日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(企画)週刊三題「G.O.D」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:迷信、動物、竜】

※今回、盛り過ぎました。約14000字あります。
なので読了の際には予めそのつもりでm(_ _;)m



 そもそもあの日あの夜、まだ慣れない土地なのに近道をしようとしたのが間違いだったの
かもしれない。
 バイトの帰り道。日はすっかり沈んで辺りは暗い。
 僕は自転車を立ち漕ぎしながら、この町を東西に分断する山を突っ切ろうと考えていた。
 大体、そんなに急ぐ必要性が本当にあったのか。
 それでも僕が遅くなった帰りを早めようとあんな選択肢を採ったのは、ひとえに妹がいた
からである。
 どうせ今日も父さんは帰りが遅い。家にはあの子が一人、まだ慣れない土地の中で僕らの
帰りを待っている。
 尤も、兄としてまだ心配なんだよ、だなんて面と向かって言った日には「失礼ね。私もう
子供じゃないもん!」等ときっとむくれっ面をされるんだろうけど。

(……ん?)

 だから、今でも後悔はしていない。むしろあの夜があったから、今の僕達がある。
 話を戻そう。ライトを点けて山道を走る。舗装こそされていないが、その道自体は緩々と
した勾配を繰り返しながら山を貫いていくようにみえた。
 そんな時だったのだ。僕は気付いた。行く先に、何やら人影があることに。
(女の子と……猪?)
 基本月明かりと自転車のライトが頼りな暗がりにあって、すぐにそれらが何を意味してい
るのかは分からなかった。
 一人はすとんと、ローブのような白い服を着た黒髪の女の子。
 一人は、いや一匹は、そんな彼女を狙うかのように向かい合っている大きな大きな猪。
 凄いなあ。猪って、あんなに大きくなるんだ。最初はぼんやりとそう思って。
 いやいや! いくらなんでもあれは大き過ぎじゃないか? と思って。
 ガラガラガラ……。ちょうど道は下り坂で、勢いがついている。彼女達との距離は確実に
迫っており、程なくして僕の全神経は急激に緊迫した。
(あの子が──危ない!)
 以前住んでいた場所は猪が出るような山野には乏しかった。
 だから実際の猪を見たことはないし、あれだけ──人よりも一回りも二回りも大きいそれ
がいるのかさえはっきりとはしないけれど、少なくとも彼女をあのまま放っておいては拙い
と思った。何故あの子がこんな夜道にいるのか分からなかったけれど、あんな血走った目を
した猪に突進を喰らえば……無事ではすまない。
「どぉりゃあああああー!!」
『──ッ?!』
 だから僕は、奔った思考の次の瞬間、割り込んでいた。
 見も知らない、だけど月明かりに照らされて美しく輝くこの女の子を庇うように。
 そんな彼女に突進してきて、そして何処かあちらも驚いたようにみえた大猪の前に自転車
ごと躍り出て。
 刹那の、激突。とてもじゃないけど受け止め切れない、大きな質量が僕を吹き飛ばす。
 意識が文字通り吹き飛ばされていくのが分かった。少し、ほんの少しの間だけ、霞掛かっ
た月の光が近くなった。

 ……嗚呼。こりゃあ死んだかな?
 妙(たえ)、ごめん。兄ちゃん帰れそうにないや。お前のオムライス、もう一回食べたか
ったなあ。
 父さん、ごめん。いきなりだけど、妙の事よろしくね。
 出来ることなら母さんと、もう一度──。


