日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)○○でなければならないと云う時

四月「もうすぐ会えるね……///」 \No,thank you(いいえ。結構です)/

気付けばもう三月も終わりに近付いてきました。近所の裏山の桜も次々開花し、春の足音は
着実に至近距離に迫ってきています。そして花粉という要らんものを送り付けてく(ry
時の流れが早過ぎるのよ……(:3 _ )= こんにちは、長月です。

先日、ユー録の三十六章をUPしました。現在の第Ⅲ部も終局へまっしぐらです。
去年の晩春にこしらえた当部のプロットもあと少し。自分の場合、ある程度まとめて作って
いる場合が多いので、こうして執筆→消化されていくのをみると我ながら中々感慨深いもの
がありますね。
……尤も今度新しくこしらえる時分になれば、もっと綿密に筋書き書くようにしたいと決心
している処ですが(;=_=)φ(←執筆に苦戦した日々を思い、自戒するの図

先日一先ずの〆を結んだ『死に損いデッドレス』や短編系の『週刊三題』など、気付いてみ
れば自分は長いこと書くことにノルマを作ってしまっていたように思います。
まぁ仮にこれがお仕事ならばある程度当然な向きもありましょうが、現状趣味レベルである
以上はある種「毒」になりうる心構えでもあるんですよね……。
“創らなければ”よりも“創りたい”を大切に。
かねてより自身に言い聞かせているモットー(?)なのですが、ふと筆を走らせている中で
どんどん前者へと前のめりになってしまってはブレーキを掛け直して、という瞬間の何とも
多い事か。
おそらくは、物語に思索を込め過ぎることが一因にあるのでしょう。
それよりはもっと誰かに手に取って貰えるように、文章それ自体への創意工夫をすべきでは
ないかと、ここ暫くはまた「思考」を(考えるベクトルを再調整)している感じです。

真な意味での「創造」を大切に、楽しんで書いていきたいものですね。

(3/29追記)なろうさんでのユー録が累計58000PV、5200ユニークを突破しました。
この場を借りて、改めて御礼申し上げますm(_ _)m


……という訳で、今回は「○○なければ」ということに関し雑考を綴ってみたく。

自分も物書きの端くれゆえ、他の方と同じように(その思いの強さに程度差はあれ)いつか
この営みでご飯が食べられればいいなーとは、全く思わない訳ではありません。
ただ、これは前も(言い訳がましく)どこぞで吐露していることなのですが、仮にデビュー
できたとして、はたして「お仕事」と「好き」のバランスを僕は取ってゆけるのだろうか?
そう──皮算用も甚だしいとはいえ──不安が先走って結局いわゆる公募には手を出せてい
ないまま現在に至ります。
(あと応募要項に合わせて書くってのが結構難しいんですよ……(苦笑)頁超過とか。まぁ
怖気づいてる&面倒臭がりなだけではあるんですが)

別に作家だけではありません。
一般的にお仕事=ご飯を食べる為=カネモウケです。
それは事実ですし、他人様を巻き込んで何かをする訳ですから“好き勝手”が中々できない
のは当然の要請であるとも思います。
ただ……そのイコール式「だけ」で全ての人間が生きられるのか? という自問自答には、
僕自身は長らくNOを強く抱いて(だからクズいのですけどね)──。

『金儲けをしなきゃいけない』
『理不尽を我慢しなければいけない』
『求められていることを成さなければいけない』

捻くれ者だから、はいはいコミュ障コミュ障、というか。
僕はこういう、○○なければならない、というのは使い所を間違うと──それしかないのだ
と強要してしまうと、メンタル的にもフィジカル的にも人を殺す言葉だと思っています。
物書きという範疇の中でも、それは然り。
生活の為に金になるものを書かなければならない。
そうなると、自身の創造性という博打よりも、現状市場で受けている(或いは受けてきた)
物語達を参考にせざるをえません。リアルの生計という確実性・生産性の為には、奔放なる
創造性よりもそういった既存の「要素のパズル」を組み直して焼き直すという営みにシフト
していくものではないかと考えるのです。
そうなると、創作は本当に“作業”に為っていきます。
まぁ論理的思考がベースな方ならそれも受け入れこなしていってしまうのかもしれません。
ですが、少なくとも僕という人間はどうやら感覚的なものをアウトプットしている節がある
のでそういう状況に自分を置いたとしたら、その後の転落っぷり(自滅さ?)が容易に想像
できてしまって……(膝から崩れ落ちる

同じく物書きな(知り合いの)方の中には、それでも果敢に小説賞に挑む人々がいます。
中には「自分の言葉が価値を持てるようになるには、先ず権力(権威?)を手に入れなけれ
ばならない」と言い切り言い聞かせ、時に人的コネクションがある受賞者に先を越されると
怨嗟の声を吐き出す……なんて方もいたりします。
だからこそ、思うのですよね。
○○しなければならないという価値の中へと無闇に閉じ込められた僕らは、どれだけ豊かな
セカイを放棄して(されて)しまっているのだろう?と。

AもBもCも……という状況を「間引く」ことをしないと、現実的に実務的にやっていけぬ
のかもしれません。秩序を尊び好む人は、確実にいます。
だけども、果たしてそれらを、間引かれる人らに何処まで正当化できるのでしょうか?
要するにこれも『価値観の殲滅戦』なんですよね。
「とにかく働け。金儲けをしろ」という価値観とそれらに基づく秩序の中に生きている人に
とっては「まぁのんびりやろうや」だったり或いは「働きたくない」な人間は邪魔な訳です。
カネが回っていくことを前提としている以上、そういった者らは“異分子”な訳です。
……ただそういった理屈は、多分に『憎悪』が混じっているよなーとも僕は思うわけで。

一つ例を出しましょう。
先日、兵庫県の某市議会で「生活保護適正化条例」なるものが可決されたそうです。
これは市長肝入りの法案で、生保受給者の金遣いを見張り、不適切な浪費(パチンコ等)が
あれば報告を市民の責務とする……といった内容です。これによって不正受給や一般生活者
とのアンバランスさを是正しよう。そういった意図があるようです。
まぁ、気持ちは分からなくもないのですがね……。自分達の血税が他人のパチンコ代に消え
ていると知っていい気になる人はいないでしょうし。
ただかねてより、この法案には人権侵害・憲法違反のおそれがあるといった反対意見・指摘
も根強くあります。監視社会を助長するのでは?といった懸念もあります。
(当の市長は「訴えればいい。当然のことをしようとしているだけだ」と仰っていますが)
これが恐いのです。
○○しなければならない──例えば金儲け、節制、供給者の奉仕精神──これが本音(憎悪)
を論理でコーティングされて使われ始めた時、社会は個を殺し、創造は効率の下位となり、
従わない者を排除する「閉じた」セカイを生み出し始めます。
……そうして秩序が生まれるのだ、という見方も、ある意味間違ってはいません。
ただその守るべき世界とやらの為に犠牲にされる少なからぬもの達を想うと、僕はどうして
もそれがすっかり「正しい」とは思えないのですよね……。

「思想自体の正しさ」とそれを実現させしむ「手段の正しさ」は別物な筈なのですが、如何
せんそこが一緒になってしまっていることが多くなっているような、いや事実多い世の中。
○○だから××なべきなのだ、だからお前達は“悪”なのだ──そう叫びながら人々の憎悪
の喧伝と地均しは今日も飽きずに続きます。間違いなく明日も明後日も明々後日も。

……何とも生き辛い。
尤もそんな感慨ですら、所詮は僕個人の「私怨」から来ているのでしょうけども。

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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