日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)聞いてくれと君はいう

師走です。寒いです。忙しないです_(:3 」∠)_

はたと気付けば此方での更新に間が空いてしまっていますね。ツイッタ(小日記)では断片
的な思いなどをぽつぽつと呟いているのですが、如何せんこうしてある程度の規模とレベル
の文章に起こそうとするには相応の手間なり思考の整理なりが必要でして……。

まぁ、要は何てことはないのですが。
というのも今月に入ってすぐ、執筆モードに入ってるからなんですよねφ(=_=;) ユー録の
四十五章──第Ⅳ部中編開始の準備なう、なのです。
加えて、先日向こうやツイッタで報告もしたためたのですが、同作が累計ユニーク8000人を
突破したりもしてm(_ _)m<この場を借りて改めて御礼申し上げます

だからこそ、元よりそんな気はないにせよ、相変わらず気が抜けない……。
されど自身へ絡みつくコレジャナイ感──魍魎の如く湧いて出てくる不安の類は消えること
なく、現在進行形で四苦八苦している状態(まぁいつもの事か)創作中毒絶賛発動中。
例の如く進捗度合いはツイッタで呟いているので、参照していただければ。
尚、この雑記の執筆現在で既に2/3くらいは書き進んでいる状態なので、UPは来週分の三題を
挟みつつ週末~週明け辺りになるかなと思われます\_へ(・ω・へ)


……師走に入って僕という片隅の物書きがえっせらこっせら文字を起こしている間も、世間
様はまたもや大きな騒ぎを抱えているようですね。
言わずもがな、特定秘密保護法案に関してのゴタゴタです。
先日には衆議院を通過し、昨日は参院の委員会でも通過、会期末の今日にも採決が行われる
可能性という情勢のようです。
しかしまぁ……ちらっとメディア方々を流し読むに「飽きもせずよくやるよ」ですね。
法案に反対する有志によるデモ、総力戦とでも言うような報道業界や各種著名人、ひいては
外国のお偉いさんまで引っ張り出しての大合唱──。……おい、創作の表現規制の時に何故
やらなかった?結局はてめぇらのまんまが本音なんじゃないのか?(怒)
右巻きな人達はスパイ天国状態を脱する為に、現実にある脅威の為に必要だの云々。
左巻きな人達は情報を隠蔽するなど許さん!知る権利を侵す!現代の治安維持法だ!云々。
方々でイデオロギー闘争の会場となっているさまを目撃する今日この頃です。
何というか……相変わらず下手なんですよねえ、この国の議論──折衝ってものは。
(特定秘密にする期間が定期じゃないとか)勿論今回の法案がパーフェクツな訳ではなかろ
うもので、国会で「議論」するならばそこを詰めて研ぎ澄ましていくのが先ず筋でしょうに
(取り止める判断はその後でもいい筈)とにかく悪法だの廃案にしろの一点張り。一方通す
側も通す側で(どうせ潰す気なのだし長々と話しても無駄だと思っているから?)その叫び
をスルーしちゃえという姿が悪目立ちしてしまっているのが何とも。

今に始まったことではないにせよ、でも少なくとも今回思いに至るのはこの一連の騒ぎが切
欠であることには間違いなく、本当、人というのは分かり合うことはできないのだなぁと思
わされます。
尤も、多分やりようはあるのでしょう。相手が何を考え、伝えたいのか。それを知ることに
根気強くあれば、話し合うという営み自体は丸っきり不可能という訳でもない……筈。
しかし現実はどうか。
むしろ逆な人々が多過ぎる気がします。とにかく……叫ぶ。自分達の思い通りではない世界
は間違っていると言い、この主張は正しいと信じ、言葉の物量作戦ばかりを敢行するきらい。
僕は思います。
この社会の方々にいる皆さんも多かれ少なかれ感じていることではないかと思うのですが、
それ「だけ」では──きっと“暴力”的になるだけだと思うのです。

本筋から逸れそうで逸れない話をしましょう。以前より僕は、とある生放送のコミュニティ
にリスナーとして通っています。気付けばMCさんに常連と認識されてもいます(苦笑)
その方は読書家で、普段は心理学徒(カウンセラーの卵)をやっているそうです。故にしば
しば人と人が関わることに関し興味深い刺激をもたらしてもくれます。
曰く、人間というのは「聞いて欲しい生き物」なのだそうです。
だからカウンセリングに来る人がいる。それは彼・彼女がそれまで自分の思い(本音)を誰
にも──厳密には聞いて欲しい相手に──聞いて貰えなかったという苦い経験をしてきたか
らに他ならない訳です。自分も療養の中で経験者の一人であって、知識としてもこのことは
身に染めてその通りだと感じるのですが、基本的にカウンセリングというのは「与える」事
ではないのです。
むしろ彼・彼女の声を「聞く」。これが一にも二にもで、むしろクライアントは誰かに自分
の思いを伝えられた、その経験と過程で得た“気付き”でもって“自分から治る”のです。
カウンセラーは聞き手であって、たまにその気付きにそっと背中を押してあげる……できる
ことは結局それぐらいなのだと(付け加えるなら相手の境遇に呑み込まれ過ぎないこと?)

