日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)強き光とネガティブパワー

(☝ ՞ਊ ՞)☝←ここ暫くの我がテンション(高揚感)

前回の雑記から少し間が空いてしまいましたね。10日ほどでしょうか。
あの時は十月も入ってすぐ、秋の気配だな~と呟いていたと思いますが、今やその気配は
濃厚なものとなり、服装も(運動でもしない限り)長袖長ズボンがデフォになりました。
皆さんは如何お過ごしですか? こんにちは、長月です。

こうして雑記を書く事もなく間が空いていた理由は、ログを見れば言わずもがな。
一つはユー録(五十六章)の執筆及びUP、もう一つは先日よりtkっていたゲーム創作の
処女作が一先ずの完成・配布開始となったことです。
……結構に、慌しかった。まぁ傍から見ればPC画面を前にカタカタしているさまに変わりは
しないんですけども\_へ(・ω・;へ)
先月の19日からこさえ始めたので、およそ三週間弱ですか。何分比較対象を持っていないの
で速いのか遅いのか判然としませんが、短編だとこんなものなのかな? 流石に小説のよう
にポコポコ量産できる媒体ではないと思うので、今後は絞った形で幾つか数をこなしつつ、
当庵のサブコンテンツ的な位置取りになっていけばいいですねえ。
(先日、以前から目を付けていたVXAceも買ったので)           落書き&短歌「解せぬ」

とまぁ、現在進行形でウハウハしている自分ですが……うん。ある程度(自分で持ち込んだ)
忙しなさも、一段落ついてくるともたげて来ますね。

『あんまり調子に乗るんじゃないぞ?』

そんな内からの声(もしかしたら自分の発信を見た誰かも感じたかもしれない)が、です。
反動というか、いつしっぺ返しが来るやもしれない。そう脳裏に過ぎってくるとこの性分、
やはり恐ろしい。天狗になることは自分にとってかなり上位のアウトなので……。

……自重しよう。落ち着こう。クールにスマートに。ならずともせめて誠実に。
そんでもって今まで通りに、今まで以上に良い物語を創るんだ。
単純な勧善懲悪だけではなく。さりとて世界に対し、斜に構えて哂ってみせればいいだけの
気取り屋のみには留まらぬように。

そんな営み達が、実際現実(リアル)の自分を助けてくれる訳じゃなくても(=_=)φ



他人の悪い部分ばかり見てしまう? そりゃそうだ。人間の本能(危険察知的な)だもの、
というくだりは以前にもここで引用したとあるフォローさんの弁ですが、いやはや何とも人
って生き物は「綺麗」一辺倒に在ることは不可能なんだなぁって思いますね。

既に報道でご存知かと思いますが、今年のノーベル物理学賞を日本人の研究者三人が受賞し
ました。かつて実現不可能とまで云われた青色LED(発光ダイオード)の開発とその実用化
に大きく貢献した、というのがその理由です。
故に、例の如く「やっぱり日本人は凄い!」と世間の表面がここ数日喝采しているのですが、
これもご存知のように、今回の受賞者の一人・中村修二氏とかつての勤めていた企業(日亜
化学工業)との訴訟沙汰が掘り返されている。ざっくり言うと中村氏の発明に対し、当時の
経営陣がしっかりと報酬を払わなかった事で拗れた──らしいのですが、まぁその辺の詳細
は既に裁判記録を始めきちんとアーカイブがある筈ですし、興味のある方は各自調べていた
だければと思います。

「怒りが研究のエネルギーになった」と、氏は受賞後のコメントで述べています。
それ故(こんな功績を残した人に酷い!的な感情で)氏=善・日亜=悪という構図が一時出
来上がっていたようですが、ネットを観測するにどうやら事の真相はそんな単純なものでも
ないらしい……というのは今回の雑記の導入部として付け加えたく。
何でも氏は、
業績こそ残せど『個人として尊敬されている訳ではない(多くの協力者達が、チームあって
こその成果なのに、さも自分一人の手柄にされている事に関係者らは快く思っていない)』
とか。
『だいたい企業という組織の中で研究していて、それで養って貰ってた癖に、いざ成功した
ら莫大なリターンを要求するってどうなの?(企業側のハイリスクさを無視した態度だ。と
いう反感)』とか。
『そもそも(請求額を認めぬ日本企業と司法に絶望して渡った)米国などでも、社員の発明
は基本的に企業のモノってのが当たり前』とか。
……まぁちょっとその一方的な“賛美”待った! 的なデータ・レスポンスは、ざっと調べ
てみた限り、少なくからずあるようなのですよねえ。

それで、話は戻るのですけれど。
今回のこの受賞から氏個人への評に至る流れ一件でも、僕は思ったのです。

“どいつもこいつも、神輿を担ぐか、足を引っ張るかしか出来ないのかよ……”

