日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)白夢(ゆめ)の立ち位置

暦がまた一つ進みました。こんにちは。卯月ですが、長月です(・・)ノ

あと一週間ほどすれば何処もかしこも新学期・新年度モードになりますね。予報によると週
末はまた一旦下り坂に入るようですが、ここ暫くの日和は少し汗ばむくらいぬくぬくと柔ら
かい印象を受けます。春なんだなぁと思います。
これで花粉が飛びさえしなければ、秋と同様とても過ごし易いんですが……( >д<)、;'.・

近況としては、自分も新年度に合わせるように少し先行し、新生活?を送っています。
隔日昼間のお仕事(仮)。現在半月ほどが経過している所ですが、のんびりとした環境も相
まって結構慣れてきました。作業場が公園に隣接する立地なので、昼休みはぐるっと周囲を
歩いて腹ごなしをしたりしています。肝心の作業の方もデスクワーカーな自分には性に合っ
ているようで、肩に力を入れ過ぎて凝らないように気を付けさえすれば程々の疲労感で一日
を終える事が出来ています。

懸念があるとすれば……あそこの穏やかな雰囲気に自身が中てられ過ぎないようにする事で
しょうか。
以前よりも明るくなった──なってしまったような気がします。
それは言い換えれば、浮付いている、調子に乗り過ぎてしまいかねない変化でもあって……。
(当面)隔日でお仕事のスケジュールがあり、執筆を始めとした創作活動の目星が詰め気味
になる点も背中を押しているのでしょう。現状趣味の域であるのに、そのカツカツ具合をさ
も自慢、アピールするような言動は……人によっては癇に障るのかもしれませんね。
天狗と言うには少々違う(別に地位を得た訳ではない)かもしれませんが、悪癖が出た事に
は違いないでしょう。実際先日そうして報いを受けた訳ですしね。個人的な恍惚に溺れない
ように改めて自戒し続けなければならぬと思います。浮付かぬよう、粛々と創っていくべし
と思います。
理想はクールにスマートに。
言葉を増やすのは簡単だけど、寧ろそれらを意識的に絞って減らし、美しい沈黙を維持する
さまにこそ理性的という状態は宿るのではないか? そう考えます。

(まぁ実際にこう長々と語っている時点で語るに落ちる、ですが(´A`) そこを突っ込み始めると、もう何も書けなくなって
しまいますけど。結局は無理ゲーなのか……)


ともあれ、新年度に新生活、良くも悪くもやる事はいっぱいです。

お仕事(仮)を軸にした生活リズムに慣れること。
その合間を縫う形になる創作スケジュールに慣れること。

もしかしたら更新にムラが出てくるかもしれませんが、予めご了承くださいませm(_ _)m


……夢にいるようです。
何というか、あそこにいる自分が場違いじゃないのかと。

思い返せばもう十年にもなるんですよね。最初に精神から異常を来たし、その後引き摺られ
るように全身が鉛のように重くなって動けなくなる。
鬱、でした。
後々の医学的な診断では(治療開始から年数が経過していた事もあり)より軽度のものへと
判断が変わっていましたが、他人に迷惑を掛けてでも動けないというのは、間違いなく病気
だと言っていいと思います。
それから現在に至るまで、僕は心療内科に通いながら療養生活──という名の無職の日々を
過ごして来ました。特になりたての三年ほどは身体の鈍重化が酷く、当時はまだ理解(諦め)
に乏しかった両親からも事ある毎に叱責されたものです。
そこから、少しずつ薬と主治医のカウンセリングが効いてきて、寝起きが出来るようになり。
提案されたのが『自分の好きな事をやってエネルギーを溜めるといいよ』──現在、最早自身
のライフワークともなっている創作趣味の復活でした。
手段と目的の逆転──創作活動が生活の中心になってしまった──こそあれ、それははたして
強烈な効果を発揮したんだなと思います。事実僕はこうして取り憑かれるかのように文章を
量産し、鈍重だった日々によってすっかり衰えた身体・萎縮した精神を守るかの如く、更に
数年を自宅の中での引き篭もりに繋げてしまう事になります。
流石にこのままではいけない……。されど頼れる他人など何処にもいない……。
それがふと昨年末から今春に掛けて、ふとした切欠で(ようやく)公的窓口に接触する機会
があり、そこから存外に連鎖反応のように公的福祉へと案内されたのでした。

