日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)電脳の海と振りかざす人々

先日より入院していた家のワンコが、無事退院しました(´=ω=)-3 ヨカッタ…
元よりお婆ちゃんな年齢なので、流石に完全回復で帰って来た訳ではないのですが、それで
も家族の一員として余生を目一杯可愛がってあげようと思います。

さて、今月も既に残り一週間を切っていますね。
自分といえば、かねてよりのプロット作成を続けている所でして。
──進捗状況:第Ⅳ部終了\(^o^)/
当初は亀足な作成でしたが、作り続ける内に慣れてきたのか、中盤以降はかなりトントンで
進めることができました。また折りにつけ見直すことはするにしても、一旦休息を挟んだ後
になるにしても、来月には執筆を再開できそうですφ(=_=;) ヤレヤレ…
お待たせしました。引き続き気長に、生温かい眼でお付き合い頂ければ幸いです。

……ただ正直、同時にこの順調さ?というのが怖くもあるのですよね……。
ざっくり言うと天狗になっていないか? 調子に乗って他人に絡み過ぎていないか?
多分おそらくきっと、それらは要らぬ心配ではある(実際そんなにお前は注目なんぞされて
ねぇよ的な意味で)のでしょうけども、長年の性分だからかどうしても他者に対してハイに
接する自分がいると戒めている節があったりして……。

うーん……。結局の所、腹を括れるかどうかってことなのかな。


既にご存知の方も多いと思いますが、今度の参院選より、インターネットによる選挙活動が
可能となりました。
個人的には、これでただ車を走らせ名前を連呼されるだけの選挙戦(この「戦」という表記
自体、僕は好きじゃないのですけど)が少しでもマシになる──候補者とその主張をまとめ
たページができうることなどに期待をしている処です。
(まぁ口先では何とも言える、というのは変わらないんですけどね)

……但し、法改正で解禁となったとはいえ、丸々自由という訳でもないようで。
選挙期間中(投票日の前日まで)は公私問わず発信できるようになったとはいえ、
・運動用の電子メールの送信者は候補者・政党のみ可
・いわゆる候補者へのなりすましやネガティブキャンペーン、サイト改竄の禁止
・運動用文書の拡散の禁止・規制(上記二項との兼ね合いか)
・そもそも未成年者による選挙運動の禁止(極論、ツイッタでRTしても法律違反に?)
など、改正法が規制する項目も少なからずあります。
推測の域ではありますが、やはり政治家の面々にも“警戒感”があるのでしょうね。
なりすまし、ネガキャン禁止を明記してありますからね。まぁ実際現実に、少なからぬ人々
がネットの口撃で被害を被っているさまを観ているのだから無理もない話なのですが。

だからこの点(お上にすら警戒されているさま)は、僕らユーザーは真摯に受け止めなけれ
ばならないと思うのです。よくよく自戒し、理知的であらんとすべきだと思うのです。
最近では、自身の失態──病院で番号呼ばわりされてキレた──を散々に叩かれ、延焼させ
られた挙句自殺?してしまった県議の一件があったりします。
(マスメディアは「だからネットは怖い」とか言ってますが、あんたらも共犯ですよ……)
持論として、僕個人は必ずしもネットがイコール悪だとは思っていません。
ネットだろうがリアルだろうが“口の悪い”人間が(潜在的に)いるという事実は変わらず、
あくまでネットというツールがその匿名性などによって発露しやすくなっているという現象
論であると考えています(現実と同様、性質の悪い人もいればいい人だっていますから)
……それでも、ネットにまつわるネガティブなイメージは如何ともし難いものがあります。

日々電子の海を飛び交う罵詈雑言。
“正義”を振りかざして憚らぬ人々。
或いは(最早風物詩な)投下され続けるネタポスト。

結局のところ所謂スルースキルというか、一々相手にする必要性も義務もない、個々人の理
性とリテラシーが試されているのだと言い放ってはみても、内心そこまで人間は「清く」は
なれないんだろうなぁというある種の諦観だけはしつこく意識にこびり付いていて……。

