日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)四年目の彷徨、四年でも彷徨

暑い……(×д×;)

すわっ台風直撃か!?と不安げに進路図を見ていたのがもう早遠い過去の事だったかのよう
に感じられます。台風一過って奴なのでしょうか。ここ数日心身を削ってくるような照りが
存在感を増し、ぼつぼつ梅雨も明けそうな気配……。こんにちは、長月です。

引き続き、ユー録のプロット作成を続けております。遅筆鈍行です。
既にツイッタ(小日記)では言及しましたが、先日ようやくⅤ部全体のフローチャートから
して、2/3程までが固まりました。前・中・後編と分けるなら中編までが終わったという具合
でしょうか。相変わらず難儀続き──ちと細かく書き込み過ぎではありますがφ_(:3 」∠)_
なので、部全体の〆までこさえ、執筆とUPを完了するにはまだ暫く掛かりそうです。
(誰得だよってのは常日頃あるんですが)例の如く気長にお付き合いいただければなと。

すっかり失念していたのですが、今月いっぴでなろうさんに投稿し始めてから四年目を迎え
ていたみたいですね(ユー録初稿はその約一ヶ月半後)
全く時の流れとは早いもので。この物語もこの営みも、そんなに続いているとは。それほど
に良くも悪くも、自分が入れ込めるものが出来たということなのでしょうけど。
現在(いま)から振り返ってみればあっという間に感じられるとはいえ、積み上げてきた話
数を眺めていると、柄にもなく頬が緩む気がします。
一方で探している時には見つからない癖に、他のことをしている時に限って気付く修正箇所
に、ひーこらいいながら全文に検索を掛けて修正作業に忙しなくなったりも_| ̄|○
……いやまぁ、結局趣味だから「自分のせい」以外の何物でもないんですけどね。
いよいよ創作中毒が周囲して、ライターズハイの影の部分をより強く自覚するようになって
きたのか(その割にはどだい地味な作業だし、数をこさえることには直結しませんけども)

何でしょうね? 先日立て続けに落選したのに、割と復活が早かった感。創らなきゃの念。
まぁ当初から駄目元で参加していたっていう“予防線”を張っていたからなんでしょうが、
己の身分事情や他の志望者がたの想いもあろうに、どーにも自分が半端に思えてなりません。
(覚悟とか戦略とか、プロに至る為の云々とか)
尤も一方で、それ「だけ」に拘るのは宜しくないよ?というアドバイスを頂くこともあって、
はてさて結局何処に拠り立てばいいのやらと……φ(。д゜)

一体、自分はどうしたいんだろう? やっぱり曖昧な立ち位置のまま歩いている気がします。
少なくとも書くこと自体には、のめり込んでいる。だけどこの身分では(ry 堂々巡り。

うーん……要領を得ないなあ。既に思考力が削がれ始めているのか……;


当庵や拙作らをもし追ってくださっている方がいれば既に分かっていることかと思いますが、
僕が何か物語なり文章を書こうとすると大抵の場合堅苦しく、何より陰気になります。

こればかりはもう自分の毛色なんだろうなと半ば諦めているのですが、それでもやはり迷い
というか、其処から別なベクトルにも出てみたいという思いはあったりします。
……正直な話、重い暗い物語ばかり書いていて「一体誰が喜ぶんだよ?」と自己嫌悪に陥る
ことは最早数え切れません。誰得なのです。強いて言えば自身の書きたいという欲求を一時
的に満たせる、なのでしょうが、それはどだい利他性とは縁遠い性格をしていますよね。

