日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)疎らの穴にご用心

₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾

早いもので十一月になりました。今年もあと四半期もないってマジかよ……。
偶に雨が来るものの、基本的には晴れ空で、季節の深まりと共に気付けばぐんと朝夜が寒く
なって来ました。自分の部屋も先日炬燵を敷きました。まだ四六時中点火しておくのは早い
けれど、それくらい足元から冷えてくるようになったという事なんですよねぇ。

ツイッタ(小日記)やなろうさんの活報には一度言及して載せたのですが、ユー録次編及び
次々編のプロット作成……亀足ですφ_(:3 ⌒゙)_
当稿現在で七十一章。Ⅵ部・Ⅶ部全体に渡る杭打ち(大まかな流れの策定)は済んでいるの
ですが、順繰りに各章を詰めていく作業があまりサクサク進んでいるとは言い難い。それだ
け慎重というか丁寧と前向きに捉えて貰えるのかもしれませんが、あまり期間を空け過ぎる
と更新が止まって長く──埋没するし、何より自分自身、筆感覚が鈍ってしまいそうで警戒
しちゃいますし……。
なので、プロット作成は続けるにしても、執筆再開はⅥ部終了まで済めば先行して始めてし
まった方がいいのかもしれませんね。後編たるⅦ部の方は、空き時間に併行すれば……。

……。非効率そうかなぁ?

何というか、頭の中に色々創作のネタが湧き散らかすのだけど、妄想して楽しんでいるのだ
けれど、かといってその数量に比例して進捗が爆発的に進んでくれる──という訳ではない
のであって。結局手を出したもの全部が半端になってしまう未来がちらつく……φ(=_=;)

好い音楽に出会えれば聴き込み、妄想力を膨らませる応援歌にしてみる。
小説──長編を書き、プロットをこさえ、週一で短編を書き。
偶に絵も描いたり、積もった思考・感慨を短歌にしてみたり。
或いは今は、ゲーム創作(ツクール)も暇があれば弄っている。
ああ、それに本棚の積ん読も消化しなきゃ……。

愉しいのは、愉しいんですがね。
だけども元病人の病人たる性質というか何というか、こうミクロ的に満たされている時分が
あっても何処かでいつ“落ちる”か分からないという不安が、こそこそ心の中の物陰で此方
を窺いながら動いているような心地がする。今此処は通過点であって、現を抜かしてくれる
なと哂うような声がぼそっと響いてくるように思える。

……ただまぁ、未然・不確定な未来図ばかりをイメージして今を縮こまってしまえば害こそ
あれ利は無いもんだと理解はしている心算です。寧ろ下手をすれば、他でもない自分自身が
その宜しくない未来図へと己を引きずり込んでいってしまう。

とにかく捌いていくしかないのですけどもね。
ままならぬ身だというのなら、ままならぬ身なりに。


改めて思うに、僕は未だに“焦り”を払拭出来ていないのだろうなぁと。

言い換えると「自分は周回遅れ」だという意識。
通い始めて九ヶ月目。作業場でも出来る仕事が増えてきたし、それが全くの其処だけの意味
の無いものだとは言わないけれど、他の人は──「普通」の人達はこんなレベルとうに通り
過ぎているんだと、何処かで思っているんでしょうね。
(手仕事ゆえの職業病か)右手はちょいちょい痺れるし、家では長年飼っていたワンコが遂
に死んでしまったし、先日は十年余ぶりに虫歯になって歯医者にも行きました。
……歳月は物事はそうやってどんどん進んでいる・変わっている。なのに、自分が変革され
る“速さ”ときたらどうにも遅い。進むどころかあちこち衰えるばっかりだ。それがやはり
自身が周回遅れだと、焦りを呼び起こしてしまう。作業場──仮でも職を得た安堵もあり、
もう大分暫く前面には出なくなっているけど、忘れ去ってしまった訳じゃない。敢えて思い
出さないように習慣付いてきただけの事なのだろうと思うのです。
……何というか、最早癖のように『お前は幸福に浸ってはいけない』という旨の脅迫観念が
自分の一部になってしまって久しくって(他人には大よそ卑下癖と呼ばれる)。

難しい。何なのだろう?

