日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(企画)週刊三題「機械仕掛けのウィル」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:屋敷、機械、主従】


 とある時代のとある国に、壮年の科学者が住んでおりました。
 彼は若くしてその才能を発揮し、人々を助ける機械人形を世に生み出しました。
 その姿形は目的に応じて様々なタイプがいましたが、彼らは総じて主となった者に対して
忠実であり、よく働きよく尽くしました。
 故に、必然として、この国において機械人形達はなくてはならない人々のパートナーとな
っていきました。
 人々は、時の権力者らは、この科学者を大いに讃えました。
 多くの富と名誉が彼にもたらされました。たとえ彼自身、そういったものに興味がない事
実があっても、人々はよく褒めよく与えました。
 故に、結果として、彼は若くして屈指の持つ者となりました。
 それでも彼は決してその財を浪費することはなく、人々と機械人形達の社会をより良くす
る為の研究に使いました。或いは国内外の、様々な理由で苦しい生活を送らざるをえなくな
ってしまった人々へと国へと、何度となく寄付をしました。
 更に人々は彼を褒め讃えました。
『何という人格者なのだろう!』『まさに彼こそ国の宝だ!』
 しかし一方で、徐々に彼を批判する者達も散見されるようになりました。
『何てことはない、あいつは偽善者なんだ。大金が自分の下にあるのが怖いのさ』
『その通り! 機械人形を作ることで、あいつは俺達の仕事を奪ったんだ!』

 やがて彼は、活動の場を王都からとある地方の町に移しました。
 曰く、静かに研究をしたい。緑豊かな方が家族の為にもなる。
 この頃彼は所帯持ちとなっていました。
 今となってはその馴れ初めを語れる者はいません。ただ断片的な記録を辿るに、どうやら
彼が有名になっていった途上、苦悩する彼を献身的に支えた女性であったそうです。
 喧騒を嫌い、彼は穏やかなる日々を求めました。
 あまり我を出さない自身の性格ゆえ、妻との仲も悪くなく、二人は三人の子宝にも恵まれ
ました。
 そして三十路も越えた頃、彼は移り住んだその町の外れに自身の屋敷を建てました。
 とはいっても、実質は館という程度のものです。彼自身のたっての希望もあり華美な装飾
は一切なく、それは林の中にそっと佇む質素な味わいの洋館でした。
 彼が望んだ穏やかな日々が過ぎていきました。
 彼と妻と、女・男・男の三人の子供達──そして彼ら家族に仕えた三人の機械人形達の、
合わせて八人がこの館に暮らしました。
 一体はアルファと呼ばれた、痩身長身の機械人形でした。
 感情回路はあまり豊かではありませんでしたが、二本の腕の他に三対の補助アームを背と
肩に備えており、日用大工から主の研究補助に至るまでその器用さを身上としていました。
 一体はベータと呼ばれた、太っちょな身体の機械人形でした。
 感情回路はやや高度。にも関わらず性格はとてもゆったりマイペースであり、三体随一の
力持ち。集落で一度土砂崩れなどが起きればその力は遺憾なく発揮され、そうでない平時も
育ち盛りの子供達にじゃれ付かれ抱き付かれ、良き玩具(こもりやく)でありました。
 一体はシータと呼ばれた、三体唯一の女性型の機械人形でした。
 彼女には人間を越える手先の器用さも、何十万馬力の怪力もありません。ただ三体の中で
その感情回路は群を抜いて優れており、妻と共によく夫妻に尽くし、時には不在の折、母親
代わりを務めることすらありました。
 平凡だけども幸せな日々が過ぎていきました。
 確かに子供達の成長に伴い長女は賢しらになり、長男は父の有名さを理解して立ち回るよ
うになり、末子は父のような天才でないことに悩んだりもしましたが、彼は満足でした。
 普通(それ)でよかったのです。
 ただ彼は望みました。名誉が欲しかったのではない、お金が欲しかったのではない。
 ただ人々が、できる限り自分の周りの人々が、幸せに暮らせる世の中になって欲しいと願
い続けていたのです。

