日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)小さな穴空く器のような

シーズン2糸冬。

暦の上では処暑(二十四節気の一つ。暑さが和らぐとされる頃)が過ぎましたが、ところが
どっこい、現実はそんな事はないようです。自分は日頃、空調のある室内でお仕事をしてい
ますが、それでも午後にはシャツがぐっしょり汗ばんでくるくらいには暑い……(;´A`)

少し間が空きましたが、先日サハラ~の二十八章をUPしました。14エピソード目後編です。
そして今回でもって、シーズン2が無事終了となります。既になろうさんの活報では言及し
ておりますが、これでプロットの残弾が無くなったので、来月以降から暫く更新をお休みさ
せていただきます。
先ずはシーズン2の内容を資料集に加筆する作業。その後少し休養期間を頂いてから、シー
ズン3のプロット作成に入ろうかなと予定しています。更新自体は三題とユー録などがあり
ますし、全く途切れる訳ではないですが、スパンは減ります。予めご了承くださいm(_ _)m

……にしても、疲れた。

書いている最中(特に後半辺り)はノっているし、楽しいのですが、やはりいざUP稿の作成
から更新完了までの流れの後は──ぐわんと虚脱感に苛まれます。更新直後のなろうさんの
活報ではハイだったのに、三日もせずにこれかよ;創りたいし、実際暑さに茹っている暇も
惜しいのは変わらないのですが、如何せん反動(疲労)には勝てませんね……。無理して気
張っても(能率が悪く)ずるずると落ちていくだけですし、一回プツッと休んでしまった方
がいい。ここ暫く大きな肉体的疲労は回避できていたのですが、いつまでも続くものじゃあ
ないですねえ。それに、こと精神的な反動に関しては、まだまだ御せない部分も多く……。

尤も、疲れてしまうことが問題ではない(健常であろうが病人であろうが限界はある)

一体何が辛いって、こうやって肉体的にも精神的にも、その時々によって幅──“ブレ”が
あることなんですよね。もっと言えばノっている時の自分の言動や感情と、沈んでいる時の
自分の言動や感情が「合わない」というのが辛い。はたと振り返れば後悔というか、恥ずか
しさ・至らなさばかり目立って死にたくなる。それも自身の病状の内で、健常なる人達には
そもそもそんな発想(回顧)さえ無いのかもしれないけど、それでもやはり自分は脆いまま
なのかなあ? と考える訳で……。

体力的な脆さも、精神的な不安定さも。

ひいてはそれらも互いに絡まって、書き終えた傍から渇き、満たされない(満たされた気が
するのも一時だけ)一因になっているのかもしれない。

まぁ逆を言えば、それだけもっともっと書きたい──創り続けられる余地ではあるのだけど。


ただねえ。気持の上で創りたい(創らねば)と抱いているものと、実際に現在進行形で捌け
ているものとには、如何せん差があり過ぎてる訳で……。

ユー録やサハラ~の今後、どこまで続けて如何やって完結させるのかは勿論、水面下で抱え
ている──手を出して片付かないものも随分増えてしまいました。ざっと挙げるなら企画用
の新規プロット作りと転生ないし転移モノの構想、tktkの弾数揃えと風呂敷のしまい方
についての思案難儀、不定期にならざるを得なくなって久しい癖に下手にシリーズ物?にな
ってしまい途中で終わらせる訳にもいかなくなった落書きコンテンツに、積ん読……。

まぁ最後はいいとして、こと何事につけ「壮大」にし過ぎるのが僕の悪い癖。
良いように言えば練られた世界観とも言えなくはないけど、一方事実としてその分一本創り
切るのにとんでもないエネルギーと時間が要る。……特に時間ですよねえ。既にユー録がそ
れになってて、現在第Ⅶ部の七年目。構想ではⅩ部くらいまであるんだけど、はたしてこの
十年そこらで書き上げたこれが、本当に効果的に物書きとしての自分に貢献してくれたかと
いうと正直確信──自信は持てない。続けていること自体が才能だ、なんて言う人も云いも
あるけれど、同じように書き続けていて、且つ僕より遥かに桁違いの数字(実績)を叩き出
している人達が上を見上げればごまんといるから、どうにも僕本人としては下手に誇っても
虚しいだけなような……?

今日、陽が沈んで涼しくなってから少し外を歩いていてぼーっとイメージがあったのですが、
まるで『底にぽつっと穴が空いた器』のようだなと。とにかく色々、やりたいこともやらね
ばならないことも注ぎ込んでゆくのだけど、穴が空いているから少しずつでも確実に外に零
れて無くなってしまう。そんなことを何度も何度も繰り返して、はたして僕は意味などあっ
たのだろうかと。

一度臥せってしまい、心身に脆さがある故の「穴」。
一度“普通”のレールから外れたが故に、身につけた物書きのスキルなど数少ない特技に賭
けるしかないような現状。

でも、それってやはり堅実ではないというか、虚しいというか。どれだけ頑張っても、常人
に勝るほどの努力量をこなす前に身体は悲鳴を上げるし、元より創作で求道に走るようにな
ってしまった以上、お仕事として有利有益なエンターティナーに徹するのも難しい。何をや
ったって、その時その時は(個人的に)楽しくたって、結局はこの自身に空いた「穴」から
全部零れていってしまうんではないか? 本当に満たされることはないんではないか……?

いつだったか、書き溜めていた短歌にこんなものがありました。

『多過ぎる 創りたいこと すべきこと 最期はきっと 悔いなのだろう』

ログを辿る限りは初夏で、もうその頃のはっきりとした記憶はないのですが、少なくともそ
の頃には僕はこういった感慨を持っていたのかもしれません。子供の頃は──それこそ無敵
で永遠だと無邪気に信じて疑うこともしなかったけれど、なまじ一度身体を壊して己の限界
や有限さに気付いてしまった、何より年を重ねるごとにそれは減ってゆく一方だと解ってし
まった以上、そこまで“未来”に希望は持てなくなりました。それよりももっと近い一年先
二年先、或いは十年先くらいの短期間の心配が先ずあって、それは即ちここ暫く此処の雑記
で嘆いているように「歳相応の資力」への模索・不安にも繋がってくる訳です。創作活動に
関しては、それの精神版とでも言うべきなのでしょうか。体力気力の問題もそうだけど、浮
かんだもの全てを形にしようとすると、ほぼ間違いなく自分の時間──人生の総数が足りな
くって。だから逆算すればするほど、やはり“未来”に過度な希望は持てなくなる。創って
も創っても、その直後の虚脱感と捌き切れぬ己に苦しみ続けるのなら、やはり晩年の自分は
変わらず満たされぬままなのではないか……? そんなことを。

“水が半分入ったコップ”をどう捉えるか?
ポジティブな人間は「半分も」入っていると答えるし、ネガティブな人間は「半分しか」入
っていないと答える。禅問答的には「満杯。半分は水で半分は空気」が模範解答だと云うの
ですが、僕はまだまだそんな境地には至っていないようです。
(どちらかと言えばやはりネガティブな側なのでしょうか。創り終わった物語達より、まだ
創れてない方にばかり気を取られてしまいがちな所があるとは自覚しているので)

……どうにかして「穴」を塞げないものか。

まぁ付け焼き刃程度では、また零れてしまった時のダメージが跳ね上がりそうだけど。

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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