「……」
 死も覚悟した。なのに、すうっと意識が深い深い所から浮かび上がってくる感触がある。
 佐野悠馬はそこで目を覚ました。最初こそぼんやりしていた彼だったが、やがて記憶を掠
めるそれらに揺さぶられ、ハッと跳ね起きていた。
「……生き、てる?」
 ぺたぺたと身体を触ってみるが、これといった外傷はない。身体の内部(なか)がだるい
気もするが、それも起き上がる動作には支障のないレベルのようだ。
 ぽつりと自問するように呟き、辺りを見渡してみればそこは小さな部屋だった。
 洋間、とでもいうのだろうか? 今自分が寝かされていたベッド以外にクローゼットと書
き物らしい机が一つずつ。それ以外にはこれといって何もない殺風景なフローリングの部屋
だった。
 二度三度、目を瞬く。
 あれは夢だったんだろうか?
 でも確かに、自分はバイト帰りに山道をショートカットしようとして──。
「やあ。目が覚めたんだね」
 そんな時だった。ふと部屋のドアが開いたかと思うと、こちらに向かって掛けてくる声と
足音がある。
 一人は白衣を引っ掛けた眼鏡の男性だった。背はそこそこ高いが、身は随分と痩せ細って
いるような印象を受けた。声を掛けてきたのはこの人物だ。
 更に、その陰に隠れるようにしてもう一人。薄青のローブのような服を着た、可愛らしい
容姿の少女。年格好からして、多分自分と同じくらいだろう。
「あ……」
 だが悠馬にとって、そんな観察はすぐに二の次で。
 何故なら彼女は、今の今まで記憶の中にあったあの少女とそっくりだったのだから。
「あ、あの」
「娘がどうかしたかい? 悪く思わないでくれよ。結構人見知りする子なんだ」
 悠馬が言葉にならない問いを紡ごうとする。しかし男性──少女の父を名乗る彼は、眼鏡
越しにフッと静かに笑うだけで、求めていたものとは異なる情報を寄越してくる。
 はあ……。悠馬は曖昧に頷く他なかった。
 ちらりと少女を見てみる。すると視線が合った。確かに父の陰に隠れてきゅっと口元を結
んでいるようだが、害意とか嫌悪とか、そういうものは感じない。
 ちょっとだけ、後ろで結わった小さなポニーテールが揺れる。……可愛い。肌も白くて綺
麗で、ザ・清楚という言葉がよく似合うと思う。
「……はっ!? す、すみません。お訊ねしますが貴方達は? ここは、何処でしょう?」
「ああ、そうだったね。私は神崎という。ここは私達の家──仮住まいさ。先ずは礼を、侘
びを言わせて欲しい。どうやら娘を危ない所から助けてくれたようで……」
 ハッと我に返って問い、返ってきた言葉。そこでようやく悠馬はあの頭の中の出来事が本
当にあったことなのだと知った。
 頭を下げてくる男性・神崎。少女も隣に出て来て寡黙にそれに倣う。
 故に悠馬は苦笑しながら恐縮した。
 そうか。僕はこの子を助けられたんだな……。
「話を聞くに、猪に襲われていた所を庇ってくれたそうで。本当にありがとう。私が駆けつ
けた時、君は突き飛ばされて倒れていたのだけど、これでも私は以前医者──に近いことを
やっていてね。勝手ながら治療させて貰った。落ちた所が土の上だった事もあって、そう大
きな怪我はなかったよ」
「そうでしたか……いえ、こちらこそすみません。しゃしゃり出ておいて気絶するなんてお
恥ずかしいです。あ、僕は佐野悠馬といいます。その、それで、肝心の猪は?」
「……逃げました。急に貴方が出て来たことでびっくりしたんだと思います」
「そ、そうなんだ……」
 ぽつり。神崎の言葉を継ぐようにして少女が言った。
 胸元に当てた両手。不安げな表情。こう言っては不謹慎なのだろうが……そのさまもその
さまでまた儚げを彩って美しい。悠馬はついぼうっと見惚れてしまっていた。よほど怖かっ
たのか、それともこういう控え目な姿が地なのか、その視線はおどおどとこちらや神崎、部
屋の方々へと何度も遣られ直されているのが分かる。
「ともかく、無事でよかった。今度からはあんな夜道を一人で行っちゃ駄目だよ? まぁ僕
も他人のこと言えないんだけど」
「……はい」
 こちらとしては内々の煩悩を振り払うつもりで言ったのだが、対する彼女はくすりともし
なかった。
 相変わらず胸に手を当て、俯き加減。
 人見知りというのは確かにそうらしい。或いは先刻の怖さがまだ忘れられないのか……。
「あっ。す、すみません! 今何時ですか?」
「ん? ああ。十一時を……少し回ったくらいだね」
 だから悠馬はにわかに焦った。仕方ない、アクシデントとはいえ、これでは何の為に山の
中を突っ切ろうとしたのか分かったものじゃない。
 悠馬は起き上がった。その時ようやく、自分の着ている上の服が見覚えの無いそれに替え
られていることに気付いたが、意識する方向はもうそれどころではない。
「いっけない……だいぶ遅くなっちゃった。すみません、僕そろそろ帰ります。家族が心配
していると思うので。帰り道だけでも教えて貰えませんか? あ、あと、治療代もいつか」
「お代なら要らないよ。元であって今はプロじゃないからね。あと一人で山を降りるのは止
した方がいい。送ってあげるよ。君を連れ帰って来るので手一杯だったから置いて来てしま
ったが、あの時もう君の自転車はぐしゃぐしゃになってしまっていたからねぇ」
「……す、すみません。お世話になります」
 再三、頭を下げる他なかった。
 足が此処にはなく、もう自転車が(おそらくあの大猪との衝突で)使い物にならなくなっ
ているのなら、彼の厚意に甘える他なかった。立てるかい? そう細かい所まで気を遣って
くれる彼に付き添われながら、悠馬は彼と二人して部屋を出て行く。
「そういえば、上の服はどうしたんですか? これ、多分そちらの借り物ですよね?」
「ああ。君の着ていたあの服は猪にぶつかった所為かボロボロに破れていてね。勝手ながら
私のお下がりに替えたんだ。何なら、持って来ようか?」
「……いや、いいです。破れちゃったならもう。手間になっちゃいますけど、そちらで捨て
てくれて構いません。それよりもいいんですか? お下がりだなんて。またお返しに」
「いや、そのまま貰ってくれて構わないよ。他にも着る服くらいはある。それに、どのみち
今夜半裸で帰る訳にはいかないだろう?」
「あはは……。そうですね。では、お言葉に甘えさせていただきます」
 本当にありがとうございます。悠馬は開けられたドアを潜りながらまた男性に頭を下げて
いた。何と太っ腹なことか、親切なことか。父の転勤という不可抗力とはいえ、この町に越
して来てよかったなぁと呑気に微笑(おも)う。
「……」
 そんな二人を見送るように、少女はゆっくりと後をついていく。
 その彼女が一度ちらりと廊下から見つめた先、その別室の奥に、ボロボロに破れた血塗れ
の上着が干されていることなど知る由もなく。

