日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)怒りというエネルギー

φ_(:3 」∠)_

どうもこんにちは、長月です。先日、久しぶりに同作月二更新を致しました。
厳密には他にも諸々の私事も合わさってのことだと思うのですが……やっぱり疲れますね;
まぁあれです。空白期間が長引いて疼き、加え翌月初めに更新スケジュールが詰まっている
状態が正直言ってしんどかった、という背景がありまして……。なので今回はここ数回分程
の執筆サイクル?を再調整する為でもあった、という旨を一応言及しておきます。
ですので、来月からは以前のような──月半ば頃に長編系を執筆、更新するサイクルで創っ
ていきたいなぁと考えております。

ユー録も、今回で五十章目。なろうさん換算では300部分の大台に乗りました。
また本編も当章より第Ⅳ部後編(前・中・後編の内)に突入、大都を舞台にした両者の攻防
はいよいよ大詰めを迎えます。数値もこつこつと積み重なっていき、先日はなろうさんにて
累計ユニーク9900人を突破、作品ブクマも最多の70人に達することができました。
数字の為に書いている訳ではない心算にせよ、有り難いものです。
既にツイッタ(小日記)にて言及済みですが、拙作らを手に取ってくださる皆様に、最大限
の感謝を申し上げたくm(_ _)m<多謝

……それでも、これで満足しちゃいけないなぁって思うんですよね。
言うなれば此処まで詰み上がって来た「現在」を「終着点」にしちゃいけないというか。
勿論、自分個人の話ですよ? ひたすら公募にアタックし続ける書き手もいれば、仲間内で
わいわいとやっている限りで楽しんでいる書き手さんもいる。或いはウェブ上に流すことも
なく、じっと息を潜めながら創っている方も少なくないでしょう。……ただ、自身「内」に
篭り続けた先に“堕ちる”怖さをリアルにも知っているが故、少なくとも(せめて)自分の
創作活動においてはそういった「内」を終着点にはしまいと考えている、というだけの話で。

水も風も人も、滞留すれば澱んでいく。
「進む」ことが唯一無二の価値ではないにせよ、この道を行きたいと思っている以上、常に
もっと良いものを創りたいという意識を持ち続けていきたいものです。

……まぁ、そうやって捏ね回した自分なりの“良い”が誰にしもそうであるだなんて保証、
どだい無いんですがね(;・_・)φ


そもそも、何でこんな話題(内輪に留まっちゃいけないと自分に言い聞かせる)を引き合い
に出してきたかというと、簡単なことなんですよ。

先日、喧嘩しました。ネット上で、とある物書き仲間さんと。

とはいえ、詳細を此処でぶちまけるのはマナー違反なのでしません。
少なくともその時の、相手の創作に対する態度につい僕がカチンと来てしまった、というの
が大きな原因でありまして……。

怒りとは、罪だ。

キリスト教における七つの大罪の一つに「憤怒」がありますが、嗚呼……まさしくそうだな
と実感を持って思えた出来事でありました。
事が拗れて、冷静になって、ようやく気付けたからなのでしょうが、彼に批判を向けたのは
他ならぬ僕であるのに、身が捩れるほどの罪悪感(後ろめたさ)を感じました。
じっと内省すればするほど、判る。何と醜い。何と酷い。そして──何と意味の無い。
もしかしなくても、嫉妬だったのかもしれません。
僕個人は黙々と書き散らかし、時々ぽつぽつとレスポンスが来る程度ですが、彼は自ら集団
を起こし、同好の士達が集まり、わいわいと宣伝し合っている。読み合いっこをしている。
一応僕もそこに混ざっていた一人だったと思うのですが、一方で「何でこいつの方が“上”
なんだ」と思っていたのでしょう。コンテンツ単体の質と他人からの評価度は比例しない、
なんてことは世界の現実であるのに、僕はそれを履き違えていた。その状態で、彼がいわば
“安易”な方法で登り詰めようとしているさまに、僕はカチンと来てしまったのです。
詰まる所、やっかみですよ。馬鹿馬鹿しい。じゃあ手前(の物語)は一体どれだけ評価をさ
れているんだ?って話なのです。大体、僕に冷や水を差す「義務」なんてないのに。資格だ
ってないのに。他ならぬ僕個人にとっての“違和感”の為に、僕は怒った──。

