日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)縁良し悪し時に狂おし

涼しくなったかなと思えば、残暑。
残暑でひいひいしていたかと思えば、台風。
それだけ天気が変わるという事が秋の訪れなのでしょうが、不安定な空模様は気を逸らされ
てしまいますよ……。こんにちは、体調を崩し気味の長月です(^o^;)<ダルイ…
とはいえ、できる限り執筆は続けていますよ。日々コツコツとなのです。
時折ツイッタで進捗報告(という名の自身へのプレッシャー掛け)をしているので、細かい
状況はそちらから覗いていただければ分かるかなと思います。いや、むしろ来て?(何
もっと色んなコンテンツの創作を、もっと色んな人々との交流ができれば嬉しいですね。


とはいえ、ネット上の交流というと昨今では多くの人がネガティブなイメージを持たれてい
るのではないでしょうか? 所謂ブログ等の「炎上」を始め、個人間のやり取りがふとした
事で喧嘩に発展し、その応酬に疲弊してしまう。そんな事例は枚挙に暇がなく、多少この界
隈を経験した事のある方も、そうでない方も聞き及んでいることであるでしょう。
そうなると、往々にして次に出てくるのは「もう馴れ合わない」という掌を返した拒絶なり
ネットツールへの批判的な態度ではないかと思われます。
実際、多くの場合面識のない間柄なら距離をとる──やり取りを遮断してしまえば一応の幕
引きはできます。俗に言う「スルースキル」というものは、ネット上のやり取りにおいても
最早不可欠な行動能力であるのでしょう。

ですが……僕自身がまだまだ“痛手”の経験が少ない為なのか、こうしたちょっとした敵意
や冷笑に近い形でのネットへの拒絶反応を見ると、僕個人は「う~ん?」と小さく首を傾げ
てしまうのです。
何というか、痛い目に遭った嫌な思いをした。奴らは嫌いだもう関わるもんか……といった
態度の変遷は、少々ラディカルに思えてならないのです。
いくらネット上とは言っても、結局は人対人のやり取りには変わりはない。
なのに「ネットだから人の性格の悪さが出るんだ」的な論調の存在は、珍しくないように思
われます。何だか、○○だからという免罪符を使われているような気分になります。
そういう側面からでも、そして人との交わりをごっそりと否定しまう「勿体なさ」も含めて
やはりこういう論理展開はラディカルだなぁと思ってしまうのです。

青臭いという自覚はあります。理想論だなどと叩かれるかもしれません。
でも、人を否定して斜に構えることと、ネットツールを交流の為に使うのは矛盾すると思う
のです。……そして、貴方が物語を紡ぐ創作人なら尚更に。
物語とは、詰まる所人を描くことだと思うのです。だから人間の良きも悪しきも一旦自分の
懐に迎えておかないと、往々にしてその態度は人間を皮肉し冷笑し「どや顔」をすることに
自身のエネルギーを費やす──僕の経験からして言わせて貰うならば、虚しくて悲しい時間
になりはしないでしょうか? ネット上の交流からでも、僕らの意識は簡単にシニカルに、
ラディカルにネガティブへと流れていってしまうのですから。
確かに、世の中には色んな人がいて実際に荒々しい言動をする方もいるでしょう。
ですがそうしたハズレも含めて、ネットというのは、本来不可能だった「縁」を可能とする
ツールだと……僕は思っています。
だからこそ、せっかく開かれたその可能性の扉を自身で閉じ直してしまうのは、何だか勿体
ないなぁと思うのです。

でも、それでも「他人を見たら泥棒と思え」的な疑心が当たり前になっているのは……人が
お互いに安易に信用する事自体を避け、恐れている時代に僕らがいるからなのでしょうね。
互いに利害を巡って争い、常日頃その腹の探り合いを繰り返す。
その本質は、きっと保身に近いもの。自分とその周りを「守る」為に、“他人”の犠牲を厭
わないというスタンス。もっと言えば敵と味方を(無意識的に)選別していること。
だから、○○を守る為に××を監視しろ、規制しろという論調が起こり、実際にそういった
ニーズによる技術も開発されている現実もあって……。
ご存知ですか? 今日はGPS等で特定の相手のプライバシーを丸裸にして顧客に「安心」して
貰おうというサービスもあるんですよ……?

正直言ってしまいましょう。──馬鹿げている。
その相手が家族だろうが、友人だろうが、上司・部下だろうが、相手を疑い監視しようとい
う時点でそこに本当の意味パートナーシップなど存在する訳がないではありませんか。
それは「貴方の為だよ」と虚飾を施した押し付けです。ただの一方的な支配欲だ……。
……確かに理想的な絆とは、もう今の時代望むべくないのかもしれない。
だけど、少なくとも自分達の「不安」を理由に誰かを、何かを縛ったり蓋をしてもいいんだ
という道理がそう易々と通っていい筈がない。通ってはいけない筈なのです。

シニカルにではなく、ラディカルにではなく。
僕らはもっと「滅ぼし合う」世の中から「許し合える」世の中に改めなければ……。
現代という不安の時代に生きる僕らが、気付けば『檻の中の猿』になってしまわない内に。
現代という疑心の時代に生きる僕らが、気付けば『殲滅戦の末に滅ぶ』末路にならぬ内に。

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  1. 2011/08/31(水) 21:30:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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