「た、ただいま~……」
「何呑気に笑ってんのよこのアホ! 今何時だと思ってんのよ!」
 自宅アパートに着き、そうそっと『佐野』の表札が嵌った玄関扉を合鍵で開けると、小柄
な少女が叫びながら、超高速で悠馬の頭をスパーンとスリッパで叩いてきた。
 佐野妙。悠馬の実の妹である。
「ご、ごめん。近道しようと思ったら、猪にぶつかっちゃってさ~……」
「猪ぃ? 近道って、まさか」
「うん。山」
「アホかっ!? 私達はまだこっちに不慣れでしょーが! 何でそんな所でチャレンジスピ
リット発揮してんのよ! 無謀よ、無謀!」
 スパーン、スパーン。小気味良いスリッパの打撃が二度三度と悠馬の頭に吸い込まれる。
 それでも悠馬(あに)は苦笑(わら)っていた。苦笑(わら)うしかなかった。
 だって彼女は、妹は、いつものように元気にツッコミを入れながらも──その両目に泣き
腫らした跡があったのだから。
「あ、あの。その辺りに……」
「あん? っていうか、お姉さん誰? そっちのおじさんも」
「う、うん。山の方に住んでる神崎さん親子だよ。僕が事故った時、駆けつけて助けてくれ
たみたいなんだ」
 ついでに手当てと、こうして家まで送ってくれまでしたんだよ? 悠馬は成る丈穏便に、
この小さき暴君に説明しようとした。嘘は言っていない。ただおどおどと、自分たち兄妹を
見比べるその彼女を助けようとして自ら猪の前に突っ込んだことは……伏せておいた。どう
せお人好しの馬鹿とか、色んな罵倒が待っているんだろうし。
「ふぅん……そうだったの。どうもありがとうございました。私、妹の妙と申します。今回
はうちの馬鹿兄貴がご迷惑をお掛けしたようで」
「い、いえ、そんな。とんでもない。迷惑を掛けちゃったのはむしろ私の方で……」
「えっ?」
「あ、ははは。まぁいいじゃない、もう終わった事なんだしさ? 神崎さん、本当にありが
とうございました。重ね重ね」
 なのでつい言葉が滑りかける彼女を遮るように、悠馬は少し声を大きめにして言った。
 ぺこり。振り向いて再び神崎に、彼女に礼を。彼は眼鏡越しに微笑み、彼女はやはりか緊
張したように唇に力が入り始める。
「……で、どうする? せめてお茶ぐらい出そっか? 流石にこのまま帰しちゃうってのも
冷たい気がするんだけど」
「あ~……。そうだねぇ……」
「はは。いやいや、お構いなく」
 あくまで迷惑を掛けたのは兄だと思い込み、せめて茶でもと相談している悠馬ら兄妹に向
かって、神崎は丁寧な断りでこれを止めさせた。
「それよりも、他にお家の方はいないのかな? さっきこの町には不慣れ、みたいなことも
言っていた気がするんだけど」
「あ、はい。父が。でも多分帰ってくるの、日付が回ってからになると思いますよ?」
「僕達、一月くらい前に引っ越してきたんです。その父の転勤で」
「ふむ」
 代わりに訊いてきたのは、佐野家のこと。
 親御さんとお話を、そう解釈したのだろう。先ず妙が答えた。悠馬も苦笑いを漏らしなが
ら後者にも答える。
「あの、お母さんは?」
「……いません。私達が小さい時に、家を出て行ったので」
「ッ! ご、ごめんなさい!」
「いいんですよ。もう随分前の事ですし、今じゃもう珍しい事でもなくなってきてますし。
すみません。父には明日にでも話をしておきますので。お礼も、その後に」
 神崎が、当の発言をした彼女とちらと互いの顔を見合わせていた。改めて外の表札に一瞥
を遣ったようだ。少し気まずい。悠馬が取り繕って苦笑(わら)う。妙は初めしょんぼりと
した表情になったが、分かりやすく慌てるこの兄と同年代らしき彼女を見てすぐに詮無い不
機嫌だと悟ったらしい。
 そんな気を遣わなくていいよ。お互いちょっと“縁”があった、それだけの事で……。
 悠馬の結びに、神崎はやはりそう微笑(わら)っていた。
 それじゃあお休み、佐野君。
 話すべき相手も事もこれ以上無さそうとなり、ややあってこの親子は扉の向こうへと踵を
返して立ち去っていく。
「……まったく。何やってんだか」
「はは。ご、ごめん。でも親切な人でよかったよ」
「本当にね。でも、これでも……心配したんだからね? もしかして“合成人間”に襲われ
たんじゃないか? なんてことも考えたんだから」
「“合成人間”って……アレ? 最近流行ってる都市伝説の?」
「そう。私のクラスでも見たって子がいるんだから」
「……ふふ」
「な、何よお」
「いや、お前もそういうのを信じたりするんだなーって。兄ちゃん、ちょっと安心した」
「ど、どういう意味よぉ!」
 ははは。扉の中で兄妹が笑っている、むくれている。そんなさまに、扉にぴたと背を預け
た神崎親子がじっと聞き耳を立てている。
「いやさ? 妙はてっきり家事を任せちゃってませ過ぎている(リアリスト)かと思ってた
んだけど、そうやってちゃんと空想で遊ぶ年相応っていうか、無邪気さもあるんだなーと」
「……馬鹿にされてるのか褒められてるのか。そりゃあ、中学生だもん。私はともかく周り
の子達が、ね? 少なくとも全くの嘘からあそこまで噂になるとは思えないし」
 ぽりぽり。妙は少々赤らんだ頬を掻きつつ、言った。兄・悠馬はそれを微笑ましく見つめ
ている。
 解ってる。確かに普段の喋り方はきついけれど、それは自分や父さん、家族を大切に思っ
てくれているからこそだって、解っているつもりだから……。
「だって怖くない? 合成人間だよ? 人間に色んな動物が合体した、怪物だよ? 実際の
所は分かんないけど、少なくとも噂になる切欠になった何かはいる訳でしょ?」
「うーん。そう言われてもなあ」
 詳細不明な不安。
「別に見てくれが怪物でもさ……中身まで怪物とは限らないんじゃない?」
 だから悠馬はぼやっと考え、言った。


