日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)戯言─知性への怪訝

お陰さまで持ち直しましたm(_ _)m

まぁ当稿執筆現在は反動で疲れているんですが、少なくとも気分が落ち込んで仕方ないとい
った(焦りの泥沼にあった)先週とは違うと思います。単純に肉体疲労なんでしょうね;

その瞬間の自分に正直、頷けるクオリティを。書かなきゃを解す、創る楽しみの瞬間。
激励のコメントをくださったyさん、物書き仲間の皆さん、有難うございました。あれから
何とかエネルギーをコンディションを持ち直し、今月分のユー録の執筆&更新を済ませる事
ができました(今年の更新はこれで最後になるかと思います。分量は久しぶりに2万字を切り
ましたが、これでも多いのかな……?)
多分きっとこれからも弱音を吐いて、七転八倒して迷惑を掛けるんだろうなぁと思います。
それでも私と私の拙作らに、気長に生温かくお付き合いいただければ、是幸いですm(_ _)m

歳かなあ……? 随分と口が脆くなった。
だけど吐き出さねば「進めない」実感が以前より在る。惜しむらくはいざその吐き出したい
(言いたい)こと──私事ないし時事への嘆息の塊が大きくなると、あまりにも自分の心の
中でそれらが優先され過ぎてしまって、物語を文章を書く、その体でのクオリティが後回し
になってしまっているのではないかという危惧がある点ですね。元よりエンターティナーで
はないという自覚はあるにせよ、それでも同時に“語りたがり”なだけではうざったい人間
と化すのだろうなとも思う訳で……。

実務的なそれとは違い、小説は「絶対に説得しなきゃいけない」言語ではありません。
むしろそうした意図を前面に出し過ぎると(出す“だけ”のものは)物語としては三流扱い、
『論文でヤッテロ』になってしまうのかなと。
如何に自分の思いを巧みに練り上げ、他者の娯楽としても成立させられる(に奉仕できる)
のか──? 元より彼ら全てに為せはしない(そもそも合わなければ離れていくし、合えば
引き続き手に取ってくれる。それだけです)けれど、そこの伝え方の創意工夫を厭うようで
あれば……もう小説である必要性はないですし。もう思想書を名乗ればいいじゃんと

改めて難しいですね。まぁ、それが面白さでもあるんですがφ(=_=;)


さて、昨日は衆院選挙の投票日でしたね。二十歳以上の皆さんは投票に行かれましたか?
僕も行きましたよ(期日前に)まぁ今回も積極的支持なんてのは無く基本消去法で、あとは
一縷の望みを付け加えてみたといった所でしょうか。
結果は連日マスコミが報じていたように、自公与党の2/3再獲得。これで現在の政権が長期な
ものになるのはほぼ確定でしょう。結局今回も出来レースか……と確かに思いはしましたが、
それでも一方で凋落した大物議員もいたりして、数の力は(良くも悪くも)彼らを悲喜こも
ごもにさせているのだなぁと報道を観ながら思った次第です。

そして案の定、選挙後というのはまた喧伝家達がやかましくなる時期でもあります。
自分の観測範囲の中だけども、今回の結果を受けてやれ独裁政権の始まりだの、民主主義の
死だの、はたまた(これも最早恒例行事ですが)早速何処ぞやの弁護士グループが選挙無効
の訴訟を起こしたりと……まぁ、よくも飽きずに繰り返しますな。

──五月蝿いんだよ。毎回毎回馬鹿の一つ覚えみたいに。

少なくとも民主主義ってのは、そんな“綺麗”なモンじゃない。ましてや手前らの通したい
駄々を正当化する為のモノでもない。美化し過ぎなんですよ。民主主義ってのは、どう足掻
いても一致する筈もない数多の人間達の意思を頭数という指標でもって『これが私達の判断
だと仮定する』やり方に過ぎないんですから。
どだい皆が納得する訳がない。でも多数決で決めたから当面それに従おうやってものなんで
しょう? 結局政治だって椅子取りゲームなんだから、そんなに自分達の思い通りにしたけ
りゃ次に数揃えて勝つか、それこそ自分達だけで国なり何なり作ればいいんであって。
今日の制度だって“仮の正しさ”なんですよ。
そこをどーにも思い違いしている(闘争に利用し過ぎても厭わない)輩が多過ぎるような気
がするんですよねぇ……。喧嘩を抑える為の制度でも喧嘩するなら、もう世話ないわな
今回は、そうした現実をざっと見渡してみた上で、ここ暫く思っていることを綴ってみたく
思います。

昨今、安倍総理以下現政権はよく右巻き──保守思想だと言われます。彼らに違和感ないし
敵愾心を持つ人々曰く、あいつらは戦前の日本に戻ろうとしている。日本を戦争に突き入れ
て人々の暮らしを滅茶苦茶にしようとしている云々。
少し日本史を振り返りましょう。実際戦前は、軍部(悪い意味での保守?)が台頭し過ぎた
所為などにより多くの人命が失われました(尤も「負けた」原因は、そもそも物資規模で劣
っていた点だったり、悪しき精神論や根性論で戦略的見地というものを上層部が蔑ろにして
いた点だったりするのですが)故に戦後、彼らのようなゴリゴリの軍国主義者──いわゆる
右翼は占領政策の中で公権力から排斥(パージ)されていきます。そうなると残るのは必然
彼らとは逆、左巻き、左翼的勢力になる訳です。そして今日保守層が勢力を増しているのは、
現状二大政党制のような大きな対抗勢力が存在しない状態は勿論、こうした過去の積み重ね
がある意味(戦後今日まで幅を利かせてきた左派勢力への反感としての)揺り戻しとして蠢
いているからとも言えるのではないでしょうか。
……(毎度ながら本題に入るのが遅い)ですから、イデオロギーの右も左も、今日その版図
を懸けて争っています。特に左派とされる勢力に属する人達はしんどいでしょう。自分達が
長らく理想としてきたセカイを現在進行形で壊されていくおそれがあるのですから。

