日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)きっと誰かのディストピア

一週間なんてあっという間で、気を抜いてしまえば書いてない・創っていない日数の方が
どうにも大勢を占めてしまう\(^q^)/
こんにちは。すっかり差す陽も吹く風も、穏やかな秋色になってきましたね。長月です。

ツイッタ(小日記)でも度々呟いては悶々としている所なのですが──能率が悪い。
叶うのなら毎日でもコンスタントに書いて創って形にしたいくらいなのに、現実の自分はと
いうと中々どうして手が伸びず、或いは途中で力尽きているケースの何と多いことか。実際
は書け(て)いる時<<<書け(て)ない時、みたいな状態で、充電モード(?)な時分が
日々の多くを占めてしまうもどかしさ。いかんなぁとは解っていても、今や創っていない、
それ自体がストレスになってしまっているきらいすらある……。

でも結局の所「書けない時はどうやったって書けない」ものなんですよねぇ。
ましてや現状趣味で、お仕事でもなし。なのに(何者でもないが故に)自分には創作(これ)
しかないんだ!みたいに気負いや義務感などを背負い込み、自縛したり自爆したり(´=ω=`)-3
(まぁ生まれてこの方「○○しなければ」で己を律し、雑務をこなしてきた人間だからこそ、
そう頭では解っていてもこの先もこういう行動ルーチンが直ることはないんでしょうが……)

──『創らなきゃ』より『創りたい』を大切に。

改めて言い聞かせなきゃならんですねその言い聞かせる、が自縛的なんだって
クオリティと向き合うことならば必要でしょうが、自滅し途中でエタっしまえば、それこそ
拙作を手に取ってくださった方達の注いだ時間をふいにしてしまう。いわゆる急がば回れっ
て奴で、経験的にもずーっと創る作業「だけ」と睨めっこするよりは、他のことをしている
最中の方が案外イメージや着想が湧き易い、降って来易いなんてことはあるもんで。
遠回り=時間の無駄、とは限らないんですよね。戸惑いこそ人生だよ、なんて。もっと「他」
にも優しく、許せる人間でありたいなあ。

……ぼちぼち、ユー録の次章にも掛からんとφ(=_=;)



「人はわかり合える」は世の理想でありましょうが、それが無理なら
「人は理解できなくとも許しあえる」を目指して(家族や親戚付き合いに多し)
これも無理なら「人は許しあえないが無視しあえる」でお互い自分の幸せを求める方向でひとつ
                       (TL上で見かけたとある方のツイートより)


憎しみの類の何が不毛って、当人も周りも誰一人として“幸せ”にはならないってことに他
ならないと思うのですよ。
そりゃあ勿論、憎い(と言うのは語弊かな?面倒な)相手ってのは僕にも貴方にも誰にも、
少なからずいるだろうし、人間を構成する感情たるものの大柱の一つとして、今も昔もこれ
を滅することは──相当高レベルな聖人君子でもない限り──不可能だと言っていいでしょう。
なのでねえ……出来れば誰かを憎む、煽る。その趣旨で文章を書きたくはないんです。確か
に僕個人、描く物語は重く暗いものが多数を占めますが、それはひとえにクソッタレな現実
への当てつけであり、表現という名の自己満足であり、擬似的な救済の試みでもある訳ですが、
それでも“心の中全て”を、そんなクソッタレへの憎しみで塗り潰してしまっては、きっと
駄目なんだろうなぁとも……僕は一方で(虚しさと共に)強く思うのです。

ご存知なネット民の方々も多いと思いますが、先日とある討論型バラエティ番組にて、例の
如く繰り返されているヲタクバッシング──「ロリコンアニメ漫画は規制すべきか?」なる
企画が放送され、その偏見ぶりに大いに炎上しました。
先ず企画名からして煽る気満々なのですが……何ともはや。僕は直接番組を視た訳ではない
(というかテレビ自体を直接視なくなった)のですが、散見される情報を観るに、こりゃあ
久しぶりに酷いのが来たなあと、内心苦々しい思いでディスプレイを眺めていた訳です。

ざっくり要約すれば、ヲタクはロリコンの犯罪者予備軍であり、そんな趣向のコンテンツなど
規制(もっと意訳すれば社会によって抹殺)されてしかるべき!みたいな感じ。
一応討論方式ということで、規制反対派の方々もその場にはいて、学術的にも因果関係は証
明されていない、実は規制に携わる利権・思惑があるからそんな事言うんじゃないの?だの、
或いはヲタクだけど高学歴ですよ俺。みたいな反論もあったようなのですが、結局は推進側
の『捕まえた奴はみんなそうだった(某国会議員)』だの『気持ち悪い! 勉強しなさい!
(某マナー講師)』だの世間様の偏見、マジョリティが改めて露呈した格好のようでした。

……分かってたさ。連綿と続いてきた諸々のバッシングが、そう簡単に氷解する訳ない。
だけども、やっぱり悔しい。というか腹立たしい。
それでもって、今回は久しぶりに時事問題を雑記後半部分の話題として取り上げた訳です。
一応断っておきますが、ここから書き連ねるのは、僕個人の意見です。いち創作人──そこ
に拠り立たねば何者でもないような、世間様の認めるような“一般人”ですらないかもしれ
ないヲタクの想いです。

