日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)挑むことと、留まること

(流石に三題ばかりが更新記事となって並んでいるのは如何なものかと)

早いもので八月になりました。一昔前ならお盆が過ぎれば暑さも一段落する、もうちょっと
我慢だぞと言われていたものが、今や通用しなくなって久しい。寧ろ年によっては──それ
までの疲労が蓄積しているためなのか──残暑の方がキツいなんてことも珍しくない。

……本当、自己主張が強過ぎるよ(´A`)
どうも。こちらでは暫くぶりです、長月です。

前回から一週間弱。先ずは一つご報告をば。
先日、なろうさんにて拙作連載(ユー録)のブクマ数が200人を突破しました。自身のログ
を辿るに、再びの三桁台を刻むのは三年ぶり。既に向こうの活報なりツイッタ上で報告させ
ていただきましたが、重ねて御礼申し上げますm(_ _)m 今後とも気長に生温かくお付き合い
くだされば是幸いです。

それにしても。六年がかりで200人というのはやはり遅いのだろうか?

投稿している場所が化け物というのもありましょうが、ざっと知ってる他の作者さんを見て
みるだけでも数千とか数万ブクマなんてざらですからねえ。それこそアクセス数なんかじゃ
三つ四つは桁が違うし……。
ですが、現状アマチュア──趣味でやってる身で贅沢を言っちゃいけないし、そもそも更新
自体が亀足且つ小刻みではない(出し惜しむ?)やり方で通しておいて、文句を垂れるのは
間違っているんじゃないかとも思うのです。やるべき努力──ネット小説故の「作法」やら
より手に取られる為の、取る側が読みやすい為の工夫を怠っておいて数字を望もうってのは
ちと虫が良過ぎる。それも含めて、いい加減中途半端なワナビのキープを何処かで切ってし
まわないと駄目かもしれませんね(或いは逆にアクセルを? 合いそうな弾が……)

お仕事が、パートとはいえ堅実に日々を積んでいっていることから、はて今後の身の振り方
はどうしたものだろうと思案する瞬間がしばしばあります。いや、ややもすればその日その
日の作業に入れ込むせいで、帰宅後創作に回すエネルギーが目減りする時すらある。

言わずもがな、創らなければ物理的に死ぬ、という訳ではありません。実際社会人というの
は概して仕事が人生の大半を占め、家に帰っても風呂と飯と寝床くらい──他によすがを持
つ余裕も必要性も感じないのが「普通」です。
……それでも、まだ今のお仕事が世の中全体に比して緩いせいもあるのか、自分はできる事
ならこれ以上ペースを落とさぬように執筆を創作を続けていきたいなあと願っています。そ
の為の、余力を持ち越せるようにする為の地道な体力作りであったり、精神衛生をなるべく
泥沼に引き戻さない為のメンタル管理であったりする訳で……。

手垢のついた表現ではありますが、自身の求道と他人に資する文章は両立できないものか。

それともやはり、商業(プロ)に憧れるのなら、エンタメ精神──客観的「面白い」の為に
我欲を捨て去る努力をするべきなのか。
(というより、二項対立的に捉えるから駄目なんでしょうね。他人の楽しみが自分の喜びに
なるような合流の仕方になればwin-win。良い方向での滅私奉公な感じ?)


『あ~、これはもう古い型ですねえ……』

先日父に頼まれて、とある部品の替えを買いに最寄の家電量販店へ行った時のこと。
参照の為にと持ち込んだ壊れた部品と、本体の説明書(型番が載ってる)をざっと確認する
と、応対したサービスカウンターの店員さんはそう淡々とした表情の下に小さな苦笑いを貼
り付けていたのでした。

正直を言いますと、その声色に僕はムッとしていました。何というか、古い物を使っている
ことを哂われたような気がして……。
勿論、それも含めて相手は商売人なんだろうとは理解しているつもりです。売る側としては
なるべく今抱えている在庫、最新の物を捌きたいでしょうし──周りの大人達からの受け売
りではありますが──この手の人間(だけに限らず世の中全般?)は相手を品定めしながら
吹っかけてくるのが当たり前だ、くらいに思っておいた方がいい。
(尤も、僕個人は未だにそういったアタリマエが馴染みませんが。どうして常時他人を見たらば警戒して、出し抜かね
ばならんのか……)

