日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)不寛容な世界と確かに在る悪

創作人的愉悦(クリエイターズ・ハイ)……ッ!\(^o:.` ;:・∵゚.

早いもので十月になりました。
気付けばもうあと三ヶ月で今年も終わりですよ。時の流れが年々無慈悲になっていく……。
確か、今年に入った頃には内々で長編系のストックを10本まで増やす事を目標に──などと
呟いていた気がしますが、結局+1本(Dear~)のみでしたね。まぁ数さえあればいいって訳
でもないですし、書いてないだけで構想のメモ自体はあるにはありますしφ_(:3 」∠)_

ここ暫く、連日連荘な創作に浸れている気がします。はい。重症です
やはりtkる作業が間に埋まってるお陰かなぁ……? その分、変な感じに気分が上擦って
頓服薬で落ち着けないといけなかったりしましたけど(苦笑)
ツイッタで呟いていたように、ツクール2000の色数=ドット絵前提という事を失念し、自作
アナログ絵ではインポートすらほぼ不可能という事実(故に、結局素材屋さんのそれを拝借
して事を済ませるという妥協)に一度心が折れそうになりましたが、まぁ完成はさせますよ。
制作記録なんてものまでUPした手前、またエターなるのは宜しくない……\_へ(=_=;へ)

生計に一ミリも掠っていないのに、愉しいですな。
手垢のついた弁ですが、お仕事になれば万々歳なれど、他人様と(加えてビジネスライクの
論理と関係性で以って)上手くいく気がしないのも私的感覚としてあるのも事実。趣味の領
域ですら同好の士な方達との距離感に「これくらいでいいのかしら……?」と内心ビクンビクン
しているのに、いわんや。

人の持つエネルギーは無限ではない。
人の速さはそれぞれ違うし、そう簡単には変えられない。
だから他の誰かに合わせなければいけない、なんて事も……多分ない。

それでも、やっぱり、半人前なる者として。
今まで歩んできた、曲がりくねって、深淵寸前まで抉れもした道程に振り返れば、果たして
これらは正しかったのだろうか?とは思う。注いできたエネルギーがその実「無駄」の中に
流れていったのではないかと、折に触れて呑まれる。そんな心地にも、なる(´・ω・`)


最早例の如く、こうして僕がちみちみと創作活動に縮こまっている間も、世間様はダーティ
な話題に事欠かないようですね。

報道などで既に周知の通り、神戸長田の女児遺棄事件に始まり、政界のゴタゴタや御嶽山の
噴火など。やはり観測して列挙していけば暇がない。よくもまぁ毎週毎月こんなに厭な事件
が起こるよなぁと思います。
それでいて「日本はスゲーんだぞ!」とお上やコンサバティブな御仁らは日々叫んでいます
し、じゃあ一方のプログレッシブな御仁らはと言うと、こっちもこっちで権利ガー人権ガー
と闘争ばっかりですし、特定の国にだけやたら擦り寄ったりする某知事もいますし……。
だから少なからぬ人が“普通”にしがみ付こうとするんですよねぇ。
イデオロギーとは左右の向きと程度の差はあれ、最早今日忌まれるべきような代物となって
いる。そりゃあその象徴みたいな政治にそっぽ向く(個人の生計に己を絞り込む)のは無理
もない話ですよ。もっと理知的に! 主権者の自覚を! なんて言われても、少なくとも僕
は、人間ってのはそんなに賢くはない──理性ガチガチで生きている存在でもないと思って
いるクチなので。

自身の不勉強、そう言ってしまえば反論できないしする気もあまり起きないのですが、最近
僕は思うようになっています。

──理知的であることをアピールする様・人も、また見苦しい。

言うなれば鼻につくペダントリーさ(衒学ぶった態度)でしょうか。
ツイッタなどSNSは勿論のこと、ネット界隈では日々デマや感情論が飛び交います。中には
名誉毀損なり脅迫とされて実際に検挙されてしまうケースもあります。
でもですね? そういう言の葉を吐き出す人を、だた馬鹿だの理性的でないだのと批判する
自称・知性ある人とやらも、僕からすれば等しく見苦しく感じるのです。
どちらが「正しい」か?ではないんでしょうね。結局僕は、僕が大嫌いな諍いの気配がそこ
に在る、それだけでその一部始終関わる人間達をがっさり纏めて“厭”と捉えてしまってい
るのでしょう。ある意味僕も、そういう時は“論理的ではない”のでしょう。
(だから結局、僕がこう思っても、セカイの良識とやらはこういう想いを否定する筈……)
小説書きだからこそ、というのもあるのかもしれませんが、個人的にはお題目を並べてドヤ
顔をしたり「やれやれ」と嘯いてみたりする人間よりも、たとえその言動が醜くても、素直
な感情を吐き出している人間の方が、より人間らしいと感じてしまうんですよね……。