 それは突然の事でした。あの夜、私達を襲った“幻獣人(キメラ)”の刺客の前に、一人
の男の子が割り込んできたのです。
 最初は「何故?」で頭がいっぱいでした。だけど刺客(かれ)によって突き飛ばされ、血
塗れになって倒れているのを唖然と見下ろして、ようやく気が付きます。
 彼は、私を庇ってくれたんだ……。
 頭の中が真っ白になっていくのが分かりました。カラカラ、ぐしゃぐしゃに変形してしま
った自転車が傍に転がり、空しく凹んだ車輪を回しています。
 それは相手も同じだったのでしょう。彼は元の──猪の獣化態から人間の姿にサァッと戻
っていき、ぐらぐらと瞳を揺らしてその場に立ち尽くしています。
「なん……だよ。何だよこいつ。俺が、殺したのか? 俺が、俺が……」
 次に彼から発せられたのは絶叫でした。
 そうです。彼も私も、相手を殺すつもりなんてなかった。ただ連れ戻す、追い返す、少な
くともそれさえ果たせればよかった。
 なのに、急に現れたこの子がそれをややこしくした。私達が「怪物」だと、その重症を以
って知らしめてきたのですから。
「違う……俺は悪くねえ。俺は悪くねえ!」
 刺客(かれ)はそう叫び、逃げ出してしまいました。人間の姿に戻ってもその跳躍は人間
のそれを超えて。あっという間に夜闇の中に消えていって。
「美弥!」
 そうしてぼうっと取り残されていた時でした。後ろから駆けつけてくるお義父さんの声が
あります。
 来ちゃ駄目!──とは言いませんでした。彼を狙っていた相手は狼狽して逃げてしまいま
したし、何よりこの時の私は上手く言葉が出せないでいたから。
「大丈夫か? 怪我は?」
「……私なら平気。でも……」
 そこでお父さんも、異変に気付いたようでした。私がおずおずと視線を向け直す先、そこ
へ懐中電灯を当てて……絶句。まさか? 確認するように私を見てきましたが、すぐに首を
横に振ります。
「急に坂の上から割り込んできたの。多分、私が襲われてるから庇おうとしたんだと思う。
その時向こうは獣化した姿だったから」
「……そうか」
 お父さんがゆっくりと血塗れの男の子の下に歩いていきます。ぐちゅり。夜闇に紛れても
月明かりがぼんやりと照らすそのさまは恐ろしいものでした。
 私のせいで。私のせいで、こんな──。
「落ち着きなさい。息はまだある。出血を止めれば助かるかもしれない」
 でもお父さんは落ち着いていました。少なくとも外面からは冷静でした。気を失った男の
子の腕を取り、脈を測りながら胸元に耳を。よかった……まだ、生きてる?
「問題は家まで運ぶまでもつかだな。美弥、済まないが飛んでくれるか? 普通の足では間
に合わないかもしれない」
「……」
 だから、私はあの時決意しました。お父さんが肩越しに振り向いて言ってくる中、この男
の子の傍に近付き、私は自分で自分の腕に切れ込みを入れます。
「お、おい。まさか」
「うん。ここで治そ? 私の血なら」
 ぼたぼた。血が落ちる。だけどこの切れ込みももう少しすれば自然と塞がってしまう。
 そういう身体だから。なってしまったんだから。
「しかし……」
「いいの。これも私のせいだもん」
 私の血を男の子の砕けた腹に。瞬間じゅわじゅわと、砕けた骨肉が再生しつつその傷口が
塞がっていく。
「……あいつらの好き勝手に使われるくらいなら、自分で選ぶよ。こんな私でも助けてくれ
ようとしたこの人を、助ける為に使うよ」


