日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)それが人間だもの

書キオワタ\(^o^)/φ

暫くぶりです。
雨が振ればだばだば結構な強雨になるし、晴れればじとっと汗ばむような嫌なタイプの暑さ
に包まれる──梅雨って例年こんな感じでしたっけ? 今年は特に暑いという予想が出てる
とか聞きますし、既にその片鱗は出ているのかな……嫌だな……。こんにちは、長月です。

ほぼ一週間近く目に見えて更新があらず間が空きましたが、理由はありまして。
昨夜もツイッタ(小日記)やなろうさんの活報で言及しましたが、同日サハラ~の次編──
シーズン2のプロット作成が一通り予定まで終わりました。これで一年弱は一安心。当初の
心積もり通り、来月には更新を再開したいと思います。宜しければまたお付き合いくださる
と嬉しいですm(_ _)m

シーズン1を書いていた頃から断片的に温めていたとはいえ、目標期間内にこさえ終えた事
も勿論ですが、何より従来よりも能率よく?プロットを作る自分なりのノウハウというもの
が建てられたというのは大きな収穫でした。
シーン数を区切る。導入と〆をどうするか確定させる。各シーンの要素を箇条書き・順不同
でいいから書き出す。少し膨らませつつ互いの順番を確定する。清書して更に細部を詰めて
ゆく──まぁ結局各シーンを起こすのは半ば閃き(残り半分はそれまでの流れからの整合性)
に頼らざるを得ない、それがいわゆる創造力という奴なのでしょうが、きっとまだまだ改善
できるやりようは在る筈で……。

お仕事は、お陰様で平穏無事にやらせて貰っています。如何せん過去長かった療養生活や出
不精な性分もあり、油断するとすぐクタクタになってしまいますが。
一時は慣れたがゆえに他のメンバーの粗、互いの相性?が垣間見えるようで内心ハラハラし
ていましたが、それでも所長や職員さんも含めて動いてくれて気付けば収まった、ような。
「皆仲良くニコニコと」なんてのは、お互い生身の人間である訳で、中々どうして難しい理
想論的な願いではあるのかもしれませんが、せめて表立って諍い合う場にだけはなって欲し
くないなぁというのが(僕のとても個人的に過ぎる)ささやかな願いです。

ここ最近は……特に疲労の出方が“一挙”ですね。少しずつ自覚なしに(創作を進めようと)
無理をしてある時ズゥゥンと身体にクるというのか……。仮眠室の利用について割とフリー
ダムな作業場ではありますが、その厚意に甘え過ぎずにもっと自分を鍛えなければなと。

自分の手の届く範囲でいい。そこまででいい。

遠くの解らぬ誰かを憎むより、近くの知人と生きる為にエネルギーを使わなきゃなあと思う。


──まぁやいのやいの言ったって、詮無い話なんですけどもね。

連日の報道でご存知かと思いますが、とうとう某ゾエ都知事が辞職しましたね。そしてこれ
も最早「いつもの」ですが、辞職が決まった次の瞬間にはもう次の知事は誰になるかであー
だーこーだと推測で名前が挙がっていく。初っ端から意欲的な弁護士だったり、言葉の上で
は決してイエスとは言わないけれど、多分タイミングを図ってるだけの議員(センセイ)達
だったり……。
肝心の疑惑は「いつもの」ように究明されないまま、今回の劇場も幕引きといった所でしょ
うか。「いつもの」のように誰かを何処からか難癖を持ってきて、それがやれ不義だの品格
だのという世間様の基準を満たしてしまえば、それこそ品性だの何だのお構いなしに吊るし
上げて寄って集ってサンドバックにする。いわゆる炎上案件。まぁゾエ氏の場合、清々しい
ほどに保身に走り、セコくて小物臭を出してしまったものだから──たとえ現行制度上違法
ではないと言われても格好の餌食になった訳ですな。ご苦労さまでした。

……ただね。僕は今回ゾエ氏本人の汚職とは別に鼻持ちならんことがあるのですよ。
それは他ならぬ一連の同氏叩きに興じた群集心理、そしてそこへ苦言を呈してみせる知識階
級とやらの御仁達、そのある種の高慢さ。
(時事を引き合いに出すと毎回のことではありますが)愚痴らせてください。文字数制限も
そうですが、こういう私情なり政的なお話はある程度クローズドな場所の方がお互いの為で
もありますので……。

今回、都知事を叩いて(極めて個々からくる)鬱憤を晴らしたろう人達。
まぁそれはもう今に始まった事じゃないです。いい加減慣れたというか諦めてるというか。
実際問題、真にゾエ氏の金遣いに関して憤った人間は一体どれだけいたのでしょう? 大概
の人間はメディアと相互に持ち上げ、煽り合って大きくした火の周りに便乗して騒ぎ、普段
ある個々の鬱憤を「義憤」にカモフラージュして発散・消費していただけなんだろうなと僕
は推測しています。だからこそ“首を取った”ら一段落つき、皆忘れていくし、怒りを向け
られた問題の根本的解決はまるで図られない。空虚な繰り返しって奴です。
だから、少なくとも僕は、もう彼らの義憤(いかり)に義憤(いか)るをことを止めました。
義憤ることそれ自体が──衆愚や諍いへの反感という個人的な心象という意味で──同じ穴
の狢なんだと何度か見つめ直してからは、なるたけクールに「観る」よう心掛けています。
義憤るのではなく距離を取るように心掛けています。
少なくとも“問題が問題になる”という事は、人が集まって反応するからです。反応するか
らこそ他人の落ち度がカネとして成立してしまうのです。自分一人が関わらないからといっ
て何が変わる訳でもないのでしょうけど、せめて僕という個人は矜持をもってそうした態度
を取りたい。せめて僕自身は激情の中に呑まれずにいようと厳しく自戒する意味で。