そもそも、マナーが悪いとかキ○ガイとか、犯罪に及ぶとか、そういう人間は別にヲタクに
限った話じゃない筈なのです。人間全体から見れば、そういう性質を持つ輩はごまんといる。
世の中に数え切れないくらいに潜んでいる筈で。
なのにヲタクだから、で一絡げにして罪人扱い。おかしいじゃないですか。結局そうした線
引きは、自分達が「彼らではない」という安堵感を得る為の安易なレッテルに過ぎません。
(まぁそんな思考方法で大勢がよしとしているからこそ、とにかく臭いものには蓋、が罷り
通るんでしょうけれど……)
確かにヲタクの中にも、マナー違反から犯罪に及ぶ奴らはいます。でもそれはヲタクだから
ではなく、犯罪を犯したからで粛々と取り締まって欲しい。そこを超えて内面の嗜好故に罰
するというのは何時の封建社会ですか。僕らは所詮はマイノリティ──日陰者。故に日陰者
には日陰者に相応しい弁えはある、それは認めます。だけどそれはあくまで日陰者同士で戒
め合うべきものであって、お上なりマジョリティの圧力でもって叩き伏せていい性質のもの
ではない筈なのです。

あと、これが僕の「腹立たしさ」の大きな理由なのですが、大体ヲタクを始めサブカル系の
コンテンツを世に出し、市民権を得るような流れを作ったのは他ならぬ世間様(の資本)で
はありませんか?
なのに、一方で蔑むことは止めない。まぁどうせ「金のなる木」くらいにしか考えていない
のだろうなぁとは僕らも分かってはいるにせよ、とんだダブルスタンダードです。
何よりも国策(クールジャパン)としてサブカルをその一つにしようとしている。
“お上が文化に関わるとろくな事にならない”なんて云いますが、今回もその末路が見える。
やはり彼らのやろうとしている事は、やはりサブカルコンテンツの中の「綺麗な」「上澄み」
だけを掻っ攫うことのようにみえます。ひいてはそれ以外の「汚泥」を無いものとして排除
すらしそうな勢い。
……まるで分かっていない。だからろくな事にならんのですよ。
文化と言えば聞こえはいいですが、その根っこにあるのは人々の“クソッタレ”感なのだと
僕は思います。繰り返します。文化とは、必ずしもそんな綺麗なもんじゃない。
反権力を含めた、現実への不満。或いは感謝。
文化藝術を名乗る本質とは、至って個々人の自己充足的な思い、それを吐き出す事を正当化
してきた歴史に他ならないのです。事実、正当化を──「綺麗」に整えずとも吐き出せれば
いいや、という形で残ってきた文化的コンテンツは無尽蔵にありましょう。お上がこれが我
が国の美しい素晴らしい文化だ!なんていうものは、世間様との距離を測りながら、結果的
に彼らに賞賛されるような形に行き着いたごく一部のそれでしかないのです(と言うと語弊
があるかもしれませんね。勿論、そういった完成形だって素晴らしいですよ?)故に彼らが
賞賛するような──ひいて言えば自分達が高尚を気取れる、金になる──コンテンツとは、
そもそも彼らが長らく忌み嫌うような無数の「汚泥」が無ければ生まれ得なかった。そこを
吐き違えて、綺麗な上澄みのコンテンツばかりを礼賛するようでは……「文化」はそう長く
はもたない。滅びていくでしょう。
というか、そうまでして“他人の褌で俺スゲー!”をやるくらいなら、もっと末端現場の皆
さん、その環境向上にこそ公金を投じてくださいよ。ホント……。

だけど、僕が当庵やらツイッタで語ったところで偏見(というか価値観の差?)は消えない
のだろうなあ。
そもそも現在の政権がコンサバティブで、その力流に自信を持っている(人々に持たせよう
としている)以上「規制」があちこちに張り巡らされようことは予測できた。
だって彼らとてイデオロギーの集まりだから。その価値観の者を集めて票田とし、権力の座
に就いてきた者達なのだから。保守的な社会というのは、何より“秩序”を伝統を重んじる。
そしてその秩序とは、往々にして「俺達が考える理想の世界」であって。これは左派右派に
関わらずラディカルになればなるほど起こる傾向だけど、往々にして彼らの語る「全体」像
にそぐわない人間は価値観は、マイノリティは──無視される。無いものにしたがる。その
方が気持ちいいから。邪魔者がいなくなるから。そしてそんな世界観の構築は、何も権力側
の人間だけに限らない。世間様──もっと普通の、普通だと信じていたい民草もまた、同じ
ように抱きがちなのだと思う(からこそ、そういう“民意”が反映される、と)

だけども。
僕は思うのですよ。

誰かにとっての理想の世界は、誰かにとっての地獄の世界かもしれない。
その可能性(多様性)を鑑みず、それでも構わないと多くの人が突き放すなら……。

僕らはもう、絶対、共存なんて出来やしないんだ。

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  1. 2014/09/08(月) 22:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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