日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)何度も廻って何度も見つめて

お盆休みも終わり──ですが暑さは絶賛ロスタイムです\(^q^)/

(少なくとも自分の住んでいる地域では)何だか暑さの質がお盆の前後で変わってきている
ような気がします。以前はじりじり焼かれるような暑さだったのに、ここ暫くは蒸し焼きに
してくるかのような暑さに為っている、気が_(:3 」∠)_
ダメージは蓄積します。皆さんも熱中症にはくれぐれもお気を付けください。
ちなみに自分のおすすめな涼は塩を振ったスイカです。こんにちは、長月です。

……実は先日からスランプ?状態でした。
厳密に言うと自身の物書きに対するコレジャナイ感が存外に膨らんでのたうち回っていたと
いうかヾ(:3ノシヾ)ノシ
まぁ前回の雑記、更新の時点でその兆候はあったんですけどもね。
結論?から言えば、同じようなテーマ・方向性(具体的には不寛容さなどの社会問題)に対
する思考で頭が凝り固まっていたのが一因なのだと思います(尤もある程度、それは自身の
性分なり創作源なりに同義なんですが……)
ともあれ、硬い思考を一旦しっかり脇に置いて創作メモを走らせる──ただ「楽しむ」時間
を取ったことで、塞いでいた気分は晴れてくれましたm(_ _;)m

相変わらず暑さは続くようです。作業能率はどうしても下がります。
だけどもこの一越えもまた、自分にとっての糧になっていけばいいですね(・_・)φ


──思えば当庵の雑記も、長らく時事問題を梃子に延々と思考を捏ね繰り回す内容が続いて
いたように思います。
更新ツイートでも「コラム的性格が強いです。あしからず」と後書は付けているのですが、
やはりこうして振り返ってみると……狭い。同じような命題についてぐるぐる思考をループ
させている、そのさまをネットの海に垂れ流してはドヤ顔している(ように取られうる)、
そんな自分がふいっと格好悪く馬鹿らしいと思えてきたのが多分、今回(また)躓いた切欠
だったのかなぁ?と。
思索とは“筋道を立てて深く考えること”です。なのにその道を「環状」にしてしまっては
世話ないのですよ。どうしたって内々に篭った愉悦に堕ちてしまう。ただ開け広げればいい
という訳でもないけれど、僕個人の(自身の日々是アップデートという)大よその目的から
すれば、やはりこう「狭く」なってしまうのは宜しくない訳で……。

カネモウケに邁進する者達。そのあの手この手。
そんな中で、文学やら何やらの、本来金儲けとは別の処に意味を見出しているもの達にすら
群がり、金蔓としていく(ある意味肯定的なハングリー精神だけども)あこぎさ。
棄てられていく倫理と個の思い、それでも満足せず、彼らは彼らの望むセカイを作り出す為
に様々な御旗をあちらで振り回し、こちらで振り回し。
その希求も彼らからみれば彼らの個の思い、思い描く秩序ではあるけれど、そうしてセカイ
に争いが満ちる。嗚呼厭だと言ってみても既に僕らはそうした構造に包囲されていて、戦わ
なければ、時に冷徹になれなければ、不利益を被っても当然とされる──。

ざっくり今までの僕の思考をなぞれば、全部ではないでしょうがこんな嘆きなのでしょうか。
多分もう綺麗さっぱり捨てることは出来ないだろうし、これからも折に触れて眉を顰め、時
には逆に頬を緩めて言葉を繰るのでしょう。
……だけど、それ「だけ」じゃあきっと足りないんだなって、最近は思い直しています。
いや、厳密に言えば足りないではなく「そこまで手前が言及する義理なんてあるのかよ?」
という、もう一人の自分からのつっこみであったり冷笑であったり、でしょうか。

