日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)流行り廃りにぼやっと思ふ

……書かなきゃ(義務感)

当庵左側の月別履歴(カレンダーな部分)を見れば分かるかと思いますが、先週にユー録の
更新と雑記をしたためてから、何もUPできてなかったんですよねぇ(新記事扱いにならない
更新なら、折につけて今までもやってきてるんですがね)今週分の三題ははたとネタが思い
ついたからいいものの、本当、すっかりただ日課?をこなしているだけの創作活動になって
しまっている……φ(=_=;)

前回、遅まきな新年の挨拶を済ませた雑記から早一週間ほどが経とうとしています。お正月
モードもすっかり終わり、世間の忙しなさもまた戻っていくんだろうなあ。実際今年になっ
て二週間と経っていないのに(厭になる)ニュースがごろごろ……。まぁメディア関係者は
それがお仕事なんだからといえばそれまでなんですが。

自分個人の近況は、年始からユー録執筆→だるんと休んでた→さてぼつぼつDear二章目だ、
といった流れ。近日中には執筆モードに入りたいなぁと、身体を調整せんとしている所です。

正直、書き出すまでが(書いている合間合間よりも)しんどいんですよねぇ_(:3 」∠)_
特に締切りを求められている訳でもなく、先延ばしにしようと思えばできてしまうのですが、
如何せん間が空くと筆感覚はどうしても鈍ってしまいますし、ただでさえ満足──フルスロ
ットルに動けない我が身・我が時間が尚のこと勿体無く思えてしまいます。まぁぶっちゃけ
手前の意地?だったり義務感がそうさせているに過ぎないのでしょうけれど。
(しかし、それが故に厄介な訳ですな)

世界が煩くて、物語(セカイ)を創る?
物語(セカイ)を創りたいから、世界が煩い?

どれだけ虚しさを埋めようとしたって、そこに「解決」なんてある訳ないのになぁ……。


年末年始から松の内にかけて、僕はまた一つ創作系のコミュニティに顔を出すようになりま
した。コミュ主さんはいわゆるワナビな方で、のんびりとした男性のようです。当人が駆け
出しだということも相まって、まったり雑談な時もあれば、公募通過経験者なリスナーさん
によるプロ作家になる為にあれこれ(批評もとい叱咤激励)な時もあります。
……いいものですね。
何がって、こういう同好の士らとの語らいがです。
どうしても自分一人「だけ」では考えること一つにしてもすぐにどん詰まりに至ってしまう
ものですが、他人のやり取りを聞いているだけでふっと、思考の枝分かれ──思いつかなか
った考え方・価値意識などを目の当たりにできてこっちまで満たされる気がします。コミュ
力は基本的に残念仕様なのですが、それでも折につけて他人求めてしまう(恋しくなる?)
心理というのは、こういった知的な潤い欲しさにも起因するのかなぁと思ったりで……。

それでも、一方でそういった「他者」へ踏み込んでいくことができない時、というのも自分
にはまたあります。
それは単に心身のエネルギーが足りず休むしかないからという場合もあるし、以前の語らい
や余所での見聞きに思う所があり、凹んでいる場合も含まれるでしょう。……そして何より
も、つい及び腰になってしまうその理由は“あの恵まれた場所に僕はいてはいけないんだ”
とでもいうべき後ろめたさが、大きく膨れた時分であるから……なのですよね。

『もっと宣伝しなきゃ誰も読んでくれないぞ』
『没にしろ。その小説に“読者”を楽しませる要素がないのなら、無価値だ』
『ラブコメなら大抵のレーベルは歓迎しているけど、シリアスはその時点で切られる(倦厭
される)っていう所もあるから』

正月休みでもさっと増えた、積み重なってきた僕の拙作らへのアクセス。レスポンス。
だけどそれは例の如く時期的・一過性のもので、それこそ「ちら見」ばかりではないのか。
そもそも相対的に観れば、自分よりも読まれて──手に取られている作品の何と多い、その
数値的指標らの桁違いさなことか。
偏った好み、思考停止の悦楽脳だと哂ってみせても、やっぱり「勝った」奴が正義で。
流行りに乗らないことが流行りだ? そんな“プライド”なんて捨ててしまえ。
僕は、何故書いているのだろう?
僕は、一体何の為に──。

もう何度繰り返したか分からない自問自答です。その度に好きなことをやるんだから好きな
ようにしていればいい(精神衛生的にも)と嘯いては、自分を他のぼやく誰かを一緒になっ
て慰め合ってきたものです。
一面ではそれも正しいんですよね。プロになるんだ!みたいな気負いとは一線を画し、ただ
趣味として楽しめればそれでいいんだとしていればそれだって立派な創作人なのであって。
……でも、何とも気難しい性分というか、少なくとも僕個人は実際そこまで「ライト」な風
に創作活動というものを割り切れないでいるのを自覚しています。
“あわよくば生業にしたい”
“ただの娯楽で終わらせたくない”
十中八九執着心なんでしょうね。物書き仲間さんによってはやたらストイックとか、修行者
みたいだと言われたりするのですが(苦笑)
揺れているんでしょうね。こっちはこの営みにしっかりとした「意味」を見出し、究めたい
のに、世間様のニーズからはそんなことは求められていなくて、ただ日々の彼らを癒してく
れる(慰めてくれる)娯楽であればいい──そうでなければ要らない、といった齟齬。