特に厄介なのは“正義”を振りかざす人々だと思います。
何かしら、誰かの「失態」が判明する→その反感を多くが共有する・反社会的であるとの
“判決”が下されると、一斉に正義感に駆られた──義憤の人々が声を荒げる。
確かに、個々の声はそう大きなものではないのかもしれません。
しかし塵も積もれば山となるというか、徒党を組むことの威圧力というか、口撃も百件・千件
・万件と積み重なれば、最早いち個人だけでは抱えきれない──往々にして退路すら断たれた
泥沼に引きずり込まれてしまう……。
確かに、その人に落ち度があったのかもしれない。
だけど本当に彼らが立ち上がる必要があったのだろうか? 炎上対象を時には死に追い遣る
ことが真に“正義”であるのだろうか? と僕はどうしても眉間に皺を寄せてしまいます。
……先のスルースキル云々の話とも被りますが、大体において殆どの人は「外野」なのです。
本来ならトラブルになった当事者同士で話し合って(拗れれば裁判にもなって)解決されれ
ばいいものを、どうにも今日びのトラブルというのは要らぬ外野が両陣営にまとわり付いて
肥大化させ、無駄に拗らせ、そのねちっこさで以って“発火”させてしまっているような気
がしてならないのですよね……。

個人対個人のそれも、また然りで。
……僕もまた、そもそもにこうして首を突っ込む必要も義務もないのですけど、現状として
この世の中は“議論をしたい人”ばかりじゃないと思うのです。
つい弱みを吐いてしまう、誰かに聞いて欲しいだけだった──そこまで猛烈なリアクション
まで求めていない人だっていたろうにも関わらず、往々にして妙な正義感を発揮させた人々
は言葉を漏らした彼らを『説教』する。或いは無理くり『議論』に引っ張り出そうとする。
議論というのは、前提として噛み合い難い各々の意思を伝え合い、再構築するものであって、
相手にその気がないのに「議論しようぜ!」とか「逃げるか、なら愚か者だ」と押し付ける
のは……違うじゃないですか。結局“俺の求める意見になれ”ってだけじゃないですか。
前回の雑記でも似たようなことを言っていますが、そんなこと──「説教」して回っていた
ら、そりゃあ皆がスルースキル発動──喋らないのが一番だなんて考えちゃいますよ。
……やっぱりおかしいというか、何とも理不尽な構図というか。
表向きは“浅慮な言動は慎みたまえ”と理知的に(皮を被って)謂うのに、そういった口を
挟む原動力が少なからぬ情動で占められているなんて世話ないなぁと思うのです。

愛も、憎悪も、同じ人間という奴の姿だから──。
そうは言っても、こうして“私刑”化してゆく社会というのは危うい筈です。罪と罰の原型
は確かにコミュニティ内の私刑(排除・浄化)であるとしても、文明の利器を得た現代の僕
達がそんな時代に逆戻りするような流れを作ろうとしているというのは、皮肉というか……。

そりゃあ、お上も(自分達の首を懸けた戦にネットが食い込むことに)警戒するでしょうよ。
或いは「世論」様の仰る通りに、監視社会をこしらえていくでしょうよ。
『勝った方が正義だ』なんてのはしばしば云われる弁ですが、かといってそれを恥じること
なく叫んでいるというのは……何ともみっともないとは思いませんか?

自由・平等の果て──いち弊害として、個々の“私感”が肥大化した現代。
僕らは今、その理性と品格を試されているのだと思うのです。

スポンサーサイト
  1. 2013/06/27(木) 18:00:00|
  2. 【雑記帳】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<(企画)週刊三題「夏の雑想」 | ホーム | (企画)週刊三題「沙時計」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://higurasisouann.blog27.fc2.com/tb.php/330-6a5d3bf3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
します。

訪問者累計

最新記事

最新発言

検索窓

月別履歴

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

分類/索引

【案内板】 (2)
【小説:短編】 (20)
本の蟲 (1)
硝子野不動産店 (1)
夏の日の幻影 (1)
四番線の彼女 (1)
夢視の宿 (1)
線を曳く町 (1)
炬燵の神様 (1)
三者三盗噺 (1)
色眼鏡 (1)
奴らは攻城戦師 (1)
詰め替える (1)
同じ籠の狢 (1)
二十年後の遺言 (1)
轍の先 (1)
水に流せば (1)
真夜中の御二柱 (1)
いつか見た夢 (1)
神様達の初詣 (1)
白い花束 (1)
丸の代償 (1)
【小説:長編】 (150)
Amethyst League (6)
アンティーク・ノート (3)
ユウキのヒカリ (5)
NIGHT GUNNERS (5)
レディ・ルーン-Bonds of RU'MEL- (6)
ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle- (88)
死に損いのデッドレス (5)
Dear SORCERY (4)
サハラ・セレクタブル (28)
【企画処】 (343)
週刊三題 (333)
その他参加物 (10)
【資料庫】 (15)
【落書帳】 (6)
【詩歌帳】 (6)
【雑記帳】 (323)
【読書棚】 (30)
【遊戯倉】 (24)
path. (4)
decide: (3)
ユー録FW (16)

記事録

交友関係

このブログをリンクに追加する

(RSSリンク)

(QRコード)

QR

@long_month からのツイート