『──それはやっぱ、改めて粗品の一つでも持って行った方がいいだろうなあ』
 事故の夜の翌日、悠馬は学園内のテラスで通話をしていた。
 相手は父。スマホ越しの向こうでは、どうやら今も忙しくデスクワークを併行してこなし
ているようだ。
「うん。それは僕も考えてる。ただ神崎さんのお家、厳密に何処にあるのか分かんなくて」
 妹(たえ)とは違い、彼には事の経緯を隠すことなくその帰宅後に話しておいた。とにか
く無事でよかったと、親切な人でよかったなぁと、第一声が同じだったのはやはり親子なの
だろう。
『おいおい……。そこは訊いておけよ』
「はは。向こうは娘さんを助けてくれただけで充分だって言ってくれて、結局突っ込んでは
訊けなかったんだよねえ。でも大丈夫。地元の友達がいるから、案内を頼もうと思ってる」
『ああ、そうなのか。なら構わないが……気を付けてな。あと出来ることなら駄目になった
お前の自転車、捜して持って帰って来い。流石に山の中に捨てたままにしておくのは良くな
いだろうしな』
「あ、うん。そうだね。そっちも捜してみるよ」
 だから悠馬はこの時苦笑(わら)っていたのだった。
 謙遜されても、お礼の一つや二つ。
 彼らに、そしてこの町に来て受け取った親切に対しての、それを。

「この辺りだったと思うんだけど……」
 事故の夜から三日後、その週の週末、悠馬はとある人物と一緒に再び件の山道にいた。
 片手には手提げの紙袋。中には神崎親子に贈る粗品(市内の贈答品店で買った調味料の詰
め合わせ)と、当夜借りたままになっていた彼のお下がり服が折り畳んで入っている。
「こっちにもねぇぜ。本当にここなんだろうな?」
 がさごそ。道だけでなく周りの立ち草の中にも少し分け入り、捜す。
 そのついて来てくれた相手とは、悠馬と同じ年頃の一人の少年だった。
 館山右京。この町に生まれ育ち、季節外れの転校生である悠馬にも気さくに接してくれた
良き友人である。
「だと、思うんだけど。ここじゃないのかな? 別の坂の下かなあ?」
「分かんねえ。でもこっち方面で下り坂っつーと限られてるぞ? それでも見当たらないっ
て事は……誰かにパクられたか」
「僕の自転車を? ぐちゃぐちゃになって使い物にならないと思うんだけど……」
「さてな。物好きか、或いはジャンクにして金に換えようとか、そんな気で持って行ったん
じゃねーの?」
 身体を起こし、右京はコキコキと首を鳴らしながら言った。
 その首には、紐付きのデジカメが下がっている。そもそも彼が案内を引き受けてくれたの
は、友人としてだけではなく、彼個人の興味関心がこの山にあったからだ。

