日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(歌帳)とある物書の気紛短歌 2016

ここでは、拙いながら自分が気紛れに練ってみた短歌をまとめていこうと思っています。
なのでこの短歌という形態での創作は不定期となります(何よりも専門?ではありませんし)
一応「五・七・五・七・七」という、短歌としての最低限の形式になるよう文字数は調整
している筈ですが、時折変則的な読みをさせている場合があります。あしからず。
(その際は括弧付きでその読みを併記しておきます)

他の書き物共々拙作ではありますが、束の間の一興にでもして頂ければ幸いですφ(=_=)
(肝心の句は追記部分に掲載しています↓)


@2016.01-07
・母おせち 父は輪締めを 作る暮れ いつか継がれず 消えるもの達
・歯に衣 着せぬ生き方 しなくとも 虫食い痛む ガタと年波
・幸たるは ひた向き掴む 降り来るを 怠惰卑怯と 叱るはさておき(※字余り)
・人の世も 変わりゆく筈 何れにも 幸ぞ増えたし 願う越年
・吹き荒ぶ 冷えと言うらむ 風の音も 頼る向きらば 贋を疑い
・語ること 出来る術(ツール)に 満ちし世が 教えてくれる 沈黙ぞ金
・改めて 右も左も ヒステリィ ならば中寄りの(その)手は 正しいのだろう(※字余り)
・君が見る 世界は君が 望む色 僕が白なら 黒だとぞ言う
・議論さえ 戦うことの 辟易を 知性を騙る 人は解らず
・書き始め コレデイイノカ コレジャナイ 筆で走るや 今年も八卦
・光差す その手が僕は 眩しくて 良いのだろうか 今年も揺らぐ(あゆむ)
・言い飾る 目立つ悪意を 信ずより 僕は寡黙な 善意を選ぼう(※字余り)

@2016.01-21
・病繰る 気からこの身へ 身から気へ 繋がる身体 二つで一つ
・他人が皆 寒さ厳しに い亡くなる 耐え忍ぶひと 零れ落つひと
・平穏と 無事と誇りし 我が傍で 壊し痛ます 大きな何か
・目覚めると 冬の暗さを 明らめる 敷き詰めたるや 雪の白さの
・降り積もり 凍てる雪風 寒波よや せめて人(ぼくら)の 罪を閉じ込め
・クレーマー 萎縮させしむ 者であれ お客様では ない筈なのに
・明けて尚 飽きずやらかし 吊るす世の 嗚呼またかと 慣れる恐ろし(※字足らず)
・舞台では なくて興行主(あるじ)の 掌(て)の上で 踊るしかなき 夢の人びと
・五月蝿き世(トレンドを) 作らむ者が いるのなら 黙り殺そう 敢えて外野達(ぼくら)は
・幾年が 書き始めて 経ったろう 最適化(デフラグ)されし 営みを憂(※字足らず)
・夥し 未完だらけの 物語(セカイ)達 積もりし山の 上からぞまた
・磨り減らし 報い定かで ない営み(もの)を 僕はいつまで 続けられよう
・この詩(うた)を この頃記せし もの見れば かつての僕は 嘲笑(わら)うだろうか

@2016.02-04
・凍て付いた 川に小石を 投げ入れる 畏れを知らぬ 子供達は(※字足らず)
・御手洗い 鏡に映る 顔を見て ホントにこれが 自分なのかと
・テレビから 寝息まですら 書く邪魔に 筆やナーバス 自愛ジーザス
・空きっ腹 腹一杯に 詰め込んで 膨れ一息 至福なる時
・溝たるや 専門知識に キレる君 事実認識 お気に召すまま(※字余り)
・真実は 時に二の次 三の次 道徳(みはた)掲げる 自警団ども
・首獲りの 乱世の意義も 後回し 外側(そと)の誰がぞ 味方となろう
・其の嫌い 必死に語り 同志(とも)求む ならば君より 僕は去るのみ
・公も私も 斯くあるべしと 縛り上げ 首すら刈らむ 常(みち)を外さば
・過ぎ去った 日々を笑える 人になる だけども未だ 侘しさが勝ち
・辛かろう 物語より 甘かろう 求める他人(ひと)に 応えるやべき
・背を伸ばす ソファに仰向け 背を伸ばす 労わることは 創れるが為
・判じえぬ 幾度横跳ぶ 疲喜交(こも)も 壊れゆくさま ならでばいいが