……閑話休題。
だからですね? 改めて思うのですよ。怒る──他者に対して自分の激情をぶつけることの、
何とも不毛なことか。人を憎んではいけません、とはそれこそ手垢だらけになるほど云われ
ている言葉ですが、実際その“本質部分は”間違っていないんだなぁ……と。
博愛の精神で接すれば世界は平和になる──のではなく、他人に怒りをぶつけてもしこりが
残るだけ。むしろ形を変えて怒りは「伝染」し、結果的により多くの人や場を険悪にする。
他ならぬ諍いそのものを生む。だからただ博愛でもって“諭す”のではなく、ぶつけそうに
なる時、個々人が“踏み留まる”べきなのだと考えるのです。……これは以前、雑記でも話
した内容だと記憶していますが。
ホント、馬鹿みたいです。
あれだけ争いは嫌いだ、諍いは厭だと言っている僕自身が怒る──他ならぬ争いそのものを
起こしやがった。嫌だ厭だと云っていたのはお題目かい? 違うだろ? 今までずっとそう
いう誰かを観て来たから、身体に染み込んでいる感情なんだろう……?

ここ暫くの時事を見渡す限りでも、人々が「義憤」する例は枚挙に暇がありません。
STAP細胞への疑惑──小保方氏に対する口撃。
韓国沖で沈没した旅客船──船長達や政府に対する口撃。
やれあいつは右翼だ。左翼だ──レッテル貼りと理論武装に忙しい輩どもの口撃。等々。
世の中には諍いが満ちています。むしろそれが無いと生きていけない!とでものたまいそう
なタイプの人々が群れを成しているような昨今です。
だけども、じゃあ果たして彼らは何故「憤って」いるのだろう?と考えるのに、僕はやはり
彼らがそれぞれの中の“怒り”を押し留めようとしていないからなんだろうなあとつくづく
思ってしまうのですよね……。

理由は、それこそ色々とありましょう。
信じていたものに裏切られた、暴力的なまでの理不尽に遭った、拠り立つ正義にもとる連中
が存在する──。だけど怒りとは、決して人間からなくなりはしないものの一つでも、究極
的には“自分の中だけで処理しなければならない”感情である……ような気がするのです。
繰り返しますが、怒りに任せて相手に食ってかかれば、争いが起こります。その非難の理論
がどれだけ「正しく」ても、それは争いの始まりなのです。間違いなく諍いなのです。
……だから、これはあくまで個人という領域でのもの。
組織をどうこうとか、社会をどうこうとか、そういうムーブメントとはある意味混じり合う
ことすら拒否するべき思いなんだろうなと思います。
大体、間違っている!と攻撃する意味が、立場的必要性(義務)が、本当に僕に貴方にあり
ますか? 理屈と正論で殴り倒して、相手が本気で改心すると思っているのですか? 無理
です。十中八九へそを曲げられます。少なくともしこりが残ります。
そんなことは許されない、だって「議論」にならないじゃないか!と誰かは反論するかもし
れないけれど、それは吹っかけた側の言い分でしょう? そもそも「議論」とはお互い対等
の立場に立って、尚且つ双方にとっての最善解を探す、ないし見識を深める事が目的な訳で、
決して相手を言い負かすこと──理屈で殴り倒すことではないのですから。

生身の他人相手への怒りは、何も生まない。
究極的には、其れは僕らそれぞれの中で消化するべき吐瀉物だ。
それでも生むとすれば、諍いだけ。○○と争った、△△を巡って相違があった、何よりも気
まずさばかりが残った──。
それでもまた以前のように手を取り合える程度のものなら幸いなのでしょう。だけどそれに
よって、ただ一度の激情を表明したことによって、それまでの関係性は決定的に壊れてしま
うことは大いにありうる。結果袂を分かち、疎遠になり、距離を遠くに取って、ややもすれ
ばイエスマンな同士ばかりの集団を求めてしまう。或いは諍った記憶を、不快だったという
記憶を持ち続け、それらが消え去らぬ敵意に変じてしまう。そして心の中で固着したそれは
きっと……原初の「怒り」の対象とは全くの、無関係ですらある相手にすら向けられうる。
──鬱憤晴らし。
──我“敵”を見つけたり。
すなわち義憤という名を語った、着地点の見えぬ怨憎として。

