日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)箱庭<モノガタリ>の中の幸福

寒い(:3[_]。oO(そしてなろうコンも落選を確認)

全国的なものなので既に皆さんも身に染みてご存知の事かと思いますが、ここ暫くの寒波は
異常ですね。自分の住んでいる所は幸い二度ほど軽く積もった程度で済みましたが、中には
交通網が遮断され孤立してしまった地域もあるとか……。
というか地球温暖化じゃないのかよ? と思った素人ですが、どうやら温暖化ってただ単に
暑くなるだけではないらしいですね。人伝に聞いた程度ではありますが、厳密には寒暖差が
激しくなることなんだとか。……仮に一年の内の暑さエネルギー(仮)みたいなものに容量
があるとすれば、なるほど一頃に暑くなり過ぎれば別な一頃は寒くなる他ないよなぁ……等。
                                 修造さん、早く帰って来てください;;

一方この一週間ほど、自分はというとゴロゴロしていました。久しぶりに面白いフリゲを見
つけて数日掛けてやり込んでいたのと、執筆後の反動からひたすら寝ていたという感じです。
今日で八日目なんですねぇ、連載(Dear~)をUPしてから。
これを「まだ一週間」と感じるのか「もう一週間」と感じるのかで日々の余裕にだいぶ差が
出てくるような気がします。
……ええ。自分はすっかり後者ですよ?\(^q^)/

どうにも「創らなきゃ」に絡み付かれてしまっている今日この頃ですね。まぁ創作中毒自体
は、もう今に始まった事じゃないのですけれど(諦観)
そうしてここ暫くを振り返ってみれば、以前よりも数字に惑わされている──つい一喜一憂
していたり、差し出がましく方々の創作人さんやそのコミュと繋がろうとしてみていたり。

うーん……。スマートじゃないんだよなぁ_| ̄|○


だからか、そう数字(アクセスやレスポンス等)を観ていると、ぼやっとその問いはずっと、
自分の傍に貼り付いて中々離れてくれないのです。
即ち『僕が描く物語は、果たしてどれだけの需要があるのだろうか?』ということ。
もっと換言するならば『僕が描く世界観・価値観はどれだけ“受けて”いるのか?』という
疑心であるのです。
……まぁ、今まで例の如く自分の中(や向けられた問いに対して)繰り返してきたように、
詰まる所はそこを「第一義」にしていては(精神衛生的に)物書きとして長くもたないぞっ
て云いに尽きるんですけどね。少なくとも僕自身は、ものを書き始めた取っ掛かりは、名声
だの何だの「外」側にではなく、ただ自分の中の世界や思考を「形」にしてみたかった──
その手段としての小説というものに気付いてしまった時点でせずにはいられなかった、酷く
「内」側に在った(在る)口ですので。

でも……だからこそ、なのですよ。
自分の描くものがエゴから出発していると自認している──「他人の為」に書いている性質
では元々ない以上、やはり一方で、その思い描くものらが独り善がりなそれになっていない
か?という自省の念も強くなりがちで。お仕事=前提として他人を巻き込みながら書くこと
でないなら、別にそれでいいじゃないか──という免罪符も、僕には効果が薄いようで……。
要するに齟齬なのです。
『自分という書き手は、よく陰鬱なセカイばかり描いている』けれど、
『世の読者層の少なからずは、明るく娯楽性の高いセカイを望んでいる』という事実。
こうした現実を目の当たりにする度に、それらに合った物語達が先ずもって彼らに好まれる
様子に、正直言って僕は唇を噛んでいる……。

──やっぱり、皆“幸福”な物語が好きなのかなぁ?