@2016.02-24
・平穏と 無事と思えど 時はただ 過ぎ往き変わる 替わりゆく人
・落ちる日の 遅さに比する 空を見る 春を目指して 緩むのかはと
・インフルの 魔手に掴まれ 臥せ篭り 熱に打たれる 意外ぞ気持ち(こころ)
・甲高く 叫ぶ隣の 庭童(わらわ) 幸せだよと 見せ付けたがる
・寝入りたる 家人(ひと)の姿に 苛立ちし 何故許せぬと 自分にもまた
・子育ては ままならぬのを 学ぶこと 地位に嵩取り 鞭を打つ母親(ひと)
・身を削り 藝を究めむ 者達に 人は全てを 求め過ぎる(※字足らず)
・火の立たぬ ところ煙は 今昔 今日(いま)は手ずから 火を焚き叫ぶ
・感受性 高くあるべし 書き手なら 信じむとした 日々はかつてに
・感受性 アンテナ鋭く 立てたとて 不快や不幸 増えるばかりで
・意味持たぬ 不安は努め 抱かぬよう それが課題(くもり)を 晴らすでもなし
・月初め 月の中頃 書くだろう 日々を区分けて 日々が疾(と)くなる
・続いてく ものか数をや 紡ぐべき この掌の物語達(セカイ) 終着(おわり)を想う

@2016.03-09
・髭を剃る 拭った身体の 爪を切る 清めることの 心地良さよ(※字足らず)
・鏡面に 映る繁茂す 髪の中 増える白筋 顰めっ面し
・口数が 多くなるほど 明るむ場 されど我が中 ぽつんと分身(きみ)が
・脱がすほど 音なく差す陽 弥生の日 遅々と道草 春の足音
・苛立ちは 人を粗雑に してしまう 詰る矛先 怒りぞ点し
・信じ込み 拠りて布教する(ひろめる) 正しさを 拒めば詰る 悪ならざんや
・生きる為 生き残る為 強くあれ されど優しさ 棄てなくともと
・強くあれ さらば価値など 無いとでも 漂う世界に 抗いたくて(※字足らず)
・明るさや 笑顔会話の 弾みたる 影負う君は 苦しくないか
・随分と 偉い身分に なったもの 病は何処(いずこ) 他人に訓(おし)えつ
・描き起こす そのイメージは 消しゴムに 繰り返されて くすんだ紙よ
・好きという 理由(わけ)に拠りける 物書きは 今更戻れぬ ワナビィの夢(※字余り)

@2016.03-21
・暖々と 開きし梅に 寒々と 寄せ返す風 じっと耐えつつ
・ソファの上 微睡(まどろ)む暇 次の為 明日の為に 今蓄える
・革新は 歳月を経て 当然に 援け縛るが 技術なのかは
・集う場も 月日を経れば 分かれゆく 変わらぬものは 在りはせずとも
・語り継げ 災禍の後に 世は謂えど 未来見る(すすむ)ことすら 阻みはせぬか
・忘れない 風化す記憶 惜しむひと 僕は眺めつ どうせ歴史は
・誰も皆 他人のしくじり 待っていて 正義被りて 私怨(ガス)を抜くのみ
・己が為 他人の不幸を 願うから 誰一人とて 幸など来ずに
・他人の罪 不義を詰りて 石を投ぐ 手前の色が 潔白(しろ)たるとでも
・捏ね回し 何度回答(こたえ)を 紡げども 頭の外が 革(か)わるでもなく
・書き終えた 昂ぶる先の 疲れいつ 底無し沼を 綱渡るよう
・創らねば 描かねば読まねば 消化せ(こなさ)ねば 追いつけもせず どうしてこんな(※字余り)

@2016.04-09
・春近し 道ゆく木々に 桜咲く 風過ぎ仰ぐ 髪は白割く
・電話帳 携帯開き 並ぶその 幾つが今も 在るのだろうか
・朝も夜も 昼もタスクを 繰り返す 何かに備う 儀式のように
・風の跡 桜脱ぎ捨つ 花衣 僕も陽気に 上着一枚
・願わくば クールな男に なりたくて 口を噤んで みようとすれど(※字余り)
・Aだ否 Bと争う 者全て 一人残らず 死ねばいいのに
・君哂う 誰かは君を 哂ってる 侮蔑巡りて 交わらぬもの
・開かれた セカイでもがき 義憤(いか)るより 閉じたセカイが 幸せだろうか(※字余り)
・咎人を 探し出しては 極刑に 弾き続けし 正義の群集(きよきおうこく)(※字余り)
・書けぬなら 明日の僕へと 引き渡す 眠り覚めれば 再誕のよう
・いつの日か 貴方はいなく なるだろう 遺したものぞ 僕ら背負えむ
・面白い 他人のそれが 物足らず 僕のそれらも 好まれぬかは
・君と僕 何がそんなに 違わせる 呑めよ呑み込め 他人の為にを

