日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)ドッヂボールじゃいけなくて

……(´A`)。oO(漠然とした不安)

居座っていた冬将軍もようやく遠退き、二度三度降ったり止んだりを繰り返しつつも、こち
らは大方雪が融けました。あとは日陰の部分とか、雪かきで移した山の跡ぐらいですね。
それでも外気はすっかり変わってしまいました。水を使えば手が痛いほどかじかむくらいに
キンと冷えるここ数日。冬の底なのかなあ? もう炬燵やヒーターが欠かせません。

前回から一週間ほどが経ち、今月もぼちぼち終わりに近付いています。
ようやくなのか、あっという間だったと言うべきか。たっぷり寝入ったりゲームをしたりと
休養期間を満喫?しはしたものの、現状そこからまた次の執筆に向けてエンジンが景気よく
点きそうかというと、そうでもなく……。

どうも安定しないというか、迷走しているんですよねえ。まぁ書いてみてコレジャナイって
いう感じは何も今に始まった事じゃないんですが。
「遊び」の後、ぐわんと襲ってくる虚無感や力不足感など。それらが満喫という感情さえも
軽く剥がし飛ばしてしまう。もう創ることがライフワークというか、更に強く義務?として
自分に食い込んでしまっている感じなのでしょうか。愉しむ矢先から自分で自分の粗探しを
して、n番煎じだと撥ねて、また萎えるの繰り返しが続いていて……φ(=_=;)

他人の弁ですが、物書きの癖に『好きな(お手本にしている)作家』というをパッと挙げら
れないから迷走しがちなのか。インプットが足りないからしばしば詰まるのか。
それでも全く誰からも影響を受けていない筈はないので、多分自分自身が誰それのと明確に
自覚していないだけ──自覚していないまま、現在の自分の文章というものを作ってきたの
だろうなあとは思うのですけれど。
……何より作風の模索がねえ。如何せんバッドエンドやビターエンド──安易へ流れがちな
悪癖があるし、メッセージ性のくどさや堅さとだって距離を取らないときっと自分の創作は
もっと独り善がりになってゆく。誰にも読まれなくなってゆく。
(確かに元を辿れば創作の源泉というものは往々にして個人の鬱積だけど、それらを如何に
して作品として昇華するかが腕の見せ所ってものです。ただ単純に自分で愉しむ分にはそれ
でもいいかもしれないけれど、変に求道な所がある自分にはそれだけでは許せなく……)

ゆっくりとやればいいんだよと(多分慰み的に)は言われましたし、今回も結局一時の気の
迷いなのかもしれません。しかしだからといって自身の抱える課題がなくなる訳ではないで
しょうし、単に気を揉んだ所で本文に反映されなければ、読む側にとっては何の意味も変化
も無い訳ですしね。

……まぁこの冒頭部を書くだけでこんなに苦戦しているようでは、まだ暫くは上手くノれな
いというか、好コンディションには程遠いと言わざるを得ないですね。整えなきゃ。



話題は大分マクロになりますが、先日トランプ氏が正式に大統領になりましたね。
かねてよりその暴言型破りっぷりで注目を集めていましたが……就任式の時点でああも暴動
になるとはね。デモクラシー、デモ暮らし。そりゃあ不安要素多過ぎだけど、まだ本格的に
お仕事してもいないのに引き摺り下ろそうってのはどうなのよ? 民主主義を標榜するなら
たとえ僅差でも選挙結果をひっくり返しちゃ駄目でしょう。そんなのだから所詮、自分達の
都合を正当化する為だけのツールなんだなって冷められるんだと思うんだけど……。

こぞってメディアは分断の修復が急務だと仰るが、トランプ氏はあくまで掘り起こしただけ
であって、かねてより階級的な隔絶──“分断”なるものは在ったんじゃないの? と僕は
思うのです。先ず責めるべきはこれまでそれを放置してきた側じゃないの? と一連の同氏
への批判に一抹の違和感を覚えるのです。
(日米とも既存メディアはリベラル側にべったりですからねえ。選挙戦中も露骨にヒラリー
支持を誘導してましたし、今回の反対派の取り上げ方=支持派の取り上げなさも然りで基本
話半分以下で観ていた方が賢明ではある?)
まぁ、だからといって対立構造を煽っていいという理由にはなりませんが。氏も結局は自分
の為に付け火をして、敵も増やせどこれまで味方も増やしてきた訳で……。やり口だけを見
れば小泉元首相や維新の橋下氏、最近では小池都知事も同類です。「劇場型」という表現で
いいのか。先ず明確な(悪い)敵性勢力を作り、それを倒す(正しい)自分達について来て
くれという演出をやる。……無闇に白か黒かで引き裂いてゆく、僕の大嫌いな連中です。

