日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)過去の人間、現在(いま)の人間

先日、ユー録の六十六章をUPしました( 」 ゚Д゚)」
第Ⅴ部も残す所あと二章分となり、累計PVも150000を突破しました(多謝)

進捗メモ代わりにツイッタ(小日記)で呟いているログを見ていただければその推移が窺え
ると思いますが、今回久しぶりに一章3万字に迫るもっさり分量となりました。やはり戦闘
シーンが主軸になると如何しても膨れますね。逆を言えば、単にやり取りだけのシーンでは
間を持たせ難いとも言えそうですけど……。

とかく暑い毎日が続いています。皆さんはお身体大丈夫でしょうか? 電気代が勿体無いと
言って冷房を惜しまないでください。キンキンに冷やしさえしなければ(25~6℃くらい?)
それほど外気との差で冷房病になる事はない、筈です。水分補給もこまめに意識的に。塩分
やミネラルも一緒に取れるスポーツ飲料などが自分の場合お気に入りです。
まぁ、ただでさえお肉付いてるのに水太りしちゃうんでしょうけどね……(´・ω・`)

暑さにうだりつつ、だけども夕方~夜に掛けては自宅でも冷房も解禁して快適な環境でいざ
執筆を。今回も、昼間お仕事に出ている関係で推敲とUP準備が日を跨いでになりましたが、
可能な限りコンスタンスに創っていこうと思いますのでお付き合いくださればとm(_ _)m
いち人間としてまだまだ課題が山積していますが、当面穏やかです。
出来る事ならもっと色んな、まだプロットにも起こせていない構想や違ったジャンル・毛色
の表現を駆使できるようになりたいものですね。

作業場の面々で、七夕飾りを建てていました。
(昔の祭事なんだから旧暦=1ヶ月遅いでもいいじゃんという理由。by所長の奥さん)
元々あれは織姫にちなんで技能の向上を願うのが本来ですが、やっぱり皆さん思う事願う事
は種々ミクロに至るようで……。仲良く働けますように、スキルアップ、出会った人々への
感謝、買った宝くじが当たりますようになど本当に色々(微笑)
ちなみに自分は『小説を書いて生きてゆけますように』と『なるべく諍いの無い世を』。

──なるべく、諍いの無い世を。

夏の盛り、球児走り回り出す季節、二つの原爆忌と終戦の日。

穏やかに過ぎゆくようで、今も尚不快なほどに騒々しくって。
変わらぬ闘いの時代の中、しかし穏やかに過ぎるものは在って。


ダシにするんじゃない、そう思うならこっちも表立って表明しなければならない事はないの
だし、結局それは大勢の他者他人から見れば同じ穴の狢として映るのでしょうけど……。
だけども、やっぱりものを書く人間ってのはどだい「言いたがり」なんですね。表立っては
口撃を叩き付けないけども、結局こうして当庵──自分の土俵で吐き出すなんて真似をしや
がる。雑記のダシにしている。

各メディアでも散々この時期毎年取り上げられているのだからご存知でしょうが、先日6日は
広島の原爆忌です。9日には長崎、そして15日は終戦記念日です。
(尤もこれに関しては15日はポツダム宣言を「受け入れた日」であって「調印した日」では
なく、国際法上も諸外国内でも、一般に太平洋戦争の終わりは=9月2日その日という認識で
通っているケースが少なくないようです。僕も最近まで知りませんでした)
人類の生み出してしまった凶悪な殺戮兵器。二発のそれにより奪われた多大な命とその後も
苦しみ、死んでいくであろう人々。
本来これらの日は、かつて逝った彼らを弔い、静かに祈るべき日であると僕は思います。
ですが現実は、この日だからこそ反核・反戦を──拗らせて70年経った現在の政権を批判し
腐す為の格好のアピールとしている輩が現地や各地に跋扈します。

報道を観て、嗚呼またかと僕は思いました。げんなりし、時に怒りすら覚えます。
生憎僕は死後の世界を強く死んでいる訳でもなく、ましてや霊感など微塵もない類の人間な
のですが、少なくとも“弔いとは死者(だけ)ではなく、遺された生者達の為のセレモニー
である”と考えます。言葉を起こして物語にする者の一人として、魂と云われる何かは在る
のかもしれないと思っています。
だからそんな御霊の眠りを妨げるが如く、この日を好機と託けて右だろうが左だろうがポリ
ティカルな主義主張を叫び、内輪内輪で慰撫(オナニー)をして憚らない連中には謙虚さが
足りない、それこそ「利己的」な高慢野郎であると言いたくなります。実際、僕のようにこ
のような運動が鎮魂の傍で当たり前のように現れる向きに、不快感を覚える人々も少なくは
ないようです。時を経る毎に減っていくとはいえ、当事者ホンモノの原爆遺族の方々はどの
ような気持ちで昨今を過ごしているのか……「外野」とはかくも悪辣なのだなと思いを致す
所であります。