 ──それでも、穏やかな日々は永遠ではありません。
 彼も妻も歳をとり過ぎたのです。彼はある時病に倒れ、何度か入退院を繰り返しながら、
ゆっくりとそして確実に衰えていきました。
「……ここ三日が山でしょう。最善は尽くしましたが、その時はご覚悟を決めてください」
 年老いた妻や長年仕えてきた機械人形達は勿論、成人しそれぞれの道に進んでいた子供達
も大慌てで病院に駆けつけました。
「お父、さん……」
「親父っ! 親父っ! 目を開けろよォ!」
「……ごめん。僕がもっと、早く気付いてあげてたら……」
 子供達はそれぞれに悔いていたようにも見えました。
 長女は受け継いだ才覚で以って、女性ながら自身も財を成し、長男は対照的に日銭を元手
として気の合う仲間達を騒々しくも楽しい日々を送っていました。
 そして哀しみと焦り、兄姉の様子に、成人後も地元でこの年老いた両親と暮らしていた末
子は己の見通しの甘さを呪っているかのようでした。
 それから毎日のように、子供達が代わる代わるやって来ては、一日の殆どを眠ったまま過
ごす父の看病に当たりました。
 長女は、まだお父さんがいなければこの国も私も伸びないわと励ましました。
 長男は、国の英雄様がくたばってんじゃねーよ……。生きてくれよと励ましました。
 末子は、ごめんね父さん。僕はいつまで経っても頼ってばかりで……と悔いていました。
 それでも別れの瞬間(とき)は待ってくれませんでした。彼が夜遅く、激しい発作に見舞
われ、病院からの連絡に駆けつけることができたのは妻と機械人形達だけでした。
「あなたっ! あなた……!」
 妻がぼろぼろと涙を流しながらその手を取っていました。彼の心拍を知らせる機器が危険
信号のアラームを鳴らし続けていました。
 医師や看護婦らが走り回ります。国を豊かさに導いてくれた英雄を自分達の手中で亡くさ
せることを恐れているかのようでした。
「……奥サマ」
「生体反応(バイタル)ガ限界ヲ下回リ続ケテイマス」
「マスターハ、モウ……」
 付き添った機械人形達は、自身も正確に主を測れるが故に静かでした。悲痛でした。
 涙を流しながら、それでも尚夫の手を取る妻。
「……ごめんな。でも最後に、言わせて……くれ」
 すると──何と彼は、最期の力を振り絞って目を開け、か細い声を発したのです。
「アルファ、ベータ、シータ……私からの最後の命令だ。彼女を、支えてやってくれ──」

