日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)いち抜ける泥沼的思考(ジレンマ)

2016.exeを展開しています… ■■■■□□□□□□ 41.6%

早いもので六月に入りました。水無月です。そして私は長月です。
そして単純計算で今年も既に四割弱──今月が終われば半分が経過してしまうという事実。

まだ先? いやいや、一ヶ月なんてあっという間ですよ。なまじ歳を食ってくるとどんどん
年月の経過なんぞ早く感じるようになります(これはちゃんと理由があって、個人の人生に
に占める一年間の割合が小さくなっていくから、だそうですよ?)自分の場合は三題を五本
書けばお終いです。長編系を二回更新すればお終いです。長いような短いような。それ以上
を望んだ所で“劇的”なことなんてのは滅多に無いとはいえ、やはりただ繰り返すだけの毎
日であるのならば人間、少なからず行き詰まりを覚えてしまうらしい……。

先日、三題が累計250本に到達しました。250÷5÷12=4余り2──この自己鍛錬用企画も四年
と二ヶ月、五年目に入っています。引き続き(貴重な更新材料的な意味でも)書き続けてい
きますので、今後とも気長に生温かくお付き合いくださいm(_ _)m

サハラ~のプロットも、二十四章まで作成が終了しました。12エピソード目後編。残りの予
定は2エピソード分ですので、進捗は10/14といった具合でしょうか。一先ずこちらの作業は
置いておいて、当面は今月分のユー録執筆に向けてリソースを振り直していこうと思います。
あと一月くらいは多めにみて時間を取ると思われますので、もう暫くお待ちをm(_ _)m

……創作活動的な近況はざっとこんなもんですかね? でもツクれてない(´・ω・`)
お仕事の方は、まぁ四勤に増えてから大分経ったのもあり、身体のリズムも慣れてきました。
何度かヘルプで一時的な平日五勤を経験したこともありましたが、やはり中休みを入れない
としんどいですね;そうは言っても、まるっと一日休みが来てもそれおを有効活用できてい
るとかというと、正直怪しいものなのですが……。
(休みなんだからゴロゴロ寝てりゃいいのに、どうにも勿体無さが勝りがちなんですよねぇ)

暑さが段々強くなってきて、昼間家にいる間はあちこちの窓を半開きに。吹き込んでくる風
が気持ちいい今の内はまだ本格的な夏ではないということなのでしょうが、小耳に挟む限り
では今年はとみに厳しい暑さになるそうで。厭だなぁ……。寒さは引き篭もってりゃ何とか
なるけど、暑さだけは思考力も奪われるし、どうにもならんですもの。

初夏や梅雨を含めれば六・七・八、残暑も加えて九月。

ざっと四ヶ月。一年の1/3。そりゃあ毎年長く感じる筈だよ……φ_(:3 ⌒゙)_


──話題(ネタ)がない。

一時はそれこそ自分のアンテナ、感受性の鈍化なのだろうかと気を揉み何とかして雑感を引
き出そうと必死になったものですが、一周回ってまた歳を食ったのもあるのか、今では寧ろ
安堵すべき状態であると考える。そう考えるよう努めるようになったなぁと思います。

言わば「平穏無事」ってことなんですよね。少なくとも僕という個人の内面においては。
そりゃあこうしている今も国内外では色々な事件が起きて世を騒がせているし、僕の周辺で
何一つ問題が無い訳ではないけれど、別にそれらに対して自分が逐一感情を轟々と焚きなが
ら突っ込んでいく義理は無いのです。こと難しい問題であればあるほど、立ち向かうべきは
巷の凡人達ではなく、専門の知識や経験、何より覚悟を備えた有志であるべきなのです。
……冷めてしまったのかな? だけど徒に事態を掻き回す事にだけは加担したくないのです。
掻き乱されて「炎上」していく世事をまがりなりにも観てきた分、個人的にも一時は病に罹
るほど傷付いて落ち込んだ分、図太い正義よりもか細い優しさの側を僕は選びたい。

ここ最近も、幾つか印象に残るエピソードがあるのですよ。

一つは某作品の実写化の報から始まった、パンピー資本がサブカルコンテンツを食い荒らし
ていく(ように僕らには見える)さまへの憂いを語らった時。
一つは上記のような話を、また別の人と語らっていて、ふと漏らしてしまった卑下の言葉に
激しく噛み付かれた(叱られた)時。
もう一つはうちの作業場──概して何かしらの疾病を抱えた人達が集まっている──に勤務
している方の一人がふとここ暫く、調子を崩してしまってからの伝聞を経て思ったこと。

手垢のついた言説ですが、はっきり言って僕はアニメ漫画などのサブカル出身コンテンツが
とかく実写化されていくさまが大嫌いです。先程も言ったように、この手のものを企画する
人間はコンテンツへの愛情が乏しく、ただ「知名度のあるタイトル」という「他人のまわし」
で相撲をとり、金だけを巻き上げて掻っ攫っていくという目的・行為であるのだろうと見透
かされて久しいからです。実際この手の実写化作品の多くは原作との兼ね合いよりも事務所
が推すキャスティング等で作品世界を損うし、何より既存タイトルを使うという点で脚本家
を育てる気がないんだなと思わせます(まさに今成っている実だけをもいでいくスタイル)
向こうさんからすれば原作ファンは「考えていますよ^^」とアピールはするけれど、本音の
所はビービー文句だけ言うけど直接金を落としてくれる層じゃないから最悪無視しちゃえば
いいや、とでも思っているのでしょう。……念の為に補足しておきますが、実写化作品から
原作に入る人もいるじゃん!という擁護は些か楽観過ぎです。ただでさえ元々がサブカル、
マジョリティとは棲み分けてこそ「目を付けられず」に存続してきた畑なのに、パンピー達
が仮に流入してきてはそれまで形成されていた暗黙の了解──弁えるべき最低限のモラルす
らも簡単に破られる危険性がある。まぁ弁えない馬鹿というのは、昔から一定数存在するのですが……。
何より原作本を買うでもない限り、関連商品「だけ」では基本原作者には一銭も還元されま
せんからね? 気持ちは貰えるかもですが、腹は膨れませんよ……??