ただそれでも、海の向こうの結果をそこまで悲観的にみていないのは、僕自身がこれまで幅
を利かせてきた“リベラル”なるもの達にある種の不信感を持っていたからなのでしょう。
『話せばきっと解り合える』
『人として正しい道がきっとある筈だ』
理想なら大いに結構。願わくば穏やかな世界であって欲しいし、語らうことは否定しない。
だけどもその一方で僕は、元より人同士は隔たっているものだよという感慨もあります。

違和感の理由というのは、そこなんですよね。個人レベルでも話が合わなかったり、通じな
かったりすることはごまんとあるのに、その現実をリベラルはまるで無視する。民族や国家
レベルでその“対話”が叶うものだという前提で語っている。
……いや、無茶でしょ。個人のレベルでも「あ、駄目だこいつ」っていう相手と遭遇する事
はそう珍しいことじゃないのに、話せば分かると思ってる。そりゃあ接している内に相手の
事情なりを知って認識を改めることはあるけれど、究極立場や経験が一致する他人なんて限
られているのだから、何処かで適切な『距離』を測ってそれを維持してゆく方がずっと平穏
に寄与しますよ。何故誰とでも話せば分かると思っているんだろうか。その為に共通項を探
せば探すほど、その実両者の繋がりは大雑把──派閥のリスク(いわゆる地雷)を幾つも抱
えてしまうことになるのだし……。
それでも、それでも地道に話し合うんだ! という誠実さで臨むというならまだいい。
だけど自分が観ている限り、そういった“理想”を掲げる人々──リベラル派というのは、
往々にしてその為の手段というか、態度を大きく誤っている風に思えてなりません。

結論から言うと『正論で殴ってる』んですよね。○○な価値観こそ至高!××など人間とし
てあり得ない!みたいな態度や言動を平気で取ってる。それだけならまだ一個人・勢力の戯
言で済んだかもしれないけど、なまじその○○を世の中のスタンダードにすべくあの手この
手を選ばず且つある程度成果を挙げてしまったものだから性質が悪い。
要するに、議論を仕掛ける以前に自分達が勝ち確になる下地を作っている。もしその価値観
に彼らの言う所のアタリマエに反対──とはいかずとも難色を示すようなら、即座にこの環
境をもって説き伏せることができる。そのアタリマエに従えないようなお前は人間じゃない
的なことを遠回しに、或いは直接的に叩き込むことができる。
……そりゃあヘイトも溜まりますって。一見その場では相手はぐうの音も出せず、論破した
かもしれませんが、その実は“言いたくても言えない”から反論もしなかった訳で、やって
いることはまさに(用意した)正論による一方的な試合な訳ですから。今回のトランプ氏の
勝利だって、以前の英国EU離脱だって、そういう既存のリベラル──逃げ場のない奇麗事
で抑えつけられ続けた人々の怒りじゃなかったんですか? それを分断だという。一体先ず
誰がそんな対立を作ったんだ。解ろうとしないなら、それこそあんた達の傲慢だぞ? と。

独善的なのです。一方的な想いだけでは必ず取り零される想いがある。
別にそれは国レベルやイデオロギーの違いだけじゃない。個々人の他人(対外)への振る舞
い方一つとっても共通している所があると思うのです。空気を読まない自分にばかり正直な
言動、自分がこう思うとばかりで視野が狭く、一方通行な想い……。
「相手」がいるんだ。何にしたって。逃げられない正論でぶん殴ることも、自分の想いだけ
の言動も、そこに相手がいるということをまるで考えていない。その一方的な正しさや直情
や“お前の為なんだ”も、相手がどう思うかを考慮しない。その意味でとうにコミュニケー
ションとして破綻している。ぶん殴っている。向こうがこっちに気を遣って、理性と照らし
合わせて耐え忍んでいるのに、手前はそんなことに気付きもせずに“自分だけの正しさ”に
酔っているんだ……。

