日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)安定試行、安定思考

梅雨キタ━━(゚∀゚)━━!!

雑記ではおよそ十日ぶりですか。その間に暦は六月に変わり、先日自分の住んでいる地域も
一纏めに梅雨入り発表がありました。ついこの前まではカッカと照っていたのに、今日びは
お天道様までラディカルな気がありますな……。
どうもこんにちは。(思考力の削がれなさという意味で)夏より冬派な長月です。

さては何より、先日、ユー録の五十二章をUPしました。
今回で第Ⅳ部は実質的の終了となります。なろうさん等での粗筋欄でTale53までと記載して
ありますが、残り一章は部のエピローグ的なお話となる予定です。
今月中にもう一回か、来月に回すか。
身体の余力と大まかなスケジュール的に後者になりそうな気はしますが、宜しければもう少し
ばかりお付き合いくださると幸いですm(_ _)m

……しかしまぁ、毎度の事で半ば諦めてはいるものの、筆運びってのは“安定”しませんな。
実際いざ書き始めて、ノってしまえば何てこったぁない。予め大まかにでも大枠(プロット)
がこさえれあれば、後はそこをなぞりつつ微調整しつつ組み上げる──積み上げていくだけ
ですよ。というのはまま、いざ蓋を開けてみれば稀によくあることではあるんですが。
だけどそれって「結果的にそうだった」だけで、お仕事的な、相応の基礎値をコンスタント
に発揮するという意味合いでの“安定”とは違うんですよねぇφ_(:3 」∠)_
(大雑把に過ぎる? だがそもそも相応の基礎値を~云々はあくまで理想論なのか)
何というか、こうもっと、キッチリと筋道を説明できる類のノウハウってものが自身に蓄積
されないもんかなぁ?と思っちゃうのです。尤もそれだけに特化しちゃうと、創ることその
ものがマジモンで「作業」になっちゃう未来ってのが観えるんですけども;

……要らぬ心配かなぁ?
ともあれ、創ることを先ず楽しんで、喰って収められるように在りたいものです。
あと次回更新後にも言及することと思いますが、第Ⅳ部が終了した後は、暫くの間ユー録の
更新をお暇させていただきます。
今後、この物語を如何〆るのかというかねてよりの懸案も含め、たっぷりじっくり、第Ⅴ部
以降のプロットもこさえなければなりませんので(;・_・)φ


そんな訳で、今回の雑記は「安定」というキーワードからここ暫くの雑感をば。

筆力が安定しない──前置きで自身そう述べましたが、実のところ僕はもうぼんやりと回答
を見つけているんじゃないかなと思います。
後ろ向き?に言ってしまえば、それは半ば諦めではあるんでしょうけど。だけどもこの手の
悶々に関して往々にして辿り着くのは『そんなものはない』なのですよねえ。
厳密には、二の次だろ。とでも換言すべきなのか。とにかくこと創作という営みにおいて、
筆力なるものの安定性はそも本来の“目的”ではない筈で。
むしろ、安易に「安定」を求めてしまうというのは、ややもすれば創作人としてはその寿命
を縮めてしまうことになりかねんのではないか? と。
確かに高い基礎値をコンスタントに発揮できる──お仕事的な意味合いでの「安定」性は、
全く需要(必要)が無い訳ではないでしょう。ただ僕個人は、そこに力点を置き過ぎる余り
に、創ることそれ自体が酷く「作業」化してしまうことを恐れます。一貫してロジカルに書
くことに抵抗がない方はそうでもないのでしょうが、自身いわゆる論理的思考で生きること
に挫折した経験の持ち主として、それだけじゃあ物足りない……ように思うのです。

変化というか挑戦というか。
もし創作が完全に「作業」になる──思いを至らすことに悶々としなくなった時、僕はもう
それは純粋な意味での創作人とは言えなくなるんじゃないかと思うのです。
“機能的にカスマイズされたテキスト屋”みたいな。
勿論お仕事になって、その効率上どうしても必要性があって、そういう気を帯びること全部
を否定はしません。ただ僕は、今の僕は……そこまで冷静冷徹にはなれそうにない。

まぁこれも「感覚的」で「根拠の薄い」云いなのかもしれませんけどね。それこそロジカル
に物事を捉える方には笑われる言い訳なのかもしれません。
ただ、僕は楽しみたいのです。
やれ直感だ、論理的だ、そういうラディカルな単一性でないところの、両極混ぜ合わさった
カオスさなるものと、僕ら創作人はなぁなぁ苦しみ愉しみながら生きていくしかないんじゃ
ないか? 創造する悦びってのは其処にこそ在るんじゃないか? と考えるので……。