突き詰めると僕はいつもそこに至ってしまいます。
悲壮感なんてものは物語の世界(そこ)には要らず、色々文句を垂れたりドタバタ騒ぎがあ
ったりしても、最終的にはキャラクタ達全員がほっこりできる大団円なエピソード……。

……正直、物足りないんですよ。許せないというか、違和感というか。
まぁどだいフィクションなんだから突けば多少なりともボロは出るし、そういう見方をする
こと自体今や“野暮”だという風潮に為って久しいですが、それでも僕個人は所謂ラブコメ
調?な世界観たちに馴染めないでいます(慣れの問題とかもあるんでしょうが)
多分ですが、そういったお話が誰かを「慰める」目的として「設えられた」ようにみえてし
まっている所為なんでしょうね。だから冷める。あと個人的な僻みもきっとあって、現実と
してそうした作品群が「受け」ている潮流に自分が追随すべきではないという気がしている。
……思い浮かばないんですよねぇ。いざ書こうとすると。
日頃、週刊三題などコンスタントに物語を作っている自分ですが、ややもするとその毛色は
暗いものばかりになってしまいます。

ほっこりほのぼのした世界より、基本陰鬱で救いのないエピソード。提起を突きつけるもの。
全体的に「光」溢れる世界より、むしろ包囲される「闇」の中で一条の光(その者にとって
の良きもの)を見出してピリオドを結ぶエピソード。

正直言いまして、万人受けはしない筈です。ましてや一般的な娯楽小説と呼ぶのは難しいの
ではないか?とすら自分でも思います。なのに『安易な勧善懲悪に流れていないのがいい』
とか『幻想的な世界観が好きで楽しみにしています』とか、或いは『物語にがっつり入り込
めて、少しずつ読ませて貰っています』などとコメントが貰えていたりする。
嬉しいのは勿論嬉しいのだけど、一方でそういった声が、僕の中の(大勢としての世間との)
齟齬や疼く虚しさを掻き立てたりもして……。

勿論、小説なりその他様々な媒体の創作物において、その「好み(求める処)」というのは
文字通り人それぞれである筈です。
そこに癒しの一時を求める人もいれば、物語世界やキャラクタに入り込んで感情を二転三転
させている人もいる。或いは物語の中に散りばめられた謎やメッセージを読み取る、それら
を踏まえて自身を他者をを見つめ直すことに大きな意味を見出す人もいるし、中には現実的
ではなくしかし妙に威力のあるエログロナンセンスを悦び、愉しむ人もいる──。
……僕は後者なのかな? 或いはもっとぼやっと、ただ「知」を積みたいと願う者の一人か。
『本を読む時くらい休みたいよ』『御託を並べたいなら論文でやってろ』と言う人もいるし、
『(昨今のメディアミックスに否定的な理由として)小説は小説で完結してこそじゃないか』
と眉を顰め、力説する人もいる。ついつい僕は(他の書き手さんも?)前者を「大勢」──
“正解”だと捉えがちだけど、そもそも小説という媒体自体、一体どれだけいち個人の心に
影響を与えられるものなのか? さりとて、各々の物語世界に研鑽を怠らないのは勿論だと
しても、前提として「俺の物語」で「他人を変えてやろう」と目論むこと自体、間違った認識
ではないか。今日び経済という意味でエンターテイメントな創作が目立つにだけで……。

物語が資すれうる“幸福”って、何なんだろう?

このクソッタレな現実から一時離脱して、別の、癒しの空間を得られること?
このクソッタレな現実から一時離脱して、箱庭の中で重ねた“敵”をぶっ飛ばす爽快感?
このクソッタレな現実から一時離脱して、それでも立ち向かう知を見出して、また歩むこと?

僕からすれば大よそ、大なり小なり日々痛みや辛さ──から熾る憎しみと闘うさまに思える。
たとえ人によって、それらに対する行動自体は違ったものになっていても。

“共感”させないといけないんだ。自身の“怨嗟”をぶつけるだけじゃ……芸がない。

僕らの幸福は、言われるほど画一的ではない筈だけど。
だけど──もし少しでも、色んな人がそれぞれに抱いたその感慨の先で、僕らの物語を足掛
かりにして歩いて往けるのなら。

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  1. 2014/02/18(火) 18:00:00|
  2. 【雑記帳】
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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