同じ言葉なのに、やっていることは異なるものだ。じっくりと相手に寄り添って“自分が”
耐えようともしない。相手を知ることじゃなくて、相手に知らしめることにばかり意識がい
ってしまっている。
僕は一応、福祉系のお仕事に就いています。
あまり安直に結び付けるのはよくないかもしれないけど──相互理解って凄く大変ですよ?
時間も精神も大量に消費するし、お題目のように綺麗なものじゃあ決してない。相手の事情
(ここでは性質とでも言うべきか)を把握し、呑み込むというのは、並大抵の覚悟と経験で
はできないものなんだと思い知らされてばかりです。僕自身、人生の修行不足を痛感する瞬
間ばかりです。少なくともそれが仕事──使命だと寄り添い続ける覚悟を決めないのなら、
俗世間の個人レベルと同じように、より適切な『距離』をその相手と作ってそれを維持して
ゆくしかないと思います。空気を読まずに下手に突っ込み、敷居を潜って互いに痛い目をみ
るくらいなら──失敗と共に互いの幾許かのリソースを失うのなら、始めから止めてくれと
さえ思うのです。放っておいてくれと切に願うのです。

……勿論、そうした失敗の経験も踏まえて、繰り返して学んでいくという側面もあるのは否
定しません。多分、人生というのはその繰り返しなのだから。大事なのは失敗しないことと
いうよりは、如何にその後のフォローを綺麗にできるか、そのノウハウを取りこぼさない点
にあるのだろうと思いますし。
ですが、だからといってそんな側面は、他人の心の庭を無差別に踏み歩いていい──まして
や勝手に造り変えたり変えさせていい免罪符にはならない筈です。もしそれを、めいめいの
心の庭をフルオープンに“しなければならない”のがリベラルの言う自由や平等ならば、僕
は喜んでコンサバティブになろう。門戸の開け具合くらい、どの庭で落ち着くのかくらい、
自由に決めていてもいいじゃないか。話し合おうと言いながら、その実正論という棍棒を片
手にしている連中と懇意に付き合いたくはない。結局自分達の都合のいい世界しか望まず、
それ以外を滅ぼしても構わないというセールスマンが来るのなら、そりゃあ門は閉ざされて
当たり前です。それを彼らはまだ「けしからん」と叫ぶ。己が傲慢さに気付いていない。

フェミニズム、ジェンダー、グローバリズム。
程度物って奴で、何でもかんでも開けっ広げにしていたらそりゃあ弊害も出ます。
男と女はどうしたって生物的には違うし、心の性別が体と違う──のは別にまぁ個人的には
いるんだろうなとは思う(昔、男女でくっきり分かれるのではなく、男⇔女な数直線上の何
処かの点なんだという例えは聞いたことがある)けど、ではその上で想定外の性的な迫られ
方をしたら……十中八九戸惑う。その癖こっちの特定の性癖には文句言うし、潰しに掛かるでしょ?
ことごり押される地球規模の経済・政治の繋がりには、個人的にはかねてよりある種の敵愾
心すらある。世界を股にかける人材などそんなホイホイ出てくる訳がないじゃないか。大抵
の人間は、ずっと昔から人類は、その土地その土地でミクロに生きる他なかった。己の非力
を呪いながらも、往々にしてその嘆きから解消されるほどの力を手に入れる者は皆無だった。
ほんの一部だった。なのにこれからもこれまでも、この“手を変え品を変えた大航海時代”
は無数の土着の人々を翻弄し、利益を貪り続ける……。

広く世界を見たことで得られるものがある。成長がある。
一方で腰を落ち着け、小さく纏まる中で得られる幸せもある。
願わくば前者のダイナミズム──抱いた野心が、そんな後者の幸せを踏み潰して当たり前の
世界ではなくなって欲しい。もし当たり前のまま続くのならば、これもまた『正論で殴る』
がワールドワイドに展開されるというある種の悪夢ではないかと思うのです。
冷静に考えて、恐くないですか? 他人の運命に乗り掛からないと機能しない仕組みって。
まぁ社会というもの自体が(お互いに出来ることを提供し合うインフラとして)大なり小な
りそういった性質を持つ訳ですが、それにしたって強制的過ぎるでしょう。何と言うかもっ
とこう……緩やかな繋がり、適度な距離とはいかないものか。

独り善がりじゃいけないんだ。沢山あるマイナスを、少しのプラスがひた隠す。
創り出すセカイやメッセージ性も、誰かとのコミュニケーションも、相手を殴り倒すような
剛速球では受け止められない。弾き飛ばされて、嫌な痛みとしこりばかりが残る。勿論何事
も程々に収まるのが理想形なのだけども、ここ暫くの反リベラル的な動きはそういったもの
への反動──揺り戻しが水面下で広がっている証ではないのか。

いい加減、その傲慢と手段の誤りに気付け。僕もまた自戒しようと思う。

鋭く磨いた弾丸を、重く固めた棍棒をどれだけ誇っても、即ち他人を幸せにはしない。

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  1. 2017/01/25(水) 23:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

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