楽天的とはまた違うけれど、思うに筆力の「安定」って案外“幻想”に近いのかもしれない
なぁと思うのです。
確定ばかりを並べてうむ良しと頷くのも一つの生き方だけど、もっと風呂敷を広げて現実は
そんなもんじゃない筈で。

よく顔を出している書籍コミュニティで、先日こんなことを言われました。
『創作なんて高尚じゃない。やってることはこれまでのパクリだろう』
『そういう(オリジナリティ溢れる作品なんていう)幻想を持ててるのか。青いね』
その方は読み専に類する方で、創作する側ではありません。
だけど彼の言うように、世の中の多くであろう創作しない人達の感覚は、おそらくこのよう
なものであながち間違っていないのだろうなぁ……とは思いましたね。
ただ僕もいち創作人ですし、訂正を許されるなら、確かに『創作は必ずしも高尚ではない』。
だけども安易にパクリ──多分、歴史的な眼で観れば今の創作ってものは先人達のn番煎じ
じゃないか。という意味合いと思われる──と切り捨てて哂われるのは、聞き捨てならぬ。

……はてさて。
話が急にマクロになるやもですが、こういうやり取りを踏まえると、やはり“幻想”という
言葉はネガティブな意味合いを持つんですよね。まぁ話者にとっての「現実」ではないから
こその、幻想、なのだから当然のニュアンスなのでしょうが。
なのでまたまた換言すると、「安定」は広義に「安泰」という意味合いなのかもしれません。

「安泰」という幻想。

それは、僕ら創作人的には、不確定さに遊ぶことを意図しますが、思うに所謂アナーキーな
左派な人達にとってはその幻想(=安泰たるもの)こそが「国」や「権力」という概念なの
かなぁ?と、ふいっと思考を致します。
逆にそういう概念を前提とした「秩序」が右派、コンサバティブの拠り所・理想像であって、
だからそれらを乱す(と空想する)対象には、ややもすると彼らは高圧的・攻撃的になるの
かしらん?とも。
……なので、思考プロセスとしては、分からなくもないなぁと思うのですよね。
安穏とあぐらを掻く彼奴らに、鋭い一発をお見舞いする──(今風な表現ではロックだ、と
云うそうですが)文藝の持つ元々の性格って、そういうものなんだと思うのです。

ただ僕が、左右共々のイデオロギーに共感しうる部分は、あくまでその「一部」でしかない。

──過ぎるアナーキーには、否定し過ぎだ。そんなに斜に構えて、あんたはどうしたいのだ?
──コンサバティブのごり押しには、均し過ぎだ。あんたの理想は、僕らの理想じゃない。

何というか、そもそも『性悪説』と『人間不信』は必ずしもイコールじゃないと思うんですよ。
言わば前者は“ネガティブな方向にポジティブ”なさまです。
○○は△△だろうから、××しておけばあくどい輩を押さえられるか。そんな心構え。
だけど後者は“ヒトそのものを否定”して叫び回っているようなさまであると思うのです。
「私は傷付いた!」 なので閉じ篭り──ややもすれば次々に他人を“弾劾”しようとする
攻撃性を孕む。余計な諍いが大嫌いな僕には、てめぇこそ不穏分子だよ、と。

ただ既存を哂って、無意味だと貶して、なのに其処を滑っていきながら嘯くという衒学さ。
己が理想を信じ過ぎて、単に人を世を“統一”すれば世の中は良くなるんだという高慢さ。

そのどちらにも「安泰」することなきよう。
いち創作人として、カオスに棲む者として、僕はそう自分を律したいと思います。


(冒頭挨拶略)潔癖を是とする社会からは汚泥とも映るであろうアダルトゲーム業界ですが、
そこで培った感性があってこそ、本作の脚本は成立しました。
私を評価した頂いた皆さまには、泥沼の養分があってはじめて蓮の花が咲くのだとご理解頂
けたものと、喜びを新たにしています。
憲法に保障された表現の自由が磐石であると信じるすべての表現者が、憚ることなく創造の
翼を広げられる社会の実現を願って止みません。

(『魔法少女まどかマギカ』が東京アニメアワード脚本賞を受賞した際、原作者・虚淵玄氏
 が寄せたコメントより)

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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