……同時に、僕はこの時期この国に満ちる「説教」モードが嫌いです。
原爆忌、終戦の日を迎える度にメディアは言います。古老達は言います。私達は取り返しの
付かない過ちを犯した、多くの犠牲を払った。二度と戦争を繰り返してはならない。戦争に
ゴーサインを出した者は権力は、悪だ──。

反省しなくていい、なんて事は勿論言いません。たとえどれだけ時の当事者らが彼の戦いの
“正当性”──自衛の為だった、解放の為だった、戦うしか道が無かった──をあたかも塗
り直すように説いても、少なくとも人と人が殺し合った、いがみ合ったという事実が消える
訳ではありませんから。
だけども、だからといって『我々は悪だった』をただ馬鹿の一つ覚えのように繰り返すだけ
では何も進歩しないと思うのです。最低限何故そうなったのか? もっと他に上手く立ち回
る方法はなかっただろうか? 戦争にならず、なっても徒に傷つけ合わず、如何“勝てる”
ようにするか(※武力での勝ち負けだけにあらず。外交的な敗北をなるたけ少なくできない
かという意味で)を収集・分析し、体制を構築し直す。それらを後世に引き継いでいくこと
こそが筋であるのではないのですか? そりゃあ辟易もしますよ。毎年毎年『お前らは罪人
の子孫だ』なんて言い続けられれば卑屈にもなりますし、或いは反発してそういった価値観
をひっくり返す事を渇望する勢力も生まれるってものです。
闘争の具にしてくれるな──。
只々ネチネチと悔いて、当代とは関係ない世代にまで咎を被せて……それこそ散って逝った
先人達を「犬死に」させておくようなものでしょうに。

話題はごそっと変わりますが、僕の通っている作業所には齢80を超えるお爺さんがいます。
お歳を召しているから、老人の例に漏れず、その方はしばしば以前話した内容・台詞を何度
も何度も繰り返して話し掛けてきます。一応被ってると気付く時もあるのですが、僕らは特
に目敏く注意する訳でもなく、、何時かは、或いは既に年下にとっては自分達も似た道を辿る
のだと思うと、ただ話半分に聞いているのが常です。

……歳だから、というよりは『其れがその人にとっての“原風景”』なんだからなのだろう
なぁとは思いますね。遊んできたゲーム、読み親しんだ小説や漫画。創作のフィールドであ
ってもそういう“原風景”の差によるジェネレーションギャップ──記憶と価値観の土台と
なっているものの違い故に分かり合えないという現象は、何も今に始まった事ではなく僕と
いう個人に於いても歯痒い思いをする一因となって久しいです。

くどい! 旧い考えを押し付けるな!

括ってしまうには少々乱暴ですが、市井の世界も政治の世界も、今やそうした隔絶から来る
対立構造からは逃げられなくなっているのかもしれません。

でも若いモンの見方は知らんし、もう出来んし……。
年寄りの言う当時なんか知らないし、連中は足を引っ張ってくるだけだし……。

嗚呼、そうか。一頃テレビ番組などで乱立した「日本は凄いんだぞ!」系の番組というのは
若年層のナショナリズムを煽るというよりは、かつての時代を肯定して貰える中高年・老齢
以上の世代からの支持で数字を稼ぐものだったんだなぁ……。

……話が逸れました。
だけども、つい僕らは世代同士の断絶はどうしようもない・仕方ない事だと諦めがちだけれ
ど、とある漫画家さんは(世代毎に原風景が異なるのだから、伝わらない理解されない部分
があっても仕方ないという話題に対し)言ったのです。

『それでも、伝えようとする努力を忘れちゃいけない』

引用させてさせて貰いました。正確な発言はうろ覚えになってしまいましたが、大よそその
時の話題に対してポジティブ進んでいこうとする意識は僕個人ハッとさせられたものです。

そうだよなぁ……。伝わらないかもしれないけど、全く伝わらない訳でもないだろう。
事実原風景が違うことは大きいが、それでも創作でも歴史でも、世代を超えて人の感情を揺さ
振るものというのはある筈だ。それは生命の尊さ=代用の効かなさだったり、苦難の中でも
諦めずに生き続ける人の愛や勇気や絆だったり。或いはそんな明るい部分とは対極に、如何
しようもないヒトという生き物の性を垣間見る事だったり……。

