日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)華咲くほどに影を見つめて

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先週末から週明けにかけて、風邪をひいてしまっていました<(^o^)>
ツイッタ(小日記)上で当日言及はしましたが、ちょうど執筆モードに入ろうとしていた矢
先だったため、つい先日まで気持が折れた状態だったのが正直な所です。
暖かさと寒さを何度も往復するような時節柄というのもありますが、風邪をひく=身体が弱
っている、つまりそれだけ自覚以上に疲れが溜まっていたということなのでしょう。本当に
この身体は脆い。タフネスが(絶望的に)足りない。気持が云々というのも、そっち方面へ
の叶わなさから来ているのは間違いないと思われます。

……とはいえ、凹んでばかりもいられない。
そりゃあ風邪っぴきになって寝なきゃとなった直後は「嗚呼、まだだくそう」などと自身の
非力さに内心悪態をついていましたが、いつまでもネガティブを引き摺っている訳にもいき
ません。ポジティブ教徒ではないのですが、基本的にそうやって必要以上に鬱々としていて
も、回復とは反対の向きですからね。何よりも凹んだ気分のままでは創作する為のモチベも
上がらないし、コンディションも整わない。そしてそんな状況が続けばまた自罰的になって
ずるずると低調が続く──はっきり言って時間が勿体無い。自分も変わったなあ。

風邪は、貴重な土日休みを犠牲にアホみたいに寝まくって、ほぼ完治しました。処方された
薬も飲み切りましたし、流石にもう大丈夫でしょう。
繰り返しますが、気候的に体調を崩し易いみたいです。仕事場でもちらほら同じように鼻や
喉をやられている方がいますし……。どうか皆さんもお気をつけて。

ユー録のプロット作成は先日八十九章まで──Ⅶ部全体の1/3までが済んだ所です。
これって遅いのかな? 仮に一月このペースで捌けると計算しても、たっぷり合計三ヶ月は
掛かってしまうのですが(゚Д゚) より詰めて起こそうと気を配り、ノウハウを溜めようとして
いるとはいえ、成る丈早い内がいいですね。気長に生温かくお付き合いくだされば是幸いと
存じます。ツイッタ(小日記)やなろうさんの活報でも、大小区切りがついたその都度進捗
を追記していこうと思っていますので……m(_ _)m

ともあれ、一先ずは週末に改めてサハラ~の次章の執筆リベンジをば。

まぁその前に例の如く、来週分の三題を済ませておく必要がありますが。


寒くなったり、かと思えばぽかぽか暖かくなったり、かと思えばまた寒くなったり。
それでも四月も半ばを過ぎて、流石に春の気配は如実に現れています。僕の住む田舎も、山
間にある作業場の付近も、気付けばあちこちで桜が満開に咲き誇るさまとなりました。

……何だかんだと言って、いいものですね。春って感じがする。日本人のDNAがそう思わ
せるんだな、などと呟けばアナーキスト達が鼻で哂うのでしょうが、たわわに薄い桃色に咲
いては微風一つではらはら散ってゆくさまは見ていてほっこりするものです。これで自分が
花粉症でなければもっと見ていられるんですがね(条件反射的な。桜って杉系だっけ?)
ただその一方で、別の感慨も起こってきます。
何というかフッと胸奥の一部が暗くなったり辛くなったり。“影”を視ているとでもいうの
でしょうか。長年病気をしてきたせいか、どうも種々の「眩しさ」がしんどい時が今もある
んですよね……。拭えない底溜まりというか……。

先月末で今の作業所に通い始めて丸二年。気付けば季節はもう二度三度と巡ってきている。
最初は僕を含めて僅かしかいなかった場所が、今ではすっかり大所帯。最近では若い子達も
増えて、お喋り好きチームは益々賑やかになっています。一方で、僕らオッサンズは黙々と
手仕事モード、職人な時間。僕個人に至っては身体の凝りは慣れから一波を越え、寧ろこう
した時間を如何に掻き乱されず、気を途切れさせずに過ごすかが目下のイシューになりつつ
あります。

