日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)君と僕の、意識の矛先

暑さが最早人を殺しにかかってるレベル……_(:3 」∠)_
高知では連日40℃超えなんて炎暑だそうじゃないですか。人間の体温なら間違いなく寝込ん
でいる値ですよ(まぁ気温と体温ではまた勝手が違うのかもしれませんが)

そんなこのお盆の暑さの中ですが、ユー録の四十一章、何とか更新しましたφ(=_=;)
そして涼しい時間──腰を据えて頭を万全にして、取り組める時間──に拘って一層執筆が
細分化されたからか、蓋を開いてみれば3万字超というもっさり分量となりました\(^q^)/
何気にこの大台は本編序盤以来だったりします。

……何といいますか、書いても書いても、考えても考えても不安なのですよね。
言い訳がましいとは承知で綴りますが、こう暑さに茹るような環境だと頭が~は勿論、自身
不覚な状態でものを考え、書(描)くことになりかねん訳で。そうなると物語の質は担保
されるのか? いやそもそも(漠然とした)自分の文章というものをキープできるのか?
いやいやそれ以前に自分はこんな思考・嗜好・技巧でいいのだろうか?と、どんどん疑心が
膨らんでしまい……_| ̄|○

それでも、先日でユー録もなろうさんにして累計70000PV、三題も累計50万文字を突破する
ことができました。これも拙作らを手に取ってくださった皆さんがいるからこそ、自分も続
けてこられたのだと思います。既に活報やツイッタ(小日記)では言及していますが、改め
て御礼申し上げますm(_ _)m

これまで積み重ねてきたものは大切にして、より昇華して。
でもそれだけじゃなく、もっと広く豊かな感性と思考を持ちたいなぁと願う今日この頃。


先日、僕はとあるフォロワーさんのウェブラジオにお邪魔していました。
その方は自分よりもずっと博識で何よりも理知的で、その日も例の如く難しいお話(ご本人
曰くおっさんのぼやき、だそうですが)をなさっていました。

主に語り合ったのは──日本再生。要はこのままじゃいかんでしょ、日本は。的なこと。
ご存知のように、今この国は猛烈に少子高齢化が進行しています。
持ち前だった技術力も、継承する人材がなければ失われます。いやそれ以上に年配の方々を
中心として過去の栄光を覚えているからこそ、国の仕組みが時代に間に合っていない。それ
を未だに放置している。だから根本的に──例えば教育から改革し『富を持ってきてくれる
国民』を作ることに力を入れないと、この国は滅ぶよ? 少なくとも小泉首相の頃に社会の
方向性を新自由主義的な方へ舵を切ってしまったのだからもう後戻りは出来ないんだよ? 
一体何でお偉いさんはまごついているんだ? ……とまぁ、ざっくり記憶を辿ってみる限り
そんなお話でしたね。

理屈は、分かるんです。とても理知的で現実的な思考なんですよねぇ。
だからこそ、僕がそうした世界を相手に“富の収奪戦”をせねばならぬ現実というものを厭
って、つい「もっと金儲けにガッツリ派とまったり派みたいに、分かれててもいいような社
会の方がいいなぁ」などと発言すると、彼に「理想論だね」「運用面のバランスはどうする
んだい?」「共産主義的だね」などと論破?されてしまいました(苦笑)
実際、こういうモデルが理想論──今の資本主義がその金儲けレースから意図的に零れる者
を(消費者or生産者として)許す訳もなく、何より両派に分かれた所で社会全体の利便性の
維持を前者だけに押し付けるのか? ガッツリ派からの「お前らだけ楽しやがって」的怨嗟
が目に見える、或いは後者にばかり流れて経済が成り立たなくなる?可能性もある……そん
な諸々の、ざっと想定してみるだけでもこれだけの課題があること故──なのは僕も重々承
知なのですけけどね。……しかし流石に、共産主義者呼ばわりされるとは思わなかった。

(このラジオ主さんを批判するものではありません。あくまで、僕個人の雑感です)
……それでも、僕はやはりそういう向きには加わりたくないと思っている、そう件のラジオ
に耳を傾けている中で再確認していました。
要するに嫌儲的なだけ、なのかもしれませんが。でもそこに思いを致す理由・原因というの
はほぼ間違いなく、こうした“お前も富を持って来なければならない”という社会のある種
の強制力が厭だからという点に他ならないのだと自己分析しています。
あんた達でやっててくれよ……(引け腰)みたいなスタンスとでも言いましょうか。
頭では「個」の経済活動が「全」の経済であるとは分かっていても、身体が感性がそういう
集束──“巻き込まれる”のを厭っている、とでもいうような。
とはいえ、実際こういう態度はとても「感覚的」なもので「自分勝手」であるのだろうなと
いう認識はしているつもりです。
事実、邁進してきた経済活動によって今の便利な暮らしが担保されてきた訳です。その上に
胡坐をかいている癖に、その活動群に与しないというのは……矛盾というか、卑怯というか。
だからこそ皆この社会で金儲けに汗を流さねばならないし、だからこそ僕らは社会に囚われ
ている──というような感覚を持ってしまうのですけれど。

僕自身、その生活形態が故に主夫的な役回りがままあるのですが、そうして日々の少なから
ぬ時間をエネルギーを“家事”へと費やされる・捌いている中でふと思うのです。

──巷の強い国にするんだ!論の思いとは、換言するならば『全然家事を手伝ってくれない
家人らに対する主婦(夫)の苛立ち』に近いのではないか──?

