日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)絆は有限、清廉でもなく

\猛暑!/ \台風!/ \政争!/

諍いやら、心乱される外圧なんてのは大嫌いです。
出来る事なら成る丈静かで穏やかな環境に身を置きたいものですが、中々そう上手くはいか
ないし、そうはさせないというのが世の常なんでしょうね……。
夏というゴリゴリ集中力を削り取ってくる季節然り、飽きる事を知らぬ世の争い然り。
もういいよ……。五月蝿いから、手前らそのままどっちも滅んじまえよ……(´A`)

先刻、サハラ~の五章をUPしました。3エピソード目前編です。ツイッタ(小日記)では既
に呟いている所ですが、今回はおそらく一章分としては自身最小レベルの分量になっている
と思われます。ご容赦の程をm(_ _)m
(まぁそれでも一回の更新量としてはもっさりな部類なんでしょうけどね)
加え、今回の更新で同作の総文字数が10万字を超えました。これでこの物語も文庫本一冊分
以上の体裁は取れた訳です。尤も肝心なのは如何に物語を綺麗に〆るかであって、現在手元
にあるプロットではこれまた「第一巻完」的な半端さとなる可能性が高いのが何とも……。
消化し終わる頃どんな心持ちになっているかは分かりませんが、それでもユー録や三題に続き、息の長いコンテンツ
になっていればいいんですけれど(´・ω・`)φ


作業場での勤務時間を増やし始めて、ぼちぼち半月が経ちます。
漠然とした不安を紛らわす──少しでもステップを踏んでいく為です。なので従来よりも朝
早く起きなければならず、朝一で軽く執筆というのは難しくなっていますが、何だかんだ言
って身体は慣れるもので何とか間に合うくらいにはなりました。

……でもやっぱり、一度病気になって壊れた身体は元には戻りませんね。
尤も単純に年を食って衰えがちだからという部分もあるのでしょうけれど、中々「普通」の
人達のように活動するのは遥か遠いレベルのようです。
これから先の季節は益々ゴリゴリと体力も集中力も削がれていきますし、元よりインドア派
な自分は冷房の中に退避するばかりになりそうです。とはいえ、あまり内臓を冷やし過ぎる
と先々月のような下痢の強カウンターが来かねないし……。

毎年の事だが、夏は嫌いだ(´A`)


あまり「語る」べきじゃないんでしょうけどね。不毛だし、現実リスクになるだけだし。

各種メディアで騒がれている通り、先日安保関連法案が委員会で可決されました。この雑記
が実際にUPされている頃には本会議でも採決されているのかな可決されたみたいです。
案の定、左右両派に分かれて喧々諤々──もとい議論にならない(させない)状況ばかりが
続いていましたね。ホント“強行採決”って便利な言葉です。

まだ暫くこの喧しさは続くのでしょうが、改めて思うこと。
それはやはり『人は分かり合えない』という如何しようもない事実・現実に他なりません。
いや、厳密には『人一人が結び付ける他人は有限である』と表現するべきか……。

手続き論として、僕個人ここまでやりたければ、本丸の憲法を改正してから持ってくる筈の
ものだよなぁと考えています。ですが仮にその“筋”を通そうとしても、今回以上に護憲派
プラスアルファの激しい抵抗があろう事は火を見るより明らかです。そもそもそのような左
巻きの勢力が幅を利かし、その喧伝戦略も上手(うわて)である現実がある以上、どのみち
安倍さんは“詰んでる”状態ではあったのですが……。

だからこそ、政府はごり押して無理を通してでも成立させるしか実現する道は無かった。
そこできちんと「議論」が出来れば尚良かったんでしょうが、何せ反対派はとにかくその構
想自体を潰すことしか考えておらず、上述のように喧伝でどんどん人々を感化させて外堀を
埋めていく。
本来は“筋”を通すべきなので、諸手を挙げて擁護するつもりはありませんが、今回もある
意味必然の結末だったんではないでしょうかね……?