『──合成人間が?』
『ああ。出るんだそうだ。一度取材に行ってみたかったんだよ。もし付き合ってくれるんな
らその道案内、引き受けるぜ?』

 彼は学園の新聞部所属、部長だ。今日ここについて来てくれたのは友人への親切だけでは
なく、その実益もかねての事らしい。
 なので悠馬は部員さん達も連れて来てよかったのにと言ったのだが「そうはいかねぇよ。
もし本当に合成人間が出たらどうすんだ。部長が部員にそんな危ない目にみすみす遭わせる
訳にはいかんだろう」などと言う。……先ずもって前提がオカシイのだが、そのジャーナリ
スト魂と後輩達への配慮は、聞いていて気持ちよかった。だからこそ二年生の段階で部長に
推されたのかもしれないなぁなどと、ぼんやりしたことを思う。
「諦めた方がいいかな……」
「多分な。意図して捨てた訳でもねぇだろ? いいんじゃね?」
 同じく茂みから出て来た悠馬に、右京は慰めるように言う。
 神崎さんの所に行く前に見つかればいいかなと思っていたが、もしかしたら向こうでまた
訊いてみることになるかもしれない。
「そう、だね。じゃあそろそろ案内してくれる? 神崎さん家──えっと、教会だっけ?」
「ああ。お前の話を聞く限り、十中八九そこだろう。場所なら知ってる。行こうぜ」
 そうして二人は再び歩き出した。
 悠馬の、今日本来の目的を果たす為に。
(……しかし妙だな。あそこはずっと前に無人になった筈なんだが)

 夜の神崎家と昼のそれでは、またその趣は随分と違ってみえる。
 家、もとい山の中の教会。悠馬は右京と共にその敷地へと正面から入って行った。
 あの夜とは違い、安らぐような静けさが周囲には満ちている。だが悠馬はそんな森林浴に
現を抜かしている場合ではなかった。
「あっ」
 彼女が、神崎の娘さんが、教会の軒先にいたからだ。明らかに彼女はこちらの姿を認め、
緊張している。
 一度会ったくらいじゃ人見知りからは外れないか……。
 なのでできるだけ悠馬は気安く、それでいて丁寧に会釈をする。後ろでは、どうやら見惚
れているらしく、右京がポカンと立ち尽くしていたようだが。
「や、やあ。こんにちは」
「……佐野君? どうして、此処に?」
「ちゃんとこの前のお礼をしたくて。あと借りていた服を返しに。こっちの、館山に道案内
を頼んだんだ」
 どうやら彼女は、軒先で何やら作業をしている途中だったらしい。彼女の胸元に足元に、
いくつかの小振りな段ボール箱が抱えられ、置かれている。
「そう、でしたか。その、気にしなくて、いいんですよ? 本当に……」
 だからふと、違和感を覚えた。
 言いながら右京のこともついでに紹介していると、ぽつりとそんなことを彼女は言う。
 謙遜? いや、何だろう?
 眉を伏せるその表情(かお)は本気で困っているような、自分達から距離を取りたいよう
な雰囲気を少なからず帯びていて──。
『がぁっ!』
 ちょうどそんな時だったのだ。ふと緑と洋建築の静けさを破るように、くぐもった男性の
悲鳴が耳に届いたのは。
「あれって……」
「お父さん!」
 そして、悠馬と右京は目撃する。
 次の瞬間、彼女がその名を呼びながら、猛スピードで教会の裏手へと地面を蹴ったのを。


「やっと、捕まえたぜ。大人しくしろい!」
「ぐっ、う……。止めるんだ、半田君。こんな事をしたって──」
「お父さん!」
 教会の裏手、おそらくは昔菜園でもあったのであろう小さな空き地に、神崎はいた。但し
その身体は背後から筋肉質な青年意羽交い絞めにされており、その腕で首も絞められて苦し
そうにしている。
 そこへ、文字通り飛んでくるように美弥が駆けつけてきた。
 眼には怒り。両腕や頬には、まるで鱗のように硬化していく軌跡。
 ──だが同じだったのだ。半田と呼ばれたこの青年も、その全身に“猪”を思わせる体毛
と膨れ上がった腕、鋭い牙が生えていたのだから。
「おっと、動くなよ? 神崎栄太郎は見ての通りこっちが確保した。……戻って来い。そう
すりゃあこいつにもお前にも危害は加えねぇからよ」
 少女、美弥はぎゅっと唇を結んで俯き加減だった。
 やはりか。やはり組織(やつら)は私達を……。
「美弥! 構わん、お前だけでも逃げろ!」
「だ、駄目よ! そんな事」
「そうだろうよ。お前一人じゃあ、待っている未来は、間違いなく死だ」
「……ッ」
 そう、死だ。自分たち“幻獣人(キメラ)”は、独りでは生きられない。

