日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)創作人とお客様と

三寒四温=体調もまた二転三転\(^o^)/
う~……だるい_(:3 」∠)_ 自分が罹っている花粉症の飛散は止んだみたいですが、今度は
急に温かくなったことで身体がついてけてない感があります(これも歳の所為か……。

という訳で、やっぱりもう一回ユー録の執筆を……というのは難しそうです。
まぁ以前より月一更新+αのペースに戻して身を労わろうという思案はあった訳で、輝石譚
が〆を付けられたのでようやっと実現できる状況になった訳で。

“創るペースさえ落とせば心身は楽になる。そう思っていた時期が自分にもありました”

ですが何てことはない。いざ落としてみても、存外楽を感じる瞬間はそう多くないですね。
三題やら雑記やら、結局何か書(描)いていないと物足りない感触が既に染み付いてしまっ
ている所為もあるのでしょうけれど。
嗚呼、これもまた一つ宜しくない方向で時の流れか……(´=ω=)φ
嘆いた所で詮無く、受け入れる以外の選択肢も何もないのですが、それでも人間ってのは何
かと「欲」を湧かすもので。

どれだけ書いても描いても考えても、きっと完全な“答え”なんて出ないのだけど。
ただ、その希求が単なる諍いにしか為らないのなら、いっそ……とは思うことも。


(注意:今回は愚痴成分多めです)

他人からの受け売りになりますが、僕自身、至言の一つとして留めているものがあります。
それは『具体的・建設的意見には耳を傾けろ。だけど“俺の気に入る通りにしろ”といった
意見には耳を貸すな』というもので。
自身も含め、こうして物書き──創作人をやっている中で、僕は少なからず批判に晒され、
時にはぐったりと項垂れて筆を置いてしまう同志を見かけることもあります。

『批判されるのが嫌なら創作なんてしなければいいのに』
『所詮、自己満足かよ』
『あ~……幻滅した。こいつ、性格悪いな』

誰しも通る道、競争原理に照らせばそこでへこたれるから負けるんだ──等と色々正当化は
できるのでしょうが、正直、昨今の容赦ない創作者への口撃はげんなりするものがあります。
(勿論、中にはその創作人当人の言動がもたらした災いもあるのですが)
素朴に思います。
何故、ここまで叩かれなければいけないんだろう?と。流石に理不尽じゃないか?と。
表現している側なんだから我慢しろ、聞き入れろ、それが当たり前だという論理が現実体勢
を占めている訳ですが、はてさてそれは所詮「俺達(受け手側)の方が有利」と解っている
からこその強気なのではないかと、折につけて思ってしまうのですよね……。

そもそもに、創作人に聖人君子さを求めること自体が間違っています。
個人的見解ではありますが、創作をやっている人間なんてのは大抵が「変わり者」なんだと
思っています。商業作家とのもなれば周りの方々との、その立場が故、他者に奉仕すること
を要請されますが、どだい創作行為そのものの根っこは“我欲”ではありませんか? 何か
自身が思うことを吐き出したい、形にしたい──そういった欲求が形になった(或いはそう
いう者らを商売に引き込んでいく)のが一般に消費される創作物というもので……。
一応、個々が聖人君子たろうとは努めることはできます。
ですが、創作人であれそうではない人々であれ、本来そんな高徳を身につけられるなんて人
はごくごくレアケースな筈で。なのに、いざ表現者の肩書きを持って登場すると、ここぞと
言わんばかりに人々から粗探しに遭う光景をしばしば目にします。……そして僕は、そんな
構図にげんなりとします。

あくまで他人の意見表明を手に取ってみる、そこで個々人が様々に想ってくれれば──。

創作物というのはそんないち「材料」に「利用」する程度でいい思うのに、何故か世の中に
は表明者個人の人格にまで飛び掛って一緒に否定しないと気が済まない方もいるようです。
それが、一介の創作人として残念に思うことでもあります。
(そんなに完璧な思想・他人が欲しいなら、哲学や宗教を訪ねてくださいよ……)
ネットを通じて表現者個々人の平素の思いを知る、そこから更に著された作品世界が何を意
図していたのかを再咀嚼することができる──。
僕自身も当庵やツイッタでそんなことを願いながら時折呟いているのですが、周囲遠方を見
渡してみるに、どうにもヒトは必ずしもそう穏やかなやり取りばかりではないようで……。