一口に物書き(創作)と言っても色々なタイプが在ります。
己個人の趣味で構わないという方もいれば、同好の士達と交わることにやり甲斐を見出して
いる方もいます。そして僕のように“物申す”ことと表裏一体な書き手も、またいます。
別にどれがよくてどれが悪いという訳ではないのです。動機・目的はそれぞれに違って当た
り前ですし、その営みで精神が癒され鍛えられ、持続と向上が成されていれば創作世界らも
本懐だろうと思います。
ただ……少なくとも僕のような、物申す型の創作に関しては何というか、慢心と引け腰が入
れ替わり立ち替わりして厄介だなぁという感触があるのですよね。
要するに『そこ(物語)に“主張”を込めて、じゃあ誰が得をする?』という話なのです。
俺得なら、それでいいんだと胸を張って──突っ撥ねて貫ける胆力があればもっと気が楽な
のかもしれませんが、僕という人間ではそれがやっぱり「悪い」ことのように思えてしまう。
かといってかねがね吐露しているようにエンターティナー精神(利他性)に富んでいるかと
いうと間違いなく怪しく、そうなると結局自分の書(描)いたものに興味・関心を示してく
れる──何処かで同族な人達ばかりを相手にすることになる……。
はてさて、それで本当にいいのだろうか? 結局他人を巻き込んで悦に浸っているだけでは
ないのか? 大抵は「だって好きだから」に落ち着くのかもしれないけど、そうして自身の
営みに免罪符を与え続けることは“逃げ”ではないか──口実にして利他性にも寄り添える
可能性を放棄してはいまいか?とも思ったりで……。

そうして繰り返してきた、過熱した創作人的愉悦からハッと我に返った時の不安のコンボ。
分かってはいるはいるのです。それこそ「棲み分け」ていればいい。創作に限らず人の好み
はジャンルというもので無数に枝分かれしているものであって、その一角にいるだけの自分
がその全体の住人にまで気を遣らなければいけないなんてことはない。それこそ弁えを欠く
態度だとも言える──。
それでも、多分ここまで僕が波のように不安に襲われるというのは、潜在的に自身の言葉が
「説教」だと「似非論文」だという認識があるから、なんでしょうね。人には相手を裁くな、
許せ放っておけという癖に、自分はしっかりぶつくさ文句を垂れている──その矛盾という
か書き手であることの高慢さが、脳裏を掠めて戒め続けているのかなと考えます。

何故だろう? 創作って、もっと楽しいものじゃなかったっけ?
ツイッタなどネットの海で自身の創作を、他の創作人さんとの交流でワイワイしている人達
を横目にして──そして自分の掌に目を落として、あれ? 何で僕は……こうずっと自分を
縛り上げ続けているんだろう?

他の創作人さんからモチベーションの類で悩みを聞いた時、僕自身も「自分の『好きだから』
を優先しようよと」しばしば返答はしています。
だけどそれは、楽観主義的な意味合い(好きって素晴らしい!みたいな)で返した言葉では
ないと思うのです。
むしろ、それは悲観的な意味合いなんだと僕は考えています。
書き手は(差異はあれど)自己顕示欲があるから創作をしている部分があり、受け手も自分
の愉しみなり糧なりの為にそれらを求める(=娯楽)。だから結局どちらも「自分勝手」な
訳で、そこで先にこちらが折れてばかりではきっと心が頷かない、この営みは長続きしない
だろう──そういう長い目で見た上での打算的な意味合いであって。

僕の書(描)いた思いは言葉は、きっと誰かの娯楽の為に消費される。
解っていなかった訳じゃないけれど、そこに思いを致した時、僕ははたと乱暴に暗渠の中へ
と放り込まれたような心地になります。そしてそれらを照らす道標は、おそらく自分(我)
をおいて他には無い──。

考え過ぎでしょうか? ……いやでも、やはり覚悟が足りないなと思います。
読まれるに耐えうるクオリティであること、そこへと磨き上げ続ける精神は勿論としても、
今や人々の創作はややもすれば「消耗品」であり「商品」である事実に、何よりもわざわざ
言葉にして“物申す”その業深い(利他的に為り切れない高慢さゆえの)僕の性質に、どれ
だけ自分はコミットできるのか? 胸を張ることができるのか……?

僕がおかしいからなのでしょうが、やっぱり自分はただ楽しむというのが苦手なんだなぁと
再確認させられた今日この頃であります。

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  1. 2013/08/22(木) 01:30:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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