日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)纏めたいには違いなく

( 」 ゚Д゚)」<お待たせしました

暫くぶりです。ちょうど二週間ぶりになりますか。そしてやはりと言うべきか、月日の経過
とは存外に早いもので、雨風に打たれて散り始めていた桜や他の木々も、今や芽吹く緑色に
濃いという印象が強くなりました。当稿執筆中の現在も、日がな雨がぽたぽたと降り続けて
そうした向きに拍車を掛けています。……まぁそれもそれで、喧しい豪雨でさえなければ、
また別の趣として楽しんでしまえばいいと思います(静かなのって好きですし)

先日、サハラ~の十四章をUPしました。7エピソード目後編です。そして以前から予告して
いた通り、今回でシーズン1終了──書き溜めてあったプロットが全て消化となりました。
なので、来月からは暫く(二・三ヶ月位?)は同作の更新はお休みとさせていただきます。
一息つけた後、例の如く次編シーズン2の分のプロット作成に掛かろうと思います。その間
も他拙作の更新は行いますので、気長に生温かくお待ちいただければと……m(_ _)m

……というかこのサハラ~、どの程度読まれているんでしょう?

少なくともなろうさんでの推移は(掛けてきた歳月の差も当然ありますが)ユー録や三題に
比べると文字通りの桁違いな差となっています。ファンタジーではなく、SFカテゴリにて
投稿しているせいもあるのか、何となしに振るわないなぁという気がしています。
自身はどれも同じく(期間を決めて執筆モード中としますし)楽しんで書いているつもりな
のですが、如何せん「過去の自分」を超えられないというのは中々どうしてモニョるもので
ありまして……φ(=_=;) まぁ以前にこちらで読んだよーとメッセージも貰っていますし、
全くのノータッチではないのですけれど。

検索サイトとか、その辺にこっちも登録しておいた方がいいのかしらん?
実際ユー録と三題はそうしています。というか、寧ろそうやって広告に手を出した事でよう
やっと今のアクセス状況になっているんではないかと思うこともしばしば。
自分が旧い人間なのか、あまり「戦略」の方にばかりエネルギーを割きたくはないんですけ
どもね。そんな余裕があったらもっと文章自体を磨き続けたいというくらいにはジャンキー。
(とはいえ、知って貰わなければ始まらない、というのも理解はしている心算なのですが。
実際ことウェブ小説、コンテンツなど星の数ほどありますからねえ)
……まぁ、結局の所は堂々巡りな思考で詰まるだけな気がします。自分の愉しみや研鑽へと
どうも主だった関心は向いてしまいますし、邪推ばかり僻んでばかりでも精神衛生上宜しく
ないのは確かですし……。

書き続けたいですね。創り続けたいです。

己が内側と外側のセカイの差に悶々とするというのは、どだい創作人の宿命みたいなものな
のだろうなぁと思う今日この頃。


前回の雑記──UP日時14日18時半の時点で、あまり話題にすべきネタが無いとぼやいていま
したが、その約三時間後、とんでもない事件が起こってしまいました。

ご存知の通り、言わずもがな熊本地震です。熊本・大分を震源とする震度7クラスの大きな
揺れが彼の地を襲い、発生から一週間以上経った今も、この二度の前震・本震だけに留まら
ず数百という余震が起こり続け、被災した人々は困難に直面しています。
震度7──大まかなカテゴライズで言えば、阪神淡路大震災や東日本大震災と同格とされる
ほどの揺れです。各種ニュースで報じられた映像を見れば言わずともなく、その被害は深刻
です。関西生まれの関西育ち、小学生の頃に阪神・淡路を遠くではありますが経験した一人
として、あの時の記憶を刺激されるようでした。東に西に。どだいこの日本列島は地震多発
地帯ではあれ、頭の中で挟撃を受けるかのような錯覚があったものです。
(私事ではありますが、現在掛かっているお仕事に大分からの案件があり大丈夫だろうかと
一時気を揉んだものですが、幸い先方からの返信ではさほど大きな被害はなかったようです。
妙な繋がりというか何というか。そもそもだいぶ地域が違っているみたいですが)

……とはいえ、やはり僕はこの大きな災害をダシにしてものを書くのはあまり宜しくないの
ではないかと思います。少なくとも直接的に、被災なされた方々をさも訳知り顔でいち外野
が「語る」ことは誠実ではないだろうと考えます。結局梃子にはしてるんだけども。

勿論、否定する心算まではありません。
同じ日本で起きた災害。救援・支援を待ち望んでいる多くの方々。そこに何らかの正義感や
使命感を覚え、募金なり物資なり、ボランティアに駆けつけるなりをしようという誰かに、
その心意気に百二十パーセントの嘲笑を向けてよしとまでは僕も思っていません。
……ただね? 今回に限った事ではないのですが、大きなムーブメントが起こった際、それ
を全力で“利用”しようとする輩がどうにも多過ぎると思うのですよ。

やれ権力批判だ。五輪止めろ、増税止めろ、アベが悪い。
やれ不謹慎だ。熊本の人達が苦しんでるのに楽しむな、笑うな、下を向け。
やれ偽善者だ。素人が手を出し口を出しするな、どうせ売名行為なんだろう?
そして案の定出てきた「つながろう」だ。まぁこれは後述する内容として……。

