日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)つらつら、求道(みち)の途中

周回後れのガス欠なう('、3_ヽ)_

暫くぶりです。前回の更新は週頭の三題ですか……。だいぶ間が空いてしまった……。
(昨日短歌を更新したけれど、新規記事ではない格好なので月別履歴には青く載らない)
七月ももう一週間ほどで終わり、先日出た梅雨明け宣言も相まっていよいよこれから暑くて
且つ長丁場な夏本番という訳ですか。暑さは思考の敵ですよ、平素でも創作でも(´A`)

……ここ数日、どうにも気力が十二分でなく書けないなぁと思っていたのですが、何て事は
ない。多分これって執筆の「反動」なんではなかろうか。
振り返るに、今月は前半に飛ばし過ぎた感がなきにしもあらずなのですよねぇ。三月から新
たにサハラ~を加え、長編系を月二本のスケジュールで執筆するようになってから初めて、
今月はユー録とサハラ~の間に丸一週間のスパン(小休止)を入れてなかった_| ̄|○

その所為? その所為なの?
当の月前半は割とヒャッハー!な心持ちで過ごせていたというのに、ここに来て心身に急ブレーキ
が掛けられたような状態。幸い春から勤め始めているお仕事──作業場が(多分良い意味で)
笑顔の絶えない職場という僥倖であるのも手伝い、一見すると日常生活は一定のリズムを刻
みながら送れているのに、何だか“返す笑みだけが上滑り”しているような感覚に陥ります。
どう具体的に形容すればいいのかな……。実際に作業場では普通に仕事をしてるし、随分と
慣れたし、はたと沸いた談笑の中で自身も哂っていたりする。でもその一方で、そんな表層
の自分を見つめて鬱々としている、苛々としている深層?の己がいるんだという感覚がひし
ひしと強まっている、とでも言うべきか……。

来週(今月第五週)分の三題を書き上げれば、通算200本を達成します。
ユー録も既に六十章台も半ばを突破、地味ながらもこの五年間で累計PVも現在14万8000強と
確実に読まれてはいるのだろうと思われます。サハラ~も先日500PV突破と、ブクマ人数の更新
がありましたm(_ _)m

……なのに、何でかなあ。どれだけ書いても書いても、満たされるなんて事は無い。
寧ろ悪化しているとさえ言える。はたして自分は書いてきた「量」に相応の「質」を宿すに
至っているのだろうか? 独り善がりの衒学に陥り、その質を徒にニッチにしてあらぬ方向
にして狭めてはいないか? そもそも自分の世界観に価値観に、誤りはないだろうか……?

分かってはいます。これまで何度も繰り返してきた自問(とい)で、詰まる所その己から生
じる疑心暗鬼に打ち克ち書き続けるしかないんだ、という事は。
多分止めてしまう事は簡単だ。書く習慣をスパッと途切れさせればいい。
だけども自分はそれを出来ないでいる。惰性故というか既に身の一部というか、これまで擲
ってきたものを棄ててしまうのが如何しても惜しい。執着している。

だからそういう事なのだろう。

どっぷりと浸かった沼なのだφ(゚д:.` ;:・∵゚.


元より自意識を拗らせないと創作──特に藝として其れを捉えて突き詰めようなどとは思わ
ない(大方が楽しんでいればいいやとなる)とはいえ、執着なり拘泥なりという感情のどす
黒さは決して善いものではなく、同時に如何ともし難いものです。

知っての通り、僕は当庵だけではなく「小説家になろう」さんや「pixiv」にも拙作の一部を
投稿しています。特になろうさんへの登録は此処の開設とほぼ時期を同じくしているため、
何だかんだで結構長い付き合いになります。
……元々は、ただ訪れる人も限られるであろう当庵だけで掲載するよりも利用者の多い大手
も併用した方が手に取って貰える可能性は高くなる。そんな割と単純な理由でした。
(実際先方のネームバリューと規模もあり、ここまで多くのアクセスを頂いている訳です)
だけども月日の流れとは残酷なもので、五年も同じ場所に“棲んで”いると徐々にあそこが
抱える問題(と指弾される)というものも観えてきます。
始めに幾つか予防線を引いておきますが、僕は別段なろうさんだけを矢面にして腐そうとは
考えていません。場の毛色──『傾向と対策』は何処に行ったってあるものですしね。

