日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)分かつものの分からずや

体調がが( ゚д:.` ;:・∵゚.

……阿呆を打ちました。休憩週だってのに動き過ぎなんだよとセルフツッコミした頃には時
既に遅く、創り散らかしていた疲労が溜まった末にばったりと。
何というか、体力の上限値が年々下がっていってる気がする。やっと(心持の上での)活力
が若かりし頃ほどに戻ってきたというのに、これでは物足りなさばかりが募る……。

人間、無理はいけません。僕らは頑丈なようでいて脆いのです。そもそも六十兆個の蛋白質
諸々の集合体でしかないこの身が一個の生命としてバイオリズムを維持し続けているなんて
こと自体が奇跡みたいなものなんですから。卑屈過ぎか。
昨夜は普段より三時間以上も早く床に就き、寝る前には栄養剤も飲みました。
お陰で今朝からは昨日ほどグロッキーではない、のですが、如何せん栄養剤の類ってのは俗
に『HPは回復するが最大HPが下がる』『詰まる所元気の前借り』などと云われるので、個人
的にはあまり頼りっ放しにはしたくないのですが……。

地域差はあろうものですが、自分の住んでいる田舎はここ数日ずっと長雨の中にあります。
時には消防団が警戒に出るほど降り注ぐ水量は膨らみ、轟々と響くそれは秋の趣などとはか
け離れたものになりがちです。春や秋は不安定になりがちだとはいえ、こうも雨風が続くと
は……。もしかしたらこのまま、雨が退いた頃には肝心の季節の盛りが過ぎてやしまわない
かとさえ心配し始めた今日この頃。穏やかじゃないですね。

ぼちぼち、来月分の執筆スケジュールに備えてコンディションを整えておかねばならん頃合
なのですが、上述の通り少し厳しいかなぁというのが。尤も十二分に寝ていれば、起きた時
には身体も楽にはなっていますし、あれを創ろうこれをツクろうと作業に没頭し過ぎさえし
なければ大丈夫だとは思いたいんですけどね……。

すっかり進行中の連載も、自分にとっては消化する“作業”になってしまいました。久しく
なっています。かねてよりそんな心持で良い文章が書けるのか?と自問するものの、実際の
レスポンスでは日々じわじわとアクセスやブクマは増えているので、やはり自身の感慨と実
際の結果はどうやら結構な「時間差」を伴っているのだなあと。なので、主だって観るべき
は後者なのでしょう。そう肝に銘じて自ら無駄に心を乱されぬように努めたいと思います。
(プロ意識?としても、客観的指標で考える・捉える方が正しいのでしょうし)

……乱されぬように、か。

心が動かなきゃ、本当の物語なんて創れやしないのにね。


先週も愚痴をゲロったような雑記でしたが、今週も何だか似た感じになりそうです。

僕自身、そのモットーというかトラウマなのは、知覚する眼前で諍いが起こっていること、
その“五月蝿さ”だと今こうして振り返れば分析できるのですが、如何せんそういった様相
へのアンチを長年拗らせた結果、自分は「正しいか正しくないか」を捨ててでも「争ってい
るのかいないのか」で事への態度を決めてしまっているように思います。

ポジティブに言い換えれば、平穏無事を愛する。
ネガティブに言い換えれば、頑なまでに感情的。

とにかく争っている様をみるだけで心が乱される──だけでは飽き足らず、近年では品なく
騒々しいだけでも内心苛々してしまうようになりました。
下賎。言ってしまえばその一言に尽きるのでしょうが、しかしはたしてこの自分にそういっ
た性質の人間を否定できるだけの資格はあるのか? 頑ななまでにその実感情的なのです。
自分の中の基準から大きく外れた相手が許せない。周りでうろうろして欲しくない。何故な
らばずっと刻んできた自分のペースというものが乱されるから──頑ななまでに個人的な理
由であり、何とも器の小さいことだと省みざるを得ません。

遠くモニターの向こうの例ですが、東京五輪を四年後に控えて、小池新都知事の「洗い直し」
が進んでいますよね。
曰く決定までの過程に利権が絡んだ。不必要な予算が計上されている。ただその実は何より
も、彼女自身が出馬の際に「敵」と設定した都議連の「巨悪」を潰す為……。