──とまぁ、そんな話をはたと折につけ、サブカル民同士で話していた訳です。
でも憂いはあっても、問題自体に対する態度・考え方というものは必ずしも同じだとは限ら
ない。寧ろ相反し、しばしば相手を不快にさせてしまうことだって珍しくない。

『あ~、止め止め。こうやって話してたって誰も幸せにならないもん』
『他人なんて関係ない。好きなものを好きで何が悪い? 自分で否定するな、腹が立つ』

厳密な言い回しは違いますが、その時に向けられた彼らの言葉それぞれ、大よそこんなもの
でした。前者は話題自体を不毛なもの・益体の無いものと考え、語られることから遠ざかろ
うとする場面が何度がありました。後者はもっと頑なというか……普段抑圧された日々であ
るからこそ、核のない他者大勢の言葉に価値はないと断じ、愛好する者その心にせめて正直
であるべきと割り切っている──少々ひねた感じでの個人主義でした。

嗚呼、失敗したなあ。両者の時とも、僕は思いました(なのに何度も振ってる愚)
そうなんですよね。誰も幸せにならない。自分の好きを卑下したって、敵(文脈上パンピー
資本)どころか味方にすら攻撃だと取られかねない。
『自分が逐一感情を轟々と焚きながら突っ込んでいく義理は無い』のです。言ってしまえば
語るべきではない。特に解決策を持っている訳でもないのに、ただ愚痴りたいだけならば、
せめてその相手は選ぶべきで、最大限絞りに絞るべきだった。
後者においてはつい「奴らに食われるならいっそ知られるべきではなかった」などと言って
しまい、先方の不快を招いてしまいました(あくまでコンテンツを食い潰す当人らが悪いの
であって、元いる自分達がそれを押し込めてどうする? という事なのでしょう。何よりも
原作者さんの意思がそっちのけですし。その意味でも彼には失言だったなぁと……)

……何と言うか、病身全盛期の頃の捻じれたネガティブがこう、時々ぶり返すような。

(こちら側から見て)明確な戦犯はいる。問題を拗らせている見方ってものがある。
なのにどうも、自分はそういうものと表立って闘うよりも、こちらの側が引っ込んでしまっ
てバランスを取るべきなんじゃないか? という事を考えがちな気がするのです。
誰も幸せにならない──いっそ知られるべきではなかった──前向きな割り切りと後悔では
まるでベクトルが違いますが、こういうのって『皆で不幸になろうぜ!』な発想じゃないで
すか。一時の自分(道連れにしてやる……!的な厨二病)ならまだしも、それこそ誰も幸せ
になりゃしない。皆が5に留まらせ続けるよりも、誰か強くあれた者が先に6へ7へ、10
へとステップアップしていけば、少なくとも一つ「幸福」は生まれる。
……だというのに、ずっと自分はその一つよりも、他の残された5にばかり目がいっていた
ように思います。その6や7に移れた幸福一つよりも、留まり続け堕ちかねない十や二十の
嫉妬・怨憎の強さばかりに目を遣ってしまい、それが人という生き物の本質だと断じた。
……違う、そうじゃない。いや、それも一面ではあるのだけど、やっぱりそれでは誰も幸せ
にならないんだよなって。幸いにして僕個人、今の職場──療養無職という十字架から解放
されて随分活力を取り戻したクチですが、先述のようにそれでも他の仲間が苦しんでいるの
を見聞きすると『僕だけ先に往っていいんだろうか? 彼をもっと凹ませないだろうか?』
という思考が働き、むんずと上向く自身を引き摺り下ろそうかとしていたのです。
……そうじゃないんだよなあ。そこで『彼の励みになれば』と考えなくては。そりゃあ確か
に鬱々とした他人の中では自他を比べて凹み、ネガティブの材料にしてしまう可能性は少な
からず孕んでいるのだろうけど、そこまで僕はその彼の心にまで責任は持てない。背負い込
むべきじゃない。こう言うと厳しいかもしれないけど、病み痛んだ心というものは他ならぬ
自分一人で最終的には建て直し、超えていかねばならぬものなのです(経験者は語る)

何年も前、僕は友人に繰り返し繰り返し窘められました。
その思考は、問題解決の為に役に立ってるか? 問題を問題にする為に、考える為に考えて
るんじゃないか──? あの頃はなまじまとも(ではその実なかったのだが)に動いている
のが頭だけだったため、頑なに思考を投げ放つことを拒んでいた──ドツボに嵌っていたけ
れど、今ならそのエネルギーの向け方が何とも遠回りで無駄の多いものだったかと思い知ら
されます。
思考には二種類ある。問題に挑み、前に進む為の論理的思考と、只々煩悶を堂々巡りさせる
為だけの益体の無い思考だ。願わくば僕らは前者を獲得した人でありたい。勿論、それは人
によってはとても難しいことだけど。でも、だからといって僕ら一人一人が誰かの「痛み」
に寄り添い続けることは困難だ。ただ同情で、綺麗な奉仕精神だけではもたない。いつかは
共倒れする。その為にも、良くも悪くも僕らは『自分は自分、彼(彼女)は彼(彼女)』と
その“領分”を引いて割り切ってゆくことも必要なのだと思う。

一方的な強い正しさよりも、並立する静かな優しさを僕らは選ぼう。

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  1. 2016/06/02(木) 00:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

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