日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)意志と抗いと伸ばす手

先日の台風による豪雨で部屋が雨漏りしました<(^o^)> こんにちは、長月です。
不幸中の幸いとでも言うべきなのか、雨漏りの範囲が比較的小規模で済んだので貴重品の類
に被害は出なかったのですが……。やっぱり修繕とかしないといけないですよねorz
何というか、自然の力を舐めちゃいけませんね。部屋の中に居るからといっても自然の営み
は人間の都合などお構いなしなのです。
なのに……そんな部屋の中で思案をし凹み、悶々としている自分とは何とも小さなことか。
天罰だとまでは言いませんが、これも奢りだったのかなぁと思っている最中です。
書を捨て外に出よというか、井の中の蛙大海を知らずというか……。


しかし(圧倒的な)現実を前にしてただ「仕方ない」としてしまうのは必ずしも正しいとは
思えないのです。何というか……個人的には“大いなるものに委ねてしまう”よりは、それ
でも“泥臭く抗ってみる”方が人間かなぁと思うのですよね。
とはいえ、自身も含めて必ずしもそうではないのが実情のような気がします。
それは「環境(現実)という惰性」を理由にしていないか? という自問であり疑問です。
僕個人の場合を挙げていいのならば、長らく僕は創作活動を「現を抜かしている営み」だと
いう認識でいたように思います。
それは自信の無さの裏返しであり、また現状“金にならない”営みに価値なんて……という
自虐などが意識の中について回っていたからなのでしょう。

ですが、大切な事はそうではないのです。それは、友の投じてくれた一石でした。
『それは、自分で決めた事じゃないだろ?』
思わずハッとしました。
確かに僕は「現実的に物書きは金にならない(場合が多い)」という文言を以って、創作を
する自分にネガティブな、ある種の後ろめたさを持っていたのです。
でも、実際の世の作家さん方はそうなのでしょうか? 違いますよね。
世の中には働きながらもプロになった方(むしろそういった方ばかり)が大勢いらっしゃる
のです。なのに……僕がそんな「妥協」によって降りてしまう事は違うだろうとの指摘を受
けたのでした。
勿論、競合他者が多いのだからもっと堅実に稼げばいい。創作は趣味でいいやという方針を
採ることも良しなのです。
ただ彼は「どっちかでしかないと考えないでくれ」と言ってくれました。
日常(労働)と創作を両立させて成果を出さんとする。それはきっとしんどい事になるだろ
うけど、ちゃんと『自分の意志で決めたこと』なら頑張れる筈だよ、と……。

己の意志をしっかりと持つこと。己の判断をしっかりと下すこと。
何を偉そうにと仰るかもしれませんが、実はこれって中々できてない事が多いのではないで
しょうか? ふと僕はそう自身を含めて思ってしまうのです。
そんな事はない……ですか? では自分に問い掛けてみて下さい。
貴方のその判断の理由は「自分の意志」ですか? 「周りがそうだから」ですか?
このご時世は閉塞の時代などと言われています。実際に見渡してみれば陰鬱で、どうしよう
もなく多過ぎる、複雑過ぎる問題が山積している状態です。
だから多くの人が「指針」を欲しがっている。
でも、それは裏を返せば、その示されたものがあれば(耳障りが良かったりすれば)安易に
多くの人がそれらに飛びついて──流された意思決定をしてしまう可能性を孕んでいるとも
言えます(……というか、数年前にこの国の政治でも似たことがありましたよね^o^;)
確かに「長いものには巻かれろ」とは昔から言われます。
ですが、果たして今の時代の“長いもの”を貴方は正しいと信用できるのでしょうか。
ですが、人が考えることを止めてしまった時、果たしてどれだけ人は人であれるのか。
少なくともその時々の大勢に流れる者ばかりな状態では、真に安定することはないのではな
いでしょうか? そもそも今日の市民社会とは“合理的な判断力を持つ人々”を前提として
いる筈なのに(……えぇ。そんなものは最早幻想ですけどねorz)

多くの人々(勿論僕も含めてです)が迷うこの時世。
だからこそ、僕らは今まで以上に自分の意志と決断に重きを置くべきなのかもしれません。
やらないで後悔するよりも、やって後悔する方がきっとマシな筈。
どうして僕ら人は両手があるのでしょう?
それはきっと、得たい何かを掴む為ではありませんか? モノだけでなく、もっとファジー
だけどそれぞれが大切にし、望む何かを手にしたいと願うからではないかと思うのです。

勿論、その意思と決断とその後の努力が報われない事は多いでしょう。努力だけではどうに
もならない事は確かにあります(やりようが拙いという原因も少なからずですが……)
だけど手を伸ばして抗ったその時間は、経験は長い目で見ればきっと何かの糧になる。
たとえ結果が残念でも、それらはほんの少しずつでも僕らを成長させてくれている筈です。
……所詮、幻想でしょうか? でもやっぱり泥臭くも抗って、意思を示すのが人間臭さだと
僕は思うのです。シニカルに諦めていては、少なくともその先はないのですから……。

願わくば、僕らが己の意志で以って伸ばした手の先に少しでも良き結末があらんことを。

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  1. 2011/09/06(火) 21:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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