日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)星に願いを、心に光を

先日、実家が地デジ化しました。長月です。
でも僕は乗り換えません。何だか業界の思惑にまんまと嵌るようで癪なので。
だってですね、ああも乗り換えろと必死過ぎるほど画面の隅を占領してまでアピールされた
らこっちも意地になってしまいますよ。せめて補助金が出ていたらな……。
世間的には七夕ですが、今日も今日とてPCの前で創作思案です(成果は出ていませんが)


季節の流れは早いもので、もう七月なんですよね。
年始に初詣へ出かけて「今年こそは自分をレベルアップさせるぞ」と地味に祈ってみたりし
たのがつい最近の事のように思います。これも歳の成せる業かorz
実際、特に物書き方面に関しては色々と変化……というか挑戦を続けている最中です。
この晒し場を設けたり、なろうさんに投稿したり。
でも相変わらず、創作意欲は沸いたとしても中々形にならぬ遅筆ぶりで。まだまだ精進が足
りないなぁと思わされる日々です。

そう、創作趣味に関しては比較的嬉々な気持ちを抱いているらしい自分。
だけど、リアルの世界はそんな僕の安寧を吹き飛ばすくらいに陰鬱で、手詰まりで。
東日本大震災、それに伴う原発事故(というよりも人災の域)の諸問題。にも関わらず一向
 に手を取り合う事もせず揚げ足取りばかりをしている、政治のうんざりする現実……。
言わずもがなですが、どうにも世の中は暗雲というか長く閉塞感に落ちている気がしてなり
ません。それはこの国だけではなく、多分世界全てを少なからず覆っている事なのでしょう
けれど。故に、僕はしばしば思って立ち止まってしまいます。
そうした現状が周囲に横たわっているのに、自分は何を創作(しゅみ)に現を抜かしている
のだろう……?と。
しかし、そこでまた別の意識も顔を出します。即ち自分が現実的なアクションを何かしたと
して一体何になるのかという一種の諦観のようなもの。実際、僕自身はあまりフィジカルな
変革活動?に身を投じる事には漠然とですが危うさや空虚さを感じる人間でもあって……。

しかし思い返してみれば、僕自身もその心情は徐々に移り変わって今に至っているように思
います。
昔は対立し醜さを晒す人間というものを憎み、疑問に思い、何故?を突き止めようとして。
でもそこに明確な「答え」などはなく、何よりも彼らを憎む自分もまた結局は同じ穴の狢な
のだと気付き。
そして今は……少し丸くなれたのか否か、人を嘆きながらも人の救いを探したいと思うよう
になっている。
憎しみを文面にぶつける事は比較的容易です。でもそれを手に取った誰かは一体何を思うの
でしょうか?
『せめて物語の中だけでも心休まる思いがしたいよ──』
かつて友に言われたその言葉は、当然思い至るべきだった事に僕を導く一因となりました。
確かに凝縮した現実(の諸問題或いは人の業のようなもの)という名の物語も魅力であり、
少なからぬ ニーズがあるのだと思います。でもただ現実の陰鬱さだけを突きつけるだけで
は──少なくとも物書きとしては何か足りないように僕は思うのです。
むしろそれらに固執してしまえば、自身が憎しみの中に還っていってしまうのでは……? 
そんな可能性すら過ぎります。
肝心なことは「問題提起する自分に酔う事」ではなく「提起された誰かの糧になれるのを喜
べる事」。他人の娯楽や成長の為に自分を犠牲に──とはまでは言わなくても、自分で、皆
で一緒に『光』を見出す為の模索を続けること。それが現在の所、僕が思う所の創作の先に
あるものなのではないかと考えています。
(尤もそうした模索に関わる事すらもまた“酔っている”状態なのかもしれませんが……)

今夜は七夕。織姫と彦星が一年に一度出会う日。
星に願うなんて、神頼みだなんて、所詮は慰みにしかならないじゃないか──。
否定はしませんしできません。でも僕らは弱かったり強かったり。だから心休まる何かだっ
て欲しい。強くなる為のステップが──支えとなる何かが欲しい。それが物語の中の一時の
安息でも、凝縮された問いかけ(によって新しく見えてくる世界)であっても構わないので
はないだろうか。そしてそれが僕にも担えるようになれば、少しは一介の物書きとして、紡
いだ言葉たちも報われるんじゃないかって……。
青臭いと哂われたっていい。
斜に構えて嘯き楽になるよりは、悶々としてでも立ち向かっていく姿の方がずっと「生きて
いる」って思える。
大仰で、柄じゃないかもしれないけれど。思うだけなら、願うだけなら誰だってできる。
だけど義の無い力は不義であり、力の無い義であってもまた空論で……。
だったら皆で力を合わせればいい。考えられる人もいれば動ける人も沢山いる筈だから。

そうしてもっと、いや少しでも、世の中が良い光の方へと向かっていけたなら──。
例え慰み程度だとしても、今日ぐらいそんな事を願ってみても悪くはないですよね。

スポンサーサイト
  1. 2011/07/07(木) 21:00:00|
  2. 【雑記帳】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<(短編)詰め替える | ホーム | (雑記)此処からまた一歩>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://higurasisouann.blog27.fc2.com/tb.php/39-1df89b7a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
します。

訪問者累計

最新記事

最新発言

検索窓

月別履歴

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

分類/索引

【案内板】 (2)
【小説:短編】 (20)
本の蟲 (1)
硝子野不動産店 (1)
夏の日の幻影 (1)
四番線の彼女 (1)
夢視の宿 (1)
線を曳く町 (1)
炬燵の神様 (1)
三者三盗噺 (1)
色眼鏡 (1)
奴らは攻城戦師 (1)
詰め替える (1)
同じ籠の狢 (1)
二十年後の遺言 (1)
轍の先 (1)
水に流せば (1)
真夜中の御二柱 (1)
いつか見た夢 (1)
神様達の初詣 (1)
白い花束 (1)
丸の代償 (1)
【小説:長編】 (150)
Amethyst League (6)
アンティーク・ノート (3)
ユウキのヒカリ (5)
NIGHT GUNNERS (5)
レディ・ルーン-Bonds of RU'MEL- (6)
ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle- (88)
死に損いのデッドレス (5)
Dear SORCERY (4)
サハラ・セレクタブル (28)
【企画処】 (343)
週刊三題 (333)
その他参加物 (10)
【資料庫】 (15)
【落書帳】 (6)
【詩歌帳】 (6)
【雑記帳】 (322)
【読書棚】 (30)
【遊戯倉】 (24)
path. (4)
decide: (3)
ユー録FW (16)

記事録

交友関係

このブログをリンクに追加する

(RSSリンク)

(QRコード)

QR

@long_month からのツイート