即ち『こっちは全体維持の為に必死になっているのに、てめぇら(個々人)は好き勝手ばっ
かりしやがって……!』ということ。苛立ち、焦りを含めた思い。
(先の「まったり派」を許さない突き上げ、経済全体のバランスがそれでは保てないじゃな
いか、といった問題もここに絡んできますね)
件のラジオ主さんはもっと淡白に、客観的に観た上で語っていた印象がありますが、少なく
とも巷の再強国論?というのはややもするとそうした(中々に一方的な)苛立ちが含まれて
いやしないかと僕は考えるのですよね……。

こうして日常レベルに換言すれば、彼ら(強い国を!な人々)の心理も分からなくはない。
ラジオ主さんのお話のように日本は長らく下り坂ですし、最近では某国らの軍事的挑発も度
が過ぎている──もしかしたら国土が喰われるかもしれないという懸念が付きまといます。
……だけども、それらは他人を全方位で掌握することの理由──正当性とイコールではない
筈です。そこを事あるごとに持ち出してくるのも、あまり宜しくはない。
正直言って、僕は国が衰えてしまうことにさほど危機感が無いのです。
そもそもずっと栄え続ける国は無いのですし、それを延ばす為に抗う努力することまで否定
はしませんが、絶対に滅ぼさない!繁栄し続けるんだ!という気概は、僕個人というレベル
ではやはり薄いんだよなぁというのが実感で……。
(まぁそれでも、いざ国が破綻しましたとなるとインフラなどで確実に不便は被りますし、
みみっちくぼやきはするのでしょうけども)

ある正しさというのはAという一つの「色」です。
それらがBやCと妥協──混ざり合ってグラデーションと為ることを許さない(現在の風潮
がある)以上、その色を推し進めることは即ち、他の「色」を塗り潰していくことに他なら
ない筈なのです。
(尤も政治なり各種闘争自体、所詮そういうパワーゲームなんだよ!とも嘯けますが……)
多分、僕が現実的な世界との駆け引きという「理性」より、ああ厭だ厭だと「感情」を先ず
脳裏に過ぎらせてしまうのは──自身の論理的思考の不足もあれど──そうした邁進、その
末の画一的な非寛容な未来を想像してしまうからなのでしょう。
既に、以前よりその兆候は現れて久しい筈です。確かに巷には色んな“意見”があるけれど、
では彼らは手を取り合い、或いは諭し合いより善いものへと昇華されているだろうか……?
少なくとも現在の社会を見ている限り、そうであるようには思えません。むしろこちら側の
「色」に、価値観に、常識に従わない相手を哂い、攻撃することばかりではありませんか。

──自分のセカイにあらざるものらを許し、放っておく。
それを人ができない限り「強い国」論もまた、同じ轍を踏むような気がします。
第一、国は人に資する為に作られたものであって、その維持の為に人が在るのではない筈。
なのにやれ結婚しないだの、子供を作らないだの、物を買わないだのと文句をつける。
「愚かな国民」だと何だのと言いますが、そういう土壌を作ってきたのは突き詰めれば社会
以外の、お互い様以外の何物でもなく、またそんな僕ら愚民を煽って権力の座を得てきたの
が議員先生などである訳です。……一方的に「悪者」扱いされるのは、納得いかない。
より多くの人が、先ずもって自分から賢者であること。
そう在れるに越したことはないのは勿論ですが、愚かさ故に滅ぶというのならばそれもまた
「民意」なのだろう、ある意味人間らしさではある──そう僕は思っています。
『苛立つ主婦(夫)』の焦りは分からなくもありませんが、だからといってそれを“正義”
とした所で、結局は押し付けではないでしょうか? 結局は苛立つ彼らの望むセカイを作り
上げる、気に入る「色」にセカイを染め上げる──その為に都合の悪いものを駆逐する際の
方便になるだけではないかと思うのです。
……政治、経済、文化、思想、その他諸々。
どれもこれも、誰も彼も、望む望まぬを関係なしに、もう戦わないと存在することすら許さ
れないのだろうか? 塗り潰し合うしかないのだろうか……?

右過ぎだ、左過ぎだ──お上や学者さんや市民団体、果ては民草の皆さんは言いますが。
それは本当に「皆」の為ですか? いや、貴方(達)の満足の為でしょう?
文字通り統一された「秩序」なんてものは幻想なのです。雑多な「個」が不思議とバランス
を取り合っているのが、多分実際の「秩序」というものではないのかと思うのです。

季節はお盆です。ご先祖達があの世からこの世に戻ってくる季節です。
『彼らの死を無駄にさせない為にも──』
『同じような犠牲を出さない為にも──』
そうやって喧嘩ばかりしていて、彼らは一体どんな表情(かお)をしていることやら。

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  1. 2013/08/14(水) 18:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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