素直に「わー凄いねー」で、それだけで充分だと、僕は思うのですけれど。
どうにもこの手の話題になると、大きく二つのタイプの外野が群がってくる傾向がある気が
してなりません。

一つは、他人の成功を自分達(全体)の肯定感へと置き換えてくる輩。先程も書いたような
「日本人(おれたち)は凄い!」コールの人達ですね。
もう一つは、逆にそういう向きに対し斜に構えて哂い、付け入る部分あらば否定しようと貶
めようとする輩。ある意味彼らは日本人スゲー論に対して冷静ではあるのですが、如何せん
スゲー論(的なものの見方)を否定したいがばかりに揚げ足取りに堕ちてしまうタイプです。

何だかなぁ。どっちも個人的には酷く興醒めする他人様の風景なのですよ。
片や鬱陶しいくらい暑苦しく、片やドン引きするくらい水を差す。
そりゃあ何事もポジティブであれれば幸いですよ? 安易に一面的に捉えない姿勢は理知的
であって理想ですよ? でもねぇ……。やっぱ何事も程度ってものがある訳で……。

誰か成功者を出汁にして集団(国)全体を高揚する──その強引さ、ある種の権力的眩しさ
には抵抗感を覚えてならない。
かといって、ただ徒にアンチ体制・現状の怨嗟を唱えている連中も癪である。
(特にそれが正義だと信じているようなジャーナリストや評論家、各種活動家の類ね?)

早い話、彼は彼女はてめぇらの飯の種じゃねぇんだよ!という憤り。もしかしたら僕のこの
感情もまた同じ穴の狢なのかもしれないけれど。
何で? 何でどいつもこいつも、そう躍起になるんだ。他人の一挙手一投足を傍観し、何か
褒めたり責めたりできる瞬間が見つかれば、そうこぞって彼らに寄って集るんだ……。
まぁ分かっちゃいる。「利用」する為に他ならない。
それがいわゆる広告塔でも、共通の敵でも、自分達の(内なる)目的の為なら嬉々として近
寄っていく。演出したり、嘯いたりしてみせる。
それら欲求を一絡げに表現してしまうならば、ただ『俺の望むセカイが欲しい』の一言に尽
きるんですよね。言うなれば俺の望む価値観でセカイを覆いたい、或いは、このセカイは俺
が望んでいるものじゃない(クソッタレが!)という思惑で、主張で。
事実この世の中には、そんな衝動(場面次第でイデオロギーとも換言できる)に忠実な人種
というのが少なからず存在しているのです。
でもって、なまじそんな人種の方が世界の表舞台に踊り出易いから権力の座にも就けるし、
逆に就けなかった“同族”も彼らを叩き、引き摺り下ろす事が当たり前になる。そういった
行為・言の葉が「正しい」とすら錯覚する。盲信する。

……ふざけんじゃないですよ。
その強引で眩しい権力という名の閃光に、その執拗で労わりの無い怨憎という名の引力に、
一体どれだけの他者が巻き込まれていると思ってるんだ。

いやまぁ、実際思って──分かってないんだろうな。解る気もないんだろうな。実際それ位
図太い神経してなきゃ、有象無象を巻き込んで混ぜっ返して、平然となんてしていられない
筈だろうし。
ただそれでも……いい意味でも悪い意味でも、それらは凄く「人間」的ではありますよね。
清廉潔白な人間などいないのです。人間というものに対してネガティブ。ただ一点、その点
だけに於いては、僕という人間でも分からなくはない──。

循環、している気がします。
登り詰めた者がいる。それは即ちその過程で直接蹴落とされた、或いは(大多数の)登り詰
められなかった者達がいることに等しい。加え完全な「負け」でなくとも、登っていくその
過程自体で気付いてきた者達がそれこそ無数にいる。こん畜生が、ひしめいている。
そうなると、もうエネルギーは濁流になる訳です。中には次こそは!と自浄作用をフル稼働
させる御仁もいましょうが、大抵はそこで多かれ少なかれ思う。クソッタレと思う。成功し
表舞台に躍り出た彼・彼女を引き摺り下ろすことに快感を覚える(求める)群集に為る。
そこで、ここでもまた大きく二つに分かれるんでしょうね。
一つはそんな鬱々とした思いや実際のダメージ、どす黒い【濁り】を抱えながら、それでも
自分自身で以って“濾過”せしめ、己が登り詰める──大なり小なりの成功・成果【綺麗】
なものとしてアウトプットする事ができた人達(昇華って奴ですね)
もう一つは先述のように、その【濁り】を抱えたまま、特に眩い何者にも為れずにもがき、
或いは登っていく誰かを引き摺り落とす勢力の構成員と化す人達。