 ──物心ついた時、両親はいなかった。今でも顔すら思い出せない。
 自分はいわゆる孤児だった。理由は分からない。だけど何の力もないその身を、とある施
設が受け入れてくれる。
 寂しいかと言われれば嘘になる。だけど仲間がいた。同じ親から見放され、天涯孤独だっ
た皆がお互いにお互いを支える仲間となった。大丈夫。親の顔は知らないけれど、生きてい
れば何とかなる。ここで育ち、学び、いずれ社会に出て行こう。そこでもう一度「普通」を
やり直すんだ。
 だが……そんな幼い頃に語った希望は容易く打ち砕かれた。自分達が引き取られたこの施
設は、単なる表向きの顔でしかなかったのだ。
 便宜的に組織、と名付けておこう。
 施設はその組織が実権を握る、子供の調達機関だったのだ。
 調達? 何の為?
 おぞましい事だが、真実だ。奴らは身寄りのない子供を掻き集め、とある研究を繰り広げ
ていた。超生命──都市伝説に語られる合成人間こと“幻獣人(キメラ)”の生産だった。
若く健康な肉体にぶよぶよとした特別な核・キメラコードを埋め込む事により、その人間を
様々な獣に姿を変えることができる怪物に変える。
 目的はよく知らない。でもあの全身防護服の研究員達が口にする言葉を繋ぎ合わせてみる
に、紛争地域に派遣する「兵器」として貸し出しているらしい。
 確かに脅威だ。見た目は普通の人間と変わらないのに、いざとなれば獣化──常人を越え
た怪物となって敵を殲滅する。並の兵士などひとたまりもない。
 でも……幻獣人(キメラ)を生み出すには奴らでもノーリスクではいかないらしい。
 一つに、素体として調達してきた人間全員がキメラコードに耐えられる訳じゃない。その
全てを見てきた訳じゃないけれど、その埋め込まれた力に耐え切れず死んでしまう・壊れて
しまう人も少なくなかった。たくさんの……施設の仲間達も犠牲になった。
 何より、その力である。確かに幻獣人(キメラ)は尋常ではない身体能力を持つが、仮に
その当人が組織に反抗的であれば、手がつけられない。
 ……だから、奴らは自分たち幻獣人(キメラ)に予めとある“欠陥”を仕込んだ。
 それは、安定剤。組織の研究に関わった人間のみが製造方法を知るその薬を定期的に服用
しなければ、幻獣人(キメラ)は自壊する。自身の力によって、自滅するようプログラムさ
れているのだ。
 その事実を知ったのは、自分がこんな身体になって、絶望して、自殺しようと思った時。
 死ねなかった。何度手腕を首を、くすねた工具の刃で切ろうとしても、すぐに塞がってし
まう。奴らは言った。お前は特別な成功例だと。「竜」の幻獣人(キメラ)──万能薬たる
血を宿した、最高位の成功例だと。
 だから脅された。本来“教育”される前に教えられた。
 安定剤を服用しなければ、幻獣人(おまえたち)は死ぬ。
 そしてお前のその血で、我々はまた一つ大きなビジネスを成功させるのだと。
『──私は、君の味方だ。一緒に……逃げないか?』
 だから自分はその差し伸ばされた手を取った。絶望のどん底に落とされていた自分の下へ
とやって来た、元組織の研究員・神崎栄太郎はそう真剣な瞳で言って手を差し伸べてきた。
 どうやらお義父さん(かれ)は、強い負い目を感じていたらしい。
 初めの内は、本気で組織の研究が人類に貢献すると思っていたそうだ。だからこそ医学の
博士号も持つ彼は連中の人材調達に応じたのだが……やがてその裏の顔を知って酷く悩んだ
という。
 裏の顔を知った。即ちその頃にはすっかり組織には自身を把握され、告発しようが逃げよ
うが秘密裏に始末されるのが目に見えていたからだ。
 それでも逃げようと自分に言ってくれたのは、他でもない私が「竜」型キメラの現状唯一
の成功例だったから。
 これ以上、組織の闇ビジネスを拡大させてはならない。
 片や安定剤を作ってれる、片やその身を守ってあげる。その約束を交わして自分達は遂に
組織から逃げ出したのだった。……戸籍もない私を、彼は書類上、自分の養女(むすめ)と
までしてくれて。