『権力の暴走を許してはならない』

若造ながら観てきて思うに、そうした人々、特に識者──“知性”を名乗る人々は事ある毎
にそうした言い回しをします。
過去、この国は軍国主義の行き過ぎによって自他共に多くに被害を被った。
私も当時、嫌な思いをいっぱいした。
だから二度と繰り返してはならない。権力は、きっと暴走するものなんだ──。
……それは間違っていません。苦汁を舐めた経験は貴方にとってどうしようもない現実で、
記憶であると思う。
でも僕は思うのです。それらが彼らの原風景である、そこを詳らかにしないまま、或いは時
にそれをあたかも「ダシ」に使いながら、その経験を、最早イデオロギーと化したその思念
を後世に継承させしまんとする。僕は……そんなサイクルこそ「怖い」と思う。
以前、とあるフォロワーさんと話をしました。
「何故ああいう(左巻きの)人達は、ミリタリに対してあそこまで拒否反応を示すのか?」
僕は考えて答えました。
『軍隊アレルギーだからじゃない?』
『軍隊によって不利益や不愉快を被った私怨の記憶が語り継がれて、連鎖して、気が付けば
イデオロギーに化けてしまったんだと思う』
だから、強く思うのです。
今日現在進行形の政治に「待った」を掛けないと死んじゃうかのような“知性”達を、僕は
どうにも信用できない。どれだけ理屈を組み上げ、論理的に説明されても、彼らの原風景が
“とにかくあいつらは悪い奴だ”で凝り固まっている以上、そもそも論理の前提が正しいと
は限らない──ぶっちゃけ怪しいんですから。

以前にも言及しました。僕にとっての原風景は「諍う者達へのトラウマ」です。
いつも見渡せば身近な人達でさえ諍っていた。なのに普段、表向きはニコニコと互いに作り
笑いを浮かべ、相手がいない(僕がいる)場所で散々に悪く言う。
その二面性がどうしようも胸糞悪かった。どうして心から仲良くできないんだと思った。
成長して、そもそも僕のそんな思いの方がむしろ“異端”で“潔癖”過ぎる──これが世界
の“普通”なのだと理解はしました。でも今でも争っている人達をみると辛いです。時には
割って入って、ぶん殴ってでも止めてしまいたい衝動に駆られます。

理屈馬鹿になれなかった挫折者の僻みであるのかもしれませんが……僕は論理的な語り方は
あまり好きません(文章としては一つの理想形ではあるんですけどね)
どれだけ理論武装しても、それを始めるまでに至った原風景(私情)があった筈だ。少なく
ともそれを詳らかにせず押し隠して、さも自分が一分の隙も無い賢人だのとのたまう相手で
あるのなら……僕は先ず疑って掛かります。こいつの“根っこ”は何だ?と。或いはただ、
“右に倣えだから俺は左!”と幼稚な反発心だけでドヤ顔をするような──拠り立つ軸すら
無い癖に「知性」を名乗るような輩を、僕は軽蔑する。

願わくば開けっぴろげにして「語って」欲しいなぁとすら思うんですよね。
俺は○○の△△があって、こういう立場にある。そこから発言している。君はどう思う?
そのくらいの内心をオープンソースで「言論」してくれた方がよっぽど解り易いし、無闇に
僕らも勘繰らないんでは?と思うんですよねぇ。でもまぁ現実問題、これはあくまで理想論
で、こういう内心の要素を含めていくとそもそも「議論」が成立しない(場の発言で以って
より高次の見識を発見・共有するというプロセスが阻害されかねない)んですが……。

でも(少なくとも日本)人ってそういった表面の「議論」ってのには向かないし、そもそも
そこまで神聖化する価値ってあるのかなあ?
だってどうせ後々まで引き摺るじゃないですか。この前あいつはあんな事言ってたぜ?でも
さっきあんな事言ってるぜ──揚げ足取りなんて今や民草だけでなくお上も巻き込んだお家
芸じゃないですか。確かにそんな事ばっかりやってるから不毛だの、政治不信の原因なんだ
のと言われるんでしょうけど、制度(としての議論)を整えた所でこういう人間の本質なん
てのは奥で燻ってるんでしょうし。それでまた陰口を叩くくらいなら、いっそお互い開けっ
ぴろげにして「語り」合った方がまだ無駄なエネルギーを使わなくていいんじゃないかって
思うんですよ。
お互いの観点の差に気付き、折衝点を探す易くする。
或いは「嗚呼こいつは駄目だ」と早く見切りをつけて、次の別のアプローチを採っていける
効率性の向上とか。
“相手の原風景が『正しい』かどうか?”じゃないんです(※ここ重要)そういう原風景で
ものを見ているんだな。それが予め判っているだけでも、コミュニケーションはもっと軽快
に且つ低リスクになるんじゃないですかね? ……貴方はこの意見を「冷淡」と捉えて非難
するかもしれませんが、人間、そんな出来た生き物じゃないですし(という僕の原風景)

『私は貴方の意見には反対だ、だが貴方がそれを主張する権利は命をかけて守る(ヴォルテール)』

但し、しっかりと守るべきものは遵守して。
誰かが右巻きであれ、左巻きであれ、たとえ彼らを僕らが哂っても、その語る言葉たち自体
が滅される事だけはないように。

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  1. 2014/12/15(月) 21:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

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