一つに、なろうさんでは所謂?異世界転生物、及びチート・ハーレム要素(これらを纏めて
異世界チーレムなどと呼ばれたりします)が現在一強と言ってしまっていいほどの流行りを
見せて久しくなっています。
逆に言うとこうしたカテゴリ(或いは大別たるファンタジー)の作品でなければ、基本瞬く
間に埋没します。大多数は読まれないと思っておいてもいい。まぁ僕自身、元々は幻想要素
を付けるのが好きなのでその部分においては辛うじて繋がっている訳ですが。
二つに、同サイトのネームバリューとある意味“内輪”ながら、そのカテゴリでヒット作を
出す事が出来れば確実に「客」がつくという構造──そこに目を付けた各社書籍化の商機が
存在しているという点。
実際、僕自身も知り合ったり見つけて読んでいたりしていた作品・作者さんが書籍化され、
プロになったなんて事例は幾つも散見されます。だからこそ、そういうサイクルが実例とし
て用意されているからこそ、同じように同じカテゴライズで沢山の人々が作品を書いている。
三つ、故に本来は「趣味人の投稿サイト」であった筈の同所が、気付けばあわよくば書籍化
という夢を狙う者達の戦場へと変質した事。
似たり寄ったりのカテゴリ同士で書きながら、されど埋没しまいと宣伝と営業(自分の小説
です読んでくださいアピール)合戦を繰り返し、一方では人気の出た(押し上げた?)作品
とその作者に対しては“信者”と揶揄されるような擁護や賛辞がコメント欄に飛び交うのが
最早当たり前となっている──。
だからこそ、今ではなろうユーザーというだけで斜に構えたり、害意を持って応対してくる
書き手さんや読み手さんも増えて(目に付くようになって)来ました。
まぁこれも有名所になったが故の──というか、ゴリゴリと商業戦略への傾斜に舵を取った
あらゆるコンテンツ配信元の宿命ではあるのでしょうが、それでも僕個人はやはりこういう
傾向が生む人々同士の軋轢を「哀しい」と感じてしまうクチなのですよね……。

繰り返しますが商業傾斜が悪い、とまでは断言しません(規模が拡大すれば相応の維持手段
が必要になるのは考えれば明らかな事ですし、たとえどれだけ“無料”を謳ってもやはり世
の中を動かしているものの一柱には間違いなくお金というものが在る)
だけども、その流れに乗り過ぎるのは……如何なものか。
以前に見た事なのでうろ覚えですが、何処かのコメント欄で『俺達はなろうという場を借り
ているのだから、この場のルールに則って小説を書くのが筋だろ』的な云いがあったのを今
でも憶えています。
ここはなろうなのだから、異世界チーレムを書いてヒットを狙うのは当たり前。
営業のし合いもここでは当たり前の文化(ptを積み上げランキングに乗る為の常識だ?)
それらに文句を付けてくるなら、なろうから出て行けとでも言わんばかりの言い方。ならば
お前はアンチだぞ、という暗黙の了解──。

まぁ僕は先述の通り、なろうさんに合わせて書いているのではなく、元々書いていた小説が
手に取られる確率を増やす為に登録したのであって(あと当庵とは違って細かくパート分け
して載せられるので僕自身も整理整頓がし易い。備忘録的な利用もあって)かねてよりこの
手の言い分は話半分で聞き流すようにはしていたんですけども。

……でも、やっぱり“排他的”なまでに内輪過ぎるというのは、いずれその場を衰亡させる
のだろうなと思っています。
実際に過去に物書きさん・大きく創作人さんとして知り合ったなろうユーザーの少なからず
がなろうという棲み処から出て行ってしまいました。或いは書かなくなって更新が途絶えて
久しくなっています。
勿論、個々人のリアル事情もあります。ですがあの場が内向きの流行りとその限定的な商機
に狭まり続ける限り、僕が知っているように自身の物語が受け入れられず苦悩し、心疲弊し
て筆を折ってしまうなんていう──投稿先が投稿者を殺すという哀しいケースがまたいつ出
てくるやもしれない。何より「此処はいいぞ」「否、落ち目だ」「何をぉ!?」と書き手ら
が争いになり、またそれらを見て(己の安寧の為に斜に構えざるを得ず)なろうやひいては
創作自体を諦めてしまう人が出続ける事が僕はどうにも哀しい。
創作人・読書人を育む事を夢見た筈の場が、彼らを取り囲んで絞め殺す場になっていくのだ
としたら本末転倒じゃないか……。