 迷信だと哂う人も多いでしょう。ですが、少なくとも彼ら夫妻はそうでした。
 最期の言葉を残して遂に逝ってしまった彼の後を追うように、数年後妻もまた同じように
衰えて息を引き取りました。
 沈痛でした。再び館に集まった子供達だけではなく、彼の遺言に従い晩年彼女によく尽く
してくれていた機械人形達もまた、人間ほど表情を変えることはできませんでしたが、間違
いなく哀しみの中に沈黙していました。
「……。なあ」
 しかし弔いの後に付きまとうものが人の世にはあります。そう……遺産です。
 兄弟全員一致で両親を同じ墓に葬ってやって数日後、館の一室に集まって黙り込んでいた
中で長男がふっと口を開きました。
「そのさ、どうするんだ? 親父の時はお袋がいたからそのままだったけど、今回ばかりは
二人の遺産っていうか、そういうのをどうしたらいいか決めないと拙いんじゃねぇか?」
「に、兄さん……もうそんな話を? よしてよ! 自分の親が死んだんだよ!?」
「……でも、避けられない問題なのは確かだわ」
 兄だけでなく、姉からも肯定されてしまって、末子はテーブルから身を乗り出した格好の
まま固まるしかありませんでした。
 彼は静かに、色々な悔しさが綯い交ぜになって只々首を横に振っています。だけれど長女
はそのさまを確かに一瞥したにも関わらず、敢えて彼に言葉を掛けることはしません。
「いい? 私達がどんなに弁明しようと、お父さんは機械人形の生みの親なの。実際そうだ
し、周りの人間達もきっと、日を待たずして擦り寄ってくるわ。……お父さんとお母さんが
遺したこれまでの財産を目当てにね」
 末子は泣きそうになる声を押し殺しながらゆっくりと髪を掻き毟り、とすんと席に腰を下
ろし直しました。遺産。その言葉を改めて聞いて、長男が先程からじっと部屋の隅でこちら
を見ている機械人形──長く家族同然に育ってきた三体を見遣ります。
「なら、早い内に取り分を決めちまおう。俺が半分で、お前らは残りを半分ずつだ」
「何言ってるの!? 定職にも就かないあんたにそんな大金預けられるもんですか! その
台詞、そっくり返すわ。この中じゃ私が一番管理も運用もできる。だから私に任せなさい」
「で……でも! 父さんも母さんも、倒れてからの面倒を看てきたのは僕……だよ?」
 長女・長男・次男。三人の視線と主張がぶつかり合っていました。
 テーブル越しに交わった彼らの視線。内一人はどうしても気弱でしたが、それでも諍いに
なったという事実には変わりありません。
 長男は主張しました。財産を継ぐべきはやはり嫡男の自分だろうと。
 長女は反論しました。後顧の憂いを断つ為にも、然るべき者が管理すべきだと。
 次男は哀しみました。全部くれまでとは言わない、だけどもここで争っていては二人に顔
向けできないじゃないかと。
「じゃあどーすりゃいいんだよ!? 俺じゃ不安だ、だからって姉貴に任せっきりにしたら
俺やお前の取り分が減らされるかもしれねぇし……」
「当たり前でしょ。というか、やっぱりあんた、遊ぶ金に使う気だったのね」
「……。と、とにかくだ! 文句が出ちまうならもう三等分しかねぇだろ。それか、親父か
お袋の遺言でも残ってりゃあ話は別だが……」
「ハイ。御座イマス」
 暫し三人の口論が続きました。この館の一室内が刺々しい空気に変わっていました。
 しかしそんな彼らをズッコケ気味にして止めたのは、他でもない、長男のぼやき声に応じ
てそう語った機械人形達でした。
「ま、マジであるのか……?」
「それ本当なの? 私、聞いたことないけど……」
「うん……。僕も初めて……」
 三人、かつての子供達が一斉に、戸惑いながらも機械人形の三体を見遣っていました。
 真ん中に立つのは女性型のシータ。その左右にはそれぞれアルファ、ベータがじっと佇ん
でいます。
「オ伝エ……シマショウカ?」彼女が三体を代表して訊ねてきました。
 勿論、子供達は誰からともなく頷きます。すると彼女たち三体はお互いの顔を見合わせま
した。フッと、機械仕掛けの眉根が下がります。……何処か、今という瞬間を哀しんだかの
ような。
「デハ──」
 それは次の瞬間でした。突然三体が動いたかと思うと、それまでテーブルの上に乗せてあ
った彼の金庫を思いっきり外に投げ飛ばしたのです。
 ここは三階。当然、金庫は大きな音を立ててへしゃげ、大事にしまわれていた札束が夕暮
れの宙に舞いました。
「えっ」「ちょ、ちょっと!?」
「お、お前ら! 一体何を……!?」
「……ドウカ、オ止メニナラナイデクダサイマセ」
「コレガ、マスターカラノ遺言ナノデス」
「サァ、急イデ外ヘ。我々ハ坊チャマ・オ嬢様ニマデ危害ヲ加エル心算ハゴザイマセン」