大体、僕の受け取り方が主観的過ぎて事実ではない可能性だってあるんですしね。

それでも……確かにモニョる瞬間だった訳ではありまして。
僕はまだ学生の頃からPCを弄っていて、多少ネットやら機械には詳しいつもりではいます
が、両親などはガラケーすら満足に使いこなせないタイプです。
ことIT機器に関しての話になってしまうかもしれませんが、前々からこの手の業界っての
は「最先端」ばかり突っ走って、置き去りにされた人達のことをまるで考えないんだなあと。
さもついて来れない奴が悪いんだと言わんばかりに──何よりもそんなホイホイ買い換える
筈もないのに、次から次へと新しい製品が生み出されては世に流通して、それまで使ってい
た物が「古く」なって半ば強制的にパージされてゆく。
そりゃあ過去製品の維持(メンテ)コストと新商品の開発コストを併せてゆくことのリスク
を考えれば、ある程度のラインで前者を切らねば共倒れするだろうなとは解るんだけども、
それらを差し引いてもしばしばその為の手段が強引過ぎねーか? と……。win10へのデフォ
アプデ騒動然り、供給する側が意図的に選択肢を限定するのはなあ。事情は分かる。知って
るんだけども、よほどの金持ちや物好きでもない限り、大抵の庶民ってのはもう「目新しさ」
よりも「慣れ」と「長持ち」を選ぶじゃないですか。

……いや、まぁいい。話題の取っ掛かりにしては少し喋り過ぎた。
要するに人間というのは、めいめいが思うよりもびっくりするぐらい保守的だということ。

引き合いに出したデフォアプデの件もそうですが、メーカーが何度も替えてくださいセキュ
リティ的に拙くなってますとアナウンスしたにも拘わらず、慣れてるこれがいいんだとか、
全部取っ替える予算がないとかでユーザー達(の一部)がごね続けて、その結果のある種の
強行策だったとも言えなくもない。本業がプログラマー?のとある創作仲間さんはいち業界
人として嘆息をついていましたけど、往々にして素人と専門家というのは理解したくてもし
難い溝があるのやもしれません。
(主に前者が後者に対して、だと思われますが。基本的に素人はその道のプロがその技術や
経験を身につけるまでに掛かったコストも含めた料金だと理解せずにとにかく「安く」或い
は「あわよくばタダ」で済ませたがりますからね……。自戒も含めて)
どれだけより新しく、より突き詰めて何かを作り(創り)出そうと挑戦する人達がいても、
一方でその何倍も“今”にどっしりと座って平穏無事を願う人達がいる。ふと、そんなこと
を部品交換の帰り道にぼんやりと考えていたものでした。

──自分は、どうか。

思考の端にある命題文をほぼそのままに、フォーカスを自身の領域・創作活動に移せば、こ
れもまた僕にとってビシリと突き付けられる問いになる。

挑戦すること(公募)に臆していないか? 今の趣味のまま、気ままと我が儘が通る現在の
状況に胡坐をかいて留まっていやしないか? ぼやっと作家の夢だけはある。しかし未だ殆
ど、その為に具体的な行動をする──続ける努力を怠ってはいないか?

いや……はっきり言って怖いんだ。公募へ打って出て、今までの積み上げが「無意味」だと
判明するのが怖くて逃げているんだ。どれだけ文章量を、本数を書いても、それが“凄い”
と自分を褒めてみても、いざプロへ向かって片足を嵌めればそれらは“凄くない”ことにな
るのだから。努力はやっていて当たり前、あさっての方向を走っているなら無駄、何よりも
より多くの読者に「面白い」と思わせなければならない──。

なろう出身のとある作家さん曰く、プロ(=ガチ勢)になるということは自分なりの「凄い」
を「大したことない」に変えることだという。後悔するかもしれないし、途中で心折れてし
まうかもしれないけれど、自分だけの「凄い」の更に先を見るにはそれしかないのだと。

勿論、プロになるだけが全てではないけれど。趣味であることで充分な人達もいるけれど。

僕は──どうなんだろう? 何だかんだで、ふわっとした“志望者”のままな立ち位置から
抜け出せていないんじゃないかと思ってならない。だが少なくとも、物書き道を突き詰めて
ゆきたいとは願っている筈だ。一方で、要らぬ自尊心故に保身に走っている感は否めない。
交流だって苦手だし、やはり『書いてていいよ』が欲しいんだと思う。そこにリアル生計が
絡んできて、今のお仕事だけでは将来不安だなあという思いもあって、ちょっぴり打算的に
博打なのにその夢だけはとりまキープしている、そんな感じ。

……煮え切らん。
保身と言うだけでは足りない。これは、臆病だ。

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  1. 2017/08/02(水) 22:30:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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