だけども、そのどちら極端にも流れられない人間もいる。僕だったり、何とかネガティブの
濁流の中で踏ん張り、理知的であろうとする人達だったり(少なからず気取り屋マンに為れ
果てるのですが)
そんな人達の末は──諦念しか無いんじゃないでしょうか?
選択の末の無関心、というのかな。切り捨てる、と言ってしまえば少々きついですし。
例えば、ここ暫く台頭してきたイスラム過激派「イスラム国」の戦闘員になろうとして公安
に捕まった大学生がいました。
情報が錯綜しているので確定的なことは控えたいのですが、何でもどうせ自殺するのだから、
ならば意味のある死に方をしたい、というのが動機だったとか。

「馬鹿かてめぇは!?」
「自分が死ぬ為に見も知らぬ他人の命を危険に晒すなんて、正気じゃない!」

大抵の“常識”で捉えた人間達はそんな風に思うのでしょうね。或いはこの先をしっかり生
きることで意味のある生=終着としての死になる、大学でやりたい事が他に無かったのか?
などと説教したがる人達もいるでしょうね。
でも……きっとテレビやネット画面を通じて、こう思った人もいた筈です。

『死ぬなら(他人に迷惑掛けず)一人で死ねよ』

見聞の末の諦念──選択の末の無関心とは、究極的にそこに行き着くのだろうと思います。
この国の政治、濃い人間関係、ひいては同じ社会に生きる他者の存在その生命すらも。この
虚しさに苛まれた人間は……そういう態度を「選ばざるを得ない」身になったのだろうと僕
は想像します。僕自身も、そんな所はないだろうか?と自問します。

諍いは、厭だ。虚しいだけだ。そうこれまで何度も思ってきた僕個人。
今回のノーベル賞物理学受賞から中村氏への口撃傾向移行までの変遷もまた、僕にその思い
を抱かせるには充分な闇を含んでいると思います。
ただ、そんな人々の情動の動きを制限したり、或いは消し去ったりしようとすべきではない
のかもしれません。実際問題として不可能だよとすら思います。これらは僕がいち物書きで
ある故の感覚だからかもしれませんが、繰り返すように彼らの思念は根っことして「人間」
なのですから。僕はそれらを否定し切れない。それをいつか、物語として自身を濾過器と為
してでも描き究めたいとすら思う。
だから、もしそれらを否定する側に、ある特定の思いしか許さないセカイの構築に加担して
しまえば……奴らと同じになる。今度は地に這いつくばって怨の糸で絡みつく者達ではなく、
天に延びるよう座して、強引で眩しい光で以って、他人らを我が物顔で均さんとするような
奴らに。

どっちも、厭だ。パワーに物を言わすのも、正義とやらに陶酔するアンチになるのも。

いつか抜け出せるのだろうか?
ただ諦念──虚無ゆえ他人に「最後まで」優しく出来ず、結果中途半端な“嘯き屋”として
過ごすばかりなこの身を。

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  1. 2014/10/13(月) 00:00:00|
  2. 【雑記帳】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

名が広まった者の宿命なのかもしれませんね。たとえばワールドカップであったりオリンピックであったり。それらを見て一喜一憂する。それは共通意識を持っているが故。勝てば自国を賞賛し、負ければ不満が零れる。そしてそこには一抹の「期待」が見え隠れ。

人は良くも悪くも他の期待と自分の意識や行動を関連付けしやすいのかもしれませんね。時にはそれが毒にもなり薬にもなる。発破、応援と受ければ薬に。プレッシャーと受ければ毒に。それぞれ姿を変えます。

人の受け取り方で善悪は決まるもので、それ自体に善悪は無いのでしょう。人の意識が混ざるとそこに善や悪といった二面が表れる。だから誰がどう思おうと、それは正解でも間違いでもない、のだと私は思いますよ。

勿論例外なく長月さんもそこには含まれています。長月さんがそう考えることも人一人の一個人の考えには相違ないのですから、自信を持ってください。

長々失礼いたしました。
  1. 2014/10/23(木) 20:48:23 |
  2. URL |
  3. 幹也 #SFo5/nok
  4. [ 編集 ]

十日以上も前のぼやきにわざわざレスポンス有難うございます。

本日の雑記でも自身触れていることですが、受け取り方の問題なんですかね、やっぱり。とはいえ、その前段階で先方の言動もまた人の意識が介在している筈だから、まったくのノーサイドなんて……いや、それを言い出すと鶏が先か卵が先かですね。
自信、か。他人の言動に対して悪しく過敏ってことなのかなあ。基本守りに入っている。直接言われた訳でもなかろうに、突き崩された(される)と思い込む、というか。
願わくば、良い意味で鈍感でありたいですね。自分も、相手にも、穿たないでいられるように。賢明さに狭窄するあまり、斜に構える格好になって優しさが襤褸になってしまわぬように。
  1. 2014/10/24(金) 10:08:55 |
  2. URL |
  3. 長月 #oOZ748FU
  4. [ 編集 ]

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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