日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)楽しさって何だっけ─断章

φ_(:3 」∠)_

実は言うと、ここ数日久しぶりの大波不調に苦しんでおりました。
前回でユー録のプロット作成が一つ区切りを通過した一抹の安堵感と、その緩みから押し寄
せた疲労。加えて常日頃抱えてきたコレデイイノカ感が、実際に投稿拙作に対して寄せられ
たレスポンス──から始まったやり取りの中でより「具体的に」指摘(刺激)されたことが
どうやら自分の中でトリガーになってしまったようです。
(※決して感想・意見自体を責めようという意図ではありません。まだまだ自分の受け取り
消化する力が不足しているが故の現象なのだと付け加えておきます)
それでも……気付けば先日梅雨も明け、季節もよりぐっと夏本番となりつつある今日、次の
章立て分をこさえる事ができました。気力も大分回復してきた感じがしますし、改めてもう
一度気を持ち直して、残りも作成していければなと思いますm(_ _)m<遅延申し訳なく……

しかし。痛感しますね。
他ならぬ、考える“だけ”の無力さというか。身の毒への為り易さというかφ(=_=;)
論理的思考(ロジカル)で以って自分の精神を貫ければもっとスマートになるのではないか
と思うのですが、どうも自分は感覚的な──情緒に押し負ける(物書き仲間さん評)部分が
少なくなく、往々にして考えること自体が不毛だったり、非合目的的に悪循環するパターン
(所詮は堂々巡り)が多いように思います。
なのにむしろ、そのことを考える以外の事──特に身体を動かす中で、或いは終えて汗を流
している中での方が、パッと解決を見出す確率が高い実感(経験)が続く。改めて心と体は
二つで一つなんだなぁと、当たり前っちゃ当たり前のことを思いながら、今回もまた一見す
ると無関係な営み(今回は草刈りでした)に助けられた自分の“(良くも悪くも)小ささ”
を感じてなりません。

寄り道こそ学びだよ、戸惑いこそが人生だよ、なんて云いを何処かで聞いたような。前者は
確かとある老練の教員に迫ったドキュメンタリー、後者は某長寿アニメでの一節でしたか。

……中々どうして、人間ってのは最短距離を往けない生き物なのかもしれませんね。


痛感といえば──もう一つ。
これはより個人的な感慨になると思うのですが、どうにも僕は創作を“楽しむ”という観念
が難しいようです。もっと言えば、多くの他の創作人さんのように楽しむことをそう「軽く」
「明るく」捉えられないというか……。

不調の最中、折につけ自分は余所の創作人さんの所に顔を出しながら、ついつい「苦しい」を
ぼやいて回るような真似をしていました(本当にすみません。迷惑ばっかり……)
そんな中でよく返って来るのは、先ずもって創作を楽しむこと、それが難しいと感じるなら
一旦筆を置いてでも無心で(他のことをして)遊ぶといいよといったアドバイスでした。

分からんでは……ないのです。今まで何度となく僕も聞いてきた言葉ですし、実際挫けて苦
しんでいる同胞にそうやって同じように言葉を掛けたことも少なくありません。
だけども今回唸りながら、そういう同じ彼らからのエールを貰いながら、それでもやはり僕
には「楽しむ」という行為が「実感に乏しい」と解ってしまったのですよね。
これで伝わるかは確証がないのですが、僕という人間の場合、きっと「楽しい」は「愉しい」
と表記されるのだと思います。「娯楽」ではなく「興味」なのだと思い直すのです。
だから──ただ享楽として消費するだけじゃ、僕という個人は満たされない。そこに意味を
込めようとし、考えを捏ね回し、それらを形に出来た時、ようやく「愉しく」なる。
「喜び」というよりも「悦び」なんだと思います。皆でワイワイ共有することに喜びを見出
すのではなく、物事を如何によりスマートに心底上手いこと解釈できるか? 言語化できる
か? 其処に自分の創作というものの理由・目標があるのだなぁと痛感するのですよね……。

