日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)丸くなりし意思(イシ)の

執筆オワタ\(^o^)/

先刻、Dear~の三章目をUPしました。少し分量控え目(当社比)ですが、まぁ大事なのは質
であって量ではない──少なくとも最優先事項ではないですよね。
そして以前より言及している通り、同作は中編扱いです。前作『死に損いのデッドレス』と
同様、現行プロットの〆まで書き終われば一先ずの〆とする予定です という名の放置プレイ
なので、次回更新──四章終了で以って同作は完結となります。
引き続きもう暫く、他の拙作ら共々、私の物語世界にお付き合いくださるのならありがたく
存じますm(_ _)m

三章終了時点で、計78000字弱(なろうさん換算)
作品にも依りますが、自分の書く“一章分”は大体2万字前後なので、次の更新&完結時には
10万字程度にはなっているでしょうか。
実は何気に、今作は後学の為に「小説賞公募が定める規定分量内に収める」練習も兼ねている
ので、どうやら何とか収まりそうですね(;=ω=)-3 まぁ厳密にはその頁遣いに依るのでしょう
けれど……(業界としては、実分量というよりは枚数換算であるようなので)

嗚呼、やはり執筆中毒。
あと実分量と実感の齟齬──感覚の麻痺も、中々どうして増しているようでφ_(:3 」∠)_


話は変わりますが、新しい都知事決まりましたね。
まぁ僕は関西在住であって都民ではないので、どのみち選挙に関われる身ではないのですが。
それでも報道を観ていて「何だかなぁ……」という感慨はありました。とはいえ、どれだけ
雪が凄くてとか候補者多過ぎとか遠因はあっても、民主主義()のプロセスを踏んで弾き出
された結果ですから、僕らは粛々と受け取るだけです。                
             まぁどうせ、また暫くしたら“首獲り”が始まるでしょうしね。
             というか、猪瀬氏を引きずり落とす必然性はあったのか……?

……何ともまぁ“現実”の壁って分厚くって執拗ですよね。忌々しい。
そう僕は遠巻きに(いやらしい処世術として)観ていたのですが、そんな一方でオンライン
上でははたと我が身を振り替えさせられる一コマがあったりしました。
言うなれば、現実とは対極にある“理想”という想い。その想いを強く抱いて語る若者。
先日よりお邪魔している小説コミュニティです。前回の雑記でも引き合いに出している主さん
なのですが(しつこいようですみません)その方はある意味頑なに、ある意味自分の核として
語っていたものでした。
具体的な話はここでは差し控えさせていただきます。当人の安寧と名誉に差し支えるので。
ただ僕や他のリスナーさん達の幾人かは「心配」していましたね。その信念という名の頑なさ
は、往々にして世俗の価値観からは厭われる虞がある(別にいいやってなら無用な念ですが)

それでも──僕は眩しかった。今回はたと自分を省みる切欠になっている。
確かに彼の(世俗と敵対する)信念は危なっかしい。だけどそれは散々「視野が狭い」だの
「協調性がない」だのと両親から窘められてきた(いや、窘められている)僕自身ともダブ
って視えるもので。だからこそ、僕は「嫌い」ではなく「心配」を抱きます。嗚呼、彼も僕
と同じような道を辿っているのかしら……? そういう老婆心的な(苦笑)
そう、老婆心。繰り返しますが、お節介。
何なんでしょうね? 他人に対してこういう心境を抱くことが増えた気がするのは、それだけ
僕も歳を食った──老いたという証明なのでしょうか。それともこんな屑野郎でも曲りなりに
“大人”に為れている兆しなのでしょうか。
……故に、想います。はたと我に返っているのです。

若さって何だろう?
尖った個性って、何なのだろう?

