日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(歌帳)とある物書の気紛短歌 2017

ここでは、拙いながら自分が気紛れに練ってみた短歌をまとめていこうと思っています。
なのでこの短歌という形態での創作は不定期となります(何よりも専門?ではありませんし)
一応「五・七・五・七・七」という、短歌としての最低限の形式になるよう文字数は調整
している筈ですが、時折変則的な読みをさせている場合があります。あしからず。
(その際は括弧付きでその読みを併記しておきます)

他の書き物共々拙作ではありますが、束の間の一興にでもして頂ければ幸いですφ(=_=)
(肝心の句は追記部分に掲載しています↓)


@2017.01-11
・寝正月 惰眠貪る 代償は 崩れたリズム さあ直さねば
・年初しか 手合わさぬ程 薄情の 神様どうか 願いを一つ
・赤みさえ 帯びた水垢 取れもせず また年越して 三度向き合う
・落ち損ね 年初の風に 吹かれては ざわわ葉(み)を寄せ 震え鳴くよう
・冬なりや 肌刺す寒さ 仰ぐ空 春の向こうに 晴れは隠れて
・節目すら 働き続く 人々の 犠牲ぞ想え 年中無休
・○○(なに)始め 皆が理想を 掲ぐけど どれもおそらく 叶わぬだろう
・巨悪など 愚者(こども)の夢想(ゆめ)と 君は言う 逸(はぐ)れた世へと 唾を吐く為
・権力(くに)であれ 世の中であれ 他人であれ 君の私情(ふまん)を 癒しはしない
・酉年は 政(まつり)が変わる 年と云う 異変の側で なければよいが
・明けて早 凹み再び 筆は乗る 今年も波に 踊らされるか
・手を伸ばす あれもこれもと 忙しなき されど動くが 生きることだと
・請い願う 弛まぬ努力 肝ならば 充ちる幸(いま)こそ 不運なるやは

@2017.01-20
・綺麗だと 粋だなという 余裕なし これだけ降れば 白い暴力
・またしても 寒空の下 魂は 小さく仰ぐ 二十二年目
・雪融けは 綺麗に終わる ものでなく 自然も人も 痕を濁しつ
・束の間の 晴れも許さぬ かの如き 空に割り込む 冬の曇天
・出る杭は 打つものなのか 日本人 暴く(けなす)他人びと 躱す当人
・持つ者と 持たざる者は 交わらぬ 恨みと嫉み 無知の罪のみ
・公正や 自由の為と 叫びつつ 敵と見做せば 人ですらなし
・異文化(サブカル)と 銘打つのなら 名乗るなら 公(おもて)に出るな 潜み棲むべし
・禍も福も 誰が何を 語ろうと 時の早さは 全て掃き捨つ(※字足らず)
・繰り返す 義憤(いかり)は正しく ないのだと 哂うことさえ 敗けだと思え(※字余り)
・浮つきも 卑下も過ぎれば 醜くて 語らむならば 筆を動かせ
・多過ぎる やりたい事と できぬ事 嬉しい悲鳴 現在(いま)に溺れる
・文面に 迷い染み出て コレジャナイ 手本とする師 浮かばぬからか

@2017.02-02
・雪融けを 強いて促す 冬の雨 されど融けれど 曇天のまま
・群れに在り 群れを苦手と する者は 何処に居場所が あるのだろう(※字余り)
・頭から 指の先まで 着込んでは 健康だよと 微笑(わら)えるのかは
・睦月から 渡す寒さを 如月へ 春と呼ぶには 早過ぎるかは
・この冬も 名のある人が 去って逝く 五月蝿き世へと 別れ告ぐよう
・正論で 殴り続けた 代償が 剥き出し怒る 世界であれば
・左から 右へ振れ幅 強過ぎて 中翼(なかよく)なんて 難しいけど
・右倣え 皆がしつこく 叫ぶなら 僕は疑る 左へ倣え
・批判(さけ)ぶのも 怒り返すも 自由なら 静穏望む 自由は何処に
・騒ぐより 独り黙して 没入(しず)むのを 好む自分は 病的ではと
・言の葉の 鋭さ固さ 誇っても 即ち他人を 幸せにせぬ
・繰り返す だけじゃ駄目だと この筆を 手ずから迷う 僕の物語(セカイ)で
・惜しくって 創る思案に 更ける夜 進みも遅し ままならぬだけ
・どれだけの 責めを自分に 紡ごうと 映える虚しさ 陰の自己愛(プライド)