憲法という「名」を押し通してでも、現実に力によって拡張してくる中国に対し、近隣諸国
との、より力のスクラムを確保してこれを防衛するという「実」を取った。

その是非はさておき、僕は素人に気が生えた程度ながらそう見ています。
(国会の場で具体例としてシーレーン云々ばかり言ってる!という批判がありますが、少し
落ち着けば分かるでしょう。当の“仮想敵国”本人に『あんたが脅威だからもっと皆と防衛
出来るようにします』なんて本音言えないでしょ。それこそもう防衛じゃなく、実質の宣戦
布告みたいなもんですし……)
少なくとも「議論」を拒否して駄々をこね、思い通りにならなかったから今度は力と威圧で
叩き潰そうとして構わないというのは如何なものかと思うんですがね……。平和平和と連呼
しておきながら、やってる事は暴力的だという。
いやそもそも、自分達の「正しさ」を信仰のように疑わず手段を選ばないって時点で、傲慢
以外の何者でもないんですが……。結果的にはお互いさま状態なんですけど。

──結局人というのは分かり合えないんだ。
──その実人一人が結び付ける他人というのには、限りがある。

今に始まった事ではないですけど、こと政争の界隈に関して思うのは幾度となくこういった
失望・絶望の類に決着していくように思います。

『○○がいずれ自分達の国に攻めて来る。ボコボコにされる前に皆で防ごう、最悪ボコボコ
にされる前にやっつけよう。力なき正義は無力だ』
『戦争反対! そんなの自衛の範囲を超えている。結局戦線を押し上げるだけじゃないか!
本当に邦人を助けにいくだけで済むのか? 俺達が、俺達の子供達が巻き込まれるなんて絶
対に嫌だ! 今まで通り金だけ出しておけばいいじゃないか……!』

いわゆる右派はその主義主張で結び付き、積極的な正義感がマクロ的に自分達の身を守る事
に繋がると信じている。
いわゆる左派はその主義主張で結び付き、マクロな正義は無辜の民を殺す。個々の、ミクロ
な平和を守れないで何が政治家と信じている。
……僕自身、結構ウヨク・サヨクで人々の主張を分別していたきらいがあるのですが、寧ろ
彼らがセカイに対してミクロかマクロかで考えた方がより厳密な気がしています。
国は全で語り、観るため、往々にして個が解らない。
人は個で語り、観るため、往々にして全が解らない。
嗚呼、絶望しかない。何たる隔絶か。国境ですら意味を成さなかった。物理的境すらろくに
守れぬ世界と、精神的な溝を埋める所か掘り進む事ばかりに邁進する人々……。
メディアで国会前のデモの様子なども観ました。不謹慎でしょうか? 僕にはあの人達の群
れが、以前の大阪都構想への反対や、先日のギリシャ緊縮策に反対して火炎瓶すら投げる、
「個」の世界観でしか物事を見れない人間の限界──感情という魔物の如何ともし難い現実
と重なって見えてしまうのです。
勿論、それ自体は悪でないのだけれど……分かり合えない事の末路がこうなるんだなと思う
と、いよいよ以って世も末なのかなぁとネガティブにならざるを得ず……。

……もういいや。戦線に出て行って外で死に、侵略されて内で死んでしまえばいい。

力で覆せばって発想はもう止めましょうよ? 違憲ならどのみち法律は無効化されるんです。
与党議員を懐柔しつつ不信任を可決するよう動くなり、成立後に最高裁に訴えて違憲という
お墨付きを叩き付けてやるなりもっと方法はあるでしょうに。
(まぁ実際問題、最高裁が高度な政治問題として「判断しない」という可能性も高いのです
けれど……)

もう一つ、僕が遭遇(目撃)したケースをここに述懐しておきます。
僕は常々「議論」というものが、大多数の人間にとって限りなく無意味に近い営みになって
いるのだと感じてなりません。ならばいっそAはAの領分の中で完結し、B(反A)はBの
領分の中で完結する──性悪説的前提で以っての棲み分けでお互い無視し合う方向性でない
と「平和」など訪れないと考えています。
なのに……今回の委員会通過の報を得て、案の定TLなどネット上では賛成・反対両派による
アピール合戦が勃発していました。お互い言い分、正当性の主張はあるのだろうけど、右派
は“筋”を通さずに押し通そうとした点、左派はお家芸の「俺達が正しいから奴らは潰して
構わない」を発揮している点で僕はどちらも支持しません(若干チャイナリスクという現実
を考えれば右側か?)

