日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)想うことと実務る(こなす)こと

GWも気付けばもう折り返し過ぎってどういう事だよ……(¦3[_]
何だかここ暫く寝てばっかりでした。疲れているのかなぁ? 春眠暁を覚えずというか。
五月になりましたね。毎年思うのですが、新年度早々に連休があるから余計に少なからぬ人
がだるだるになっちゃうんじゃないの?とか考えてたりします。こんにちは、長月です。

先日より、ユー録の三十八章の執筆を始めています。
ツイッタでもぼつぼつ呟いているのですが……なんともまぁ、毎回飽きもせず苦戦するorz
でも小説──長編系は特にやり取りの積み上げで構成されるものだと思っていますので、そ
の内また感覚もそれっぽく慣れてくると信じて取り組もうと思います。Ⅲ部終了が近い所為
もあって、肩に力が入りがちなのも一因なのやもしれませんねφ(=_=;)

……今に始まった事ではないのですが、自身、自分が書くもの(思索的な部分において)が
どだいニッチというか、万人受けしないものなんだろうなという自覚があります。
結局の所ユーザーさんを二の次にして、愉悦しているだけじゃないのか? 思想と性格に難
があるのではないのか?(ない訳ではない筈ですし)──そんな不安が随時頭をもたげて。
それでも先日、なろうさんにおけるユー録の作品ブクマが過去最高の40人を達成している事
に気付きました。
マイナー勢という群れの中に在る点では変わらないとはいえ、それでも幾許かホッとして、
だけどもすぐにこんな我がままで申し訳ないなぁとも思えて……。

そりゃあ、一人や二人の口撃で筆を置く気は(癪なので)ないですけれども。
でも……いいのかな?
不十分な、少なからず偏った頭で、もさもさ書いて描いて考えて(・_・)φ


今日は憲法記念日のようですね。なので、今回はそれを話題として雑感をば。

既にご存知の通り、先の衆院選で自民党が政権に返り咲いてからの安倍首相の進撃?が止ま
りません(自重していません)。前々から氏自身が語っていたように、彼とその周辺は所謂
復古的改憲論を引っさげその理想を実現たらしめようとしています。
……一応昔は法学徒でしたが、それでも今はもうすっかり素人に毛が生えた程度の自分です。
でも個人的な思いをしたためてよいのなら、是非とも吐き出したい。
正直言って、もう長らく毎年の如くこういう記念日に併せて「変えよう」「変えては駄目だ」
と大雑把に喧嘩し合う現状にはうんざりしています。
法律なんだから、必要があるというのなら変えればいい。
なのに、気付けば憲法というものを色んな人が寄って集ってイデオロギーの道具にしている。
そのことが一介の市民として、僕には何とも歯痒いのです。

(自身の不勉強もありましょうが)ざっとメディア等から拾ってきた両派の意見は、大よそ
こんな感じでしょうか。
<護憲側>
・平和憲法(九条=戦争放棄、軍隊不所持)は絶対に守るべきという主張
 (戦争大嫌い。いわゆる九条信仰?ラディカルな護憲論?)
・安易に改正できるようにしてしまえば、時代の雰囲気に呑まれる危険性を孕むことになる
・(安倍首相のようなタカ派の)改憲案では、国益>基本的人権という意図が在り、危険
<改憲側>
・敗戦後、占領軍に押し付けられた憲法でなく自分達によって憲法を作り直すべき
 (先の復古的改憲論の柱の一つでもある)
・(復古を殊更に主張せずとも)時代に合わせた改正は必要である(=護憲的改憲論)
・国防の重要性──ひいてはそれによって国民の安全を守ること──を蔑ろにするべきでは
 ない(現実の脅威を説く。ラディカルな護憲論に対する批判)

ざっと見れば分かるかなと思うのですが、実際「変えるべきか否か」という論点ではやはり
解決するものではないのですよね。
下位の法律同様、それを制定することで生じるメリット・デメリットというものは少なから
ず存在する。だからこそ、僕らが今後改正議論をするに当たっては「如何変えたいのか」を
広く詳らかにさせることこそが重要である訳です。
……その点では、個人的にも今の安倍首相rを全面支持する訳にはいきませんね。
現在の自民党草案では九条を変えて国防軍を創設する他にも、人権が尊重される際の制限と
して掲げられている『公共の福祉に反しない限り』を『公益及び公の秩序に反してはならない』
という表現に変えていたり、やたら天皇を持ち上げていたり、しまいには国民の義務を強調
したりと(極右)思想が目一杯詰まっていたりします。
(詳しい内容が知りたければネットで検索してみてください。色々な人達が分析・指摘を展開
していますので)

“思想家が実務家になるべきではない”──。
これは自身が、僕という人間を含めて感じている戒めの句です。
人によっては淡白だの冷徹だのと思われるかもしれませんが、実務権力を握る者=政治家の
「思想」がそのまま政治に落とし込まれるのは、かなり危険なのだと思うのです。
歴史的な例を挙げるなら、ヒトラーやムッソリーニのファシズム、その他過去現在に存在し
ている独裁政治の類でしょう。
“○○は△△であるべきだ”というのは権力が決めることじゃない。
権力を縛る側、国民が決めなければきっと公という力は暴走する──。
政治家が最も優先すべきなのは、国民から付託された意思を実行することであって、手前の
いいと思う価値を流布することではないのですから。

……確かに巷ではパワーゲーム、価値観の殲滅戦が日々繰り返されています。
経済的な競争と格差、行き過ぎたと言ってもいい(されど後戻りもできぬ)個人主義、或い
は文化的なマジョリティを賭けた椅子取り合戦。
もしかしたら、復古的改憲論が言う「個人の責任」を強化せしめる思惑とは、肥大した個々
の自我に対する統制という名の復讐……なのかもしれません。
現実としてカオスなセカイ模様を愛することができる人間はそう多くはないでしょうし、故
に「秩序」を整えてしまいたいとの衝動に駆られるのかもしれません。
その点では、そうだとしたら、解るかもしれません。
ヒトは万能なんかじゃない。何でも好き(自由)にすればいいんだ、ではなく、何かしらの
遵守すべきルールはルールとして権力を用いてでも守らせる──ある種、人間不信の片鱗と
でも言うべきかのような……。

だけども、だけども、それを権力がやってはいけないと思うのです。ただの人がやるのとは
まるでもって、その威力は違うのです。
繰り返しますが、思想と実務が綯い交ぜになってはいけない。
政治(あんたたち)は何処までいっても「現実」の住人で、思想(ぼくら)は何処までも
「夢想」から抜け切ることは出来ない、本来直接交わるべきではない者同士なのだから。
確かに自由だの権利だのを(新しく)要求するのは、傍から見れば“煩い”のかもしれない。
それでもそんな自分勝手さがどだい人間が持つ本質の一つなのだから。怨憎も理想も含めた
彼らを調節するのが、政治ってものの役どころなのだから。

法学という学問からも、人間の歴史を仰ぎ見ても、僕個人の経験則程度でも。
ヒトはそう強くないけれど、かといって弱いばかりでもない。
だから政治が社会が「強いお前」や「強い俺達」を押し付けないで欲しいと切に願います。
もっと淡々でいい、事務的でいい。議論が口撃の応酬になってろくに決められないというの
なら、示された“民意”を愚直に実行に移すただそれだけの存在でいい。

……うだうだと言説を垂れるのは、もう僕ら思索人だけで間に合っているんですから。

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  1. 2013/05/03(金) 23:30:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

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