり。まぁ結果的に、ただでさえごっ
た煮色の強かった旧民進をある程度保守かリベラルかの「篩い」に掛けてくれたという一点
では、以前よりは分かり易くなったのかなあとは思いますが。但し≠党としての信用、である。
案の定「自民一強」「安倍政治」が続くことにブーたれる人達もいましたが、ここ何日かで
そういったざわめきも少しは大人しくなったかな? 或いはまたバッシングのネタやらシナ
リオを練っているのか……。

正直その辺はどうでもいい。別に今に始まった事じゃないですしね。
それよりも、個人的に今回の選挙関連のゴタゴタを眺めていて思ったのは──やはり選挙と
いうのは「戦(いくさ)」であるのだなあと。いわゆる平和主義者という訳ではないのです
が、やっぱり選挙“戦”といった表現は個人的に好かんのですよ。元より当選か落選か、候
補者同士が競い合うイベントであるとはいえ、そこにはある種剥き出しの争いが在る。利害
やめいめいの感情(ないしイデオロギー)が絡み、しばしば互いに相容れぬ『隔絶』の様相
を観ざるを得ない──。
○○な政策か、××な政策か、或いは△△な政策か。
本来の制度的な理想はきっとそういう主張“のみ”を有権者が各々に吟味し、理性的に代表
を選ぶものであったのだろうけど、現実はお世辞にもそうとは言えない……。

僕の住んでいる選挙区もそうでした。衆院議員もそうでしたが、今回は市議選も一緒に行わ
れましたので。その、何というか……やっぱり「何の人」かがさっぱり分からないんですよ
ねえ。田舎=大抵の場合票田ではないからか、演説なんて開かれた試しもないし、偶に通り
過ぎてゆく選挙カーもひたすら名前を連呼するだけ。五月蝿いだけで、近所の眼もあるし、
あまりホイホイ顔を見に行って構われてしまっても後々何を思われるか怖いし……。結局は
ざっくりとした地縁くらいしか要素が無いんですよ。なので『うちの地区で誰が出てる?』
『えーと、○○さんだっけ?』『じゃあその人に入れとくか』的なやり取りで吟味もクソも
無い。こと国政ならば尚の事全く接点のない相手なのに名前を書かなくてはいけないという
状況が毎回発生する。かといって天邪鬼に認知ゼロの余所者に入れるのも、白紙や棄権など
をしてドヤ顔をしてみせるのも程度の低い行為のようでやる気もしない(度胸がない)尤も
仮に演説を聴いて──この公約ならいいなと思ったとしても、今日びの政治家にそれらを遵
守するのを期待する方が間違っているのですけども……。
(寧ろ頼んでもない事にばかり熱心だと感じるのは気のせいか?)

誰かが言っていたけれど、やはり選挙というのは「託す人を選ぶ」のではなく「まだマシな
方を選ぶ」に過ぎないんだろうなあ。先日までお上やセンセイ方は悲喜こもごもで、アグレ
ッシブな感情の動き方をしていたんだろうけども、僕は一連の離合集散や“どうせ争い”な
現実を見ていると──ネガティブな気患いばかりが嵩んだ。

……今回のそれは切欠の一つでしかないんだろうけど、改めて“生きるとは感情を殺すこと”
なんだなって。右に左、イデオロギーと地縁、利害、感情的な盲信や嫌悪感でばかりまとま
り合って議論=折衝どころか互いに断絶を深めるだけの様相に、一々自分の心を引き摺られ
ていてはもたない。僕自身の諍い嫌いもあるけれど、そういった理屈で糊塗した生の感情の
やり取りからなるべく遠ざからないといけない、ああやって爆発させるのは“みっともない”
とある段階でシャッターを下ろさなければ、多分僕らは何処までも泥沼に争い続けてしまう
んではないか? 合意形成などとは益々かけ離れてしまうんではないか……?

そんな、政治(マクロ)の視点ばかり観ているとしんどい。
しかしだからと言って、日々のミクロの側に眼を遣ってみてもこれに通づる出来事は割合に
溢れている。
かねてより言及している通り、僕の通っている作業場は、心身に障害を持つ人達の支援を兼
ねている──目的としている場所です。現状、特に精神面の方が多い。鬱だったり発達障害
だったり、アルツハイマーだったり。或いは心因性からの五臓六腑への不調。幸いにして僕
はそこまで重篤ではなかったからとはいえ、やはりこの手の患いの苦しさは、本人でないと
解らないものです。たとえどれだけ言葉で心配したり、寄り添ったりしていても、少なくと
も僕個人はややもすればそれ自体がまた彼・彼女へのストレスになりやしないかと及び腰に
なったりもして……。