ただまぁ……こういう(悲観的でいて自身は安全圏にいる)眼は、結局のところ書籍化した
作者さん達への妬みも多分に含んでいるのでしょう。
本稿導入部に戻りますが、僕だって不安です。ちょくちょく疑心暗鬼に陥ります。
自分の文章は硬いし、長いし、基本ネガティブでバッドないしビターエンドだ。純文学なら
ばまだそれが作品として許容される部分はあるのかもしれないけど、よく用いる題材(要素)
がファンタジーちっくな──ラノベ的な属性が少なくない以上、それを名乗るのは如何せん
半端ものに過ぎる。かと言って娯楽小説=他人(読み手)の快楽に阿る──と表現している
時点で駄目駄目なんだろうが──物語を量産出来るかと言えば、内心本心は間違いなくノー
と答えるのであって……。

先日、ピース又吉氏が自著『火花』で今年の芥川賞を受賞していましたよね。
(ちなみに捕捉しておくと芥川賞=純文学の新人賞、直木賞=大衆小説の新人賞+中堅所)
……焦りますよねぇ。
いやまぁ、そりゃ確かにあのニュースを見て母(僕がものを書いている事は知っている)に
も「あんたも取れないの?」とか真顔で言われたりもしましたけど、嗚呼、コツコツ地味な
研鑽を積む事以上に、結局最後の一押しってのはネームバリューや根回しなのかなぁ……?
なんて嫉妬含みの嘆息なぞを。

一応公募経験はあります。一次落ちでした。
繰り返す胆力と残弾が有りません・足りません。実際こうして趣味でなろうさん等に投稿し、
時折ぴょこっとレスポンスがあるだけで頑張れる──楽しむだけで割と補給はできてる。
あと実は、作業所の所長や職員さんが仮にも出版経験者で(ここで言及する事すら自惚れだ
と思う。社交辞令でしょうに)出版したいなら力になるよと言われているけれど、何という
か、別の方向でそういうコネに頼って書き続ける許しを得るのは「真っ当」じゃないよなぁ
とも思うし……。

吐き出す。どうしたものか。
解ってる。どうにもこうにも。

どだい悶えて、足掻いて、悲喜こもごも。

この求道(みち)は、僕が選んだ道。

スポンサーサイト
  1. 2015/07/24(金) 23:00:00|
  2. 【雑記帳】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<(企画)週刊三題「負骸ナ詩」 | ホーム | (企画)週刊三題「書架より哀を込めて」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://higurasisouann.blog27.fc2.com/tb.php/618-4815ca3a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
します。

訪問者累計

最新記事

最新発言

検索窓

月別履歴

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

分類/索引

【案内板】 (2)
【小説:短編】 (20)
本の蟲 (1)
硝子野不動産店 (1)
夏の日の幻影 (1)
四番線の彼女 (1)
夢視の宿 (1)
線を曳く町 (1)
炬燵の神様 (1)
三者三盗噺 (1)
色眼鏡 (1)
奴らは攻城戦師 (1)
詰め替える (1)
同じ籠の狢 (1)
二十年後の遺言 (1)
轍の先 (1)
水に流せば (1)
真夜中の御二柱 (1)
いつか見た夢 (1)
神様達の初詣 (1)
白い花束 (1)
丸の代償 (1)
【小説:長編】 (146)
Amethyst League (6)
アンティーク・ノート (3)
ユウキのヒカリ (5)
NIGHT GUNNERS (5)
レディ・ルーン-Bonds of RU'MEL- (6)
ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle- (85)
死に損いのデッドレス (5)
Dear SORCERY (4)
サハラ・セレクタブル (27)
【企画処】 (329)
週刊三題 (319)
その他参加物 (10)
【資料庫】 (15)
【落書帳】 (6)
【詩歌帳】 (6)
【雑記帳】 (312)
【読書棚】 (30)
【遊戯倉】 (24)
path. (4)
decide: (3)
ユー録FW (16)

記事録

交友関係

このブログをリンクに追加する

(RSSリンク)

(QRコード)

QR

@long_month からのツイート