何回か前の雑記でもこっそりと言及しましたが、僕は現在、作業所に通っています。
但し一般社会と同様の労働をベースとしたA型ではなく、低賃金でも働くという習慣や人の
輪の中という居場所を作る為のB型。
当初僕は、この作業所というフレーズを聞いて抵抗感がありました(偏見ですが、それこそ
障害者の仲間入りじゃないかと。加えて現在の僕は診断書こそ出されど相対的には障害者と
呼称できるほど重篤な持ち主でもない……)だけども百聞は一見に如かずと云う奴なのか、
実際に幾つか見学させて貰って経験してみると、これなら自分でも出来るかな?という感触
を掴むことが出来ました。──逆を言えば、さぁ今日から“一般人”としてバリバリ働け!
というのは(ステップを急ぎ、跳び越し過ぎだし)難しく感じたという面もあります。
いずれは「普通」の人に……というのはあっても、当面はここで衰え萎縮した心身を伸ばし
直すステップを踏んでいく事になるのでしょう。
(加えて、作業所を運営する代表がかつての恩師だったというのも大きいです。自宅からの
距離も近いし、最初の一歩としては充分だろうという思案もこれを後押ししました)

……いい所ですよ。代表が顔見知りだし、少人数でハードな職場でもないし。
他人と関わるのは正直苦手です。生まれてこの方ずっと、遅かれ早かれどうぜ拗れる・嫌わ
れる・厭になるんだと思って、人間なんてそんなものだと定義して不器用に滑っていくしか
ないんだなと絶望のような感慨の中でネットの海に浸っていたのですから。
だけど、今こうして戸惑っています。
当たり前だけど、性の悪い人間もいれば気のいい人間もいるんですよね。
明るい。ポジティブ教徒ではないですけど、出会う相手によって自分(ひと)というのはこ
うも心持ちが違ってくるものなのかと戸惑う程です。尤も多少なりとも陰が退いていったの
は、世間一般に比べれば少なくても、仕事に行っている・稼ぎを得ているという“免罪”が
意識無意識を問わず僕を安堵させている、という面もあるのでしょうけど……。

だからこそ、導入部でも話していたように、あの穏やかな雰囲気に自身が中てられ過ぎない
かが内心不安でもあるのです。
一つはあそこに、まだ1ステップでしかないのに安泰として留まり続けてしまっては今まで
とあまり変わらないじゃないかという点(自宅が外の作業場になっただけの話)。
一つは今までの、いわば“自業自得”的な病を患っておいて、イイトコロダネーとのほほん
とする事が善いことなのかという自問、最早自罰的でないと落ち着かないという長年の精神
癖によるものです。

……そもそも、こうまで僕が病気を拗らせたのって、元を辿れば(その良し悪しは置いてく
として)現実の世の中に“適応”できなかったのが悪いんじゃないんですか。更にそれを出
来ずに身体を壊すという防衛──逃げの一手に全身全霊で出ておいて、病気だからとその怠
慢を正当化する──。稼いでいない、という後ろめたさは勿論の事ながら、やはり僕はずっ
と何処かでこの自分が「卑怯」だと思ってきたのかもしれません。

『病気の原因を突き続けるより、これからどうするかを考えよう(主治医)』
『あんたには、サラリーマンは無理よ……(母)』
『そんな貴方はきっと、優しい心の持ち主なのです(メンタルへルス系の啓発)』

