日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)晩夏とこの世界に添えて

(更新しなきゃ)

ハッと気付いたら今週も終わろうとしています。誰得だけども空白の日数が続いてしまいま
した。いやね? これは個人的な拘りなのでしょうけど、月別履歴にまんべんなく新記事UP
を示す青囲いが付いてるとホッとするんですよ(笑)書いてるな、創ってるなって。そりゃ
短歌や落書きなど、こっちには出ない追加UPで更新としている日もありますが、ちとリアル
にバタバタしてすっ飛んでたなぁというのがあって……φ(・_・;)

水面下では、一応創ってはいます。また例の如くカレンダー的に「次週」へのスパンが短く
なりがちな月末~翌月頭に間に合うように早い目早い目から三題を書いていたり、tktk
を少しでも進めようとネタ出しに四苦八苦していたり、或いは期せずして某ゲームに嵌って
しまい、暇があれば延々プレイしていたり。←主な原因
……時間が足りない。圧倒的、リソース不足。
創りたいこと・創るべきことに対して可処分時間の絶対数が間に合ってないんですよねえ。
でもそれはお仕事に行き出してから(一年半も前から)減るのは分かっていた事だし、では
実際毎日日がな暇があったとしても果たして能率は上がったろうか? という自問(とい)
に行き着く訳で。経験的に答えはNoである。にも拘わらず創りたいこと・べき(製作予定を
組んだ)ことが削げずに膨らむ一方なのが冷静にみて正解ではあるし、こうウダウダ言って
みても、結局は悶え転がりながらも何処かで悦んでいる──俗に言う贅沢な悩みな訳で。

あと時間もそうですけど、身体の方も。
季節もいよいよ晩夏の頃となり、これまでの疲れがラストスパートを掛けてきているのか、
ここ最近は二・三時間の作業ですらすぐに身体が音を上げてきます。背中がだる重くて仕方
なく、一旦ゴロリと小一時間は寝ないと楽にならない(即ちその分+エンジンを掛け直すの
に要した時間を実作業以外に消費してしまうということ。尤もこれも大きく括ればパフォー
マンス管理の一環なのかもしれませんが)……歳を取ったなあ。周りの先輩達には哂われる
フレーズだけども、もう若さに任せてガンガン行こうぜ! が不可能というのが。仮に睡眠
時間を削って「今」進めても「明日」の自分はその分以上にぐったり動けないのは、経験的
によくよく分かっておりますとも。ええ。どだい有限な自身のリソースの中──それはそう
遠くない未来に僕という存在そのものと共に枯渇して消え去るんだという恐怖が、思考の端
に過ぎって振り向いてくることはあるけど、成る丈意識しないようにして──少しでも自分
の物語を多く濃く残してゆくしかないんだと腹を括る(吹っ切れる?)しかなさそうな気は
しています。

季節は、尚も強い日差しに割り込むように、着実に入れ替わり始めている。

自身も今月末は予定が入っていて暫くワタワタします(そのお話はおそらく次回)でもそれ
が落ち着けば、次の執筆モードが一段落つけば、個人的にもゆったりと来たる秋を迎えられ
るのかなあ……?


勤め始めた当初から言及していますが、現在僕はとある小さな作業場で働いています。期せ
ずして環境にも恵まれ、お陰様で長年の鬱々とした療養生活からも大きく脱する事が出来ま
した。尤も「働いている」と返せるようにはなっても、如何せん「定職」と表現するには難がある
と言わざるを得ない立ち位置ではありますが。

加えて元々、この作業場はB型作業所──内容は緩めの、心身の病や障害を来たしている方
を中心とした受け皿の一つでもあります。メンバーは心の病から呼吸器、視覚や若年性認知
症まで様々な理由でここに集まり、通うようになりました。相対的に僕は軽い部類(と言っ
ても足かけ八年ほど)だったため大分規則正しく生活を送れるようになりましたが、中には
未だ自身の突破口を見出せず、或いはふとした切欠で大きく沈み込んでしまい、中々定着で
きずにいる方もいます。……それを思うと、はたして僕は此処に来て良かったのだろうか?
割とサクッと「治って」ばりばりやっている(当社比)姿が、却って彼らのプレッシャーに
なってはいないだろうか? と、さりとて一緒に陰鬱に沈む訳にもいかず、今日も今日とて
地味な手仕事ながらも精を出す日々です。

……初夏の新緑が真夏に照らされ、今度は秋の兆し、風に吹かれて揺れている。

窓の外から見える景色を時折、目を休めるがてらぼうっと眺めながらあーでもないこーでも
ないと思案します。お仕事をしている時でも、ふいっと何か創れるものはないか、纏めるに
足る思考・己の興味はないか? 探している自分がいます。
現在の作業場は、山の中ですがとてもいい環境です。所長の人柄・方針とB型作業所という
枠組みの性質も相まって「普通の会社」よりもかなり緩い面は否めずとも、それでも長年痛
んだ僕が回復するには十中八九有用な場所でした。働いているという状態が十字架を降ろした事も大きいですが。