勿論「おい書いたぞ読めよ」と哂いながら放り投げるのは如何なものかとは思います。
じゃあ一方で「精々、俺達を満足させてみせろ」と見下してくる──云いは悪いかもですが
所謂“お客様”感覚で、端っから戦闘体勢で待ち構えられるのも如何なものか。
(個人的感覚ですが)創作っていつからそんなにガンを飛ばし合う世界になったのだろう?
特にサブカルはその傾向が強いと思うのですが、そもそも創作って「内輪」なんですよね。
誰かが創ったのを似た畑の愛好家らが寄って行ってワイワイと楽しみ、そうしている内に他
の誰かが(ネズミ講的な広がりで)また新しく物語を生み出す──それだけの世界であった
ように思うのです(今で言う同人ですね)。
なので、そこへ愉しませてみろと“お客様”が流入してくると、どうにもぎこちなくなるの
が、こうしたある種閉じた界隈の辿る悲運ではないのだろうか……?と。
思うに、そうやって少なからず攻撃されること前提で創らざるを得ないとなれば、そりゃあ
商業的に受けている様式のn番煎じで無難に通ろうとする作り手だって増えますよ。しかし
今度はそれをまた寄って集って批判する──彼ら個々人の「好き」を犠牲にしてまで需要に
応えようとしたのかもしれないのに──のが昨今なのですが。

「書き手は」伝わるように書くよう努めなければならない。
「書き手は」他人の思いに寄り添わなければならない。

ちょっと、僕には納得できない部分が否めません。
勿論、小難しくならないよう、気は配ります。良い文章とは何か? 日々考えています。
それでも「話せば分かる」と誰にも胸襟を開くことの虚しさを知らない僕らではない訳で。
端っから議論も思考材料も二の次にして批評家を演じようとしている誰かに、さてこちらの
思うことは伝わるのでしょうか? そんな態度の原動力に個々の日頃の鬱憤──怨憎がある
のだと考えることは、そんなにいけないことなのでしょうか?
人間というのは、元々からそんなに高潔ではないんですよ。当然と言えば当然ですけれど。
(だからこそ、逆説的に求めてしまう……という心理はあるのかもしれませんね)
──書き手が努力さえすれば分かって貰えるんだ。
──人間の感情(こころ)とは常に美しいものだ。
そんな前提こそ、僕には書き手の高慢であるように思えます。
少なくとも僕はそれほどヒューマニスト(人間信奉者)ではありません。滅びる時は滅びる
のだろうなと思っていますし、それでも足掻くなら足掻けばいい。泥臭くても「人間的」で
ある姿にこそ愛しさを見出したい──そんなオカシイ人種なのですから。

……嗚呼、最早これとて単なる怨み節ですね(だから責任転嫁だの傲慢だのと言われるのか)
ただ、言わせてください。
創り手だって一個の人間です。本来そう“必要”でもない営みに手を出したという人種でも
あり、歪んだり捻くれた性根を持つ者だって少なくない筈なのです。なのに、殊更物語世界
から彼らを美化し、勝手に幻滅され、あまつさえ口撃を一方的に甘んじて受けなければなら
ないというのは流石に酷ではありませんか? だからせめて、自分がそうなった姿を想像し
ながら言葉を選んで欲しいのです(ぶっちゃけ創作は「地味」ですからね)
……まぁ「100人のアンチがいても、10人のファンの為に書ける」ぐらいの気概がないとやっ
ていけないなんて云いも、結構に事実ではあるのですけども。

もう一度言います。実際に人格者な創作人など非常に希少種です。
創作のエネルギーとは、多くは何かしら屈折した想いを端に発していると考えます。それら
からの変遷で創り手個人が「昇華」という名の演出はできても、一度形成された(自他共に)
宜しくない心根は周囲が想像する以上に拗れ、禍根を残すものだと僕は実感しています。
どう思うか、何を批判するかは自由ですが、相手の徳のなさを責めること自体の徳のなさに
どうか自覚を持ってください。
誠を示さない相手に誠を返す必要は、本来ないのです。

批評・議論大いに結構。そうやって互いに得るものがあるなら歓迎すらしたい。
でも──貴方の口撃によって誰かの創造の芽が蝕まれ摘まれてしまうのであれば、これほど
哀しいことはないと思うのですが。

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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