僕がついそう過去を自分を責めると(歳月が経って諦めもついたのか)母も加わり、周囲は
決まってそんな風に言います。……まぁ鬱陶しいですわな。所謂メンヘラが嫌われる性質で
ありますよ。うじうじと繰り返し繰り返し自罰的な言動をする。分かってるんだけど、それ
をスッパリ切ってしまったら自分が自分じゃなくなるような──過去これまでの自分が文字
通り「馬鹿」でしたと認めるような……。
思うんですよね。どれだけこの作業所が、支援のステージが温かく優しい場所であっても、
この類の福祉が社会復帰を最終目的とするならば、結局ぐるぐる回っているだけじゃないかと。
僕らは知っています。
そりゃあ、中には“いい人(職場)”も在るには在るんでしょうけど……その存在が霞んで
消えてしまうに余りあるぐらい、所謂ブラックな環境というのはこの現実世界にはごまんと
ある。だけどそれを間違ってる! 真正面からぶっ潰す! というのは現実的に不可能で、
どうしたって(他ならぬ“闘争”なのだから)虚しいだけで……。
された側は堪ったものじゃないけど、現実に人間を使い捨てるようなやり方をその内に許さ
ないと、国内国外の競争には勝てないんだっていうのも分かってる。徳で世が収まれば勿論
それに越した事はないんだけど、その為だけに得られる金を見捨てるような──言ってしま
えば“馬鹿正直な道徳”では腹は膨れないのが現実ってもので。
金が無いから荒むのか、荒むから金が無いのか……。そんな生き地獄に人々を投げ戻す準備
を時間を掛けて行うのがこの手の福祉だというのなら、今此処で僕が笑みを零すことの、何
と刹那的なことか……。

……勿論、これらはあくまで思考の中です。
まさか、どんな縁か僕を拾ってくれたかつての恩師らにこんな怨嗟をぶつけたって、実際困
るだろうし、哀しませてしまうだろう事は分かり切っている。
そもそも僕自身、もう所謂「普通」の勤め人に戻れる(耐えられる)とは思っていない。
なので好きなこと、小説書きになれれば万々歳だけど──まぁ実際問題、限りなく可能性は
ゼロに近い低さなんだろう。趣味でも書けるだけ有り難いと思うべきなんだろうなあ。
どうも慣れてくれない。引き戻される。
いい出会いがあって、目の前がにわかに明るくなっても……またこの関係性だって暫くすれ
ば気が付けば、誰からともなく空中分解する。また、笑えなくなる。ずっと変わらないもの
なんて無いんだと(変質していくものなんだと)理屈では分かってはいるけど、やっぱり僕
はその過ぎし日々を微笑ましい思い出というよりは、虚しさを引き摺る「傷跡」のように捉
えがちであるしい。ならばいっその事……。そうして再び閉じる自分がループする。疼く。

夢の中にいるようです。僕なんかがいていいのか。
にわかに、色んな人達に取次ぎされて辿り着いた現在の場所。
恨み節ではないけれど、僕はそっと腰を下ろせる反面、そこに居る事自体が内心じわじわと
不安になってしまいます。

筋金入りだなあ……。《光》恐怖症、とでも言うのか。
かねてより他人に言われる事だけど、どうにも未だ、自罰しないと落ち着かない……。

スポンサーサイト
  1. 2015/04/01(水) 18:00:00|
  2. 【雑記帳】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<(長編)ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-Ⅴ〔62〕 | ホーム | (企画)週刊三題「Quintuple Boy」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://higurasisouann.blog27.fc2.com/tb.php/574-a8b20190
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
します。

訪問者累計

最新記事

最新発言

検索窓

月別履歴

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

分類/索引

【案内板】 (2)
【小説:短編】 (20)
本の蟲 (1)
硝子野不動産店 (1)
夏の日の幻影 (1)
四番線の彼女 (1)
夢視の宿 (1)
線を曳く町 (1)
炬燵の神様 (1)
三者三盗噺 (1)
色眼鏡 (1)
奴らは攻城戦師 (1)
詰め替える (1)
同じ籠の狢 (1)
二十年後の遺言 (1)
轍の先 (1)
水に流せば (1)
真夜中の御二柱 (1)
いつか見た夢 (1)
神様達の初詣 (1)
白い花束 (1)
丸の代償 (1)
【小説:長編】 (151)
Amethyst League (6)
アンティーク・ノート (3)
ユウキのヒカリ (5)
NIGHT GUNNERS (5)
レディ・ルーン-Bonds of RU'MEL- (6)
ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle- (89)
死に損いのデッドレス (5)
Dear SORCERY (4)
サハラ・セレクタブル (28)
【企画処】 (349)
週刊三題 (339)
その他参加物 (10)
【資料庫】 (15)
【落書帳】 (6)
【詩歌帳】 (6)
【雑記帳】 (326)
【読書棚】 (30)
【遊戯倉】 (24)
path. (4)
decide: (3)
ユー録FW (16)

記事録

交友関係

このブログをリンクに追加する

(RSSリンク)

(QRコード)

QR

@long_month からのツイート