日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)ノット・オンリー・フォワード

前日に書いて、翌日にUPする(その方が月別履歴の表示が多く埋まり易いんだもの)

……まぁそんな個人的な拘りは置いといて。こんにちは、長月です。
先日、ユー録の七十章をUPしました。当初の心積もりよりも存外に膨れてしまい、久しぶり
に三万字を超えるボリュームとなってしまいましたが、例の如く気長に生温かい目でお手に
取っていただければ是幸いですm(_ _;)m

二月も、入ったと思えば早一週間が過ぎました。
かねてよりそういう(お仕事の合間に執筆スケジュールを始めとした創作活動をねじ込んで
いく)スタイルを採っているのだから当然といえば当然なのですが、ゴリゴリ時間が過ぎ去
っていきますね……。全く何も進んでいない、出来上がっていない訳ではないにせよ、どう
にも惜しや。先の土曜も午睡に任せて横になっていたらあっという間に夕方になっていて、
軽く衝撃を受けたり何だったり^q^

……こうして繰り返し、気付けばすっかり自分のリソース──人生を使い尽くしてしまって
いるのかなあ?
流石に「気が早いよw」と突っ込まれるのは分かっているのですが、ここ暫くついそんな事
をぼーっと考えてしまいます(だけども、かといって何が出来る訳でもないですが)

時々、自分でも自分が分からない瞬間ってのがありますね。
疲れは溜まっている筈なのに、妙に滾っている。いわゆるランナーズ・ハイならぬライター
ズ・ハイ的な状態なんだろうなと思いつつも、同時にいつこれがガクンと崩れ去って大きな
反動になるのかしらん? どだい有限な自分であるのなら、可能な限りできることをやって
おきたい。色んなものを創りたい。でも意識の表面上だけ焦っても、気持ち所か元療養人の
身体がおいそれとついてこれる訳もなく、結局大抵はコツコツ積み上げてきた今までを、今
あるコンスタントなリズムを刻み続けるのをキープするくらいしかないという現状が……。

ぐぬぬ。

だが、焦るこたぁないと宥められていても、もっと変化がなければ。作らねばとぞ。

ユー録は今回で七十章目の大台に達しました。まぁ単純計算で月一更新──10ヶ月毎にそう
いう節目は来るのですけど、中の人的にはめでたいめでたいとただ喜ぶよりは、もっといい
ものにしなくちゃ(既にかなりもっさり分量だけど、実際ついてけてる人っているのか?)
過去の自分に負けないくらい、同じくらい新しい物語も書きたいなあとか。そういう気持ち
の方が勝っているのが正直な所です。手に取ってくださっている方、ごめんなさい。

……とはいえ、見方を変えれば、それだけ今の自分に意欲や活力がある証ではあるのか。

……( ・x・)φ 程々に、頑張っていきまっしょい。


所で話は変わりますが、どうもテクノロジーという奴はとかく前のめり前のめりでやってい
こうとするものなんですね。今に始まった事ではないにせよ、しばしば僕はこういう前提は
手放しで喜べない節があります。なまじ、自分達の日常に直結するものでありますしね。

某○S社は「最新」のOSに入れ替えさせたいが為に、かねてより詐欺紛いのアップデートを
仕込んでくるし、目の付け所が~でお馴染みの某老舗企業は、その経営再建の為に国内の官
民ファンドよりも、より多額の融資を申し出てきた台湾の鴻海(ホンハイ)工業に買収され
ようとしている(叉聞きなのですが、どうもあっちの会長が親中派っぽいんですよね。また
技術流出が加速するんでは……?)
加えて、僕も普段小日記として使っているツイッタも、またもやユーザーから非難ブーブー
の仕様変更を行おうとしている。他人の弁ですが、あたかも『劣化facebook化』へ迷走して
いるとか『mixiの二の舞になろうとしてる』とか。……うーん。自分が創作活動を本格化さ
せる前後に手を出し始めた同サービスですが、詳しい内容次第によっては此処もどんと過疎
っていくのやもしれません。
※追記:今回の騒ぎになったTLのアルゴリズム化ですが、翌日に同社CEOがそのような予定
はないと声明を出したようです。……つまりデマ? 或いは撤回? それでも以前にファボ
がいいね!にFB化された前例がありますし……。


……何だかなあ。どうにもこう、お偉いさん方と自分たち末端のユーザーが噛み合わない。
まぁ分かってる(知ってる)んですよ? どんなサービスも、登録によって個人情報を差し
出さないとならないのを除けば無料ですが、実際問題として彼らは利益を上げなければなら
ない。その為の努力、改善を惜しまなければどんどん先駆者に引き離される。後発のそれに
追い抜かれる。
でもねえ。少なくとも自分達ユーザーにとって、IT周りの製品だのサービスだのに求めるも
のは「如何に金になるか?」ではなく、何より「如何に快適で、それが長続きするか?」で
はないかと思うんですよ。そりゃあ中には(仕組まれた)流行に乗っては乗り換え、乗って
は乗り換えすることに心血を注ぐミーハーなユーザーもいるんでしょうけど、僕みたいな利
便性・安定性重視の人間からすれば、ろくすっぽこちらの声も聞いてくれず(※これ重要)
ホイホイとコンテンツの根幹を弄り倒す運営なんて害でしかないんですよ……。