だから、世に言う『悪』とは何だ? と考える。
例えば少し前、視覚障害者の杖に蹴つまずき、苛っとしたのかその方を殴って去って行った
者がいたという事件がありました。
例えば半月前、対人能力に難のある(?)中年男性が小学生の女児を殺害・遺棄したとして
逮捕され──形式上はまだ「容疑者」段階なのに──さも極悪人決定のような報じられ方を
されています。
前者では、多くの“良識”ある人々は「けしからん」と言います。偶に「確かに邪魔だな」
と言う人もいますが、大抵はそういう人達も良識を標榜する人達によって攻撃されます。
後者では、多くの“良識”ある人々が「犯人め許せん」と言います。女児の死を悼みます。
その一方で、犯人とされた先の中年男性のキ○ガイさをこぞって探しては、こんな奴は犯罪
者であって当然だ!と云うのです。

自身(相対的にみれば随分と緩い方だとは思うのですが)病身──実際に社会的弱者、底辺
にいるからこその感覚なのでしょうか。僕はこの“良識”ある人々とやらに喜び勇んで賛同
しかねます。できません。

……何というのでしょう? やはりこの世界は不寛容なんだなと。包容するのではなく排除
によって成り立っている(全の為に少を殺しても構わない)世界なんだなと。
犯罪に手を染める人間は、勿論法の裁きを受けるべきです。被害者がいるんですから。
でも、それ以上に世界が他ならぬ僕達が“こうでなければならない”と他者に強い、そうで
ない者すらも悪者に仕立て上げんと日々心血を注ぐ構図というのは……果たして“良識”だ
と言えるのか? 前者のケースも後者のケースも、おそらくは『あんな奴と俺達は違う』と
お互いに言い聞かせ合いたい心理──爪弾きの精神なのでしょうけれど。

“私は、正常(普通)だ”

それが為に皆々が、日々他者の粗を探し続ける。
その先にみる昨今の風潮は、何処か「優生思想」の足音にも似ている気がします。
俗に犯罪者に人権はない、という奴で、一度罪を犯す──いや犯す前から、何だか危なそう
という理由で監視してもいい・束縛してもいいという空気が今実感として在る。
(一応付け加えておきますが、国家機密などはまた違いますよ? あれは国の安全や国同士
の信頼にも関わる(あそこには全部筒抜けになるから、奴らとは真面目に外交しない的な)
事ですが、いち個人にそれらを無制限に援用してもいいという理由には必ずしもならないと
思いますので)
「弱者」を区別し、「危険人物」を作り、そうでない「良き市民」であろうとする。
それは……やはり兆しだと思います。“普通”の枠組みから外れた誰かを、どんどん切り捨
てていく。それでも構いやしないというコンセンサスが形成されていくようで……。

『悪』は確かに在ります。俗に言われるキ○ガイだったり、屑みたいな性根の人間だったり。
そういう者達を遠因として起こされる被害を言うのでしょう。
……ですが、思うに厳密な意味での悪とは、そうした行為「のみ」の筈なのです。
ただ複数の者達が「厭」だと思う奴がいる。そのこと自体は悪じゃない。
そこを、未然に防止する等といった論理武装で刈り取らんとしているのが、昨今の風潮であ
るような気がするのですよね。
事前に、お前はキ○ガイだから、屑野郎だから、排除する。排除していいんだ──。
これを不寛容と呼ばずして何と呼べばいいのでしょう?

尤も繰り返すように、本当に害を撒き散らす性質を持ったまま改めない人間というのも、中
には存在するのも事実ではあります。だからこそ、このような風向きが強まるとも言える。
それでも……やはり僕はそこに諸手を挙げて賛成できません。

それは自身が相対的に弱者であるから、おそらくは縛り上げられる側だろうから故の警戒心
があるのかもしれません。
罪人に人権はない? 被害者救済の為に、人を人でなしに?
怖くなります。良識を標榜する者、知性とは、時に寒々しいほど冷酷ではあるまいか……?
確かに、所詮「どちらも救う」なんて理想論であって、やはり割を食った者こそを救うべき
だという理屈は、感情は分からない訳ではないのですけど……。
でもそれはきっと、最善ではないのでしょうね。あくまで次善な筈です。同時にそれが理性
というものの限界とも言える。気がする。

感情を剥き出しにする、人間。
感情を理屈で覆い隠す、人間。
感情を知性で蔑視する、人間。

僕らは一体、何処へ往くのだろう……?

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  1. 2014/10/02(木) 12:45:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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