日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)夢を見るというハナシ

(・ω・)ノ<ドウモ すっかり秋めいてきましたね。
やはり先日の台風が暑さを持っていってくれたようです。個人的には一番好きな季節です。
尤も、やはり今回も大水で、各地で少なからぬ被害・犠牲が出てしまったようですが……。

近況報告としてましては──劇的な変化はなく、されど創る楽しさで過ごした一週間ほどで
ありました。ユー録はなろうさんにて地道にアクセスやブクマ数を刻んでいますし、三題は
現在88本とキリ番。11月末には100本の大台に達する計算です。
……ただ、ちょっぴり(いや結構に?)怖いというか不安というか。
少し前の筆力の不調から脱し、またもさもさ書けているとはいえ、この繰り返しはいつまで
続くのだろう? 続けていいのだろう? あまり宜しくない意味で腰を落ち着けてしまって
はいないだろうか──?
そんな事をぼうっと、随分と涼しくなった中で思ったりします。

「慣れ」というものは、良し悪しにつけ人間の性質なんですよねえ……。
人伝ではありますが、某ベテラン作家さん曰く『自分の歳でも安定しないものだ。その若さ
で安定されて堪るか』みたいな、そんな弁があるとかないとか。
ツイッタ(小日記)でもしばしば自身漏らしていますが、安定して書(描)けない状態を
つい自分は“駄目なこと”と断じて悶えるのですけれど……違うのですよね。そこじゃない。
書けるか否かではなく、質の如何で考え悩み、自身を変革していくべきな訳でφ(=_=;)

贅沢な悩み、と言えば……まぁそうなのですけどね。
ただ狭くなる、忘れてしまうように思うのです。
Aという眼がある、Bという眼がある、いやいやCという眼もある──自分たち創作人が、
そして今の世の中を善く生きるにも大事であろう「多彩を知ること」を、自分は安定という
美名の下に等閑にはしていまいか……?

──先日、部屋でじっと作業をしていて、ふと存外に差し込む光が以前よりも早く失せる、
暗くなるようになったなぁと感じた瞬間がありました。

それだけ、時は移ろい日が短くなったということ。
そしてそれは何より、自分がそれだけ“光”の中にいる、そのことに慣れていた証でもある
のだろうとも思うのです。

皆が皆そうしろ、なんてことは言いません。
だけどそんな眩い場所にただ留まるだけではなく、敢えて“闇”の中から“光”を観てみる
のも、或いは“闇”自体を覗き込んでみるのも、時には自他より迫られること……なのかも
しれません。


大分タイムリーさからは外れますが、東京五輪が決まりましたね。2020年──七年後ですか。
東京は言わずもがな震災と原発事故がありますし、イスタンブールは隣国シリアの内戦の影
響が憂慮され、当初はやっぱマドリードなのかなぁと思っていましたが、委員達の投票では
最初に脱落という結果に。……何というか、三者傷だらけの末って感じです。

……。まぁ正直な話、オリンピックには興味ないんですけどね。
僕自身、体育会系なノリが嫌い(スポーツ愛なるものが無い)だからというのも大いに影響
しているのだと思いますが、むしろ決まったら決まったでミーハーに騒ぎ出す画面の向こう
の人々のさまに興醒めしていたくらいで……。
どうでもいい。好きな人達でやっててくれ(同じ感慨の人は少なくない筈)──。
そこまで冷めているというのは、きっと大きく二つあるんだろうなぁと思うのです。
一つは、利権。
ご存知のことかと思いますが、招致活動(というかIOC委員への接待的なこと)にはかなりの
費用が掛かっています。それを東京は過去数回とやってきたのですから、そんな金があるなら
もっと内政に使ってくれよ……というのが素直な感想でして。
あと「平和の祭典」っていう標榜も大嫌いですね。こうして大金が絡むし、国の面子なんて
ものも持ち込まれるのが常。そもそもの起源が古代都市国家が競い合うの“軍事演習”だった
訳ですから、先ずもって後付なのですけど。
だから、そういう裏の諸々を知っているだけに“輝かしいスポーツの祭典”という光の部分
だけを意識的にみることなんて僕にはできそうもないのです(捻くれ者ですね。はい)
二つは、反骨心。
皆さんは覚えているでしょうか? 石原都知事(当時)が前回の五輪招致の際、国民の支持
が低いことをぶつけられると『けしからん。覇気が無い。でかい夢を見せてやろうってのに』
的なことを言い放ったのを。
……あれでもう僕は駄目でしたね。押し付けてくるな、放っとけと。
かねがね思想家は実務家になるべきじゃない(権力を持ってしまうと、自分の理想を政策に
結び付けて押し付けがちだから)と自分は考えているのですが、彼はまさにその典型みたい
な御仁だと思うのです。
五輪とてどうせ「祭り」であって、ケではなくハレである。
経済効果などメリットもあると理解はしているのですが、何もそんな遠回しなことをせずとも
「政治」をきちんとやってくれればいいのに……と思うのですよ。