この主さんの姿を見ていて、今までの自分なりの見聞から考えるに、それはつまり(良くも
悪くも)若き衝動をいつまでも持ち続けていること──精神が若々しいことにあるのではない
かと思うのです。確かにそれ(精神的な若々しさ、荒々しさ)は歳月と共に磨耗していく定め
にあるけれど、意識的にこれらを自分の中に押し留めている、押し留められる覚悟(つよさ)
を持っている人は……眩しいと僕は思う訳で。

“大人”になるって、だから二面性なのですよね。
好意的に解釈すれば社会の一員として適切な態度や心持ちを獲得するに至る──世俗に溶け
ゆくさまですし、反骨心を持って解釈すれば、時には自分の芯(核)をへし折ってまで世界
に妥協していくことでもあって……。
『世間様(そっち)の都合に合わせた眼に、狭いも広いも語る資格はない』
『ただ馴れ合う為の協調性なら、そんなものは要らない』
だからそういった妥協──“現実”を撥ね退けて自分の“理想”を優先しようとすると、周
囲とは中々「馴れ合え」ない。俗に尖っている、なんて評が下る訳です。忌々しい。
よく“丸くなる”なんて云いますが、それは“大人”になると同義なんでしょうね。しかし
その尖りを削り取っていくまでの『当人の葛藤』と『周囲が被る迷惑』は、果たして同列に、
いやむしろ後者を絶対(より傾く天秤)として語るべきなのだろうか? というのは、今回
のような切欠を得たりすると思う処なのであります。

時を前後して、それに関連する談義というものを、僕は創作仲間さん達としていました。
「悪役」とは何ぞや?
「魅力ある悪」とは何ぞや?
参考までに、僕なりに回答したのは、
・悪役=自分(達)の目的(正義)の為に「大勢」や「秩序」を犯す存在。その“演者”。
     配置されたものども。
・魅力ある悪=倒されることが前提であるカタルシス要因、ないし、こちら(読者)の価値
         観を揺さぶってくる知的トリックスター。
といった感じです。補足するならば「悪役」と「悪人」は被る部分はあれ別物でしょうね。
前者は構造的に観た場合の評ですが、後者は人格そのものでしょう。こと演者が演者たらし
められる明確な「目的」を持たない悪というのは、それだけで第三者群にとって脅威です。
……お気付きでしょうか? こうしてみると、結局は“数”なんですよね。
個別具体的に「正しい」か否かは充分条件ではあっても、必ずしも必要条件ではない。むしろ
この世界──人々──“現実”にとっては、今ある大勢なり秩序にそぐうかどうかという点が
実際はより重要視されているのではないでしょうか?
……ここなのです。件の彼を僕が「心配」してしまうのも、多分これがあるから。
忌々しくも圧倒的な現実。どれだけ個が「正しい」と信じていても、世界がそれを否定する
ならそれは「正しくない」ことになる。その現実に、理想を潰し回り希望を刈り取って回る
この暴力的なまでの威力を、彼はどれだけ理解しているのだろう? それらに直面した時、
彼はどれだけ正気でいられるのだろう?と。

若さなのかなぁ……。そんな一言で片付けてしまいたくは、僕だってないのだけど。
気付けば随分と僕も日和見というか、この“現実”に屈してきたんだなぁと、そう件のコミュ
でのやり取りがある中で想ったのでした。中々どうして“理想”論から遠退いてしまっている
じゃないかと、自分を密かに哂ったものでした。
少なくともそれらは「成長」とは呼ばない気がします。老成というか、諦観というか。

それじゃ駄目なんだと“理想”的には云われるし、実際諦めた・冷めた人々の「数」を結集
しなければきっと“現実”──もとい幅を利かせている今の「権力」側はその椅子を腐らせ
てゆく一方なのでしょう。
でも……そこまでアクションを起こそう、という気には中々なれそうにもない。そうやって
敵を作って“闘って”みた所で、どれだけ得られるものがあるのか? 仮に得ても、また別
の誰かがそれを奪いに来るだけじゃないのか? 本当に、意味なんてあるのか?

理想を叩き潰すのは誰か。
希望を刈り取るのは誰か。
その癖、僕らには「自力」を説教して。
世界は都合よく変わってくれなんかしない。

だから?物語がある。
その中で僕らは善人に為れるし、悪人をぶっ飛ばせる。スッキリする。
だけど僕らは知っている。それは結局慰めなんだと。
だけど僕らは生きていかなければならない。この世界と折り合いをつけて。
「敵」って何だ? 本当にそれは常に「他者」なのか?
それは自分自身でもあり得るって可能性、向けられるってこと、忘れちゃいないか?

何処かで“区切”らなくっちゃ、僕らは延々と戦い続けるしかない。
やっぱり根源的には、選挙だって何だって虚しいんだ(ぼくらはわかりあえないんだ)。


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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

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