日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)貴方の、彼らの原風景

大台キタ━━(゚∀゚)━━!!

前回の雑記から三日しか経っていませんがこんにちは、長月です。
既にツイッタ(小日記)や活動報告で言及した後ですが、つい先日、拙作連載(ユー録)が
なろうさんにおいて累計90000PVを突破しましたヽ(・ω・)ノ
追記(2/23):累計ユニークも9000人を突破しました。

久しぶりの大台ですね。積もり積もってまた一つ遠くまで来たものです。まぁなろう内を見
渡してみるだけでも文字通り桁違いの書き手さんがゴロゴロといる訳ですが……。
ともあれ、先ずはここまで来た自分を励ましたいと想います。そして何より、やたらに超編
(※誤字にあらず。とある物書き仲間さんの弁)な拙作らを手に取り続けて?くださる皆様
に重ね重ねの御礼を申し上げたくm(_ _)m

……尤も、ではここでもう「満足」か? というと正直言って否なんですよねぇ。
先日なろうコンに落選したのも勿論、僕という創作人にはまだまだ改善すべき点がある筈で。
件の一次選考での総評でも言及されていた、如何に“続きを読みたいと思わせるか?”──
最序盤での掴み・惹きつけ力を確固たるものにするか、それもまた自身に向けられた課題の
一つとして受け止めています。何せ『ネット小説はいくらでも書ける分、冗長になりがち』
な性質を持ちがちですから(だいぶ手遅れな感は否めませんけど……f(=_=;)

はてさて。自分の(流行にそっぽを向いて我が道を往く俺得的な)物語世界は、貴方に如何
見えているのでしょうか? 受け手それぞれの解釈で愉しんで貰えていれば結構それで上々
で、元より小説の受け自体運ゲーみたいなものだとはいえ。

程々に第三者の眼を真摯に受け止め、程々にそれらの声を受け流し、迷い疲れる事なきよう。
何より「自分」が「ものを書く」その意味を目的を見失わないようにしたいですね。


……こんな自分本位(こと)を言うと、人によっては烈火の如く叩かれますかね?
ここ最近も今までも、僕自身いち物書きとして他の物書き仲間さん(創作人さん)と雑談を
することもままあるのですが、どうにも「書き手としての自分」を何処に据えるか?という
命題に悩んでいる人が散見されるように思うのですよ。
創作人さんにはざっくり、四つほどのタイプがいるのかなぁと考えています。
一つは完全に趣味の人。その中でも自分が愉しめればいいやとある種自己完結したタイプ。
二つは世界を愉しむ人。大好きな物語世界(というかキャラクタ愛?)をとにかく語りまく
って嬉々とし、或いは同好の士との出会いや交流にこそこの営みの価値を見出すタイプ。
三つはプロ志向の人。小説で言えばワナビ、作家志望の方がこれに当たります。趣味型の人
を蔑みこそせねど、この手の人達はとかく「求道」しようという志がありますよね。そして
それが故により多く悩むし、惑ってしまいがち。
四つはそれらの折衷タイプとでもいいましょうか。趣味からちょいはみ出した交流型とか、
僕のように言うほどワナビワナビはしてないけども夢にはみる──といった感じのタイプ群
とでも。

勿論、人によってその活動の意味、目指す処は違ってくるのでしょうが、僕個人からすれば
さも“作家になることがゴール”という姿勢でいると、程度差はあれ、物書きとしての寿命
を徒に磨耗させてしまうんじゃないかと思うんですよねぇ……。
受けが悪い、数字が伸びない、賞を取れない(通過できない)──僕自身も時折陥ってしま
いがちなことではあるのですが、そこ「だけ」で自分の創作を自ら全否定してしまっている
ような人を、その場面を目の当たりにしてしまうと……こっちまで辛くなってしまいます。
本来は「いちニーズ」の筈じゃないですか。
一部なんですよ。それしかない!って自分を追い詰める必要性が、本当にあるのかなって。
ラノベで言えば今巷で流行っているジャンルがある、テイストがある。n番煎じだと批評家
気取りの人達が批判してみても、実際それで(まぁ宣伝戦略と選択肢の狭窄化があって)売
れてしまうのだから、そりゃあ先方──出版社は飛びつきますよ。しがみ付きますよ。
僕個人は批評家陣というか、創作界隈の将来を思えばもっと“多彩”であるべきとは思うの
ですが、如何せんカネの力はいち個人では如何ともし難い。
だから(無茶ぶりとは承知の上で)僕は自分を含めた多くの創り手さん達に、先方の注文に
合わせたセカイばかりじゃなく、俺が私が「新しい」セカイを叩き付けてやる! くらいの
気概で創って欲しいなぁと思うのです。
(まぁその新たなムーブメントすら、結局は版元にとっては一時の“金のなる木”としか見
られないのが捏ね回されるのが、今日びの現状なのでしょうけどね……)