──さてはて、前置きが長くなってしまいました。
という訳で、今回は「夢」とそれらに関わる「現実」についてのぼやきをつらつらと。

私事ですが、先日近しい身内に相談?を受けました。
曰く、経済的な理由で夢(好きなこと)を諦めなければいけないかもしれない、と。
まぁ半分は答えは出ていたんですよね。
金が無いなら貯めればいい──それは当人もちゃんと認識していて、頑張って働く・我慢
すると表明はしていたのです。
ただ……当人が悩んでいたのは、そうして「夢を諦めさせられる辛さ」で。もっと突っ込ん
で解釈していいのなら、僕は助言するよりはただその辛さが吐き出されるのを聞いていれば
よかったのでしょう。

「やりたいようにやるには、やっぱり街に出て行くしかないんよなあ。金かぁ……」
「自分が責任を全部背負い込めれば誰も文句は言わないんだろうけど……そんなのは不可能
な話だからなぁ。そりゃ火の粉を浴びるかもしれない、リスクが来るかもしれないと予想で
きてしまえば、他人からあれこれ言われるだろうよ」
「夢を諦めたくないっていうけどさ……。生活費を稼ぐ日々で人生を消費していくってのが
大抵の人なんだと思うよ?」

なのについまた“説教”をしてしまった。
何より自分自身の夢──物書きをひた隠しにして斜に構え、そんな能書きを垂れてしまった。

「その夢、頑張れ」と僕はあの時言うべきだったのでしょうか? 当人が諦めざるをえない
状況に陥る、その経緯を多少なりとも知っているから、卑怯にも「常識人」ぶってしまった
のでしょうか?
……他人のそれを見て、思ったのです。
嗚呼、何と現代人の夢は“包囲”されているんだなぁと。
当たり前と言えば当たり前のことなのですが、物書きにしろ何にしろ、その道のプロになる
ということは、ほぼイコールそれでお金を稼ぐこと、他人を巻き込むということです。
ですが……逆に考えると、それは即ち「既にそうなるよう仕組みが張り巡らされている」と
いうことであるとも言えると思うのです。
作家であれば出版社、その登竜門としての各種文学賞(公募)。
僕らは夢を抱いてそこへ自作を投ずる訳ですが、そんなプロセスを取り仕切る側からすれば
作品達は「芸術」ではなく、きっと「商品予備軍」なのでしょう。当たり前と言えば当たり
前のことですが、その“包囲”網に──僕は愕然とします。

所詮、金なのかな……。

身も蓋も無い。だけど多分、システムとして維持される為には、人はやはりそうした価値観
と仕組みを使わざるを得ないのでしょうね。そしてそれ(ある種の絶望感)を受け入れても
尚、僕らは各々の「夢」をこれら利益の鋳型達に注ぎ込んでもいい覚悟を持てるのか──?

……もっと先輩世代の方々からすれば、きっと苛々する云いなんでしょうけどね。
(主に物質的に)満たされているだろうに、ぶつくさと……。
それでも、へしゃげられているのだと僕は思います。
好きなことで生きることを、さも邪道と眉を顰められる。もしかしたら自分達がそうなれな
かったからこそ、怨嗟で以って「普通」や「平凡」へ引き摺り下ろそう(諦めさせよう)と
するのかもしれない。

『夢っていうのは、呪いと同じなんだ。呪いを解くには夢を叶えるしかない。
 けど、途中で夢を挫折した者は、一生呪われたまま……らしい(仮面ライダー555 より)』

その夢を見続けるのか、いつか別なものに上書きするのか。
それとも無難という名の普遍的な多難を、多くがそうしたように辿るのか。或いは……。

貴方なら、どう思いますか? 生きていますか?

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  1. 2013/09/19(木) 18:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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