@2017.02-14
・もう来るな 冬将軍の 置き土産 異変の空に 何も出来ずに
・植えた木々 そびえし根本 石積みの 雨打ち続け 苔のむすまで
・この身体 眠り続けて 疲れ取る 眠り続けて いつか死ぬ筈
・今一度 口を噤もう 目指すのは 怜悧冷静 職人気質
・贈られて 喜ぶよりも まず先に 何を返そう 日本人(われら)の性よ
・真実と 理想と叫ぶ 右左 正しくはない 他人腐すなら
・権力と 闘う為の 言論(じゆう)だと 酔いて語るは ニュースキャスター
・かくて世は 創り手知らず 粗在れば 口撃(たたき)続けて 殺して回り
・精密な 機械のようだ 人間は だけども人は 整備(メンテ)を惜しむ
・黒燻ぶ マクロな世界 憎むより 白くミクロな 明かりを灯せ
・後学の 為にと遊ぶ その後に 創る事さえ 阻む虚無感
・電脳の 異界に遊び 仲間(とも)も得ど 未だ慣れずに 冒険(たび)する途中
・如何せん 新たな物語(セカイ) 躊躇って 風呂敷広げ 畳めぬのやは
・創るべし 救い慰む 物語 悲劇(らく)に流れる この筆詰り

@2017.03-01
・疲れたと いつも嘆いて 帰宅する 母の手料理 申し訳なく
・水量を 増した水路の 音を視て 春も少しは 近付いたかは
・如何とす 立ち去る気ない 太鼓腹 糖を抑える 茶だとあるが
・喧よりも 静の声をぞ 拾う人 故郷(まち)去る君に 僕の願いを
・幼き日 通った故郷(まち)の 路地は今 面影潰し 並び建つ新宅(いえ)
・現実は 小説よりも 奇なりけり 僕らは生きる 深淵の上
・政策を 突き合わすより 粗探し 無駄と不実と 誰がのたまう
・この投稿(こえ)も どうせ反対派(アンチ)の 仕業だろ 並ぶ言葉に 持てぬ信用
・其の者は 偏り有りと 君は言う どうして君が 中立だ(ただしい)と言う
・哂われる 覚悟もなしに 哂うなと 哂う為なら 語るべからず
・浮き沈み 書けた悦び 浮かばぬ苦 何度しつこく 繰り返そうか
・創らなきゃ 思い思考に 沈むほど 映る現実(リアル)が 遠退く矛盾
・意欲より 疲れが勝る 三十路の身 せめて夢でも 書ければいいのに(※字余り)

@2017.03-20
・髪切りし 清々しさも 束の間で 醜き己(かお)に 軽く絶望
・鼻疼き くしゃみ飛び出す 瞬間(とき)以って 春の訪れ 近く在るらし
・暖かに 厚いこの服 仕舞おうか 問う度減るは 手持ち着合わせ
・気が付けば 疾く疾く日々は 過ぎ去って 充実勝り 惜しむばかりで
・人の音に 過敏になりし この身から 如何に怒りを 追い出すべきか
・六年目 葬式モード 強いるさま 学びやしない 繰り返す国民性(さが)
・まだなのと 買わぬ私を 煽る販促(こえ) そんな態度で 誰が従う
・不正だと 無駄遣いだと 詰る喧伝(こえ) 他人の血税(ちにく)を 貪ってまで
・正しさも 所詮誰かの 方便で 左ああ言う 右はこう言う
・憎しみと 哂いに満ちる 世界なら 感じ思わず 離れていたい
・昼夕寝 風呂飯済ませ さあ書くぞ 時刻は既に 三時間前
・書けなくて 書き足りなくて 震えると 此処に嘆いて 如何なるものぞ
・尽きそうで 恐れが筆を 走らせる 思い無ければ 魂(こころ)死ぬなむ

