日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)このカラダに巡るもの

今月もあと僅かになりました。気付けばすっかり秋めいています。
以前の残暑や台風が嘘のように空だけは穏やかというのは……。こんにちは、長月です。
気付けばもうこんな季節、今年も残り三ヶ月ですか。早いものです。
夏の暑さの中で早く涼しくならないかなと思っていたのが、随分昔のような錯覚を覚えてし
まいますね。実際、季節の移り変わりが急になっているのかもしれません(事実自分も一度
体調を崩しましたし^^;)環境の変化も手厳しい哉……。

今週始めに連載の七章をUPしました。またぼちぼち続きを書いていこうと思います。
……が、しかしやっぱりというか自分でもこのペースは早いんじゃないかと思ってしまうの
ですよね。何よりも“創作に対し変に力んでいる”のではという自問や指摘がありました。
それ故、今後は以前よりも意識的にローペースな創作に抑えていこうと考えています。
また連載自体も、一区切りが終わった後の事は未定な状態です。
そんな迷い深々としている今日この頃ですが、それでもご愛顧頂けるのならば嬉しい限りで
ありますm(_ _)m


先日の雑記で僕は「欲望を肯定してみよう」といった旨の思考をしていました。
ですが……やはり全部が全部を認めてしまうのは如何なものかと思うのです。つまりそれは
その場その場の欲望(感情)に流されるのではなく、すべき事にちゃんと優先順位をつけた
上で臨むのだということ。
創作は楽しい。だけどそれ以上にするべき事──日々の現実的な営みは、本来もっと人間に
とって重きを置くべきものではないのか?
どうにも“創作に対して力んでいる”のではという自問や指摘を受け、僕はここ数日何とか
この欲望を軌道修正できないものかと試行錯誤をしています。

しかしやはりというか、ここでも根っこのネガティブが顔を出します。
「物書きだ? そんなもので飯が食えるとでも思ってるのか?」
「遊びに現を抜かしてないで現実を見ろ」
「能書きや御託は聞き飽きた。いい加減結果を出せよ」
「夢だ? 誇りだ? そんなものごみ箱にでも捨てちまえ」
でも、これもまた自分の頭の中でのシュミレート、ラディカルな仮定(感情)に翻弄されて
いるだけだと思いたい。もっとロジカルに考えなければまた元の鞘に萎縮してしまう。
・創作を始めとした欲望を肯定してみようと思う
・趣味にしろ目標にするにしろ、先立つものは必要ではないか(物欲の肯定)
・その為にも日々の営み、もっとざっくり言えば生計(労働)を軽んじるべきではない

ざっくりと整理するとこんな感じなのでしょうか(至極私的な思考ですみません……)
こうした中で一番懸念するのは、やはり「手段と目的が逆になる」事でしょうか。
僕の場合、好きな事を続けられる為にそれらを取り巻くものももっと大事にしようと思い立
っているわけです。しかしややもすれば、そちらばかりが「目的」となってしまう。
何の為に、僕らは日々の営みをしているのか──その原点だけは忘れないでいたい。

何よりも、夢を現実という理由でそう易々と諦めてしまっていいものなのか。
勿論そうした決断を下す事も“自身の意思”で行うのなら構わないのです。
でも……僕個人は何だか、結局現実というものを「仕方ないから」というネガティブな方向
での後付に利用してしまいそうな気がするのですよね。
それに、そんな「現実」の中に在っても、夢と両立しようと奮闘している人々は決して少な
くない筈です。だからもし、僕が現実を免罪符に安易な方向で諦めてしまったら……捉え様
によっては、僕はそんな頑張る彼らを冒涜することにもなると思うのです。
理由は「仕方ない」という、後ろ向きな諦観や斜に構えた自嘲ではなく。
理由は「○○だから△△」という前向きなロジカルさで以って。
そしてそこに幾許かのココロを伴いながら、僕は僕の意思を決めていけたらと思うのです。

これは所詮、理想論なのかもしれませんが、したい事もすべき事も、互いに補完し合えれれ
ばいいのになぁと僕は考えるのです。
自身の場合で言うならば。
『創作の為に営みに勤しみ、そんな営みが創作を潤す、そして創作が営む為の糧にもなる』
といった循環のイメージでしょうか。
そして、こうした“補完し合うこと”とは結構色んな側面で大事ではないのか? そうも付
随的に考える事ができるのではないでしょうか?
──思いだけでは駄目で、がむしゃらに駆け回るだけでは駄目で。
──知っているだけでは駄目で、ただ何となく身体を動かしているだけは駄目で。
──独りっきりのままでは駄目で、でも誰かに委ねるだけでも駄目で。
自分の中の身も心も、誰かとの繋がりも、きっとお互いに補完し合う形であればもっと僕ら
は色んな事ができる可能性がある筈で。
確かに、僕一人という人間にできることが限られている。
所詮、僕一人の脆いカラダでは満足に一人前の仕事はできないと思う。
それでも力量への努力を怠らず、誰かと繋がり補完し合える努力を怠らなければ……きっと
こんな僕でも何かができるんじゃないかと。そう信じたいと思うのです。
物書きでもきっとそうなのです。
僕一人では、単なる文字データの集まりでしかない。
僕一人の頭の中では、単なる妄想に過ぎないのでしょう。
でも、そこに手に取ってくれた誰かの思考や想像が加わる事で、その文字列の塊は何かしら
の意味を成す。書き手と読み手が、互いに補完することでそれらは「作品」となるから。

僕らのカラダの中に流れるものは限られている。
どんなに優れた人間であろうとも、一人の持ちうる力は、突き詰めれば決して無尽蔵とは言
えない(そうでないとしても彼らがそこに至るには相当の努力を積み上げている)筈で。
でも、僕らはそれらを磨き上げることはできる。
でも、僕らはそれらを補完し合うことはできる。

……僕という人間は、一体何ができるのでしょう?
貴方という人間は、一体何ができますか?
そして僕らは、一体共に何ができるのでしょう……。

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  1. 2011/09/29(木) 20:30:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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