何だかなあ。これが所謂“お通夜モード”って奴なのか。
同じようなことは他の人達も少なからず思い、ごちているようで、今回のような何かしらの
トリガーによって右へ倣え、さもなくもばお前は異端者である的な口撃が群れを成して飛び
交うさまはまさに「地獄」であるのだと。ただ、そういう批判も擁護も信奉も無知も衝動も
全部ひっくるめてインターネッツを介し現出しているさまは、同時に良くも悪くも「自由」
であるのだなぁとも感慨深げに。

例の如く、辟易しながらも眺めてみます。
先日、この国の報道の自由度に文句をつけてきた某国際機関の御仁がいたようですが、何も
健全──清廉潔白であるばかりが言葉ではないでしょう? 理知を標榜した言葉も、感情に
即して放たれた言葉も、良し悪しは別に本質は同じものの筈です。清濁を併せ持つカオスが
許されている状態こそ自由さを担保する筈です。

思うに、それが「正しい」か否かはあまり重要ではないのかもしれません。そこに拘泥する
べきではないのではないかとさえ思います。
手垢のついた表現ですが、正しいの反対は正しくないではなく、また別の正しいなのです。
今回の大地震を切欠にばら撒かれた言葉もそう。権力批判をしたい人は何につけても権力を
批判したいのでしょうし、不謹慎だと他人を攻撃している人は常日頃から自分の「べき」に
そぐわぬ他人びとに苛立っているのでしょうし、誰かを偽善だと哂う人は誰かの成す善行ら
しき言動に敏感で、おそらく自身の無力と不作為を嘲笑に変えて正当化しているのです。

要するに──纏めたい。

その正しさ(是とする価値観、或いは抗うべき敵)は違えど、彼らは皆多かれ少なかれ自分
の抱くそれでセカイを満たしたいのですよ。味方を大勢作って安心したいのです。
「つながろう」も、そんな例に漏れないものと僕は考えます。
今回のように大きな災害があった、世間を騒がす犯罪が起きた。理由は様々であれ、これを
声高に叫ぶ人というのはある種のポジティブ教徒──人間の善なる面やら絆といったものを
信じたいし、広めたいと企むのです。布教することが「正しい」ことを疑っていないのです。
なので、一方でそうした主張を「全体主義」だとか「個人を無理やり巻き込む」傍迷惑だと
考えて毛嫌い、反発する人もいます。
(僕もどちらかというとそう思うクチです。不謹慎だ云々の言説とも被りますが、別に国民
全員が同じ時期に同じように不幸や苦痛を背負い込まなくてもいいでしょう? 人の速さは
違うし、それぞれの生活があるのですから、基本僕らはそんな日々を粛々と生きればいい。
誰にかに寄り添うことと共倒れすることは似て非なるものだ)
ですがこの二者とて、どちらが良いかどちらが悪いかといった議論はその実不毛でしかない
のではないでしょうか? 元々立ち位置が違うのですから交わる訳がない。少なくともそう
した互いの価値観を尊重して共通の次善解を見つけようとしない──とかく相手に「勝つ」
ことばかり考えているようでは話にならない訳で……。

同じなのですよ。但し奴らを自分で『統一したい』という願望という只一点においてのみ。
そう考えていけば、世に跋扈する声高な人々は“王国”を作りたがっているのだと観て取る
ことができるでしょう。自分(達)の価値観、是とするもの、敵。そうした「正しさ」に与
する者だけが存在することを許される“王国”を作りたがっている。更にそんな“王国”で
この世を統一したいと考えている──。

天国、ないし楽園の対義語は、地獄です。
だけども只一つの正しさのみが許され優遇され、それしか存在しないよりも、清きも卑しき
も上品も下品も理知も夢想も同居し、猥雑ながらも最大限多くの人間(心)が許される世界
の方がずっと自由な筈だ。その自由の中に不健全だの何だのが混ざり、宜しくないと駆逐さ
れて当たり前の“楽園”──善き者の為だけの王国ならば、僕はまだこの“地獄”を取ろう
と思う。批判も信奉も、抗いも冷笑も、全てそこあるけどそれぞれが自分の好きな場所にて
暮らせばいい。領分を守ればいい。まぁ現実、地図の上ですら僕ら人間は守れてやしないけ
れど、でもだからって安易に均してしまうことは乱暴なんだ。誰かをほくそ笑ませ、誰かを
泣かせながら行われる、一握りの者達の満足なんだ。
僕自身、一度「普通」のレールから外れ、長らく療養生活を送っていた経験から余計にそう
強く思うのかもしれません。マイノリティであってきたから、今更マジョリティを盲信など
できないし、また彼らに取って代わらんとするような熱量の儚さや行き着く先の不毛さを、
やはり経験的に解っている心算でもあって……。

争ってでも勝ち取る。踏み倒してでも進む。

はたしてそのすっかりと当たり前になってしまった“タフ”さを、一体どれだけの人がこれ
から先も持ち続けることが出来るのだろう?

結局は“王国”民とそうでない(なくなった)者達を忙しなく分け続け、弾き出すばかりの、
絵踏みのようなものではないのか?

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  1. 2016/04/22(金) 00:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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