豆腐ボディを鍛えるべく走ってみたり、生計の為に四苦八苦してみたり。それでもやっぱり
創作は好きで、止められない(むしろ気がつけば思考がそっちに持っていかれるw;)
こんにちは。足りぬキャパの中で悶々とする物書きもどきこと、長月です。
連載の執筆(現在十一章目)もぼちぼちと進めています。
進捗状況は随時ツイッタに覚書をしているので、併せて参照して頂けるとよいかと。
(というか、あちらに小日記ばかり呟いてこちらが少々放置気味な気がしなくもない^p^)
物語も大きな〆へ向かってラストスパート中です。まぁこれも“男坂”な(ry
あわよくば、今年中にそこまで書き上がればいいのですが……。
しかしまぁ、そうして個人的にホクホク悶々としている間にも世の中は色々と動いている訳
です。皆さんも既に各種メディアなどでご存知の事と思いますが、ここ数日の間に日本の
TPP(環太平洋経済連携協定)の参加の是非がどうっと話題に上っていますよね。
少なくともネット上などではやれ亡国の愚策だのと反発の声が強いのですが、どうにも肝心
の政治部分ではそんな「民意」は無視されそうな気配があります\(^o^)/
(以前知識のある友人に窘められた事もあり)門外漢な自分は自重しようとは思っていたの
ですが、どうにもきな臭い。というより納得がいかない。
このTPPというもの、噛み砕いて要約すれば『もっと自由に貿易しようぜ的な取り決め』。
具体的には関税の撤廃だったり、互いの商品を流通し易くするために各種ルールを編成し直
すことだったりする……といったことです。
確かに貿易なのですから、得する(輸出で打って出る)者と損する者(海外の製品の流入に
晒される国内産業の方々)といった差異、メリットデメリットが出るのはある意味で当然な
流れなのでしょう。だから?いざこの取り決めへの交渉参加をという話になると利害の関係
から意見の対立が起きている。
(本当は輸出産業vs農林水産という“単純な”カテゴライズである筈がないのですがね)
しかしです。僕なりの眼にて思う「違和感」はそこではないのです。
向いた視線の先はもっと別──いやもしかしたらもっと根っこの部分。
それはつまり“何故今まで開かれた議論や情報公開がなかったのか?”という不信感に他な
りません。僕も含め、一体どれだけの国民がこのTPP交渉参加の是非という案件について
認識があったでしょうか?
この雑記をしたためている今日の段階で「米国の農薬まみれの食品が雪崩れ込んでくる」と
か「米国流の自己責任論で病院代が跳ね上がる」といった“自分達に直接影響する可能性”
があるからこそ方々から反対の声も強まってはいるものの、やはり──事が公になってから
政治家の「結論」が下されるまでのスパンが短過ぎると思うのです。
(※一介の創作人としては、著作権法制が弄られ、同人などの創作活動が殺されてしまうと
いう懸念の方がより精神的にキツイのですが φ(`o´#)<文化マデ殺ス気カ!? )
どう考えたって、これは「卑怯」です。
自分達の都合の良い結果を引き寄せるべく、ギリギリまで隠れて、反論を抑え込んで逃げ切
るような戦法と捉えられてしまっても文句は言えないやり口ではありませんか。
何も今回だけに限らない(某都条例改正も然り)政治家の常套手段といえばそうなのですが
こんな手法が罷り通るのは間違っていると思うのです。少なくとも民主主義を採る国のプロ
セスとして適切ではない筈です。確かに意見を集約するのは昨今、色んな人々がいて難しい
のかもしれません。ですがそういったものをひっくるめて適性な“調整”を施すのが政治の
本来の役目ではありませんか。
……なのにこういった「逃げ方」は、それらを自ら否定していると言わざるを得ません。
少し穿った話になってしまいますが、加えてそもそもどうして「貿易を自由化しないといけ
ないのか?」という疑問も、僕にはあります。
先ず一つは、そもそも何故今日において多くの「国」という枠組みがあるのか?という点。
それはひとえに(歴史からみても)お互いが“究極的には相容れない同士”だからこそ、
その実務的な距離感としてお互いに境界線を設けてきたのではないか?という僕なりの解釈
からなのです(その境界線自体で争いが起こっているという面もあるのですが……)
勿論、お互い仲良くできれば理想的です。でも貿易を自由化しようというこういった一連の
目論見はほぼ間違いなく“心”ではなく“利”の為の繋がりを──いわば食指を伸ばそうと
しているだけではないのでしょうか?
そしてもう一つは、そういった部分とも重なる眼でもあります。
それは、何故そこまでして国同士が(経済的に)一蓮托生な関係を結ばないといけないのだ
という一種の強制的な空気が蔓延するのか?という点です。
昨今の欧州信用不安、2008年のリーマンショック、或いはもっと歴史を遡れば幾度と繰り返
されてきた世界恐慌の類。これらは互いに“利”だけで繋がっていたからこそ、大きな影響
(いや被害)をもたらしたと見れる筈です。
なのに、実際に今日進行形で経済面の不安要素が広がっているのにも関わらず、それでも尚
貿易の自由化といった“御旗”を以って一蓮托生(或いは他国を食い散らかして己が傘下)
とすることはむしろリスクに対してブレーキではなくアクセルを吹かしているのではないの
か……? 経済の素人ではありますが、僕はそんな違和感や不安を禁じえないのです。
所詮、人を動かすのは“徳(心)”ではなく“利(金)”なのでしょうか?
ですがたとえ人々がそうだと答えて哂っても、そんな邁進を……僕は健全だとは思えない。
言うなればそれは他者を巻き込みつつ「自分自身を喰っている」ようなもの。
いつか、いえ既に何度も食指を伸ばし傘下とし、巻き込んでいったが故に危機を迎えたにも
関わらず、その広げた貪欲な口を収めることをしない、覚えないそんな姿。
そんな様子をセカイの片隅で傍観せざるを得ない非力な一市民な自分であっても、僕はそこ
にどうしても明るい光が待っているとは解釈しきれないのです。
どうしてだろう? 皆、幸せを願っている筈なのに。なのに……全体像は歪むばかりで。
──正直言って、薄ら寒くあります。
こうした物書きする者の言の葉すらも、彼らはその暗渠な口の中へと味気なく無感情に飲み
込んでしまいそうな気がして。
いえ……。もう、そうし続けてるようにも思えて。
Author:長岡壱月
(ながおか いつき)
創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)
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