「分かってんだろ? 逃げれやしねぇんだよ……。いいから大人しく戻って来い! 連れ戻
せなきゃ、俺は……!」
 ハッと我に返り、美弥は次の瞬間、とある違和感に気付いた。
 青年──あの夜、自分達を狙って襲い掛かり、そして佐野君を突き飛ばして殺してしまっ
たと思い込んで一度は逃げた彼の眼が、異様に血走って大きく見開かれているのを。
「……まさか。貴方、安定剤を」
 荒げる息。答えを聞くまでもなかった。
 そういう事か。美弥は竜の鱗に包まれた拳を握り締めて、組織(やつら)の卑劣さに腸が
煮えくり返る思いに駆られる。
「やはりな……禁断症状が出始めている。この手を放してくれ。君も私達で匿おう。安定剤
なら、私も作ることができる。奴らに従わなくても、このまま」
「うるせぇ!!」
 何とか諭そうとする栄太郎。だがそんな言葉に、半田は耳を貸さずに彼を乱暴に吹き飛ば
してしまっていた。
 怒りという感情が全身を伝い、美弥の身体が堅い四肢と爪、巨大な翼を作っていく。
 赤く血走った半田の眼。その身体はサァッとあの時の大猪のように完全な獣へと化そうと
する。
 二人の幻獣人(キメラ)と、地面に転がる栄太郎。事態は今まさに──。
「こいつは驚いた。まさか、こんな現実が起こっていたなんて」
 その時だったのだ。はたと焚かれたフラッシュ。二人がハッと我に返ってその方向を見遣
ってみると、そこには教会の裏手からデジカメ片手に歩いてくる右京と、俯き加減にその隣
に立つ悠馬の姿があったのである。
「……佐野、君? それに」
「そ、そっか。そうだよね……。あの場で私だけ駆けつけたって、きっと……」
「……」
 迫り出したレンズを静かに本体の中に収め、右京は飄々とした線目のまま辺りを見渡す。
 菜園跡、か。そして見れば、向こう側の物置前にぐしゃぐしゃに壊れた自転車がある。
「どーする、悠馬? 正直言って、俺達相当ヤバイ所に首突っ込んじまったみたいだけど」
 半分竜の姿をしたままの美弥は呆然としていた。半田は暫く豆鉄砲を食らったように目を
瞬かせており、ややあって訊ねられているその人物がようやく、あの夜の割り込み野郎だと
悟る。
「てめっ……生きてやがったのか! ……そうだよな、神崎美弥(こいつ)がいるんだ。死
んでさえなきゃ、あの場でも助かりはしたんだ……」
 そして彼が次に取った行動は、土誇りに巻かれた栄太郎を持ち上げて再び人質とすること
だった。血走った眼はそのまま。だけど今は別種の焦り。七割方猪の姿になったその二足歩
行で、彼は改めて腕で彼の首を絞めながら言う。
「う、動くな! こいつがどうなってもしらねぇぞ!」
「──」
 なのに、歩き出した。
 悠馬は友の言葉にも応えることなく、ただゆっくりと半田の方へと歩き出したのである。
「佐野、君……?」
 これには流石の美弥も動揺を隠せない。養父(ひとじち)が危ないというのではなく、最
初会った頃の印象とは何処か明らかに違う彼の、俯き加減に前髪を隠したままの歩みに。
「……よくは分かんない。多分あんたらが、彼女が合成人間って奴なのかもしれないけど、
それはどうでもいい」
 半田は栄太郎を捕らえたまま立ち尽くしていた。ゆらりと、そう静かに怒気を放つ悠馬か
ら目を離せない。
「でも」
 悠馬は言う。
 この中で唯一彼の人となりを知っているからなのか、右京は「あー……」と半ば諦めたよ
うな表情(かお)で苦笑い。どうしたもんかね? と小声を漏らしている。
「父さんが言ってた。──女の子を泣かす男は、悪い奴だって!!」
 刹那、彼が叫び放ったのは、全身全霊を込めた右ストレート。
 見た目は完全に化け物。なのに彼の拳は、吸い込まれるように半田の顔面を捉えていた。
 場にいた面々が三者三様の驚きを見せる。栄太郎は次の瞬間ぶっ飛ばされて地面を転がっ
ていく半田と、すぐ真横で血塗れの拳を振り抜いた悠馬を唖然と見つめ、竜の姿をした美弥
は、ぼろぼろとその頬に、両の瞳いっぱいの涙を遂に零す。
「ガッ……、ァハッ……?!」
「幻獣人(キメラ)を、殴り飛ばした……」
「!? 佐野君、その腕! ……そうか。君の中にはまだ、美弥の、竜の血が──」
 半田を殴った悠馬の右手は、原型を留めないほどにぐしゃぐしゃに砕けていた。
 だけど怒りからか、悠馬は痛みの悲鳴すら上げない。一方で、その大きく破損した手は、
次の瞬間にはじゅわじゅわと軋みながらも再生して(もとにもどって)いく。
 それはさながら、あの夜、美弥が自らの血で瀕死の重傷を負った彼を助けたかのように。

「……」

“拝啓、母さん。お元気ですか?
 僕と妙、父さんは、転勤先でも何とか元気でやっています。
 ついこの前、僕はとある女の子と出会いました。
 名前は神崎さん。山の中の教会に、お父さんと一緒に住んでいます。
 彼女は──竜(ドラゴン)でした”
                                      (了)

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  1. 2014/09/07(日) 18:00:00|
  2. 週刊三題
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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