@2016.04-23
・道端に 揃い踏みする 蒲公英の 黄色鮮やか 春を謳わむ
・春の陽と 嵐にむける 桜の掌(て) 色褪せ散るも 尚美しさ
・晩春の 薄き許さぬ 腹下し 思う程には この身は鈍く
・滴るや 草花茂る 崖の面 陽差せど濃ゆく 濡れた瀝青(れきせい:アスファルトの意)
・疲れ時 大きく笑う 声にさえ 揺らぐ自分が 情けなくて
・災いは いつも僕らの 足元に 争い骸 累するよりも
・つながろう 困難前に また謳う 嗚呼巻き込むな 僕らは個人(ひと)ぞ
・不謹慎 己が無力と 不作為を 怒り潰して 慰めるもの
・綺麗事 哂い口撃 厭気すら 全て誰もが さあれと望み
・清廉も 罵声混ざるは 地獄だと いうなら僕は 自由(それ)を選ぼう
・繰り返す ほどに書いては 積み上げど 手垢のついた 表現(もの)ではないか
・費やして 書けど投げれど きっとすぐ 埋没してゆく 無きかのように
・面白さ 巧さ楽しさ 何処にある 叶うものなら 全てこの掌に
・書き散らし 五ツ巡りの 時がくる 変われたことと 変わらないもの

@2016.05-16
・五月雨に 蛙鳴き出し 蟲もまた 見える季節が 聞くに変わらむ
・今はもう 彼の水田 花塗れ 衰ふ人の バロメーター(※字足らず)
・痩せてきた 腹ではなくて 髪のこと 一人思いて 独りで自嘲(わら)う
・去る春を 押し退けるよう 引き剥がす 初夏の日差しよ 主張をするな
・不義不徳 他人の落ち度に 群がるる 君の姿は 不徳だろうに
・問題だ 伝え報せる 者達は 痛み聞き出し 差し伸べもせず
・独り占め 許さぬ正義  熱量も 所詮持たざる者(かれら)の 欲ではないか
・跋扈する 悪と呼ばれる ものどもも かつて誰かを 引き摺り下ろし
・知り過ぎた 義憤(いかり)世界を 毀すなら きっと僕らは 未熟である(はやすぎた)筈
・幸せは 他人から奪う ものでなく 取捨選択(ミニマムと)した 自身の中に
・年度(とし)が明け 連休(やすみ)経てから 視えるもの 静かに軋む 面子(たがい)の不満(おもい)
・誰が為 己か他人か 何ぞ描く 綺麗ばかりじゃ やってられない
・一頃に 書いて磨り減る 日々も慣れ いつまで続く 報いは何ぞ
・組んでいる この物語 書く頃は 違うセカイを 夢想する(もとむ)のだろう

@2016.06-13
・春は鳥 夏雨秋虫 冬の風 日々を惜しむな 日々を楽しめ(※字余り)
・街からの 田舎(ここ)はいいねと のたまえり 有るを疎んで 無きを羨む
・欲しくとも 今本当に 必要か 引けば回らぬ 知ってはいても
・降り頻る 雨粒数多 願わくば 流しておくれ 明日の暑さを
・過ちを 繰り返すのが 先ず先か 晒し詰るが ヒトの先かは
・電視台(テレビジョン) 電脳箱(パソコン)という 違いあれ 通し観る世は 同じな筈で
・奉仕する 為に上には 立たぬだろう なのに延々 首取らずとも
・高潔を 他人に求めて 強いること 自ら決(け)して 届かぬ証
・幼子の 生の強さを 美談にし 大人の罪は 霞むのだろう
・正義だと 共生だのと 言う傍で 美醜や賢愚 並べて笑い(※字余り)
・杭を打ち 詰めつ繋いで 物語 形(うぶごえ)すらも 今はないけど
・我こそは 自負するほどは 巧くない 巧くはないと 筆握り締め
・戦略に 数値の群れに 埋もれゆく 愉しさだけは 離さぬように