ギスギス。薄氷の上の部分的平穏。

精神が不安定な時には、口数が減る。或いは言動の様々な部分が粗雑になる。そうでなくと
も元より障害──脳機能上、いわゆる「普通」と呼ばれる振る舞い方が困難である──を抱
える分、ふとした何気ない一齣でもピシリと誰か相手との関係に一瞬、ヒビが入るような、
こちらの感情が凍てつく瞬間というものが在る。

まぁ早い話、暴言や浅慮・無慮の類ですね。“悪感情の露出”とでも言いましょうか。その
瞬間に立ち会ってしまうのは──本当きっつい。尤もそう吐き出してしまった本人も本人で
それ以前に抱えたストレス達、直近のトラブルへの反応などに起因があるのでしょうけど、
かと言って無制限に彼・彼女のそれを「許す」というのはまた違うと思うんですよね。そう
いう露出は自分は勿論、周りにも“嫌”な感情を与える──めいめいへの新たなストレスに
なるんだぞ、負の連鎖になるんだぞと処世術として“感情を殺す”よう注意すべきなのです
けれど、如何せんその役目を負うことは大よその場合にて貧乏くじであって……。こと精神
的に余裕が無い・成熟が遅れている相手だから、意を決してこちらが「表明」したって届か
ないことも少なくないんですよ。まだまだ僕も修行不足という事なのでしょうが、そうした
場面をミクロでも経験してゆくと、やはりマクロの方と合わさって“感情を殺して過ごす”
ことが次善の策のように思えて──諦観と共に信じてゆこうとなるのですよね……。

おかしなこと、なのですけども。
だってそうでしょう? “人間らしく、自分らしく”振る舞おうとするほどに、少なからぬ
人々は苦しまなければならない。要らぬ苦労と余分な(精神的な)ダメージを他人より多く
受けてしまいがちだから。……だって相手は○○だし。分かっている。そこには障害だった
り、或いはもっと単に育ちの上で「経験値が足りないまま大人になった奴」というフレーズ
が入るのだけど、じゃあかと言って全員を全員、内心で『そうか君はそういう奴なんだな』
と見下ろしてそっと距離を置けば済むのか? と自問(と)うとそうじゃない。○○だから
という区切りでもって当座の理解を用意した時点で、そこには自分との「隔絶」が生まれて
いる。そこまで関わる義理がない──場面・必要に応じて切り捨てるのもやはり処世術なの
だろうけど、そこを淡々と次々にOKとしてしまうのは何だか違う気がするんですよねえ。
自覚・無自覚を問わずダメージ(迷惑)与えてくる相手を敵視するのと、敵視されたと看破
したその○○な人達が感じる事になるダメージ──抱く痛み。はたしてどちらが悪いのだろ
う? どちらが先なんだろう? セカイの「断絶」に嫌気が差しているにも拘わらず、その
(自分の為の)防御策でさえ、誰かを苦しめるのではないか? ぐるぐる回る。自分の心の
在るがままに、を願えば願うほど、僕らは互いに痛めつけ合わなければならないのか……?

詰まる所、恨み節ではあるのですが。

鬱だ心因性だ、脳機能だと「原因」は昨今認知はされてきたけれど、少なくともそれら病名
に胡坐をかいているようでは駄目だ(=程度が低い)と思うのです。ただそれを面と向かっ
て言っても、まだ闇の中──症状に苦しんで他人を慮る余力の無い人には“正論で殴る”以
外の何物でもない訳で。本当、難しい。
(というか、今の自分が落ち着いているからって、やはりこれも上から目線なんだろうか?
能率が悪いだとか、こちらの手間が増えるからと嫌厭することも、今日びは“不適切”だと
綺麗事の──リベラルの棍棒で殴られる。だが、それ故の反感は痛み・不適合を抱えている
人達の存在とは本質上イコールではないし、故に正当性を持ちえないことだけは切り離して
頭に入れておく必要がある。こちら側の攻撃欲も、リベラル界隈による代弁する資格云々も)

分断は、ずっと以前から在った。有り触れていた。
それは主語の大きなイデオロギー云々以上に、個々人のミクロな生活上の秩序の為に。
故に誰もが聖人君子ではないし、心が菩薩でいられる有効範囲なんてのは割合限定的だ。

それが現実──人間の階層的なカテゴライズと交流の希薄さ=分断や断絶の“仕方がない”
背景なのだろうと咀嚼するけれど。

どうにかならないか?
それは別に、皆仲良しこよしの平和主義という訳じゃなくて、ただ単純に“諍い”ありきな
世界では辛いから──見たくないからという極めて個人的な理由なのだけれど。
(寄り添い続ける「強さ」の、何と天井無しに難しいことよ)

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  1. 2017/10/27(金) 23:45:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

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