……うん。この温度差。
勿論、あっちが悪くてこっちが良いって話じゃない。逆も然り。ただでさえ痛んだ経験を持
つ人達が集まる場所だから、話すことで羽を伸ばすことで癒される場合もあるだろうし、作
業なり何なりに没頭し、空虚だった時間を少しでも埋め直すことで救われる場合もある筈だ
からです(少なくとも僕は後者に近いです)
ただどうも、僕個人はまた前者のような「眩しさ」がしんどくなってきたのかなあ?と感じ
ています。もっと厳密に言うと、面倒臭くなってきているというか。仕事から創作へ。如何
せん僕というタイプの人間は、自分の世界に没入したがるようで……。そうやって外界との
関わりを怠ってきたから、十余年前のあの時も、社会に加われずにどうしようもなくて壊れ
てしまったんだろうに。

『やっぱりあんたはサラリーマンには向いてないんよ』
『良かったんじゃない? きっとそうなる様に出来てたんだって』

先日の日暮れ前、何気なく会話して台所の母がそんなことを言いました。
実際(向いてない云々は)その通りで、しかし後半の方は結果論でしかない。何年にも渡っ
て臥せ続けた僕に対する「前向きな諦め」ではなかったのかと。そう思うと安易に答えられ
ず、ただお互いに別の方を向いていたのをいい事に、湧いてくる申し訳なさを無言で抱えて
やり過ごすしかありませんでした。

……本当に良かったんだろうか?
まぁ悔いたって、何もかも後ろに戻る事はないのだけど。

ポジティブは、時々哀しくなります。それを信じて意識高い系に甘んじている内はまだ自分
とは切り離しておけるけれど、相手が痛み苦しみを味わった末にその境地に至ったのだと知
っていれば、手放しに「成長」などとは喜べなくて。
例えばうちの作業場でも、未だ病みが強くてコンスタントに出て来れない人もいます。或い
はそれまで平気そうに見えていたのに、ふとした事で知らぬ間にぶり返し、場からフェード
アウトしていく。だから「ほらほら、元気出せよ!」と無理くりに引っ張り出すなんてこと
は論外だけど、一見して全体が朗らかで眩しければ眩しいほど、僕にはそういった一部一人
の暗がりがどうしても目立って感じられてしまう。……お節介だ。所詮、自分が治癒してき
た余裕から出た態度だ。そうかもしれません。ただ僕も、未だこの季節一時が醸し出す陽気
に対して何も考えずに誘われることを、どうにも恐れている──少なからず退いて遠巻きに
観ているように思えてならないのですよね……。

皆でワイワイ時間を使うよりも、自分一人で、目の前の世界に没頭する(したい)

趣味が創作活動、ライフワーク化して久しいからこそ余計にその性質に拍車が掛かっている
のでしょうが、ちっとありのままで的な肯定に甘え過ぎてはいないか? 周回遅れの社会人
経験値を溜める為には、もっと他人と関わらなきゃいけないっていうのに。皆がこの季節の
陽気にパァッと表情を明らめている傍で、じっと無愛想をしている。彼らが見上げている桜
の花や緑の木々ではなく、そこに忘れられつつある別個の暗がりを見ている。だがそれは別
に大層な正義感からじゃない。ただ自分の視界(既知)の中に在ってしまったからだ。一見
音もない不穏でさえも、この季節が対比的にそう更に感じさせるのか、他ならぬ僕自身の精
神衛生を掻き乱しうるとして警戒するからだ。何よりも平穏無事であると望む一方で、逆に
それを破りうる些細な諍いの種にさえも敏感になっていく愚。加えて変わらぬ日々は創作に
とっても敵で、ある意味矛盾しているにも拘わらず、感情が刺激される何かがあることを何
処かで待っている(なのに、この振れ幅が大き過ぎると再びしんどいと文句を言う)──。

咲き誇る桜と麗らかな陽気。新しい季節に、大半の人がその心算でなくとも気持ち浮き足立
っているのでしょう。

ただその一方で、きっと病んでいる人・臥せっている人にとってはそんな暦の切り替わりは
関係ないんだろうなあとも思うのです。寧ろ世の中がそうやって新しい一頁を開き始めたと
いうのに、自分ときたら……。と逆に凹んでいるかもしれません。ままならぬ自らの病状と
状況に焦りばかりが生まれてきて、寧ろ再び暗がりの中に落ちてゆく季節になりうるのかも
しれません。

治った者、そもそも病んだ事のない者。前者はともかく、現実とは非情なりかな。

桜を「綺麗だね~」と顔を綻ばせて見上げることしか知らない人達と、僕らはもしかしたら
解り合うことはできないのかもしれない。僕ら同士でさえも、本当に相手を知った上で寄り
添えるなんて、凄く難しいのかもしれない。

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  1. 2017/04/14(金) 18:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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