@2016.07-07
・仰向けの 背より染み出る この重み 疲れ騙しつ のそりとぞまた
・晴れは雨 雨は晴れなる 外れ空 予報(しらせ)に惑う 人らを哂う
・炎天下 じわり貼り付く 労の汗 痩せはしようが 厭な代償
・饒舌の 直後心は 罪を負う 親しき仲にも 境あるらむ(※字余り)
・短冊に 祈る万事の 平穏を 言葉だけでは 無力と知れど
・呪が煮立つ 貶すばかりの 選挙(いくさ)なら 右も左も 滅んでしまえ
・語ろうと すればするほど 腐すなら 敵がいるなら 語らねばいい
・テロリズム 忽(たちま)ち御上 ダシにする 生命(ひと)を侮る それ故だろうに(※字余り)
・絶望に 焦がし堕ちるも 癪なれど 希望煽るる 智者も煩し
・吊るし上げ 学ばず誤る ヒトという ものを愚かと 指弾する愚
・諍いを それのみ疎み 憎みさえ するこの身こそ 狂気だろうか
・嵩んでく デェタばかりに 折れそうだ 壁は続くよ 闇何処までも
・書き上げて ぷつりと切れた 心持(モード)には ふわり虚脱の 苦しみぞあれ
・まだなんだ 一筆一話 終わっても 創りたいが 多過ぎる(※字足らず)

@2016.07-22
・手仕事の 果てに捲れる 指皮を 眺めつせめて 己も一皮
・空の下 白球追いし 若人ら 見つめ霞んだ 在りし日々をぞ
・熱孕む 大気の理由 何処(いずこ)から 分かっていても 回す冷房(※字余り)
・夏来らし 明けの耳には 蝉の声 求愛(あい)叫ぶなら いや五月蝿いや
・満腹の 幸せあれど 少しだけ この胃身体に 余暇与ふべし
・刎ね落とし 次の首誰 名乗りども 外れ籤(くじ)しか ないじゃないか
・悪人と 不徳だ等と 詰る君 徒党(みかた)作らば 語れぬのかは
・悪人と 詰れと募る 君を見て 堪え閉じよう 応じぞ愚策
・貶めて 勝てば官軍 だとででも 上に立つとは そうじゃない筈(※字余り)
・寛容も 正しき道も それぞれの 窮す日々には 勝てぬものかは
・久しぶり 電悩世界 第二幕 書けた悦び 読まれぬ不安
・持ち直し コンスタントな 物語(セカイ)達 されど欲張る 新たにもっと
・混ざらない 書きたいものと 受けるもの もっと巧くは 生きられなくて

@2016.08-15
・一熱波 引いた後の 青空の 仰いだ木々の 瑞々しさよ
・笑い声 弾む只中 僕はいる 静けさ望み 夢想に沈み
・場慣れして 君が笑えば 笑うほど 僕は自問(と)いたし 此処に居て良い
・一人勝ち 茹り倒れる 人も余所 何にぞや為る 夏の陽の意味
・魂が 在るのが先か 信心か 先祖が帰る 盆というもの
・其の想い 汲まず歪めて 使うなら 伝えようなど 思わなければ
・纏まらぬ その一点で 纏まれる 故に決して 纏まりはせず
・照り付ける 下で苦しみ 抗うを 美しきだと 褒めそやす国
・理解など 後から遅れ やって来て 悦楽だけの 都合英雄
・人間が 歴史に学ぶ べきことは 過去に学びは しないこと
・敬えと 継げと押し付く エゴならば 過去は只々 枷になりけり
・茹っても 止めも出来ずに 物を書く いっそ燃しては しがみ付く身を
・書いている この物語 過去の案(ぼく) 今に未来に 暮らす為には
・何時からか 衝かれるままに 書いていて 未だ理性(たしか)を 掴みあぐねる