それでも、思うのです。
結局ここは「普通とは区別された世界」なんだなあと。

以前から自分でも調べ、聞き及んでいたことではあります。僕ら(と自分も括ってしまって
いいのか)病持ちの人間、一般のレールから外れてしまった人間は、社会復帰の大よその最
終点である就職に向かうことになります(べきとされています)ですが実際には、一般企業
には「障害者枠」なるものが内々に存在し、且つそれは必ずしも全ての会社にある訳ではあ
りません。寧ろ無い所が多いのではないでしょうか。
……大きな理由は、受け入れる体制がない。受け入れる事が自分達の事業におけるハンディ
にならざるを得ない現実が在る──そう僕は現在漠然と考えています。

当然ながら、会社とは大抵の場合営利企業です。少しでも利益を出す為、お客さんに喜んで
貰う為、キツコツの中で皆が動いています。
ですがそこに障害のある人が一人でもメンバーにいたらどうでしょうか? 障害のある、と
表現するのは、往々にしてそのキツキツに適応し切れない性質の持ち主だからということな
のです。こと現場の一線、末端で気を張っている従業員は思うでしょう。
何でこんなこともできないんだ? 何でこいつのフォローまでしなきゃいけないんだ?
何で、こんな奴がここにいるんだ──?

差別せず受け入れろ、法律でそう決まっている。お前には障害者への理解がないのか!?
……上っ面で説教するのは簡単ですよ。中身を見ず、理想だけ語っていればいいんだから。
でも実際はただ「とろい」だけで仲間内から邪魔者扱いです。いや、程度によってはそもそ
も仲間だとさえ思われていないのかもしれない。現実は、法的云々の枠など関係なく、ただ
そこで働く個々人が自分の仕事に汲々としている姿ではないでしょうか? だからこそ他人
の“病的”などケアしようなどと思わず、余裕がなく、状況が改善されなければ皆でパージ
してしまうかもしれない。いや、実際そうしたケースを(病というか気質の不一致だったよ
うですが)僕は知っています。
外から来た「とろい」を疎み、内で見出した「とろい」を追い出し、そうして次々に痛み病
んでしまう人が、他ならぬ僕ら自身によって生み出され続ける……ループする……。

窓の外を眺めながらぼうっと思います。はたしてこの緩やかな環境の下で回復した人間が、
また或いは新規に「普通」の中に馴染めるのだろうか? 営利組織の中で生きられるのだろ
うか? また痛んでパージされる・出て往くのではないだろうか? 誰も幸せにはなれず、
常に何処かで脱落者を再生産しながら繰り返すのではないだろうか……?

僕は常々、せめて『棲み分け』ればいいと語ります。それは現実世界を鑑みて自分なりに考
える──成る丈哀しみ、傷付く人を出さぬ為の次善解であり、或いは半分は諦めであるのだ
と思います。
以前、僕らは世の「普通」から零れ落ちた人間なのだから、今度はそことは違う生き方をし
てみないか? と書いたこともあります。……でも、今の僕はその前向きさを「免罪符」に
してしまうことは逃げなのかな、甘えなのかなと一方で押し留めるようになりました。それ
は誰も彼もが「特殊」を許される訳じゃないし、そんな人達ばかりで溢れ返るようになれば
今の世の中は立ち行かないし(一度ゼロに解体されてしまっても構わないけれど)何より、
そんな人達ばかりの“マジョリティ”が出来てしまえば、今度はまたそこから痛んで零れて
しまう──結局繰り返すだけじゃないのか? という疑心があるからです。
つまり徒に混ざり合ってはいけない。移動が何者からも自由であらねばならない。
前者は大きな集団になり過ぎればかつてを繰り返すという意味で。後者は棲み処を変える事
で他人にとやかく言われる・やっかみを受けうる環境は、棲み分けを目指す次善解の大前提
自体をふいにするという意味で。

……難しいな。思考(回答)が何度もループする。

痛め合う事が避けられないのなら、いっそ元から隔たってしまえば。そんな夢を考える。
さりとてそれは互いの、寧ろ痛んだ側が「免罪符」だと自責する獄にはならないか?
どっち付かずのままならば、僕は彼らは一体どこに軟着陸すればいい? 降り立った場所で、
精々死なない程度に生を延ばすくらいしかないのか。

“きっと分かり合える”

だけどもそんな楽観的な、頭の悪いポジティブ論などを丸々信じる気にはなれなくて。


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  1. 2016/08/26(金) 23:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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