日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)充足の後にやって来るもの

( >д<)、;'.・ヘックシ!! ( =д=)アア……。

気付けばにこっとした日が増えてきて、うちの田舎でもちらほらと梅や桜が咲き始めている
のも見て「ああ、春も近いかー」と思っていた矢先、花粉症がキました。
鼻がぐずぐずいうの何の。ここ数年、あまり激しく出ていなかったこともあり、正直虚を突
かれた感じです。まぁすぐに薬箱から対策グッズを引っ張り出してきて、今はもう大分落ち
着いてくれたのですが……。拝啓親父殿 せめて一言言ってから布団干してください

例の如く(体力気力が続かなくって)日が空いてしまいましたが、先日サハラ~の二十三章
をUPしました。12エピソード目前編です。シーズン2もいよいよ終盤。ただでさえ久しぶり
で難儀しているユー録に加え、こっちでもプロット作りの時期が迫って来るのか_| ̄|○
中の人は反動でぐでっとしておりますが、楽しんで貰えれば是幸いといった所ですかね。

……いや、そんな言葉は所詮上っ面か。
正直随分ともう、文章を起こす事にも難儀する場面が多くって、それをギリギリの所で踏ん
張って無理くり絞り出して書いている気がしてなりません。更新だけは絶やすまいと書き続
けてはいるけれど、はたして肝心のクオリティは如何なものか? 万人受けしない、自分の
拘りを優先して「読んで貰う」文章・物語ではないんじゃないかという自問やら不安は常に
あって。偶々なのだろうし、個々人の事情なり何なりがあったんだろうけど、実際に向こう
(なろうさん)でのブクマ数もととんと減少しましたし……。
営みの果ての無さと、リアルの生計には全く関与せずに心ばかり奪ってゆく実情。時に他人
との関わりさえ煩わしく思えて没頭しようとするのに、いざテキストに向かい合うとそれが
出来ずに時間ばかりが過ぎてしまうことが無性に腹立たしい。自分の無能と偏向ぶりに怒り
ばかり芽生える。少し前はこんな感情で一杯じゃなかったのに、どうしたんだろう? どん
どん空回りが進んでいる気がする。拙い、と思っても、それが余計にこの内心の傾向に拍車
を掛けているような……。

一方で、現在のお仕事も今月末で丸二年になります。長らく療養ニートな生活を送っていた
後ろめたさもあり、仮であっても職という看板が背中の荷を軽くしてくれた、その恩義こそ
あれど、こちらも最近では先述のような苛立ちを内包したまま臨んでいることが多くなって
しまいました。
没頭したい。その間にフッと創作思案が降って来てくれれば。
なのに気付けば最近はその両立(併行)が厳しくなったと感じ、加えてそんなままならなさ
を、しばしばにぎやぐ同僚達への煙たさに転嫁している自分がいる。八つ当たりだと自分に
言い聞かせてみても、ある種の苦手意識から逃れられずにいます。ごめんなさい。

……良くも悪くも、創作に色々と懸け過ぎているんだろうなあ。
その割には、目に見えた成果とか進歩がなく、何より自分の掘り進めてきた毛色・方向性に
行き詰まりを感じて、その分揺り戻った失望が大きく感じられてしまっている。

思考するもの・書き起こすものがおしなべて嘆きだったり、大きな物語だったりする。

それでは駄目なんだと。
美しくはないし、何より手に取る誰かの為になる気がしないφ_(:3 」∠)_


徒に大きなスケール──社会どうだの世界がどうだのという物語を創るべきではない、自ら
が語る具にすべきではない、というのは前回の雑記でも訥々と述べていた所で。
しかしそれは、個人の美学の問題であると同時に、いち書き手の生存戦略の問題であるよう
にも思えるのです。

何故こんな話をし始めているかと言うと、現在ユー録のプロット作りをしている所為もある
のでしょうが、これまで自分が膨らませてきた物語世界を振り返るに、どうも“失敗”した
なあという感が否めないのですよね。壮大なセカイ、それ自体が不適切という訳ではないの
だけど、少なくとも僕が描いてきたこれまでの物語は、如何せん「重苦しいだけ」になって
きた。その先の物語を繋げようとして思案する中で、自分で自分のキャラクタ達がにっちも
さっちも動き難くなっているのを痛感するからです。