はてさて……僕自身はどうだっけ。
少なくとも、間違いなくずっと続いてきた関係性は、無い。その時期ごとに無理やりにでも
知り合いを作り、輪に入っている振りをして、だけどいつしかそれすら限界を感じるように
なって、限られた同好の士達に絞るようになり、されどそれでも持続はできず、時の流れと
環境の変化によって散り散りになり……何をトチ狂ったか、今ではネット上で何人もの顔見
知りを貪ろうとしている。

嗚呼、馬鹿だ……。あの頃と同じじゃないか。むしろ悪戻りしちゃいないか?
どうせいつかその「幸福感」は壊れるんだ。そんなに必死になって何になるというんだ?
もっと他人に対してドライでいいじゃないか。踏み込むから色々「違う」と分かってしまう。
それ自体は構わなくとも、いつか僕は、僕が宜しくないと思うその「違う」を改めようとし
ない彼・彼女に苛立つだろう。そうだった。僕が怒りを覚えるのは、いつもそういう精神の
問題だった。態度だった。そして勿論、そういった僕の苛立ちは──酷く一方的なんだ……。

小説の、物語の中だとむしろそういう人間のドロドロした部分ばかり描こうとしている自分
だけれど、それは厭いつつもずっとこういう事ばかり考えている証拠なんだろうなあ。
まぁポジティブに捉えようとするなら、そうやってより深みのある人物造形術を求めている
ってことなのかもしれないけど……(※但し読者に受けるとは限らない)

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  1. 2014/04/23(水) 00:30:00|
  2. 【雑記帳】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

おひさしぶりです。

いっつもかっつも怒ってる人は近寄りがたいですが、生き物なんだから怒りを感じる時はあって当たり前じゃないかなと思います。
逆に、自分の行動は誰かに憤りを感じさせてしまうかもしれないという思いが、人を成長させることもあります。
必要以上に怒りを悪として排除してしまうと、本人も苦しいし相手も改善点に気づけないという皆不幸なことに陥ってしまうのでは、と思うのです。

わたしは詳細を知らないので、「長月さんは何も悪くない!」とは言えませんが、少なくとも他人に怒りを抱くこと自体は生き物としてごく自然なことじゃないかなと思うのです。

うまく言えませんが、つまり元気だしてください。あんまりご自分を責めすぎないよう……
  1. 2014/04/24(木) 18:50:16 |
  2. URL |
  3. uzmz #2xgKm2Pk
  4. [ 編集 ]

こちらこそお久しぶりです。そしてわざわざお手数をお掛けしてすみませんm(_ _)m
当稿内でもこういう私情の吐瀉はすべきではないと言及しているのに、がっつりやっていますね。
まだまだ自分も大人気ないです……。

自分が嫉妬していたのだというのは(少なくとも内省してみて)事実だと思います。きっとそういう
土壌があったから、件の諍いを起こしてしまったと。だから今回に関して、自分にも非はある筈です。
既にお互い、別の場で謝り合ってお互い頭を冷やそうという話にはなっているので、報復などの心配は
ないと思いますが……正直また同じように顔を出せるかは、現状自信がありません(自身の、先方に対
する醜悪な感情に気付いてしまったが故にです)
今後は、教訓として活かしていこうと思います。
調子に乗り過ぎていた部分があったのでしょう。やはり自分にはてんこ盛りな人付き合いは難易度が
高過ぎるようで。

お気遣いありがとうございました。
  1. 2014/04/24(木) 23:00:30 |
  2. URL |
  3. 長月 #oOZ748FU
  4. [ 編集 ]

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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