コレジャナイ感。コレデイイノカ感。
前者は自身がノれる程のイメージを描出できていないと感じた場合。ですが後者は仮に構想
通りにその原稿が書けたとしても、そもそも他人に資するものなのか否かというより深刻な
問いと意味合いを一にします。
勿論、これまでも繰り返し(自分に言い聞かせるように)言葉に起こしてきたように、結局
受け手の好み(触れたいセカイの種類)は人それぞれなんだから、下手に流行りに阿るより
は先ず自分の描きたいものを書けばいい。それが精神衛生的にも次善。そもそも藝術を名乗
ろうとする人間は、目指そうとする人間は“勝手”を押し通したいからこの界隈に足を突っ
込んでいる訳で──基本的にそのスタンスは今も変わってはいません。
ただ……少なくとも僕自身は、僕が書く物語世界と人間達が“藝術”だとは、まだまだ自称
できる気がまるでしないのですよね。
人の思想、苦悩、業。そもそも然様なものらへの把握と理解、描出はとうに先人達がこれで
もかというほどやってきた筈で。それでも今も物足りぬと──時には往々にして詮無い虚業
だとして哂われながら──次代に受け継がれてきている。模索し続ける。
果たして僕に、そんな“深い”ものがこの先描けるものなのだろうか? 解るのだろうか?
進められるのだろうか?(何より本当に、それらは深いものなのだろうか?)
自問すればするほど、自分がそれらに対する“理解”に自信があるだなんて大層な口、叩く
事すらおこがましく……。

正直な話、また今回も再三に渡って悩んでいます。迷っています。
冒頭部でもご報告しましたように、現在ユー録第Ⅴ部のプロットを作成中です。物語は一つ
の事件を切欠にまたしても大きく動いていきます。ジーク達を決して平坦ではない、報われ
る保証すら無いセカイへと引き摺り込んでいきます。
……果たして(受け手にとって)面白いんでしょうかね? こう延々と、虚構の中の人間達
であっても、煩悶し続ける姿を追うというのは。
今でも僕は余力を見出せないものかと唇を結んでいるものです。やたらに「世界の危機ガー」
と規模を広げる物語ではなく、もっともっと個人という意味でのヒトのさまにフォーカスを
当てて描くべきではないか?と。更に言ってしまえば、もっと気楽な──エンターテイメント
な物語を、ユー録或いはもっと新しく別な物語として提供した方がいいんではないか?と。
(まぁ「色々創りたい」自体は以前から言っていることですが。大抵が頓挫しますけれど)

方向転換……なのかなぁ? もっと利他的な、明るく楽しい物語を「創らないといけない」
と思ってしまう自分がいる(~ねば思考って時点で割かし駄目なパターンではあるんですが)
ぶっちゃけ、その方が“安牌”ですからね。実際。
『物語の中でくらい嫌なことは忘れてたいよ』そんな、いつぞやの友人の呟きも僕は覚えて
います。たとえ思索と娯楽──現実と向き合い直す為の糧と一時の慰み、物語というものが
本来二つの側面を持ち合わせているとしても(政治的無関心のような、個々の至近距離に収
まり少しでも安寧にありたいという)後者への傾斜がリアルの人々を覆っている現実がある
以上、もしかしなくても僕ら「重い」側の書き手がどれだけ言葉を尽くしてみたって、その
物語達は彼らにとっての救い(糧)にはなりえないのでは?と思うのですよ……。

──ある時は在りし日々の、こう在りたかったという憧憬、ノスタルジアが学園物になり。
──ある時は己が凡人であると認識せざるをえない、現実の反作用(代償的行為の一つ)と
して主人公最強物やチート物、或いは何処か遠くへという願望が異世界転生物になり。
──またある時は鎮静剤としての快楽、その意味合いでの上記や、ハーレム物が好まれる。

しかし救い、とは……上から目線もいい所です。人によっては「放っておけよ馬鹿野郎」と
言われるかもしれませんね……。

『クローズドな流行と需要とシステムの中で競うのが馬鹿馬鹿しくなってきた』とはとある
物書き仲間さんの弁ですが、解るよ解るよと思う一方、ではそこから敢えて外れる自分達は
より“高レベル”なのか?と問うと、必ずしもそうではないと思うんですよね。
高低の問題じゃない。想定する幅の差、とでも言うべきか(価値観ノ違イデスネ
少なくとも僕は、狭い(と断じる)から向こう側の好みに浸る人達が“悪”だとは言っちゃ
いけないんだと思うのですよ。
そこには──僕もきっと──ただの嫉妬が含まれていようものだから。
「こんなに俺は悩んで悩んで考えて描いているのに、お前らは馬鹿みたいな物語ばかりに飛
び付きやがる。そんなんじゃ文藝の質は益々落ちる」云々……みたいなね?