戦いに身を投じて、あちこちに飛び火する連鎖。不毛であること。
何より戦いを通じて為せるのは“破壊”ばかりであり、願った筈の“修復”は遠ざかるばか
りであること。

……でもねえ。そんな内容のメッセージ?性、本気で読み手が欲しがると思うのか? と。
少なくとも他益的──エンタメではないよなぁとは思っていましたが、Ⅵ部を終えてから改
めて思っています。重苦し過ぎる。こんな物語を、訴えを続けてどうなる? 誰が喜ぶって
いうんだ? だからレスポンスも滅多に無いんだ。商品として必要とはされないんだ……。
(尤もこういう方向性もまた、突き詰めようとすればもっと上の、巧い御仁はごろごろいる
筈なのですけど)

思えば僕の創作──表現の源泉は辟易、ある種の怒りでした。
このリアルに蔓延る諍いと、その撒き散らす不毛さ。人の業とでも言うべき度し難い様々な
事象。他人は自分は、きっとそこを肥えられないんだろうとは解っていても、見つめずには
いられなかった。物語という箱庭の中にそれらを閉じ込め、名も知れぬ誰かに突きつけると
いう行為に溺れていった。
だけども……年月を経て、気付けば僕はそんなリアルを見つめることさえ、疎ましくなって
しまったのように思います。彼らの繰り返される喧伝や交わる事のないイデオロギー、或い
は日々疑う事もなく消費される人々のミーハーな日常が、僕にとっては“雑音”でしかなか
った。そんな煩雑から逃れて、只々創作に没頭したかった。
……でも、それは本末転倒なのですよね。僕の源泉はそんな彼ら(を観ることで生み出され
てきたもの)なのだから、そこを断とうとすればするほど、行き詰まってくるのは当然の結
果だったのです。ましてやそうした価値意識(うったえ)を自ら否定すれば、これまで続け
てきた創作だって百八十度ひっくり返って色褪せるのは避けられなくて……。

これまでもさもさと量を書いてきたけれど、肝心の質を求めようとすればするほど、自分は
とことんあさっての方向ばかり向いて来たのだなあ。リアルを取り戻そうと、このスキルを
生計に生かそうと欲を掻こうとするほど、これまでの自分の書き方が間違っていた──エン
タメ性ととことん噛み合わない(噛み合おうと努力してこなかった)と見えてくる。何より
一度失った体力気力は、もう二度とあの頃には戻らない。歳を取ったのも勿論だけど、その
出力がどんどん下がってゆく事しか知らない中で、お仕事にしても今以上に苦心する未来し
か見えない。やはり不相応な野望(皮算用)なんて持たず、趣味は趣味で、リアルの生業は
もっと別に掴み取れるように切り替えてしまった方がよいのか。ずるずるとぼやっとした夢
なんか持つんではなく。少なくとも自分の拘り、私情ばかり込める文章に、そこまで御布施
を貰える価値があるとは思えない……。

嗚呼、駄目だ。この文章すらとくに纏まらない。
それでも吐き出さなければ、次にさえ進めないかもしれないので、此処に残しておくことは
しますけれど。今に始まった事ではなく、性懲りもなく繰り返している事とはいえ、こうし
た吐瀉は間違いなく美しくはないのだけれど。
何が言いたかったんだっけ……。ええと、自分の文章の毛色・傾向が一周回ってやはり他益
に馴染まないと分かり、改めねばならないこと。もっと明るくて救いのある物語を。或いは
重苦しいセカイでも、そこにちゃんと意味を持たせなければならない。ただ重苦しさをぶつ
けるだけの文章じゃあ物語じゃあ、ド三流だ。得るものがなきゃ。愉しみなり、はたと思い
を来たす何かを創らなきゃ。

……何より、とことん僕は創作を「楽しむ」ことより、創作の「道を究めん」としたがる悪
癖がある。もうすっかり長いこと自分を「創りたい」より「創らなきゃ」で動かしている。
コンスタントにと言えば聞こえはいいが、要するに自分の中に書きたいことが在るよりも先
に、書かなきゃという“枠”が用意されている状態。
何でこうも、苦しんで苦しんで創らなきゃいけないんだろう?
手に取る誰かの云々と言う以前に、僕自身が幸せなんだろうか? これまでずっと我慢して
ひた隠しにして「いや、楽しいよ?」と言い聞かせてきたばかりなような気がする。

ごめんなさい。こんな悪文で。

暫く立ち止まらなきゃいけないかもしれない。
世に題材を取るばかりの重苦しさ以外の、もっと違った源泉を物にしなきゃいけない時期を
迎えているのかもしれない。


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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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