ごろっと内容は変わりますが、実例を挙げるならば昨今のソーシャルゲーム界隈の姿にその
証明を観ることができると思います。
タイトルの多さ、登場する(男性向けだと大抵美少女(風)にアレンジされた)キャラクタ、
そしてそれら各方面から漂ってくるn番煎じ臭──。どだい創作は先人達によってジャンル
なり技巧なりは出尽くしているのだから……という云いはあるにせよ、何とも「量産」され
るキャラクター達、物語であることか。冒頭とはまた違う、書籍系コミュニティの主さんの
弁を借りるならば『回転寿司方式(たっぷり供給されてくる中から好きなのを選ぶ)』とで
も言わざるを得ません。
だから(個人的にオンゲの類に良い思い出がない所為もあるのでしょうが)こうしたさまを
以前よりも観るようになって、ふいっと哀しくなることが増えたように思うんですよ。
──やっぱり、物語も今の社会では「消耗品」の一つでしかないんだなぁと……。
回転寿司、好きなものを自由に選ぶと言えば聞こえはよいですが、それは同時に選ばれなか
ったストーリーないしキャラクタ達は彼らにとっては「雑他」に等しい訳ですよね? でも
だからといって、選ばれたもの達ももの達で、ブームが過ぎれば同じように放棄されていく
末路を少なからず辿る。それでも物語は量産され続け、版元らによる「営業」がまた新しく
ブームと呼ばれるものを造っていく──。

先述のように、手に取られる為には相応の“努力”を惜しむ(怠る)べきではないという弁
が、やはりこの世の中では幅を利かせています。
されど、皆さんも経験があることと思うのですが「宣伝」って……鬱陶しいんですよね。
頼んでもいないのに買いませんか?欲しくないですか?としつこく訊ねてくる。ハガキを投
げ込んでくる。オンライン上ではちょっと調べ物をしただけで関連商品のウェブ広告ばかり
になる。婚活しよ?とアニメキャラ風のバナーが出る。余計なお世話なんだよチクショウ
本質的に“宣伝=ごり押し”なんですよね。だから営業って、そういう向こう側の嫌悪感に
どれだけ鈍感でいられるか、自分の「商品」を数あるものらの中からプッシュできるか?と
いう技術でもあるのかなぁと思うのです。
……だからなのか、僕という人間はどうもそうしたガツガツした「正しさ」とは反りが合い
ません。即ちそうした広告戦略(ごりおし)によって生まれたムーブメントにも、何となく
従いたくなくて、少なくとも本当に必要に迫られなければ見繕おうとも思わない……。

哀しく思います。たとえ実在しなくても、使い捨てられると分かっていても尚、一見無尽蔵
にn番煎じにキャラクタ達が生み出されているということが。
虚しく思います。その一時こそ心を向けられても、熱(ほとぼり)が冷めてしまえば一転、
元からいなかったと同然に忘却の中へ葬られていく、その落差が。

僕らは恵まれていると云う。自由で、色んなものを選べるんだと云う。
だけど……本当にそうなんだろうか? 勿論皆が皆そうだとは言い切れないし思いたくない
けれど、その実は蔓延る宣伝──我先にとムーブメントを作り出そうとする者達のタクティ
クスの中へと、僕らは常日頃引きずり込まれているのではないのか?
僕らはこの世界で「選んで」いるのではなく「選ばされている」のではないのか?
世界は、所詮そういった場所(フィールド)に過ぎない……のかもしれない。

「娯楽」に意味を求めることがそもそも間違ってる──なんて言い切る人も多いけれど。
僕は求めたい。自身創っている一人だからということもあるし、ただ漫然と消費するだけと
いうのは物語やキャラクタ達(かれら)に失礼だとすら思う。せめてこのクソッタレな世界
と折り合いをつけて、明日を過ごす糧を成す。そうでもなければ……いったい何の為の物語
なのだろう?消費されゆくセカイとヒト達なのだろう?

苦しさを、紛らわせる為に手に取る。憎しみを解毒するために。
虚しさを、埋める為にまた筆を執る。憎しみが固着しない内に。

それはきっと、殆ど不治の患いだ。
だけどきっと“感染”させてはいけないものなんだ。

スポンサーサイト
  1. 2014/01/13(月) 01:00:00|
  2. 【雑記帳】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<(長編)Dear SORCERY〔2〕 | ホーム | (企画)週刊三題「憤書」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://higurasisouann.blog27.fc2.com/tb.php/407-1de2da61
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
します。

訪問者累計

最新記事

最新発言

検索窓

月別履歴

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

分類/索引

【案内板】 (2)
【小説:短編】 (20)
本の蟲 (1)
硝子野不動産店 (1)
夏の日の幻影 (1)
四番線の彼女 (1)
夢視の宿 (1)
線を曳く町 (1)
炬燵の神様 (1)
三者三盗噺 (1)
色眼鏡 (1)
奴らは攻城戦師 (1)
詰め替える (1)
同じ籠の狢 (1)
二十年後の遺言 (1)
轍の先 (1)
水に流せば (1)
真夜中の御二柱 (1)
いつか見た夢 (1)
神様達の初詣 (1)
白い花束 (1)
丸の代償 (1)
【小説:長編】 (142)
Amethyst League (6)
アンティーク・ノート (3)
ユウキのヒカリ (5)
NIGHT GUNNERS (5)
レディ・ルーン-Bonds of RU'MEL- (6)
ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle- (83)
死に損いのデッドレス (5)
Dear SORCERY (4)
サハラ・セレクタブル (25)
【企画処】 (319)
週刊三題 (309)
その他参加物 (10)
【資料庫】 (15)
【落書帳】 (6)
【詩歌帳】 (6)
【雑記帳】 (305)
【読書棚】 (30)
【遊戯倉】 (23)
path. (4)
decide: (3)
ユー録FW (15)

記事録

交友関係

このブログをリンクに追加する

(RSSリンク)

(QRコード)

QR

@long_month からのツイート