@2016.09-09
・仰向けの 背から染み出る 身の疲れ 抜いて頑張れ もう一息を
・強き陽の 横に吹き抜き 揺れる草 蜻蛉群れ往く 晩夏見つめて
・雨音を 引き立てるよう ワイパーと 指示器が刻む 車内にて
・秋風に 抗わんとす 蝉の声 空ぞ高きや 時節の勝利
・いつか来る 秋を呼ぶらむ 夏嵐 差し出すものぞ 多過ぎやせん
・重んじる 和とて成果の 計ならば 足引く者を 皆は弾いて
・目の前の 陰口悪意 キレるなと 言って顰める 君の我が儘
・感情を 怒り放つが 悪ならば 全て磨り減れ この心など
・民一つ 右に左と 罵るに 何故に国等(かれら)が 解り合えよう
・祈りより 武力(ちから)が勝る 世界なら 善き者達は 愚者であるのか
・いつ崩れ 去るとも知らぬ この身体 肉の塊 じっと手を見る
・必死扱き 昂り書いた その後を 蝕む空(くう)に 抗う術は
・衣食住 働き口持ち 礼節を 振るう変わり身 偽善と自嘲(わら)い(※字余り)

@2016.09-28
・飽きがきて 長袖ズボン 身を包む 秋が来たらし 肌寒さかな
・雨に垂る 林の中の 彼岸花 鮮やかさ故 不気味すらあり
・立て続く 嵐の隙間 仰ぐ青 余韻許さず また出づる渦
・熱と冷え 競り合う季節 身を浸し 耐えられようか 芯浮く心地
・掻いた汗 働く証 仰向けに されど僕には 馴染みそうにも
・悪の根は 確かに絶やす べきだろう 分かつ貴方が 善であるなら
・疲れやら 不平不満に 荒れる君 ばら撒く不機嫌(それ)は 同罪(おなじ)と気付け
・さは言えど 揺らぐ不機嫌 親子かな 怒り醜し 怒り恥ずべし
・耳澄ませ 誰かが騒ぐ 事象(もの)あれば 埋もれ隠れた 別の何かを
・跋扈する 訳知り顔の 御仁ども 五月蝿き故や インターネッツ
・勤しんで 力む自分が 気恥ずかし 背負い込むことに 自惚れ(よい)をみるよう
・休みなく 創り続けて 往こうとも 追いつくことは 無いというのに
・書き散らし 現在(いま)のノルマに 埋まる日々 未来(あす)の自分は 見えているか(※字足らず)

@2016.10-11
・一過性 春夏秋冬 常なれど 夏や奪いし 秋の温か
・何だって 答える前に 都度問われ 老いの侘しさ 感じぬとでも
・路の上 黒く遮る 鴉立ち 車(おまえ)が退けと 言わんばかりに
・賑わいだ 平和なセカイ 願えども 居続ける内 苦しくなって
・秋も早 冬の足音 肌寒し ピリと漂う 他人びとの粗(みなのあれこれ)
・巨悪なる 敵を討ち取る 正義感(カタルシス) 昨日の君は 知りもせぬのに
・引っ張って 詰り追い詰め 奪い尽く エネルギィこそ 無駄遣いでは
・些末なり その一言で 炎上(もえ)るから 迂闊と思う 声すら殺し
・君と彼 想い一つも 違うのに 何故に同じで なければ怒る
・これからも 誰かを貶し 談笑(わら)うなら 僕は己を 恥と詰ろう
・疲弊する 程に創る その片や 時惜しむほど 休み過ぎもし
・愉しいと 面白いとが 同居せぬ 物語(セカイ)の価値は 劣るものかは
・堅物で 冗長必至 青臭い 如何にぞ作る この筆の意味

@2016.11-03
・秋桜(コスモス)や 収穫跡の 上に咲く 眺め愛づにも 冷えぞ勝らむ
・張り付いた ように散らばる 水面見て 鴨と解るに 数拍の夕
・嬉々の中 感度(こころ)埋もれる 予感して 掴みあぐねし 幸福(まどろみ)に似た
・春の熱 秋の冷えをも 元言えば 毎年(まいど)膨らむ 夏の横幅
・枯れ落ちた 枝葉潰れず 瀝青(つち)の上 立ち続くよう 獣四つ足
・斯く言った 批判ありきの 論戦に 沈黙(きん)を選ぶは 無理もなしやと
・国と一(いつ) 一ではないと 謗り合う 所詮手前の 願望(さじかげん)にて
・休めない そんな時こそ この一本 謳うこの世の 地獄をぞ知れ(※字余り)
・収穫祭(ハロウィン) 踊らにゃ損と 騒ぐ者 ならば自分は 観る阿呆でいい
・身を投げて その身擲つ 者達の 上に依り立つ 鬱苦死い国
・重ぬほど 上下左右に 迫り来る 己が年波 体力の際
・手練とは 最適解に 馴染むこと 慣れることには 慣れ難いけど

