日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)心の嵐を捌き続けて

……疲労と高揚が入り混じり過ぎて、自分でもよく分からなくなる瞬間ってありませんか?

当稿現在、そんな状態です。
六月を跨いで二日ほど経った頃、ようやくユー録第Ⅶ部のプロット作成が終了し、やれやれ
と大きく息をついたのも先日の話──例の如く月末~月頭はカレンダー的に三題がどうして
も立て続けなスパンになってしまうため、気付けばゆっくりと安堵感に浸っている暇はあり
ませんでしたね……。たっぷり三ヶ月弱。長らくお待たせしました。来週・再来週辺りには
執筆を再開する心算でいますm(_ _)m

それにしても、書いていないと創れていないと(形にならないと)妙にそわそわして落ち着
かなくなるっていうのは、やはり中毒ですねえ。今に始まった事ではないにせよ、どんどん
疼き出す間隔が短くなっているのは気のせいか……?

全く手に付かないという状態も苦しいけど、胸に手を当てて振り返ってみれば、あちこちに
断片的な妄想はあるのに一向に纏まらないっていう状態の方がもっと苦しい(もどかしい)
ように思いますね。創れる筈だ、と創らなきゃ──手を頭を動かし続けなきゃという観念に
日頃せっつかされているせいなのでしょうけど、如何せん身体の方はそうずっと集中し続け
るタフネスはないようで、基本後ろがつっかえているイメージ。なのに、それに加えて左右
から毎日更新されるタスクも並べられたりして、実際はそれらを捌いている内に一日が終わ
っているなんてパターンもざら。というか、ゲームに時間を取り過ぎてるんだよ(´・ω・`)
……これでいいのかなあ? 朝起きて飯食って作業場に出て、サラリーマンでもなく職人も
どきみたいな事をして夕方までお仕事をして、帰宅後は洗濯物の取り込みやら飲み物の補充
なんかの後、一旦軽く寝る。起きたら嵌ったゲームを消化したり、こうして書き物をしたり
して、風呂飯を挟んで日付が変わるまで過ごして……寝る。
そりゃあ一頃の、身動き一つできず臥せっていた過去数年来に比べれば劇的な回復で、現状
自身小さく纏まっていても暮らせている安堵はあるけれど、将来の事を考えればもっと稼げ
るようにならねば。自活を完遂するのに充分な体力気力・技術諸々を修めておかないことに
は二十年三十年先がきっと苦しい(尤も今のご時世、辛うじて生活に困らない程度の収入が
ある時点で庶民としては上々、と言ってしまっていいのかもしれません。それこそ博打でも
打って成功者にでもならない限りはね……)

オッサンになったなあ……。肉体が、という以上に心持ちの面でね?

以前の、ただ鬱々と臥せっていたばかりの頃の自分では考えられなかった思考内容ですよ。
あの頃はまだ、リアルの自分とコミュニティーの生き物たる人間の宿命を何としてでも切り
離して考えよう、生きてやろうとしか企めなかったですからねえ。それだけ、こんな怠け者
でもある程度現実的にものを見れるようになった(成長した?)のか、或いは単純に歳だけ
食ってしまった結果でしかないのか。

六月が始まります。水無月。そろそろ梅雨がやって来て、バケツをひっくり返したかのよう
に大量の雨を降らせた後には、きっとギラギラ照りつける夏本番。どんよりとした曇り空で
あろうとなかろうと、気鬱になりがちな季節です(気圧的な意味と、どうせまた今年も暑い
んだろ?という将来の厭気的な意味で)

……凌がなきゃ。


『○○さん(僕の名前)は落ち着いてるから、こっちが話していても落ち着きます』
先日そんな言葉を、はたと同僚から向けられました。どちらかと言わずとも、普段僕は談笑
に加わるよりも黙々と手仕事をしているようなパターンが多いので、正直そう言われた時は
気持ち目を丸くしていたのを覚えています。

落ち着いてる? 僕が……?
いやいや、そんな事ないから! 腹ん中はしょっちゅう荒れ模様に悩まされてるのよ……?

あまり積極的に喋らない=大人しいからそう見られていたのか、はたまた何か向こうが僕の
仕事姿をみて思う所でもあったのか。正直言って驚きました。キモがられたり、変人扱いさ
れる経験は過去にあっても、こうストンと褒められた?のは珍しいと言ってしまっていいと
思います。
昔──それこそ子供の頃はもっとやんちゃだったんですけどねえ。落ち着きがないわ、癇癪
持ちだわ、ふとある時点で拘りが出てしまうと、先生だろうが誰だろうが自分が納得するま
で食い下がって困らせてしまったり……。同年代の子達との対人関係でもだいぶミスをして
きました。深く考えずに相手を傷つけるような言葉を放ってしまったり、或いは喧嘩になっ
て感情的に罵倒してしまったり……。現在に至るまでの反面教師という奴かな? 子供の頃
はもっと一々オーバーでした。なもので、しばしばお前の存在が鬱陶しいと、敵意を剥き出
しにされたりした時も少なからず……。自分を抑えよう抑えようとする傾向は、思えばあの
頃の自分(の醜さ)への(極端な)反動であってきたのかもしれません。少なくともまぁ、
褒められ慣れていない・慣れないっていうのは、もう暫く続きそうですけど。