僕達は根源的に“分かり合えない”
もっと言えばそれだけ“拠り立つものが違う”ということ。
作家志望者と版元という二者ですら『見果てぬ夢』とその『他人の夢で商売をする』という
ような違った行動原理で動いているのだから、結局はどちらかがどちらかを折れさせなけれ
ば(或いはどちら共が折れるかしなければ)両者の関係は成立しえません。

──作家な自分という見果てぬ夢を、もっとドライに食う為のツールと割り切る。
──出版権力に利用される。それを承知で(夢実現の為に)彼らとの契約関係に踏み切る。
──藝術性なんてどうでもいい。娯楽というニーズが世にある。それを補充してやるだけ。
──或いはカネよりも、無数の志望者達のセカイを“育てる”ことに喜びを感じるのか。

だからどんな解釈も態度もある意味「正解」で、同時に「正解」ではないのだと思うのです。
むしろ問題なのは、戒めるべきは、彼が彼女その選び取った一つのそれを「正しい筈だ」と
周囲に押し付けることにあるのではないか? と。

経済だけではありません。政治だってそうです。いやむしろ社会の隅々、個人同士のレベル
ですらそのきらいはあるのではないかと薄ら寒くあります。

『もうガツガツしたり、社畜的な生き方をするのは止めよう』と言ってみても『馬鹿野郎!
稼がなきゃ負けるんだよ!』と怒鳴られる。
『今までの国の在り方は偏ってきた。正さねばならない』と言ってみても『その主張は間違
っている! 旧い価値観の押し付けだ! 権力の横暴だ!』と怒鳴られる。

さて……どっちが正しいんでしょう? 何が正しいんでしょう?
僕からすれば、そうして“敵”を作り、ぎゃんぎゃんと喚き(嬉々とし)攻撃している時点
で──その自分達の行為が“正義”だと信じてしまった時点で──「正しくない」だろうよ
と思いますけどね。甘いですかね? 嗚呼、だから僕らは分かり合えない。結局“異物”が
在ると分かれば、それに防衛の姿勢を取る──排除的にならざるを得ないんだから。
(繰り返しますが、だからこそ、その排除の姿勢を排除しようとする相手方と分かり合おう
というのはどだい困難を極めて当たり前な訳でして……)

先程、僕らは突き詰めれば“拠り立つもの”が違うのだと言いました。
それは多分、言うなれば『原風景』とも言えるんじゃないかなと思っています。個人がその
イデオロギーを抱く原因となった、世界に事情に対する大きなイメージ。それは人によって
まちまちで、規模も違って、だけど中々忘れられないもの。
ワナビならば──夢みた作家としての自分。その切欠となった先達との出会いでしょうか。
勤め人ならば──就職するまでの自分。挫折の経験と得てきたもの。“大人になる”歴史。
某首相ならば──在りし日々のこの国。美しい伝統、技術によって輝いてみえたその見聞。
だけどもそれは、彼の彼女にとっての『原風景』です。それ以上でもそれ以下でも本来なら
ば無い筈です。似通ったそれを持っている人もいるでしょう(だからこそ支持者という存在
が成立している訳で)しかし貴方の持つ『原風景』を他人にも持てと、持たなければ“正統”
ではないと排他的になるのは……少なくとも凝り固まった「正しさ」だよと僕は強く思って
なりません。

とはいえ……ならば『原風景』を個々人全てから一切無くしてしまえ!というのもまた無理
で無粋な話だとは思うんですけどね。
それらは強いイメージなのです。それらは彼が彼女が抱く夢であり、時にはその目標の為に
進み往く「芯」でもあるから。その人の信念を作った、起源であるから。
(さりとてそれらに固執するばかりではNGだというのは……言わずもがなですが)
ただ僕は、そうした『原風景』の内ある一定の勢力ばかりのそれが優位に立ち、そうでない
者達に彼らのそれを棄てさせるように仕向けんとする現実が在ることが、何よりも哀しく、
腹立たしく、虚しい。とてももどかしいのです。

狭めるべきではないんだ。僕らは選べるべきなんだ。きっと選ばなくちゃいけないんだ。
利も不利も、僕らが全部含めて受け入れて、それでもしっかりと頷ける選択(と妥協)を。

たとえそれが結局「乱立」状態であっても、論理的に合理的に「最善」ではなくても、それ
が多分、関わる“皆”が一番win-winでいられる環境(せかい)だと思うから。

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  1. 2014/02/21(金) 15:30:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

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