 程なくして、館は轟々と火の手に包まれていました。
 他ならぬシータ達が点けたものでした。
 それだけではありません。彼女達三体は、その燃え盛る火の中に次々と自分達の主とその
妻が遺した財産──札束を始め金の延べ棒、色々な証券に至るまでをくべていたのです。
「やめて! やめて! 何でこんな事するのよぉ!」
「馬鹿野郎! お前らは親父に作られたんだろうが! 何でその印を自分で無くすような事
をするんだよっ!」
 半ば強制的に館の外に追い出された三人は勿論、騒ぎを聞きつけて集落のご近所さん達も
が集まり始めていました。
 赤々と館を包み込んで燃え続ける炎、その中に消えていく遺産。
 それらを涙目になりながら、怒声を上げながら叫ぶ彼らを背にしても尚、機械人形達は作
業を止めません。
「……まさか、父さんの遺言って……」
 遂には警官達が出動する騒ぎになりました。
 子供達も含め、場にやって来た面々が取り押さえられる中、末子だけは他の二人とは違っ
てある思いに至ります。
「ハイ。オソラク、坊チャマノ想像スルモノト同ジ内容デス」
 気付けばシータが傍まで来ていました。
 態度はあくまで懇切丁寧、着せて貰っていたスカートの裾をついっと摘んで小さく頭を下
げてみせこそしましたが、子供達や皆の驚きはそう簡単に止みません。
「……奥様ノ余生ヲ全力デオ支エスル事、そして“モシ将来、私ノ財産ガ子供達ヲ仲違イサ
セテシマウヨウデアレバ、構ワズソノ一切全テヲ処分シテ欲シイ”──ソレガ、マスターガ
臨終ノ折、私達ニ下サレタ最期ノ命令デス」
 感情が可能な限り人に近い──その特徴もあって、彼女の表情は酷く哀しそうだった。何
よりも悔しそうでした
 おそらくですが、自身も解ってはいたのでしょう。
 命令通りに主の最期の言葉を実行しても、誰も幸せにはならない。だけども自分達は機械
人形で、主の命令には逆らうことができなくて……。
「そんな……。駄目だよ! 今からでも遅くない、すぐに止めて!」
 末子が叫びました。警官らに制止されていた長男と長女も、彼らを掻い潜って遺言の真実
を聞き及び、同じ思いでシータに──その背後で尚も火にくべ続けるアルファとベータを見
つめます。
 ですがその思いは通じませんでした。
 ふるふると、シータはただ「コレガ機械人形(ワタシタチ)ナノデス」と作り物の睫毛を
伏せるだけでした。
「……ソレニ、マダ処分シナケレバナラナイモノガ残ッテイマス」
「えっ」
 そして更に、彼女は言いました。
 振り返ったのは背後の、燃えて朽ちていく館。そのかつての玄関の前で自分を待ってくれ
ている同胞達(アルファとベータ)。
 何事かと思った、次の瞬間。
 あろうことか、彼女はこの二人と一緒にそのまま、燃え盛る火の中へ足を踏み入れ出した
のです。
「ま、待て! お前ら何を──」
「……まさか。貴方達……」
「ハイ」
「ソウデス。我々モ、マスターノ“財産”デスカラ」
 今度はすぐに皆が悟っていました。子供達が、集まった人々が泣き叫び、戸惑いの声をこ
だまさせていました。
「……コレデ、全テノ命令ガ完了シマス」
「ヤット、コレデ我々モマスターノ下ヘ逝ケル……」
「ゴ迷惑ヲオ掛ケシマシタ。……今マデ、有難ウ御座イマシタ」
「ま、待っ──」
 最期の最期、三体はそっと肩越しに振り向いてそう皆に言葉を紡いでいました。
 どうして? 止めてくれ──少なくない時を一緒にした子供達は勿論、機械人形という存
在を自分達のパートナーと思う多くの住民達もまた、声にならない叫びを重ねます。
 それでも、三体の歩む足は紅蓮の方から逸れることはありませんでした。殆ど悲鳴に近い
叫びが三人分、一際大きく響いていました。

 一時代を築いたとある科学者の軌跡がこの日、炎と共に消え去ったのでした。
                                      (了)

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  1. 2013/05/05(日) 18:00:00|
  2. 週刊三題
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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