確かに悪の根は断つに越した事はない。実際、都民なり国民が必死になって稼いだ分から権
力でもって徴収していった税金を湯水の如く使われるのは癪だ、という感覚のは僕自身も少
なからずある。……でも、やはり僕は彼女のようなタイプは好きじゃない。維新の橋下さん
みたいなもんで、彼女達が自分ら庶民の味方のように振る舞っているのは、そうやって「敵」
を設定し、その対抗軸としての自分を演出すれば大勢の味方を得られると知っているから。
……はたして彼女らはどれだけ「正しい」んでしょうね? 僕達を票田以外のファクターで
認識しているのかどうか、自分には怪しいのですよ。そして何より、自ら舞台装置としての
「敵」を作る=自ら争いを生み出す(実際には多くの場合、埋もれていた「悪」を表に引っ
張り出してくる)という意味で、こういう手合いは僕のポリシーとは真逆な存在な訳で……。

頑ななまでに、個人的な理由。

でも僕というこの人間は、諍いが大嫌いだ。
確かに、たとえ僕個人の目の前から隠し通せたとしても、人と人との間にある不和・不一致
はどう足掻いても存在するし、寧ろ蓋をすればするほどいざ噴き出した時に大きな災いにな
ってしまうのだろうと思う。個人的な理由だ。それが大なり小なり、表沙汰になった時のあ
の居心地の悪さが魂のレベルで染み付いているから、厭なんだ。新国立競技場や公式ロゴの
騒動の頃から始まる「水を差す」あっち側の諸々は勿論、僕自身の至近距離──ミクロで起
こる日々の小さな不満や揺らぎも全部。……大嫌いなんだ。連日メディアが伝える喧々と五
月蝿く“作られた”問題も、他人から受ける防御外の言動も、何よりそれやもっと個人的な
内々のコンディションの浮き沈みで馬鹿に喜んだり、苛々したりする自分自身の脆さが。

……思えば、やっぱり、自分が物語に「悪」や「諍い」をしつこく描くのは反発心というか
反面教師なんだろうなあ。

心の底では、諍いのない平穏な毎日を願っている。だけどもその夢は周りの他人びとや世界
が、そして自分自身が、攻撃したり貶めたり、影響されたり自家中毒になったりする弱さで
尽く阻まれているんだと思う。
でも、それを僕は一律に克服すべき悪しき弱さ(じぶん)とまでは考えない。考えないよう
に努めている。何故ならこれまでいち病身者だった自分を含めた世の痛んだ人達全てを否定
することにも繋がるからだ。もっとざっくり言えば『○○に適応できないような弱っちい奴
は滅びてしまった方がいいんだ』という優生学的な言葉をホンモノにしてしまうからだ。
僕は、繰り返し自分の物語の中で諍いを描いている。人の悪性を強調するようなキャラクタ
やエピソードを描いている。でもそれは決して彼らを礼賛するのではなく、寧ろ抉り出して
突きつける為だと自身を自分で分析する。その醜さに、拙作を手に取ってくれた貴方が思い
を致して、自ら改めてくれればと願っているからだ。些細だけれども、そうやって一人でも
多く、この世界を掻き乱す言葉や感情、態度を表に出さずに慰め、自らと闘ってくれれば、
僕らはもう少し穏やかにいられるんじゃないかなって。

……ただ、この願いには大きく二つの欠点がある。
言わずもがな、一つはこの願い自体が僕の個人的な理想であること。即ちこの世界を掻き乱
す言動を顕在化させないよう求めることは、その人の心をじわじわと殺させてでも「黙って
いろ」と言っているようなものであること(高慢というか、図々しい)何よりももう一つ、
そんな意図で書くような文章・物語は結局自分の為のもので、誰か他人の娯楽に資するよう
なものではない──エンターテイメントではないということ。……それでは駄目だ。かねて
より自覚している所ではあるが、それではプロになれる文章とは多分言えない。少なくとも
他人びとへの“奉仕”と自身の“復讐”を両立──後者を前者の中に忍ばせられる程の巧み
さを兼ね備えなければならない筈で。

それに結局の所、僕もまた同じ穴の狢なんだろう。

喧伝(悪意)の五月蝿さのない平穏。
その理想という尺度でもって、出会う人・知る人を分かつような存在であるのなら。

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  1. 2016/09/29(木) 21:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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