戻ります。そして回想の如く、僕はこうしたオンラインでの語らいと気付きを、今現在政治
のレベルでも繰り広げられているこれらOne or Nothingな闘争の構図と結びつけながら見て
しまうのです。

いわゆる反対派(かれら)も“聞いて欲しい”のだろうか……?

拗れている政局、紛糾する──するように煽られている世間。これほどまでにがなり立てる
人々が露出しているというのは、もしかしたら彼ら個々の深層に、先述のような“聞いてく
れなかった”辛酸があるのではないか? 共鳴しているのは個別具体的な今回の法案という
よりは、むしろそうした押し込めてきた思いを吐き出せる場所として、人々が目をつけたが
故ではないか? そう、邪推が過ぎるかもしれませんが、眺めてしまうのですよね……。

──嗚呼、面倒臭い。なんて人間ってのは面倒臭いんだ……。
僕の本音はこれであります。そしてこれらは事実で、先のコミュ主さんも「そうだよ?」と
念頭に置きながら暮らしている、ある種の定理でもあるのです。
だけども、じゃあ「はいはい。分かった分かった」とやり過ごせばいいんだというものでも
ないのだと思うのです。この(繰り返しますが)面倒臭い僕ら皆の性を、僕らは決して邪険
に扱ってはならないのだと考える──身に染みて経験してきたからです。

とある「A」を肯定し、進めようとする人達がいる。
一方で「A」を否定し、在ってはならないとする人達がいる。
或いは彼らほど白黒をつけられず、つける気もなく、時に傍迷惑だと煙たがる人達もいる。

……何がそうさせたのでしょう? 彼らを隔て、分かり合えなくしているものは、一体何な
のでしょう?
きっと思いはそれぞれにある筈なのです。今回の法案騒ぎで言えば、現実にある周辺国が向
けてくる脅威であり、この国は長らく貶められて続けてきた(ので復権しなければ)という
思いが在るし、一方でその動き自体が不穏当だと、自分達の望む世界ではないという思いが
在り、或いはそうしてぶつかり合う諍い自体に厭気を覚えてならないという思いも生まれて
そう久しくはない。
ただ……“下手”なのでしょうね。僕らは皆。まだまだ。
「伝える」ことも力づくで押せば本物になると(ごく一部の人達は)思っている節があるし、
だから「聞く」方も相手の思いを話半分でしか受け取ろうとしない。自分達にない思考回路
があれば互いに所謂レッテルをつけることで補い、分かった気になってしまっている。

──でも、そこが駄目なんだと思います。
(再三ですが)確かにそれは面倒臭い。その本質が「俺の思い通りにしろ!」だの「俺の話
を聞けー!」という叫びであるのならば、確かに鬱陶しい。加えてぎゃんぎゃん喚かれるの
であれば、余計に聞く側だって余力の一つや二つ失せてしまってもおかしくないものです。
以前より僕が使っている『所詮人間ってのは“自分勝手”だ』という弁も、もしかしなくて
もここに繋がっているような気がしますしね……。

──でも、だから踏ん張らないといけないんだと思います。
じゃあもうこっちはこっちで好き勝手やろうぜ! というのもまた「違う」んですよね。
何の為の理性なのだろう? 何の為の政治なのだろう? 何の為の集団なのだろう?
話せば分かるとか、人類皆兄弟とか、別にそんなお花畑全開の理想論を押し付けたい訳じゃ
ない。ただ僕らはよりよく生きる為に寄り添ってきた筈で、或いは互いに領分なるものらを
設けてきた筈で。そこで本当に自分達(みうち)以外を「閉ざして」しまったら何も“聞け”
なくなってしまう。自分達(みうち)の言葉ばかりでセカイを覆い尽くしてしまう。そこを
踏ん張り「開き」続けることが、長い目で見て対立する人々を和らげることにもなる筈だと、
僕は思うのですけれど……。

争いは、厭だ。

それは間違いなく僕という人間の「聞いて欲しい」ことで。
だけども多分、この先もきっと絶えることはないであろうもので。

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  1. 2013/12/06(金) 15:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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