だから──嗚呼、成る程。と筆を執りつつ僕は今思っています。正体はこれか。
(必ずしも全部がそうじゃないのは勿論なのですが)往々にして「創作の楽しみ」となると、
多くの人の場合、それは「交流」に行き着くようにみえます。そうして同好の士同士で繋が
ってワイワイとその好くセカイの中で“遊ぶ”。それこそが増幅された意義なのだと。
でも、僕はどうもそれに違和感があった。僕自身がすっぽり嵌らない感じがあった。
要するに、他人様を仲間というより、自分が吸収すべき(吸収しうる)糧の持ち主──モノ
的に視てしまう自分がいるのだと思います。
コミュ力×というのは勿論ですが、多分それはきっと表面的なこと。根っこにはそんな僕の
どうしようもない傲慢──ある種のモノ扱いが蠢いてきたからではないか? そう今回一連
の煩悶と経験の末に考えるようになったからです。
……酷いよなあ。他人とヒトとして向き合うことを面倒臭がり、体よい生きた刺激袋のよう
なつもりで接している節。その癖、いざ強い言葉で指摘されると一丁前に凹むし、そういう
経験に“怒っちゃいけない”というのも、相手への気遣い・筋の通し方という言い方をして
いても結局の所それは僕がみっともなくなりたくないからな訳でしょう? 何よりこれだけ
自身で暴いてみても、この解釈が妙に腑に落ちてホッとしてしまうなんていう自分がいるの
だから、救いようがないなぁと……。

自虐乙。それは、まぁいいや。捻くれてるのは昔っからですからね。
むしろ問題なのは僕の「楽しさ」に対する観念です。交流ではなく探求することにある、と
いうそれ。その為には前者に苦手意識──ある種の忌避感すら持ってしまうという性根。
まさか、後者であるから“高尚”だ!より藝術的なんだ!と叫ぶのはできません。
尤もそう思考している時点で肯定しているようなものなのですが、少なくともそこを前面に
押し出して自分の思索──の過程で随時「箱庭」にしてきた物語達が絶対素晴らしいなどと
は言うべきではないのです。それこそ驕りだし、三流だと思いますからね。

……以前にも文章に起こしたと思うのですが、基本的に藝術ってのは暴力的で、自分勝手の
産物なんですよ。そんな本質を成る丈オブラートに包み、尚且つ邪魔されないよう権威付け
せんとしてきたのが(世に標榜しているような)藝術という観念だと僕は思うのです。
その意味では、僕もこの意味づけに対してはアナーキーなのかな? 故に先述のように表現
者である以前に探求者な性格を強く持っているらしい(それが実るかどうかは別として)僕
は、世間で幅を利かせる“自称・藝術家”の濫りな「露出」が大嫌いです。
何というか……そこまで世間様に認められなきゃいけないのか?っていう。
自分の「好き」なんだから、愛好家同士で収まっていればいいじゃない、という。
自分達には自分達の領分があるだろ?とも言えますよね。ただでさえサブカル人は「サブ」
だからこそサブカルな訳で、本来なら日の目を浴びて嬉々とするような人種ではなかった。
報道を視ている方は既にご存知のことと思いますが、今日び市民権を得たと言われても尚、
『ヲタクは犯罪者予備軍』的な風説が、ああいう事件が起こる度に報じられる──。
結局世間様、パンピーには“金のなる木”である場合にしか認められないんですよ。
そもそも、だからこそ目を付けられ喰いもがれているとさえ、僕は思っています。
(まぁそれで経済が回るなら一理あるのかもしれませんが、結局上澄みの「綺麗」な文化と
して梱包するだけならば、僕は願い下げですね。汲み上げるとしても資本の使い方が違うだ
ろうと。サブカルとは地下であり、深みを探れば探るほど「汚泥」の巣窟でしょうに)
自分とあいつらは違う、だから大丈夫だ──。体のいい鎮静剤だの、優越感の材料だの。
まったくもう、そう侵食しておいて見下ろす用途であるのなら、始めからお互い、きっちり
と“棲み分け”て侵さない世界であるべきだと常々言っているし、思うんですけどねぇ……。

僕も感じる「楽しさ」も、そういうことなんだろうか?

“俺の愉しみを、勝手に弄くるんじゃねえ──”

我が侭だな。

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  1. 2014/07/22(火) 13:45:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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