ぼやっと眉間に皺を寄せてこうして原稿と向き合っているに、もしかして僕は、倒れた当初
に比べてこうして「治癒」したからこそ、またあの頃に戻るのが怖いんではないかと考える
ようになりました。そしてそんな意識が水面下にあるからこそ、一方で却って昔の、病んで
堕ち続けていた頃へと引き寄せられている……。

厳然たる事実として、僕は「普通」の人々に比べて周回遅れの人生経験(レベル)です。
そしてその理由は人それぞれであれ、所謂ドロップアウトした者──普通のレールから脱落
した者の一人であるからこそ、何とか(酷く迂回した上で)復帰できないかと療養したり、
訓練に加わったりする。でも……その一方で、多分これはドロップアウト組全般に言える話
だと思うのですが、同時に『どうせもう彼らと対等にはなれない』という諦観も、個人差は
あれ何処かに持っていると想像するのです。

おそらく肩書きとか能力というよりは、精神的なもの。

前者自体はそれこそ本人の努力次第で凌駕することだって出来るのかもしれませんが、負い
目というか、この諦観に類する感情は十中八九、他ならぬ自分自身が一ミリ残さず拭い取ら
なければ延々付きまとうものだと思うのです。
僕自身、何度も経験(思って)きたクチなので学習していることではあります。
この感情、負い目──コンプレックスは些細な切欠で容易に自分自身の心を折り、閉ざして
しまいうる。物質的に生まれた階層を鑑み、絶望し、同じように(それ以上に)精神的な階
層を自分自身の手で造ってしまう。他ならぬ己の認識で、自と他を“どうしようもないもの”
として隔ててしまう……。

僕も抱いていない訳ではない。
でも僕には創作があった。他人と一緒でなければならないという世界からひょいと飛び退い
て避難できる営みがあった(確かにそれら自分の物語が生まれた価値──ざっくり言うなら
他人からの受けを気にする・気になるという部分もあるけれど)。

ポジティブ教みたいになるのであまり多言はしたくないのだけど、そういう意味では自分は
割合運の良かった側なのだろうなあ。精神面を含め、身体的、何より経済的に困難を極める
脱落者(ハンディを負わざるを得ない人)達を何人か観るようになって、今更ながらに思う
のです。彼らが僕だったら、或いは己のそれもっと酷かったら、今頃どれだけ暗黒面に堕ち
ていただろうか? もしかしたら凶行の一つや二つに走っていたかもしれないと思うと。

……それは結局、より「下」に他人を見て安心を確保する卑怯さではないのか。

それでも、まだ動ける内はマシなんだと思います。彼らを特に哂っておく必要性もメリット
も頭の中に装填する義務は無くって、ただ単純に(やっと)運の良かった、僥倖だったと己
が胸を撫で下ろすばかりです。

思えば、自分の今まで生きてきた人生には、至る所に己を闇の側に落とす「穴」が無数に空
いていたんだなと振り返ります。
事前に気付かずまんまと嵌ってしまう事もありました。逆に気付かぬまま、別な道筋を通っ
て事なきを得たケースも数え切れずあったのだろうと思います。薄ら寒い程です。今、この
一時だけを見てまるで辺り一面に光が満ちているかのような錯覚に陥るけれど、逆説的にそ
うした《光》さえなければ、僕らの歩む──歩まされる生(みち)というものは途端に酷く
薄暗くて気味悪いものに為る訳で。だからやっぱり怖いし、今あるこの充足感とは全体から
すれば些細なものだし、僕らは高きへ高きへと進まなければならない。……そう原則として
設計されてしまっている。

此処に安住しては──すべきではない。変わらなければならぬと急かされる、ような。
だけど一度堕ちてしまえば、大よそが周回遅れを脱する事は不可能で、追いついても追いつ
いても道は遠く延び、この手はきっと虚しく空を切るのだろう。無数の「穴」を避けながら、
安定供給など望めぬ《光》を当てにして己を騙し騙し、この悪路を抜けようともがき続ける
しかない。そして本当に終わる頃には……この身は最期になっている。

僕には何が出来るのだろう? 何が出来たのだろう?
何処かで、どれだけ選択を間違ったのだろう?

それでも全て自業自得だと、いやこれで良かったんだと慰めつつ生きていく。
大よその場合、最早引き返すことすら困難を極める。

逐一埋めるも手間が掛かり過ぎるし、尽く跳び越えられるのなら元からこんなに遠回りなど
していない。周回遅れ、足りぬばかりの者。安心できる着地点には──未だ以って届かない。
届かす為の手段もおぼろげなら、努力も胆力も足りない。

……はて、自分は一体何を考えているんだか。
どうにもイマイチ思考の形が美しくない(今更か)

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  1. 2015/11/05(木) 18:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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