何だっけ? 益体のない抽象論より現実というか、カネにならなきゃ生き残れないというか。
その意味では、今日び商業エンタメ小説の方がよほどお金にはなっていますよ(まぁどちら
にせよ、それらは媒体の手を変え品を変えし、宣伝攻勢で以って人々の選択を誘導した結果
だろう?とシニカルに捉えてしまうこともできるんですけれど)
それでも事実、商魂に乗り合わせてでも「笑えた」物語の方が、ただ衒学ぶって説教をする
物語より、再三に渡ってヒトの醜悪さを通知してくるだけの物語よりずっと「役に立って」
いるんじゃないか……? そう僕はここ暫く、思考の片隅の中にそんな疑心が漂うのを自覚
しています。

改めて僕は自分に問いたい。
僕の書く物語は、意味があるのだろうか? 何処にどれだけ、改善の余地があるだろうか?
きっと万人受けはしない。それは何時からか諦観と共に受け入れた毛色。多分この先もそう
簡単には消し去れないであろう性癖なのだろうと思う。

願わくばこの思いを、やる方乏しい虚しさを愉しみを誰かと共有したい。
だけど、もう今日びのような細分化された価値観の中じゃあ、難しいのかな?
(だからと言って特定の商業的優位性で以って“統一”するべきではない、し過ぎるべきで
はないと僕は思う)

……四年目を迎えたって、何も解りはしないんだなあ。

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  1. 2014/07/16(水) 18:30:00|
  2. 【雑記帳】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

お久し振りです。需要と供給の問題は、プロであれば悩まなければならない問題なのでしょうが、アマチュアにはそんなの関係ないと思うのですけどね。まず念頭に置いているのは「書きたいから書いている」のが私たちなのですから。初心に返って「何故自分は書いているのか」「何故自分は書かなければ成らないと感じているのか」「自分は何を小説として表現したいのか」あるいは「何故自己表現の形として物語を文章と言う形に選んだのか」を考えながら書いてみるのも一つありなのではないでしょうか。これじゃない感と言う見えない不安要素も、そうやって自分が書く目的をいま一度考えてみると、今より変わるんじゃないかと思いますよ。あと、これは私の通っているカウンセリングセンターの方に言われた言葉なのですが、人間と言うのは変化の際、螺旋状に進んでいくそうです。だからこそ、変われたかも? いいや、あまり変われて居ないという逡巡を繰り返す。けれど、実際はごく僅かずつではあるけれど変わっていて、それが気付いたら「変わっているな」という感慨に変わり、成長へ繋がっていくそうです。だから、きっと長月さんのその悩みも無駄じゃなくて、今必要な成長へのプロセスなんじゃないでしょうか。一人の言葉でその人の考え方を変えることはなかなか難しいと思いますけれど、少しでも前向きに捉えるきっかけに成られれば良いかな、と思います。応援しています。それでは。
  1. 2014/07/17(木) 10:55:37 |
  2. URL |
  3. 幹也 #SFo5/nok
  4. [ 編集 ]

レスポンス有難うございます。

そうですねぇ…「何故」「何」と、どうせ思考するなら意味のある問い方をせねば。堂々巡りを吐き出すのでは、目を通した他人様をイラっとさせるだけで。そも今や執筆自体がノルマ的というか、コンスタントさという態のセルフ縛りに為って久しいですし…φ(=_=;)

書きたいこと、描こうとすることが基本的に陰気の類なんですよねぇ…。そこは一応自覚している心算で、それが僕なりの核なんだと思うのだけど、それと受け手の求めるものか否かは別だよね?って話だと考えます(幹也さんの仰るように、アマチュア時点でそこを気にする必要はないのかもしれませんが)
多分、赦されたいっていう欲求が、以前にも増して切迫してくるようになったからなのかな…? ここ暫く、創ることに前のめり過ぎだったのやも。ここいらでブレーキを踏み直す──多めの休みが要るのかもしれません(¦3_ )=

変われたらいいですね。そして愚痴るエネルギーを不毛でない内省に向けたい(向ければ)と思います。
お手数をお掛けしましたm(_ _)m
  1. 2014/07/17(木) 12:06:47 |
  2. URL |
  3. 長月 #oOZ748FU
  4. [ 編集 ]

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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