夕刻位でしょうか。ふとTLで長々と続くリプライ(会話のやり取り)が目に留まりました。
ざっと辿ってみるに、どうやら素人一般人の感覚での「反対」の呟きに、右派の理論を詰め
込んで染まり切った自称論客的な人物が「賛成」の正当性を切々と説いている一部始終のよ
うでした。
……このど阿呆!! 僕は思いましたね。
(僕自身の保身ゆえ、前者さんへの迷惑に鑑み)結局彼らのやり取りに横槍を入れる事はし
なかったのですが、この自称論客的な人物の怒涛のリプライ──当人は十中八九「ただ事実
を述べているだけ」の「啓蒙」に、この一般人さんは苛立ちにも近い戸惑いを沸々と吐き出
していたのです。

『そんな事私は知らないよ! 専門家じゃないし』
『資料っていう画像も粗いし、書いてある事よく分かんないし』
『いつまで話し掛けて来てるんだよ、この人~!』
『戦争は嫌だって言うだけで、何でこんな目に遭わなきゃいけないのさ……』

記憶を頼りに要約すると、こんな感じ。

ああ……やっちまったな。この論客気取り(怒)
直接僕とて話をしてやり取りを交わしてきた相手ではなかったとはいえ、あれはどう見ても
自分の知識に酔って頭でっかちになっているタイプです。相手が特段望んでいる訳でもない
のに、自分の主義主張を次から次へと流し込んで「説得」と勘違いしているタイプ。あれで
は確実に一人、そのイデオロギーが“嫌い”になる人を作るだけですよ……。

他人を説得──「改宗」させようとする行為、正義感こそ、この世で最も性質の悪い「善意」
の一つだと僕は考えています。痛感させられています。
大体、全く真っ白な意見を持っている人間なんていないと思うんですよ(いてもそれは白紙
ではなく無関心)既に何かしら思う所がある。それをこちらの「良かれ」で塗り替えてやろう、
論破してやろうというのは、殆どの場合において相手の感情を損ね、諍いの種を育てる──
この世の“悪”そのものの根っこに最も近しい行為ではないでしょうか?

“言いたい事は分かったが、てめぇの言い方が気に食わない”

こうなったらアウトなんですよ。どれだけ論理的思考で相手を詰ませても「駄目」なんです。
そもそもこのケースの場合、分かって貰える事すら出来てませんよね? 相手がそのつもり
でもないのに詰め込んだって、黒く汚れて駄々漏れるだけです。こうして悪口を言ったって
何にもならないし、寧ろ僕自身の印象を悪くするだけだろう徳のある行いじゃないとは知っ
てはいるのですけど、一度言葉に起こさずにはいられなかった……。

人はどだい、自分に都合のいい情報や他人を集めたがるものです。
それはまぁ仕方ないとして、そこで「活動家」に変じてしまう事がどれだけ人々の溝を深め
るだけで、空虚なことか。ましてや「改宗」させようだなんて、無理に版図を広げる某国の
ようなものです。

「絆」ってものは、何も無限じゃない。詰まる所似た者同士が集まることの別名なんだ。
「絆」ってものは、何も美しく綺麗なものとは限らない。その集団が“正義”を振りかざせ
ば、それこそあらゆる悪に変じうるんだ。

「絆」とは本来、家畜などの獣を繋ぎ止める綱のこと。呪縛・束縛という意味なのだから。

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  1. 2015/07/16(木) 21:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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