100%でも80%でも50%でもなくていい。ただ分かってくれる1%の為に全力を出す。
それが表現、藝の心意気ではあるけれど、それは裏を返せば理解なき大多数を「突き放す」
というよりは、たった1%でも理解を示してくれる人がいるという「信頼」がその作り手の
根っこにあるから……なのかもしれない。
僕自身、長年そういう時期があったから解る気がする。斜に構える事は簡単だ。だって問題
だの何だのに向き合っていないから。リソースを振り分ける対象を取捨選択していると言え
ば聞こえは良いけれど、多分それ以上に恐れているし、予防線を引きたいからこその態度で
あったんだなと僕は思う。
──肯定するよりも、否定する方がずっと楽だ。何と相手に言われようとも耳を貸さず、自
身の理想だけを唱え、相手の揚げ足ばかり取って哂っていればいい。自ら得るものは限られ
てくる、無難な迎撃術だ。
そして昨今、取り敢えずそう(否定)すればカッコイイと信じている人間の何と多い事か。
今を穿り返し、批判してみせる事が理性で、冷静で、優れている証だと信じて止まない人間
の何と多い事か。客観的事実を挙げているならまだいい。だけども前提としてその自尊心を
満たす為の態度であれば、少なくとも俗に言う「カッコイイ」ではない……。

否定を、斜に構える生き方を、舐めるんじゃねえ。
あれは追い詰められて、傷付いて、それでも自分を保とうとした過渡期の僕達だ。ただ体裁
を面子を整える事だけに執着して手を出していいものなんかじゃない。
人を哂うな。自我を哂うな。群れを哂うな。集団を哂うな。
見下してそっと遠退くくらいなら別に構いやしない。だけどわざわざ口に出して、当人に投
げ付けて、手前ら「外野」同士でオナニーしてるんじゃねえ。そんなものばっかり、酔った
ように語り継ぐんじゃねえ。
ただ否定するだけなら誰でも出来る。同時にそれだけなら未熟なんだと自覚しろ。
嫌だと思って、反発して。だけども目の前のセカイを白か黒かだけで切り取って回る事の、
何と罪深きことや……。

肯定するのも、ポジティブも。否定するのも、ネガティブも。願わくば意味のある意識とな
って昇華されていって欲しいなと思う。
物書き仲間さんは(明るい物語が描けない。駄目だと呻く僕に)よく言うけれど、どちらか
だけが優れている訳じゃない。必要な時と場合が、度合いが、多分それぞれ違うだけだ。

手放しに肯定してお花畑になる──否定を拒絶するのも、手放しに否定してこれが理性だと
謳うのも、僕らはきっと卒業しなきゃならない。少なくとも僕は、ただその物語の中に登場
人物の「苦痛のみ」を描くのではなく、バイアスを取り払って「在るがまま」を描けるよう
になるべきなんだろう。提起する、気付きや糧たる物語を目指すなら……それくらいの錬磨
が必要だ。

固執したその賛美を否定しよう。
固執したその皮肉を否定しよう。
腐す者らを厭と成し、やがて此れらもぐるり繋がり一つの輪へと。

改め、短冊に綴った願い。

願わくば、諍い無き世であれ。

スポンサーサイト
  1. 2015/08/07(金) 21:00:00|
  2. 【雑記帳】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<(企画)週刊三題「氷想(ひそう)」 | ホーム | (長編)ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-Ⅴ〔66〕>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://higurasisouann.blog27.fc2.com/tb.php/624-8fadb4db
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
します。

訪問者累計

最新記事

最新発言

検索窓

月別履歴

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

分類/索引

【案内板】 (2)
【小説:短編】 (20)
本の蟲 (1)
硝子野不動産店 (1)
夏の日の幻影 (1)
四番線の彼女 (1)
夢視の宿 (1)
線を曳く町 (1)
炬燵の神様 (1)
三者三盗噺 (1)
色眼鏡 (1)
奴らは攻城戦師 (1)
詰め替える (1)
同じ籠の狢 (1)
二十年後の遺言 (1)
轍の先 (1)
水に流せば (1)
真夜中の御二柱 (1)
いつか見た夢 (1)
神様達の初詣 (1)
白い花束 (1)
丸の代償 (1)
【小説:長編】 (146)
Amethyst League (6)
アンティーク・ノート (3)
ユウキのヒカリ (5)
NIGHT GUNNERS (5)
レディ・ルーン-Bonds of RU'MEL- (6)
ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle- (85)
死に損いのデッドレス (5)
Dear SORCERY (4)
サハラ・セレクタブル (27)
【企画処】 (329)
週刊三題 (319)
その他参加物 (10)
【資料庫】 (15)
【落書帳】 (6)
【詩歌帳】 (6)
【雑記帳】 (312)
【読書棚】 (30)
【遊戯倉】 (24)
path. (4)
decide: (3)
ユー録FW (16)

記事録

交友関係

このブログをリンクに追加する

(RSSリンク)

(QRコード)

QR

@long_month からのツイート