@2017.04-11
・咲く梅の 春を待ち侘ぶ さま仰ぐ 口布(ぶすい)を許せ 僕は花粉症(アレルギ)
・疲れたと 感じた時には もう遅い まだだいけると 自惚れ持つな(※字余り)
・二~三刻 働いたなら 小一刻 寝ねばもたぬ身 戻らぬのだと
・春花粉 夏は暑くて 秋は疾く 冬は寒さで 何時や落ち着く
・濡れ黒を 越えて苔生す 庭の幹 腐り抱えて 立ち続くさま
・束の間の 陽気に釣られ 丸桜 即ち雨に 風に散りなむ
・雨の度 瀝青路(みち)に溜まるる 水の跡 日々の轍を 知れるようかな
・嗚呼不味い 出された品を 尚も食う かくて荒むる コンテンツ達
・何につけ 手前の色で 見るのなら 説くなど無駄だ 報すも無駄だ
・理想でも 敵を倒して 欲しいでも 民(ひと)が望むは 豊かさ(カネ)であろうに
・怒らせて これぞ本音と 切り取るる そんな手法(しごと)を ゴロツキと云う
・いつかまた 死んだ方がと 思う筈 眠り忘れる 己が軽さよ
・書かずとも 死にはしないよ 君は言う いいや死ぬんだ 僕の即答
・まず先に 書きたい想い(もの)が あるべきで 書くべき枠じゃ 不自由過ぎる

@2017.04-22
・春嵐 花をもぎ去り 葉桜の ようやくにかは 惜しむべきかは
・力んでは 何時か疲れる だけなのに 青い楽しさ 頼られること
・静けさは 誰かが病んで 休みゆえ 悦ぶよりも 案ずるべきで
・己すら 一人前に 御せぬのに どうして他人の 人生(それ)を背負える
・麗らかに 賑わうさまの 光すら 眩しいのなら まだ病みだろう
・気に入らぬ 敵を腐する 手管らを 彼らは俗に 言論と云う
・残業を 稼ぐ口だと 君嗤う お上が如何に 音頭取ろうと
・子供とは いつも時代に 痛まされ 枠に嵌めたし 欲に換えたし
・それぞれの 好きをみせるが 地雷(ひだね)なら やはり僕らは 解り合えぬと
・穴空きの 靴下全て 駄目とする 全体主義の 感情論達(エモーションズ)
・小躍りを するほど筆が ノる今も 一時だろう 頬を抓れよ
・設計図 作り出せれば 楽しくて 実を書くのは きっとまだ先
・些末なる 音すらなべて 妨げで 書かむとすほど 他人と隔たり

スポンサーサイト
  1. 2017/01/11(水) 00:00:00|
  2. 【詩歌帳】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<(企画)週刊三題「聴きたくて」 | ホーム | (長編)ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-Ⅵ〔81〕>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://higurasisouann.blog27.fc2.com/tb.php/826-c8d89d88
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
します。

訪問者累計

最新記事

最新発言

検索窓

月別履歴

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

分類/索引

【案内板】 (2)
【小説:短編】 (20)
本の蟲 (1)
硝子野不動産店 (1)
夏の日の幻影 (1)
四番線の彼女 (1)
夢視の宿 (1)
線を曳く町 (1)
炬燵の神様 (1)
三者三盗噺 (1)
色眼鏡 (1)
奴らは攻城戦師 (1)
詰め替える (1)
同じ籠の狢 (1)
二十年後の遺言 (1)
轍の先 (1)
水に流せば (1)
真夜中の御二柱 (1)
いつか見た夢 (1)
神様達の初詣 (1)
白い花束 (1)
丸の代償 (1)
【小説:長編】 (141)
Amethyst League (6)
アンティーク・ノート (3)
ユウキのヒカリ (5)
NIGHT GUNNERS (5)
レディ・ルーン-Bonds of RU'MEL- (6)
ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle- (83)
死に損いのデッドレス (5)
Dear SORCERY (4)
サハラ・セレクタブル (24)
【企画処】 (315)
週刊三題 (305)
その他参加物 (10)
【資料庫】 (15)
【落書帳】 (6)
【詩歌帳】 (6)
【雑記帳】 (303)
【読書棚】 (30)
【遊戯倉】 (23)
path. (4)
decide: (3)
ユー録FW (15)

記事録

交友関係

このブログをリンクに追加する

(RSSリンク)

(QRコード)

QR

@long_month からのツイート