人は学ばない。すぐに感情的になって、他人の粗を見つけては彼・彼女を私刑(リンチ)に
処する。それによって掻き乱される多くの関係者の痛み、何よりそれが理知的な市民像から
は遠く離れたものである云々──。

……そんなもん、言われずとも分かっとるわ。というか嫌ってほどに知ってるわ。

今回、一連の経過を観ていて鼻持ちならんと思うのは、私刑(リンチ)を繰り返す大多数の
民衆以上にそういった彼らに苦言を呈すインテリぶった連中でした。それこそ衒学的という
のかな……。曰く彼らには理性が、知性が足りない。肝心の汚職をしっかり追求せずに叩く
ことが目的になっている。そもそもに都知事は今回辞職に追い込まれるべきほどの悪事を働
いたのか? あげつらうだけじゃなく、彼の功績もきちんと評価しないと──。

……そりゃあ僕は都民じゃないし、投票権もなければ完全な部外者ですけどもね。
だけども個人的には、ゾエ氏の功績ってピンと来ませんよ。都民じゃなく韓国の為にお金使
おうとしたとか、五輪の予算についてケチり政府と喧嘩したとか、そういうマイナス実績な
ならば幾つか記憶に残ってるんですけども(あと個人的にはこの後者がのちの五輪グダグダ
状態を起こす一つの切欠になったんじゃない? とさえ思ってます)結局一番マシかな?と
思って選んではみたものの「残念、全部ハズレでした!」みたいな前回の知事選(ガチャ)
だったんじゃないの? というね……。

まぁ彼の器云々はどうでもいいや。どうせ他人が勝手に叩いてるでしょうし。

一番今回言語化したかったのは、今回の一連の袋叩きに苦言を呈していた知識人(言論人)
の類への苛つきだったのです。一見それらしいことを言ってるような気がしますが、僕には
所詮彼らは自身の知的優位性を誇示する為に「市民」を見下しているだけじゃないか。そう
感じられてならなかったのです。
(それもまた感情的? 大いに結構。併せて言及しますので)

先ず前提として、僕もまた世の人々の“生贄”探しには辟易しています。まるでそれが当た
り前のように次から次へと(名の知れた)他人の粗が露わにされ、扇動され、一挙に叩きの
めしてはまた新しいターゲットへと向かう。そして彼らはその殆どが、自分達が石を投げて
メッタメタに傷付けた相手達のことをもう一顧だにしていない。
……でもね。それを僕は単純に「馬鹿」だと哂って、あまつさえ「だから自分は違う」とで
も言いたげな連中にはなりたくない。僕には群集の激情を批判し、生贄にされた悪人(仮)
を擁護さえしてまでそういう優越性を欲する彼らインテリ──言論人な者達こそ真の醜悪で
はないかとさえ思う。

……人は学ばない。感情的になって大局を見失う。理性的な判断ができない。愚かだ。
でも別にそれは何も今に始まったことではないじゃないか。寧ろ手前らが標榜する知性なり
理性という概念の方がずっと、ここ百年二百年ちょっとで体系付けられた小手先のシステム
じゃないかと。民衆(かれら)をして「ああ、これが民主主義だよ」と肩を竦めて当てこす
るなんじゃあない。勘違いしてんじゃないか? 民主主義だって資本主義だって、別に至上
のものではなく他のやり方が脱落してきた中での次善の策でしかないんだって事を。こと後
者はまんま人間の欲望──感情を前提に回すシステムなんだから。
理性とは、自身の知性を重んじること。
知性とは、自身の未知や不可解を投げ出さず向き合い続けること。
ペダントリーになって他人を哂うな。それは手前らが標榜する当の理性やら知性そのものへ
の冒涜でもある筈だろう?

確かに僕たち人間は中々学習せず、感情の生き物で、流され易い愚かな生き物だけど、それ
でもいつかはその感情を理性という杖で踏ん張りながら乗り越えていく。克服する。そう願
ったから素晴らしい概念足りえたんじゃないか? それをまるで自分のもののように、自分
を着飾る為の所有物のように、振る舞うな。自分だけが特別なんだと思うな。優れていると
自惚れるな。……何も一緒に彼らと「馬鹿」になれとは言わない。ただ見失っているように
僕には思える。そりゃあ自分はあんたらのような“専門家”ではないし、単なる言葉を弄く
ってスキルとするアマチュアだ。それでも誉れはある。自惚れを──高慢を繰り返し繰り返
し自身の中から滅ぼし、もっと知ろう、もっと見据えようと欲するだけの人間だ。だから僕
はあんたらがさも怠けているように見えたし、驕っているように見えたし、ムカっとしたの
である。

──人間だもの。

それは社会学なり何なりではなく、僕自身が文藝という形で言葉・観念というものに関わっ
ているからなのかもしれない。

人は愚かだ。でもだからこそ愛おしい。完璧でないから故に面白い。

優れた者の為に他人(せかい)を変えるのではなく、何よりも先ず自分が変われ。

賢さとは他者を導き強いる力ではなく、何につけても只管自己を検める態度ではなかったか。

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  1. 2016/06/17(金) 23:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

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