落ち着いているんじゃないんだよなあ。ただ単に、普段は他人(ソト)の情報に対して自分
を閉じて過ごしている、それだけの事なのですが……。

実際の所、黙々と作業はしつつも、帰ってからの創作思案をしていることが多いのですよ。
尤も最近は断片的で纏まり難いのと、手元の工程が複雑になって──これはこれで一層職人
的だなぁと没頭してしまって、中々併行して働かせられない状態が続いているのですが。
「閉じて」いるのです。これは自身、執筆中もそうなのですが、思考セカイを一旦区切って
一つの箱庭(物語なり言葉なり)に整形する為、意図的にリアルの断続的な外の刺激をシャ
ットアウトする必要があるからでして……。だからそういう時は、マクロからミクロに至る
現実(リアル)と自分のセカイは普段以上にある意味隔絶している筈なのです。隔絶してい
る必要があるのです。だからそんな時の僕は、褒められたものじゃない。「閉じた」モード
に入っているから、一見沈静でいられるだけ。保守的なだけ。しかもその実、内側ではこれ
をああしようとか、コレジャナイとか纏まらないとか、思うようにサクサク進んでくれない
創作思案・進捗にもどかしさを感じ、言ってしまえば自分から心の中をざわめかせている。
それを傍目に見て「落ち着いている」と評されても戸惑いばかりが大きい──正直に述べる
ことを許されるのなら、そんな感慨。思考回路。

……他人ってのは解らないもんだなあと、件の一齣をこうして振り返ってみて思いました。
あくまでお互い様にって意味ね? 心外な事を言われたからムカついたとか、そこまで激情
が沸き立った訳ではないですし(上記の通り、戸惑いが大きかったなぁという記憶を梃子に
今回雑記を広げていこうと試みているという話です)

以前にも言及していると思いますが、僕の働いている作業場は、何から心身を病んでしまっ
た人達を受け入れている所です。現状精神──(僕を含め)生き辛さを抱えているタイプの
方が多いように感じます。
解る訳、ないんですよねえ。改めて考えてみると。
本人から直接これまでの経緯やら現在進行形の症状を話して貰っているならともかく、明確
な怪我という訳でもない場合、その辛さの根っこの正体は人それぞれです。寧ろ本人でさえ
よく分からないというケースも多い(僕も少なからずそういう面がある)それでいて腹を割
って話してくれたとしても、果たして何処までが確定的な情報として支援に携わる側が共有
しておくべきものなのか。理解しようとする努力、寄り添い続ける覚悟でもって臨むことは
大前提ではあれど、結局周りの人間にできる事というのはこちらが想像する以上に限られて
いる──精々長い目で見守っていく・必要に応じて専門家(医者など)に繋げられるよう備
えておく位しかないんじゃないかなぁと、僕は折につけ痛感させられっ放しなのですが……。

自分でもこんなグダグダなのに、いわんや他人の内にある嵐をや。
それでも私には解ることが出来る筈だ、救うことが出来る筈だという頭で痛んだ人々に臨む
など、何と上から目線なことか……。

「閉じて」いた自らのアンテナを少し緩めて──外のリアルを観測してみるだけで、今日も
今日とて右に左に世界は五月蝿い。相手を解ろうと、寄り添おうという心算もない癖に、己
の価値観こそが正しいと信じて突き進もうとする。個人・組織を問わず。議論のギの字さえ
ろくに成り立たない癖に、相手を詰る言葉だけは執拗に捏ね回してドヤ顔をすることだけは
忘れない。そっと頁を閉じる。チャンネルを切る。別の事で、自分のセカイだけで楽しんで
頭の中から追い出そうとしてみる。嗚呼、やっぱりリアルは五月蝿過ぎる──。

でもちょっと思い直します。世の政治経済、ミクロにマクロ、手前の正義を押し出すばかり
の言葉しか放てなくなった彼らにも、そう傾くまでの心の嵐──背景にあるトラウマ的な何
かがあったのだろうか? あったとしたら、それらを知り、緩和する事ができればこの世界
の騒々しさは少しは止むのだろうか?
……無理だろうな。しかしすぐにそんな“寄り添って”みる思考は、少なくとも僕にとって
は力尽きるだけになってしまいます。キリがない。というか何で、時に足蹴にしてまで口撃
している奴のあれこれまで“忖度”してやらなきゃいかんのだ。逐一関わっていたら人生が
いくらあっても足りないし、大体単純に差し伸べる為のモチベが続かない。……そういう事
なのかなあ。巡り巡っていわゆる「弱者」を世の大半は救わず、内心何処かでさっさと朽ち
て消えてしまえと毒さえを吐くのは、めいめいが自身の日常で精一杯で、且つ強弱を問わず
何かしら声を上げて主張を叫んでいるさま自体がもう(内容の精査も億劫で一緒くたになっ
てしまって)ソト側の五月蝿い“雑音”でしかないからなのかもしれない。

勿論、僕がそうだからって、他の人達もそうだとは一概には言えないのだけど。

本当──憎らしいほど、ことごとく誰も幸せにならないんだな。

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  1. 2017/06/06(火) 23:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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