まぁそれなら、その会社の株を持ってから文句を言えって話なんでしょうけどね。
カネの回り方を理解せず、こちらの都合だけで要求をするならば、悪い意味での“お客様”
と眉を顰められても仕方ないのかもしれませんけどね。
でも僕だけに限らず、こういう“噛み合わなさ”に悶々沸々とするユーザーは他にもたくさ
んいると思いますよ?(実際、ツイッタは仕様変更の度にそういう声がTLに上がる)
……何だかなあ。
要するに頑ななまでの齟齬、ですよね。サービスを作り、提供している運営のお偉いさん方
は、まるで「上から目線」──俺が神だとでも言わんばかりの踏ん反り返りにも見える。
(実際は末端のユーザーではなく、直接利害のある社内の役員とか、大口の株主からの突き
上げに遭っている、スケールはそりゃあ庶民とは違うけども同じく悩むヒトではある筈なの
だろうけど)

──技術ってものはどんどん先へ先へ、新しいものに向かおうとし、それが大よその場合何
よりも善だという前提・発想を持っている。

だけど本当にそうだろうか? 僕はこの機会にふいっと思うのです。
上記のような、運営による利便性や安定性を弄くられることへの不満だけじゃない。
そもそも僕ら人間という生き物は、これら科学(今回の話の場合はIT)技術を使い恩恵を
受ける筈の主体なのに、案外「保守的」な生き物だと思うんですよ。
具体的な例を挙げるなら、スマホやPCについてゆけず、ガラケーが未だやっとな年配層。
まぁことガラケー云々は個々人の必要性とかコストパフォーマンスで残っているという面が
ありますけど、将来はいずれ、これらも駆逐されていく筈です。その「新しい」に順応し切
れない少なからぬ人達を切り捨てて(実際に金を落としてくれる)先端のユーザー達へと目
を向けて……。
そこを分かっていない、ハイソな技術屋さんは割と多いのではないのでしょうか? 思想的
なものも割合そういう傾向があるのですが、この場合「新しいもの」に「進歩」することに
拘り過ぎて、どんどん過去を捨ててるとも言えるんですよね。

……そんな、ひたすら前のめりに進まなくても。

解っています。そうやって貪欲に突き進む人がいるから、人類は進歩してきた。彼らとその
後に続いた人達が、それこそ報われるかも定かではない試行錯誤を繰り返してきたからこそ、
今こうして僕らはその恩恵を受けて過ごしている。

ただ、それにはタイムラグがあります。
何より技術であれ思想であれ、ラディカルな動きは、得るもの以上に多くのものを犠牲にし
過ぎるような気がします。
……古いことは、そんなに悪なのでしょうか? いやそれは厳密な問いではないか。旧いと
されてきたものの中にあった良い部分を、ちゃんと今の「新しい」は、抽出して引き継いで
いるのか? と言った方がよりベターでしょう。
(物理的にもう互換性が効かない。耐用年数を過ぎている。まぁ流石にそういう理由ならば
仕方ないなぁという部分はありますけど……)
これもおっさんになってきてるからなのかな? 僕にはそういう「新を取って旧を捨てる」
というゼロサムな形でしか“進歩”できないというのは実に勿体無いし、危なっかしいとさ
え思えるのです。これまで積み上げてきたもの、先人が遺したもの。それらをまるで精査も
せずに投げ棄ててしまうことの、何と野蛮なことか。

技術開発でも、偉業を成した御仁の少なからずが、過去あった知恵や現在進行形で自然に備
わっているメカニズムをつぶさに見出して成功してきました。決してゼロサムではない──
僕はそういった逸話を聞く度に、思います。
こと物語──僕のいる畑ならそれは顕著ではないでしょうか。しばしば『物語の手法は既に
出尽くした』と云われているのに、未だに新しい小説は毎年数え切れないほど世に出、また
過去から伝わってきた名作・古典も今日の人々に読まれている。
無駄だった、遠回りだった、マイナスになる部分は確かその「旧い」ものにはあったのかも
しれない。いやあったのだろう。
だけども……だからといってその一切合財を棄ててしまうのはやり過ぎなんではと思う。
僕という個人だって、随分と遠回りをしてきた。学生の頃に病気になり、若い盛りに失意の
どん底に陥り、だけども何年も治療をリハビリを続けてここまでやってきた。いわゆる一般
の勤め人にはまだまだ遠いけれど、去年からは作業場でお仕事をさせて貰っている。それは
ハイソなITのお偉い方に言わせれば「無駄」な八年間だったのであろうか? 僕は全くの
そうだとは思えない。歴史にifはない。確かにもっとあの頃成すべきことをしていれば、怠
らなければ病んで壊れるまでにはいかなかったかもしれない。でも、今現在それを言ったっ
てあの頃はもう戻ってこないんだ。

……僕は、これまでの僕を引き継いでいる。
その上で、少しでも前に進めるように、僕はゆっくりと足元を確かめながら今を生きている。
たとえ臨む望まないに拘わらず、僕らは全て、連綿の中にいる。組み込まれて、生まれた。

あ、でも、では進歩することを否定するのか!?とかっていうのはナシですからね。
ラディカルじゃない方を、と言っているじゃないですか。その「新しく」「進歩」すること
が、何故過去──それまであって安定していたものを壊していくことをワンセットになって
しまうのか? そもそもその「新しい」が、本当に今よりよいものなのか……?

だけどこうして自分なりにバランスを取ろうとしても、結局誰かには懐古主義者、みたいに
言われるんだろうなあ……。そうじゃないんだってばよ……ただ真っ直ぐに、それ一つしか
ないっていう歩み方はどうなのって、危ないんじゃないのって、首を傾げてるだけなんだっ
てば……。

さりとて、こうとかく変化の多い時代に、こんな想いは通用しないのかもしれないなぁ。

でも届け。苔の生(む)すまで安寧な願いを。

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  1. 2016/02/07(日) 17:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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