@2016.11-18
・緑から 黄色赤へと グラデして 冬風に立つ 無口な並木
・追い越され 慌てて染まり たつような 山は秋(こうよう) 風は冬様
・はらはらと 掃いた傍から 葉が落ちる 木々よ貴方の 枚数(からだ)は幾つ
・移ろいて 穏やかなる日 続くなら それはそれでも 不安膨らみ
・腕力と 正論だけの 違いなら 誰が殴られ 納得ぞする
・選挙すら 模擬戦争と 御仁(ひと)は言う どう足掻いても 其処に闘争
・ただ己が 勝ちたいだけの 欲望を 他人びと(みな)を巻き込み 叶えるなやと
・手厳しく 批判を止めぬ 貴方には 怒り(どく)が延々 回るのでしょう
・説き落とす よりも貶すが 楽だから 味方(なかま)よ増やせ 数の暴力
・何一つ 見たい風しか 見ぬ癖に 何故に手前に 統一(そろ)うと思う
・傷付ける 人と傷付く 人がいる 答えは出ない 悪いはどちら
・ややもせば 時の疾さに 呑み込まれ 限りある身に 何ができらむ
・前のめり 心育てと 急きがちで 歩みの遅さ 命押し込め

@2016.12-07
・竹林 道を狭める 落ち葉達 冷え込む季節 冬が喰うらむ
・考えを 過ぎて今度は 止めてゆく 傷付け傷付き また傷付けて(※字余り)
・穂の垂れた かつての田畑 枯れ禿げし 道に見るたび 寒さ増し増し
・三十路過ぎ あちこち上がる 身の悲鳴 繁く医院に 衰え感じ
・快哉を 集める言葉 激情で 奇麗事より 今日明日の飯
・めいめいが 抑えなければ ならぬ筈 怒り出づるは 未熟(まけ)なのだから
・低能な 煽り合いに 上も下 変わらぬさまに やはり今年も
・敵詰り 敵を哂い 結束する(つよくなる) されど如何する 滅ぼした後
・手続きを 踏まず喚いた 横槍の 奏す悦び 知った君は
・不可能だ 全ての心 満たすなど 切り捨つ覚悟 褒められるべし
・青臭い いつか言われた その言葉 今も走らす 筆を見ている
・缶詰に ならねば書けぬ 没入を 阻む家人(たのみ)を 疎む我が儘
・走り出す 身体のままに 創るべし 置き去りにした 過去(ひび)埋める為
・走り出す 身体が止まる 度沈む 心と己が 弱さ呪いて

@2016.12-22
・人の輪に 交ざることより 自らの セカイに独り 内向きの欲
・とんと冷え 風に追い返え されるよう 嘯く其れも 籠もる口実
・色付いた 山は衣を 脱ぎ捨てし 僕も御肉を 剥ぎ取りたし(※字足らず)
・か細くも 水路に残る せせらぎに 冬が隠した 自然の匂い
・ぐっすりと 寝て起き朝に 感謝する この身はも少し 動けるのだと(※字余り)
・年越しを 素直に祝う 無邪気なし 問題不安 次に抱えて
・広告の 買えよと喚く 割り込みに 何故に意欲が 出ると思うか
・広告の 買えよと喚く 割り込みを 取り去る為に 課金する罠
・日本死ね 義憤(いかり)を担ぐ 国ならば 確かにいずれ 滅ぶのだろう
・何につけ 義憤(いかり)哂って 消費(く)う限り この国はまだ 平和なのかは
・分かり合う ことはできると 信じるか(いどむのか) 甲斐なきものと 味方探し(ふくろこうじ)か
・鍛えども 研ごうとすれど 届かない 鈍らな身の 非力嘆きし
・一年の 結びに何を 書かんとす 筆まで終わる 訳ではないが
・楽しさぞ 与ふべきやは 作家性 悲劇ばかりの 驕りを正せ
・何時の日か 終わりの時は 来るだろう 夕陽に浸せ 二巡目の幸

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  1. 2016/01/07(木) 18:00:00|
  2. 【詩歌帳】
  3. | トラックバック:0
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自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle- (89)
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